最後まで見逃せない年内IPO特集。

例年、12月のIPOは年間で最も多くなります。(年間件数の2割)
知名度が高い大型IPOや、将来性が期待できるスタートアップ企業のIPOが登場することもあり、12月は要注目です。
2022年12月の注目IPOや、例年12月のIPOが多くなる理由を紹介します。
目次
12月のIPOは年間件数の2割と多い!
年間の2~3割のIPO件数が12月に集中します。
※下記の表は11月21日時点の件数。これからまだまだ12月IPOが決まり、割合は増加します。
件数が多くなる理由のひとつに、3月決算の企業が多いというのがあります。
3月決算 ⇒ 6月末までに決算書を作成。その後、上場の準備や審査で12月に集中する。
また、今年中に上場したいという駆け込み的な要素もあるようです。
12月は抽選資金が足りなくなるので選別が必要

12月はIPOが多く、すべてのIPOに申し込むと抽選資金はすぐに枯渇します。
そこで、IPOの評価が高く、予想利益が高いものを中心に参加しましょう!
IPOの参加不参加を見極める投資家の選別が始まる為、人気が低いIPOの公募割れリスクも高くなります。
また 同じ12月でも後半になるほど、抽選資金は枯渇しやすくなります。
IPOのスケジュールを管理し、応募忘れもないようご注意ください。
12月の注目IPOは8社!
2022年12月のIPOは、26社の上場が予定されています。
その中で、注目のIPOを8社 紹介します。
抽選資金が限られている方は、この中から参加するIPOを選んでみてください。
予想損益は100株あたりの金額です。
IPO | 予想損益 | 抽選資金 BB期間 |
備考 |
---|---|---|---|
12/13 property technologies |
9.9万円~ 11.3万円 |
29.2万円 11/25~12/1 |
iBuyerプラットフォーム「KAITRY」を通じた中古住宅の買取、リノベーション済中古住宅・戸建住宅の販売。まだ投資家の資金に余裕がある12月前半のIPOで資金が集まりやすい |
12/16 Rebase |
3.2万円~ 6.2万円 |
8.8万円 11/30~12/6 |
レンタルスペース予約プラットフォーム「インスタベース」等のサービスの提供。 需給的にも初値が上昇しやすいIPO |
12/16 フーディソン |
2.2万円~ 6.2万円 |
22.2万円 12/1~12/7 |
生鮮流通プラットフォーム提供事業。BtoBコマースが伸びている。 上場後に化ける可能性をやや秘めているIPO |
12/16 オープンワーク |
5.8万円~ 14.6万円 |
29.2万円 12/1~12/7 |
個人が投稿した社員クチコミを基盤とするワーキングデータプラットフォーム。 黒字回しているというだけで他のIPOより安心感あり |
12/20 monoAI technology |
3.5万円~ 8.7万円 |
6.3万円 12/5~12/9 |
メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の運営。 成長性期待で買われるか?需給も絞られており上昇しやすい |
12/20 INFORICH |
-3万円~ 26.4万円 |
44万円 12/5~12/9 |
モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」の運営。 需給が極端に絞られており、価格が上下に動きやすい |
12/21 note |
-3千円~ 1.5万円 |
3万円 12/6~12/12 |
メディアプラットフォーム「note」の運営 需給と知名度で上昇しやすいが、業績面に注力するとマイナスの可能性もややあり |
12/22 jig.jp |
1万円~ 2.5万円 |
3.1万円 12/7~12/13 |
ライブ配信サービス「ふわっち」の運営 は需給が絞られており、初値が上昇しやすい |
12月は毎年、人気IPOが出てくるので非常に楽しみです。
ちなみに12月IPOではないんですが、11/30上場のウェルプレイド・ライゼストは人気化しそうですので、参加が個人的にオススメです。
【追記。初値売りで50.3万円の利益となりました】
注目度は高いが公募割れリスクがあるIPO
注目度は高いが、初値には期待ができないIPOです。
証券会社は事前に開設を!抽選資金不要もおすすめ!
IPOの申し込みに、おすすめの証券会社は下記で紹介しています。
カブスルはこちらで紹介する3社だけでIPOに72回 当選しています。
全当選数の54.1%になり、オススメの根拠となっています。
証券会社 | カブスルの当選数 | 2022年の IPO実績 |
備考 |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 19回 | 58社 全体の63% |
幹事数が多く100%平等抽選。 カブスルのメイン証券会社。 |
SMBC日興証券 | 25回 | 47社 全体の51% |
主幹事数が多く平等抽選で当選チャンスあり。 妻の当選数が多く相性がいい。 |
SBI証券 | 30回 | 90社 全体の98% |
人気IPO(IT系)の主幹事が多い。幹事数も多い。 |
ワンポイント
SMBC日興証券のダイレクトコースは、平等抽選で落選後、ステージ制による再抽選があります。
新規口座開設から3ヶ月間はブロンズクラスとなり、抽選券が1票もらえます。
今から口座開設しておくと、12月IPOの再抽選に参加できるのでオススメです。
抽選資金不要の証券会社は上場ラッシュ時に助かる!
12月はIPOラッシュで抽選資金が不足しがちですが、抽選時に資金が必要ない証券会社があります。
下記の証券会社は、入金ゼロでIPOに応募できます。
証券会社 | IPO実績 2022年 |
備考 |
---|---|---|
松井証券 | 56社 全体の61% |
幹事数が増えてきたネット証券大手。 キャッシュバック最大5,500円 |
野村證券 | 27社 39% |
いわずと知れた大手証券会社。主幹事も多くオススメ。 カブスルは5回当選。 |
岡三オンライン | 39社 42% |
委託で回ってくる幹事数が多い。 口座開設+1回の取引で3,500円もらえる |
SBIネオトレード証券 | 19社 21% |
幹事数はSBI HDの完全子会社となり増加傾向。平等抽選。旧:ライブスター証券。 |
DMM.com証券 | 7社 8% |
2019年からIPOを取扱いで穴場。 |

証券会社の口座開設は通常、翌日~1週間程度ですが、年末のIPOラッシュ時期に口座開設が混雑すると、遅くなる可能性もあります。
証券会社の口座開設は無料でできますので、主要な証券会社は口座開設を事前にしておきましょう。
落選してもポイントが貯まるSBI証券、IPO申し込み時の抽選資金が不要のSBIネオトレード証券や松井証券と、現金6千円+最大5,500円のキャッシュバックがもらえる庶民のIPO限定の口座開設タイアップ企画を行っています。
その他、各証券会社でお得な口座開設タイアップ企画を行っています。
IPOラッシュ時によくあるご質問
IPOラッシュ時によく頂くご質問を下記にまとめておりますので、参考にしてみて下さい。
- どのIPOに申し込めばいい?
- どの証券会社に入金して申し込めばいい?
- 抽選申し込みは100株でOK?など。
利益が10万円を超えた12月のIPO
例年、12月はIPOが集中する為か投資家も集まりやすいようです。
IPOの初値売りにより 利益が10万円を超すIPOも多く誕生しています。
時期 | 初値売りで10万円を超えた銘柄 |
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2022年 |
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2021年 |
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2020年 | |
2019年 |
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今年中に、あとひとつくらいはIPOに当選しておきたいですね!
