湖北工業(6524):IPO上場情報
湖北工業は、リード端子事業(アルミ電解コンデンサ用リード端子の製造・販売)、光部品・デバイス事業(光ファイバ通信網用光部品の製造・販売等)をグループとして行っている企業です。
リード端子の製造・販売は国内顧客向け。
光部品・デバイスの製造・販売は国内顧客および海外顧客向け。
リード端子事業
生活家電・情報通信機器・自動車等の、内部に電子基板を持つ製品に搭載されるアルミ電解コンデンサの主要構成部品であるリード端子の製造販売。1959年の設立当初からの創業事業。
日系アルミ電解コンデンサメーカーのASEAN地域、中国等への海外進出に呼応し、マレーシア、中国・東莞、中国・蘇州の3拠点に子会社を設立して生産。各生産拠点においては、同一設備、同一生産方法で生産を行うと共に、BCP(事業継続計画)に対応する体制を構築しており、長きに亘り安定供給を継続。
アルミ電解コンデンサは急速に電装化の進む自動車 (CASE)、 通信分野 (5G)、産業機器(ロボット化)など、活躍の場が広がっています。
光部品・デバイス事業
光ファイバ通信の機器や光モジュールに使用される「光部品(FA製品)」および「光デバイス(YD製品)」を製造販売。スマートフォンやIoT機器など、 様々な情報機器が普及するにつれ、 情報通信の需要も爆発的に増加。
特に1955年より高信頼性(水深6,000メートルの海底で25年間故障せず機能し続けること)が要求される光アイソレータの製造販売に携わってます。
主に海底ケーブル向けに製造販売。
設立は1959年8月。
同社の従業員数は2021年10月末で160名、平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は13.7年、平均年間給与は666.7万円。
グループは同社と連結子会社5社で構成。
湖北工業のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、湖北工業の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
湖北工業の上場日
湖北工業のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/12/6 (月) ~ 12/9 (木) |
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仮条件 | 3,840円~4,000円 (抽選資金:38.4万円 ~ 40万円) | ||
当選口数 | 29,900口 | ||
発行済株式数 | 9,000,000株 | オファリングレシオ | 33.2% |
公募株数 | 1,600,000株 | 売出株数 | 1,000,000株 |
吸収金額 | 119.6億円 | O.A分 | 390,000株 |
仮条件決定日 | 12/3 (金) | 公開価格決定日 | 12/10 (金) |
購入期間 | 12/13 (月) ~ 12/16 (木) | ||
備考 |
【12.10追記】公募は、国内1,066,000株、海外534,000株(海外販売の割合 33.4%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
湖北工業の公開価格と初値
仮条件 | 3,840円~4,000円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 4,000円 | 初値 | 5,300円 |
騰落率 | 32.50% | 倍率 | 1.33倍 |
初値売り損益 | 130,000円(5,300円 - 4,000円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
湖北工業の初値予想と予想利益
湖北工業の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
3,840円 ~ 4,000円
※抽選資金:38.4万円 ~ 40万円
上限は4.2%上ブレ↑ |
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初値予想 |
4,400円 ~ 4,800円※12/3 修正
(1.1倍~1.2倍) |
予想利益 | 4万円~8万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 3,840円あたり ※抽選資金:38.4万円あたり |
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初値予想 | 4,220円 ~ 4,600円 (1.1倍~1.2倍) |
予想利益 | 3.8万円~7.6万円 |
初値予想アンケート
湖北工業(6524)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(4,000円)を基準価格に修正しています。
有効回答:347票 投票期限:2021/12/20 (月) 23:59まで湖北工業の主幹事と幹事証券
湖北工業のIPOを取り扱っている証券会社です。
湖北工業の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 野村證券 |
91.30% | 2,730,000株 | 2,730口※ |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 3.48% | 104,000株 | 104口※ |
SMBC日興証券 | 2.61% | 78,000株 | 78口※ |
SBI証券 | 0.87% | 26,000株 | 156口※ |
西村証券 | 0.87% | 26,000株 | 0口※ |
丸三証券 | 0.43% | 13,000株 | 13口※ |
あかつき証券 | 0.43% | 13,000株 | 0口※ |
委託幹事であるauカブコム証券とLINE証券は、委託数が公表されていません。
※海外売出し534,000株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
湖北工業の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 | 2018年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 7,835,804 | 6,649,004 | 6,046,112 |
経常利益 | 1,878,551 | 1,222,995 | 464,882 |
当期利益 | 1,220,227 | 597,481 | 358,322 |
純資産 | 5,156,224 | 3,943,356 | 3,313,950 |
配当金※ | 8.01 | 4.09 | 192.00 |
EPS※ | 168.77 | 82.64 | 4,956.05 |
BPS※ | 713.17 | 545.42 | 45,836.10 |
前期比(売上高) | 17.8% | 10% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 |
---|---|---|
売上高 | 11,176,912 | 9,979,959 |
経常利益 | 2,357,682 | 1,360,336 |
当期利益 | 1,562,405 | 524,682 |
純資産 | 5,766,695 | 4,297,339 |
EPS※ | 216.10 | 72.57 |
BPS※ | 797.61 | 594.38 |
前期比(売上高) | 12% | ― |
上位株主とロックアップ情報
湖北工業の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
石井 太 代表取締役社長 |
7,110,000株
96.12%
|
1,000,000株 | 90日 |
湖北工業従業員持株会 |
120,000株
1.62%
|
- | 180日 |
北川 一清 取締役 |
19,100株
0.26%
(19,100)
|
- | 90日 |
国友 啓行 取締役 |
17,200株
0.23%
(17,200)
|
- | 90日 |
加藤 隆司 取締役 |
17,200株
0.23%
(17,200)
|
- | 90日 |
荒木 治人 取締役 |
17,200株
0.23%
(17,200)
|
- | 90日 |
鈴木 基司 取締役 |
17,200株
0.23%
(17,200)
|
- | 90日 |
髙原 誠 執行役員 |
17,200株
0.23%
(17,200)
|
- | 90日 |
山田 大元 執行役員 |
17,200株
0.23%
(17,200)
|
- | 90日 |
山﨑 学 執行役員 |
17,200株
0.23%
(17,200)
|
- | 90日 |
直近の類似IPOの上場結果
湖北工業と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証二部」かつ「業種:電気機器」の直近のIPO結果です。
- 2007/03/14 コンテック
… 初値売り損益:-8,000円
騰落率:-3.33%、倍率:0.97倍
湖北工業のIPO分析
1959年創業の日本のモノづくり企業。
アルミ電解コンデンサ用リード端子の製造販売は世界シェア40%。グローバルニッチトップ。
業績は右肩上がり!
東証二部のIPOは人気がありませんが、個人的にココロ惹かれています。
製品がどういうものか理解の低いところがありますが、自動車関連市場、コンピュータ、FA・計測機器、ゲーム機器、通信市場など幅広い市場で同社の製品が必要とされています。
個人的に将来的に受注とれるのかな?と見ているのが、光部品・デバイス事業で行っている「海底ケーブル市場」。
新たな海底ケーブル網整備のための投資を急拡大しているとのこと。
同社では、海底ケーブルの空間多重化(16芯以上)に対応した高密度光デバイス)の実装を実現する小型光デバイスや複合光デバイス等の新製品を開発し、製品ラインアップの充実も推進していくとのこと。
IPO市況が悪い中での値がさ株はやや気になりますが、とても良い企業だと思います!
当選しました!
12.15追記。LINE証券で100株 当選しました!ブログ
2021年は9回目の当選。一家では16回目の当選です。
上場日の翌日に売却し、手数料をひいて20万9,465円の利益に。
IPO当選実績
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- グローバルニッチなモノづくり企業!
- 業績が好調。(決算情報)
- 2021年12月期の業績予想(前期比)は、売上高13,963百万円(+24.9%)、営業利益3,640百万円(+41.2%)
- IPOで人気の低い東証二部市場。
- オファリングレシオが33.2%と高い。(オファリングレシオによる実績)
- 成長をイメージしにくい事業内容。
- 同日に3社が上場。資金枯れも懸念。
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い。
- 株価が高い値嵩株。価格が上下に大きく振れやすく、利ザヤ狙いの投資家に人気あり。
- 配当実績あり。年一回の配当金を予定。
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
12.3追記。仮条件が想定発行価格(3,840円)より4.2%の上振れ決定(3,840円 ~ 4,000円)したので、初値予想を4,400円 ~ 4,800円に修正しました。予想利益は4万円~8万円です。
目論見書の想定仮条件は3,840円。初値予想は4,220円 ~ 4,600円としました。
予想利益は3.8万円~7.6万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
地味系のIPOは初値がおとなしくついた後に、株価が上昇するパターンがありますが、同社ももしかしたらそのパターンになるやも。ならぬやも。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
追加の委託幹事としてLINE証券が決まりました。
2021年5月末からIPOの取り扱いを発表したばかり。いまならライバルが少なく、IPO当選の狙い目になります。→ カブスルは100株当選しました!
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに45回当選しています。(全当選数の46.4%)
追加の委託幹事として、auカブコム証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。