IPOの抽選資金はネット銀行で移動しよう
みなさん、IPOのブックビルディングの抽選資金が足りなくなった事ってないでしょうか?
私は株式投資をはじめた当初は 全体の投資資金が140万円しかなかったので、IPOの抽選に回せる資金が足りなくなることが多々ありました。
株式投資の購入・保有をしていたので、実質的にIPOに回せる資金は20万円~50万円くらいでした。
マネックス証券に抽選資金があるのに、SBI証券に抽選資金がなく、「AのIPO」のブックビルディングに参加できない!・・・なんて事もしょっちゅうありました。
そこで、証券会社間の抽選資金をネット銀行で移動させるようにした所、IPOに応募できる機会が増えました。




目次
ネット銀行とは?
ネット銀行とは「ネット上(オンライン上)」でサービスを展開している「銀行」です。
ワンポイント
- コンビニや郵便局のATMで入出金できる
- 自宅で振り込みができる
- 24時間、365日 利用できる
- 振込手数料などが安い
ネット銀行は一般的に店頭でサービスを展開している銀行と一緒です。
預金に対して利息もつきますし、公共料金の支払いにも利用できます。
店舗を持たないので、どこで入出金を行うかが心配になるかと思いますが、セブンイレブンやローソンなどのコンビニのATMや ゆうちょ銀行のATMなどから入出金を行う事が可能です。
カブスルが利用しているネット銀行
カブスルは、ジャパンネット銀行と住信SBIネット銀行を利用しています。
※2020.4.1調べ(税込)- | 同行内の 振込手数料 |
他行宛の 振込手数料 |
カブスルの評価 |
---|---|---|---|
無料 | 176円~ 275円 |
使い勝手が非常に良いカブスルのメイン銀行。 ネットショッピングで利用できるカードレスのVisaデビットカードの発行は非常に便利。 |
|
無料 | 無料~ 250円 |
手数料無料のサービス。 SBI証券との連携も魅力。 |
|
無料 | 168円~ 262円 |
楽天スーパーポイントが貯まる。 |
ジャパンネット銀行は2021年4月5日に、PayPay銀行に名称が変更される予定です。
日々の入出金や振り込みは 上記2つのネット銀行しか利用していません。
非常に便利ですし 逆に困ったこともありません。
他に、地方銀行とゆうちょ銀行の2つの銀行口座を持っています。(仕方なしに)
これはネット銀行で対応できない国税の支払いやトドックなどのサービスの自動引落しに利用しています。
ネット銀行を利用すると入出金の手数料が無料に
各証券会社の入出金の手数料が無料になる共通点を見てみると、
- 入金・・・ネット銀行からの入金(即時入金)が無料
- 出金・・・登録された金融機関(銀行等)への出金(振込み)が無料
上記のように なっている証券会社が多いです。
そこで、カブスルもネット銀行の一つである「ジャパンネット銀行」に口座開設をし、「ジャパンネット銀行」と「各証券会社」間で入出金をして抽選資金を移動させていました。
各証券会社で入出金の手数料が無料になる条件
入出金で手数料が無料になる証券会社とその方法です。
入金に関しては、各証券会社で提携している「ネット銀行」を利用することで「即時入金サービス(手数料無料)」が利用できます。(各証券会社で名称はバラバラ)
ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行の3社は、ほぼすべての証券会社の即時入金サービスに対応しています。
証券会社 | 入金手数料が 無料になる入金方法 |
出金手数料が 無料になる出金方法 |
---|---|---|
マネックス証券 |
|
|
SBI証券 |
|
|
松井証券 |
|
|
楽天証券 |
|
|
岡三オンライン証券 |
|
|
SBIネオトレード証券 |
|
|
GMOクリック証券 |
|
|
ネオモバ |
|
|
上記の表の条件は変わっている場合等もありますので、公式サイトにて最新の情報をお確かめください。
過密スケジュールの場合は移動は難しい!
IPOの抽選資金は各証券会社に資金を移動させると効率よくIPOに応募できることを説明させて頂きましたが、3月や12月のようにIPOが続々登場するIPOラッシュの時期は資金の移動は難しくなります。
というのも、入金に関してはネット銀行による即時入金により瞬時に入金処理が完了しますが、出金に関しては通常の出金処理(証券会社から振込処理)になります。
- 即時入金
ネット銀行 または 各銀行のオンラインサービスによる入金。
証券会社と連携されており瞬時に資金が移動できます。 - 出金
各証券会社からあなたの銀行口座に振込処理を行います。
振込なので各証券会社で設定された日数がかかります。(早くて翌日)
ちなみにご質問をお受けしましたが「即時出金」というサービスはありません。2020.1.14時点
上記のように証券会社から出金する際に、多少時間がかかりますので、毎日のようにIPOのブックビルディングがある場合は、資金の移動が難しくなります。
そのようなラッシュ時には「どのIPOに応募するのか?」を事前に決めて応募するようにしましょう。
IPO選びのコツ
- 抽選資金はいくらか?
抽選資金が50万円のIPOに1つ応募するよりは、抽選資金が25万円のIPOに2つ申し込む方が当選機会は増えます。 - 予想利益はいくらか?
予想利益が高い方が当選した際の利益が大きくなります。 - 評価は高いか?
同じ予想利益でも評価が高い方が結果が良いです。 - 主幹事証券か?
主幹事証券は割当数(IPOの当選数)が多くなります。
平等抽選の証券会社の場合、当選しやすくなりますので主幹事を狙いましょう。
初心者は資金移動をしないでおこう!
IPOの抽選資金を移動すると、IPOに応募できるチャンスは広がりますが、IPO初心者のうちは資金の移動をやめておきましょう!
なぜなら、資金の移動には手間とスケジュール管理が必要になります。
いろいろなことをいっぺんにやり過ぎると、面倒だと感じますし、他の部分がおろそかになりがちになります。
抽選資金の移動はIPOの応募に慣れ、もっと応募機会を増やしたい!と思った際に利用してみましょう~。