IPOの抽選資金はネット銀行で移動しよう
みなさん、IPOの参加に必要な抽選資金が足りなくなったことってないでしょうか?
私が株式投資をはじめた当初、IPOの抽選に回せる資金は20万円~50万円くらい。
幹事証券となっている他の証券会社への資金移動が上手くいかず、IPOに参加できないことも多々ありました。
そこで、証券会社間の資金移動にネット銀行を利用したところ、資金移動がスムーズになりました。
ネット銀行は振込手数料が無料~格安ですし、普段使いでも便利なので個人的にオススメしています。
目次
ネット銀行とは?
ネット銀行とは、オンライン上でサービスを展開している「銀行」です。
一般的な店頭でサービスを展開している銀行と一緒で、預金に対して利息がつきますし、公共料金の支払いにも利用できます。
ネット銀行の便利なポイント
- 24時間、365日 利用できる
- 自宅で振り込みの手続きができる
- 振込手数料などが安い
- コンビニや郵便局のATMで入出金できる
店舗を持たないので、どこで入出金を行うかが心配になるかと思いますが、セブンイレブンやローソンなどのコンビニのATMや、ゆうちょ銀行のATMなどから入出金を行う事が可能です。
ネット銀行の振込手数料
ネット銀行の振込手数料はこちら。
※2024.8.29調べ(税込)銀行 | 同行内の 振込手数料 |
他行宛の 振込手数料 |
カブスルの評価 |
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無料 | 145円 | 他行宛でも、給与受取で振込手数料が月3回無料に。 使い勝手が非常に良いカブスルのメイン銀行。 ネットショッピングで利用できるカードレスのVisaデビットカードの発行は非常に便利。Pay-easy(ペイジー)にも対応 |
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無料 | 無料~ 77円 |
他行宛でも、ランクにより振込手数料が月1回~20回無料に。 ハイブリッド預金でSBI証券との連携も魅力 |
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無料 | 145円 | 他行宛でも、ステージにより振込手数料が最大で月3回無料に。 楽天ポイントが貯まる |
カブスルは日々の入出金や振込みは、ネット銀行しか利用していません。
非常に便利ですし、逆に困ったこともありません。
他に、地方銀行とゆうちょ銀行の2つの銀行口座を持っています。(仕方なしに)
これはネット銀行で対応できない国税の支払いや自動引落しに利用しています。
ネット銀行を利用すると入出金の手数料が無料に
各証券会社の入出金の手数料が無料になる共通点を見てみると、
- 入金
ネット銀行からの入金(即時入金)が無料 - 出金
登録された金融機関(銀行等)への出金(振込み)が無料
上記のように設定している証券会社が多いです。
そこで、カブスルもネット銀行の一つであるPayPay銀行に口座開設をし、PayPay銀行と各証券会社間で入出金をして抽選資金を移動させていました。
証券会社で入出金の手数料が無料になる条件
入出金で手数料が無料になる証券会社とその方法です。
入金に関しては、各証券会社で提携している「ネット銀行」を利用することで「即時入金サービス(手数料無料)」が利用できます。(各証券会社で名称はバラバラ)
PayPay銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行の3社は、ほぼすべての証券会社の即時入金サービスに対応しています。
証券会社 | 入金手数料が 無料になる入金方法 |
出金手数料が 無料になる出金方法 |
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マネックス証券 |
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SBI証券 |
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松井証券 |
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楽天証券 |
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岡三オンライン |
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上記の表の条件は変わっている場合等もありますので、公式サイトにて最新の情報をお確かめください。
即時出金に対応している証券会社
即時出金に対応していると、登録している銀行にスグに出金できます。
対応している証券会社は多くありませんが、すぐに出金ができるので、資金の移動に便利です。
証券会社 | 受付可能時間 | 出金手数料 | 備考 |
---|---|---|---|
auカブコム証券 | 20時まで | 0円~ 110円 |
画面上から選択できる金融機関・支店に限る |
楽天証券 | 23時55分まで | 無料 | 楽天銀行への出金のみ対応 |
マネックス証券 | 15時まで | 330円 | マネックスカードがあれば月5回まで無料 |
松井証券 | 14時50分まで | 330円 |
受付可能時間と出金手数料は、各金融期間により異なります。
念のため書いておきますが、普通の出金(振込処理)は各証券会社でできますし、手数料が無料のところがほとんどです。
なお、上記以外でもSMBC日興証券のようにATMカードを発行している証券会社は、それを使って引き出しが可能となっています。
ネット銀行を口座開設していると資金の移動がラク
IPO投資歴一年目の主婦さんにインタビューさせて頂いたんですが、体験談としてネット銀行の口座開設をおすすめされています。
過密スケジュールの場合は移動は難しい!
IPOの抽選資金は各証券会社に資金を移動させると効率よくIPOに応募できることを説明させて頂きましたが、3月や12月のようにIPOが続々登場するIPOラッシュの時期は資金の移動は難しくなります。
というのも、入金に関してはネット銀行による即時入金により瞬時に入金処理が完了しますが、出金に関しては通常の出金処理(証券会社から振込処理)になります。
- 即時入金
ネット銀行 または 各銀行のオンラインサービスによる入金。
証券会社と連携されており瞬時に資金が移動できます。 - 出金
各証券会社からあなたの銀行口座に振込処理を行います。
振込なので各証券会社で設定された日数がかかります。
(一部の証券会社では、通常より早く出金できる即時出金の有料サービスあり)
上記のように証券会社から出金する際に、多少時間がかかりますので、毎日のようにIPOのブックビルディングがある場合は、資金の移動が難しくなります。
そのようなラッシュ時には「どのIPOに応募するのか?」を事前に決めて応募するようにしましょう。
IPO選びのコツ
- 抽選資金はいくらか?
抽選資金が50万円のIPOに1つ応募するよりは、抽選資金が25万円のIPOに2つ申し込む方が当選機会は増えます。 - 予想利益はいくらか?
予想利益が高い方が当選した際の利益が大きくなります。 - 評価は高いか?
同じ予想利益でも評価が高い方が結果が良いです。 - 主幹事証券か?
主幹事証券は割当数(IPOの当選数)が多くなります。
平等抽選の証券会社の場合、当選しやすくなりますので主幹事を狙いましょう。
IPO投資をはじめたばかりの方は無理に資金移動をしないでおこう
IPOの抽選資金を移動すると、IPOに応募できるチャンスは広がりますが、IPO初心者のうちは資金の移動をやめておきましょう!
なぜなら、資金の移動には手間とスケジュール管理が必要になります。
いろいろなことをいっぺんにやり過ぎると、面倒だと感じますし、他の部分がおろそかになりがちになります。
抽選資金の移動はIPOの応募に慣れ、もっと抽選機会を増やしたい!と思った際に利用してみましょう~。
住信SBIネット銀行の預金でIPOの抽選に参加できる!
預金、超低金利時代ではお金を寝かせているだけでは、ほぼ増えません!
住信SBIネット銀行はSBI証券と連携させることで、預金をIPOの抽選資金に利用できます。(株も購入できる)
話が長くなるので、詳しくは下記の記事にて紹介しています。