立会外分売とは?IPOより大きな利益は出ないが当選しやすい

立会外分売とは、東証などの取引時間外に不特定多数の投資家に株式を売り出す仕組みです。

上場している株式のまとまった注文を、小口に分けて売り出します。

立会外(取引時間外)に小口に分けて(分売)するので、立会外分売と言います。
読み方は「たちあいがいぶんばい」です。略語が欲しいですね(笑)

立会外分売は、抽選に申し込んで当選すると割引(ディスカウント)された株価で購入することができます。

当選後、すぐに売却することで利益になる可能性の高いことから、IPO(新規公開株式)にも似ています。

立会外分売の目的は?

立会外分売は、主に3つの目的により行われます。

  1. 株式を大量に売り出したいが、株価の値下がりを防ぎたい。
    株式市場内で時間中に大量に売り出すと、株価が下がりやすくなります。
  2. 個人株主を増やしたい。
    小口に分けて売り出すことで、購入人数(株主)が増えます。
  3. 流動性を高めたい。
    市場に公開されている株数が多いほど、売買しやすくなります。

上場企業は、これらの目的があって立会外分売を行います。
売り出すのは経営者や銀行などの大株主です。

東証マザーズなど新興市場で上場したIPOが、立会外分売りを行う事が多いです。

これは、東証一部へ市場を変更する際に、上場基準のひとつである「株主数」を増やす目的があります。

投資家のメリットは割引された株価で購入できること

立会外分売は、実施日の前日終値より、3%~5%ほどディスカウント(割引)されます。

つまり、前日の終値より安く購入することが出来ます。

お得に買っているので、利益がでやすくなります。

参考までに

前日の終値が1,000円。立会外分売で950円(5%引き)で100株購入。
翌日の株価が、下記の場合。

  1. 前日より株価が3%高くなる。
    1,030円で売却すると、8,000円の利益に。
  2. 前日より株価が3%低くなる。
    970円で売却すると、2,000円の利益に。
  3. 前日より株価が6%低くなる。
    940円で売却すると、1,000円の損失に。

上記のように、株価が前日より高くなるのはもちろんのこと、割引率より低い下落率であれば、売却しても利益になります。

また、購入時の買付手数料も無料です。

立会外分売の実績

立会外分売の実績です。

2018年より2019年の方が勝率が上がっています。

利益確率 立会外分売
実施回数
翌日の始値
上昇数
翌日の始値
下落数
2019年
11月15日迄
82.5% 80回 66回 13回
2018年 68.8% 122回 84回 31回

立会外分売の申込の流れ

立会外分売は、分売実施日の2週間前から前営業日に発表されます。

発表から注文までの流れは次の通りです。


ライブスター証券HPより

各証券会社の立会外分売のページから、注文株数を入力し注文します。

立会外分売におすすめの証券会社

立会外分売の株を購入するには、立会外分売サービスを行っている証券会社の口座開設が必要になります。

IPOと違い幹事証券がないので、取り扱っている証券会社から申し込めます。

各証券会社で特徴があります。

証券会社 取引
手数料
特徴
ライブスター証券
ライブスター証券
50円~ 立会外分売を推している証券会社です。
実施当日の8:30まで注文可能なのでギリギリまで考えられます。
TwitterやLINEによる配信サービスも行っています。
現金2,000円がもらえるお得なタイアップ中!
マネックス証券
マネックス証券
100円~ IPO同様、公平抽選。
アラートメールを登録すれば、取り扱い開始のメールが届きます。
実施当日の8:20まで注文可能。
松井証券
松井証券
無料~ 一日定額制で10万円以内であれば取引手数料は無料。
実施当日の8:30まで注文可能なのでギリギリまで考えられます。
5千円のキャッシュバックがもらえるお得なタイアップ企画中!
楽天証券 50円~ 実施当日の8:20まで注文可能。
SBI証券 50円~ 実施当日の8:20まで注文可能。

なお、大手証券会社のコールセンターでも受付していますが、取引手数料がおすすめ証券会社より高くなります。(みずほ証券のコールセンターで2,700円~)

立会外分売は利益的に大きいものではないので、合わせてIPOにおすすめの証券会社も参考にしてください。

落選してもポイントが貯まるSBI証券、IPO申し込み時の抽選資金が不要のライブスター証券松井証券と、現金6千円+5千円のキャッシュバックがもらえる庶民のIPO限定の口座開設タイアップ企画を行っています。
その他、各証券会社でお得な口座開設キャンペーンを行っています。

立会外分売はIPOより当選しやすい

IPOでは申し込める証券会社が決まっていますが、立会外分売は取扱いしている証券会社から申込めます。

つまり、抽選に申し込める証券会社が多いので、IPOより当選しやすくなります。

立会外分売の実績で紹介した通り、100株あたりの利益額は小さいですが、複数当選すると利益は2倍3倍と当選数に応じて大きくなります。(損失の場合は複数分の損失になります。)

また、IPOより知名度も低く参加者が少ないことも当選しやすい理由のひとつです。

立会外分売の事前予想は難しい

立会外分売の事前予想は難しいです。

何故なら、株価の変動は株式市況の影響が大きいです。(国内、海外の動向)

IPOと違い、上場前の企業を業績内容で判断するわけではないので、立会外分売を実施した企業の株価が上がるか下がるかを予想するのは難しいです。

いうなれば、翌営業日の株価の予想をするようなものです。

チャートをみてテクニカル的な予想を立てている方もいらっしゃいますが、そういった点で予想するしかないです。

立会外分売とPOの違いは目的と期間

上場企業が株式を売り出すものに、「PO(公募・売出)」があります。

どちらも基準価格よりディスカウントして売り出します。

ひとことで違いを説明すれば、売り出しの規模になります。

仕組みは似ていますが、売出の目的と期間が大きく違います。

立会外分売 PO
規模 小さい。
売出数が少ない。
大きい。
売出数が多い。
主な目的

個人株主を増やす。
流動性を高める。

資金調達。
申込期間 前日の18時から翌日の8時まで。 一週間ほど。
売却 すぐに売却できる。 一週間ほど待つ。
その間に株価が大きく動いている可能性あり。
企業の手間 負担が低い。 負担が大きい。
有価証券届出書の作成。

企業にとっても投資家にとっても、手軽なのが立会外分売になります。

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