IPO投資の当選パターンは2つ。一般人と金持ちではアプローチが違う

IPOの当選パターンは2つ。

  1. ネット証券でブックビルディングに参加し、「抽選」で「当選」する
  2. 店頭型証券の「担当者(営業マン)」から「割当」してもらう

一般の方が IPO株を手に入れるには、IPOの抽選で当選を目指す方法がおすすめです。

庶民のIPOの当選のコツも、抽選による攻略法を中心に紹介しています。

ネット証券のブックビルディングに参加する

一般の方におすすめなのが、IPOのブックビルディングに参加して当選を狙う方法です。

ネット証券経由のブックビルディングは、各証券会社の抽選方式に基づいた抽選が行われます。
抽選なので運次第でIPOに当選!

ネット証券のIPO参加がおすすめ

ネット証券の公平抽選では投資資金の大小に関係なく、運しだいで当選しますので、一般の方にオススメです。

平等抽選の証券会社がおすすめ

IPOの申込みは、「平等抽選」を採用している証券会社がおすすめです。

平等抽選は、資金の大小に当選が左右されません。システムにより平等に抽選が行われています。

カブスルの当選回数は167回
うち、平等抽選方式の当選回数が116回で全体の69.5%。おすすめの根拠に。

IPOの抽選方式は大きく分けて3つ。

抽選方式 抽選方法
平等抽選
【おすすめ】
  • 口座名義に抽選権が1つ与えられる
  • 投資資金(抽選資金)の大小に関係なく公平に抽選が行われる
  • 運だけで当選するので、カブスルのおすすめ
  • マネックス証券SMBC日興証券など その他多数
口数比例
  • 一口の応募につき抽選権が1つ与えられる
  • 応募口数が多いほど当選確率が上がる。つまり 抽選資金が多いほど有利
  • SBI証券楽天証券
ステージ制
(個人優遇)
  • 預け残高やこれまでに支払った手数料などにより、当選確率が変わる
  • 岡三オンライン

平等抽選が、投資資金量が関係なく運だめしの抽選になるのでおすすめです。

楽天証券は完全平等抽選ではない

楽天証券はSBI証券と同じ口数比例抽選だと説明すると、「楽天証券は完全平等抽選では?」と言われる機会が何回かありました。

何故、そう思うのか聞いてみたところ・・・楽天証券のWebサイトにそう記載されていました(苦笑)

実際に申し込んでいる身としては、申込数が多ければ多いほど当選確率が上がる口数比例抽選だと感じていますので、実際に楽天証券に確認してみました。

楽天証券にIPOの抽選について質問

楽天証券のIPOは、申込数に応じて抽選番号が付与される仕組みと回答して頂きました。

この仕組みはSBI証券と一緒で、AさんがIPOに200株当選し、Bさんの当選はなしの場合があります。

他社が提唱している平等抽選では、同じ人が複数株当選し、他の人がゼロということはありません。

店頭型証券の担当者からの割当

店頭型の証券会社の担当者(営業マン)から、割当(配布)されたIPOを購入します。

ただし、人気のIPOは担当者のお得意さんから中心に割当します。
取引もほとんどない一般人には回ってきません。

4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ1コマ目 4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ2コマ目 4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ3コマ目 4コマ漫画:店頭証券会社のIPO配布はお得意さんへ4コマ目

欲しいIPOがもらえるのはお得意さん

担当者のIPOの割当数は決まっています。
よって、日ごろお世話になっているお得意さん中心にIPOを配ります。

みなさんも、北海道の美味しいカニなどもらったら、仲の良いお友達から配りますよね?

お得意様とは、証券会社に預けている資産が多かったり(1億円以上が目安)、投資を活発に行っている方や、担当者が薦めてきた投資信託を積極的に購入している方。

つまり、担当者の売上実績に貢献している方です。

お得様であれば、IPOは手に入りやすいです。

逆にいえば、お得意様でない場合、「欲しい」とお願いしても配布されることはまずありません

参考までに

Twitterでみかけた現役証券マンのつぶやきです。

現役証券マンのつぶやき 現役証券マンのつぶやき2

言葉は悪いですがおそらく本音ですし、気持ちも分かります。
人気IPOはお得意さんじゃないともらえませんのでご注意を。

さらに、匿名で別の証券マンさんから頂いた情報として「IPO専門顧客は質が悪い」そうです。
IPOで損失が出た場合のクレームも多く、なおさら配布したくないようです。

一般人が購入しませんか?と声をかけられるのは微妙IPO

営業マン

通常は欲しいと言っても一般の方では手に入らないIPOですが、たまに担当者の方から「IPOを購入しませんか?」と営業される場合があります。

それは どんな時かと言うと・・・

  • 人気がないIPO
  • 公開株数(割当数)が非常に多いIPO

つまり、担当者が割当数(ノルマ)を さばききれないため、一般の方にも購入を薦めてきます。

ただし、そのようなIPOは人気のない場合が多いです。
公募割れのリスクも高いため、購入は慎重に判断する必要があります。

(例)2014年に上場したジャパンディスプレイは 公開株数が約350万口もありました。
公開価格900円に対し、初値は769円と公募割れ。100株あたり1万3千円の損失に。

公募割れのリスクが高いIPOを、担当者から頼まれて購入して損失を出す方は多いです。
断りづらいのが日本人ですが、損をしない為に きちんと断るようにしましょう。

ちなみにそのような 微妙IPOの場合、お得意さんには逆に声をかけません。
何故なら、損失になっては困るから…。

一般の方は人気IPOをもらえず、不人気IPOを押し付けられる可能性があります。

まとめ:一般の方は抽選でIPOを手に入れよう!

これまでの説明でお分かり頂けたと思いますが、一般の方は、平等抽選の証券会社がオススメです。

  1. 投資資金に当選が左右されない
  2. 運だけで当選を狙える
  3. 人気IPOも購入できるチャンスあり

繰り返しますが、カブスルの当選回数167回。
うち、平等抽選方式の当選回数が116回で全体の69.5%になります。


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