2024年のIPO当選利益は81.4万円に。一家で33回の当選
2024年のIPO当選は、一家で33回、確定利益は81万4,700円になりました!
当選回数は過去最高でしたが、IPO自体に元気がなく確定利益は過去の実績と比較すると小さくなりました。
(とはいえ、普通に考えれば大きい利益)
過去5年間のIPOの実績はこちら。
年 | IPO数 | 騰落率 | 平均の初値売り損益 |
---|---|---|---|
2024年 | 86社 | 30.5%(1.3倍) | 43,787円 |
2023年 | 96社 | 54.9%(1.5倍) | 84,532円 |
2022年 | 91社 | 46.5%(1.5倍) | 67,200円 |
2021年 | 125社 | 52.5%(1.5倍) | 104,343円 |
2020年 | 93社 | 105.6%(2.1倍) | 193,482円 |
IPOの騰落率が年々低くなっていますが、コレは2021年頃から議論された「IPOの初値が各国と比較して高すぎるから、高くならないように色々調整するね」がはじまってからで、2023年10月には公開価格決定のプロセスも変更されました。最悪…(参考記事)
目次
直近10年間のIPO利益額
カブスル一家3名の直近10年間のIPO当選回数と利益額です。
年間の当選回数は過去最高。確定した利益額としては、6番目に大きい年になりました。(当選後に売っていない銘柄もあり。東京メトロとか)
年 | 当選数 | 利益額 |
---|---|---|
2024年 | 33回 | 81万4,700円 |
2023年 | 17回 | 76万3,829円 |
2022年 | 19回 | 44万8,147円 |
2021年 | 19回 | 146万4,403円 |
2020年 | 14回 | 289万141円 |
2019年 | 12回 | 53万700円 |
2018年 | 14回 | 650万5,900円 |
2017年 | 3回 | 44万8,400円 |
2016年 | 6回 | 26万1,200円 |
2015年 | 17回 | 107万3,700円 |
たまに「IPOが当たりづらくなった」という声が聞こえてくるのですが、個人的にあまりそう感じていません。
ただし、公開価格が低いIPO株が2022年から増えたため、当選したIPO株の利益額が相対的に小さくなっているかなと思います。
2024年の当選IPOと利益額
2024年のIPO当選実績です。空欄は保有している銘柄です。
(delyは盛大に公募割れしたのでマネックス証券で追加購入しています。当選分を売却したのは口座に資金を戻すため)
当選IPOはエクセルで管理しており、データの集計も可能です。
下記のページでダウンロード可能なので、よろしければご利用ください。
申込者ごとの当選実績
カブスルは一家3名でIPOにチャレンジ。今年も全員IPOに当選できました。
当選数 | 利益額 | |
---|---|---|
カブスル | 18回 | 28万9,176円 |
妻 | 10回 | 45万4,224円 |
こども | 5回 | 7万1,300円 |
当選回数はカブスルが一番多いですが、確定利益額は妻の方が大きくなりました。
カブスルは東京メトロに500株当選しましたが配当狙いで長期保有するので、これが確定利益の差になっているかなと思います。
なにより嬉しいのは未成年口座でのプラス!
未成年口座は開設できる証券会社が限られており、IPOに参加できるチャンスも少ないので、年に1回でも当選すると嬉しいです。銀行に貯金しても預金金利には期待できず。
妻とこどもは、IPOで得た利益をIPOの抽選資金に再度 回しています。
カブスルの当選IPOの利益は、配当株を購入し配当金を積み上げることに。今年も配当株をいくつか購入。二次的利益に。
幹事・主幹事別の当選回数
IPOで多い話として、「主幹事だけ申し込んでいればいいんじゃないの?」といった話題があります。
カブスルは、当選確率をあげるため主幹事以外からも申込んだ方がいい!と、ず~っと主張しています。
参考までに、2024年の当選IPOを、主幹事とそれ以外で集計しました。
はい。主幹事だけ申し込んでいたら、引受幹事や委託幹事の当選15回は失われ、得られた利益は減っていました。
当選確率を上げるには、口座開設数を多くし抽選機会を増やすのが王道です!
2024年のIPO当選確率は2.64%
IPO管理帳ログイン版では、自動で申込回数と当選回数をカウントし当選確率を表示しています。
一家全体でIPOに1,249回申し込んで33回の当選。
ってことで、当選確率は2.64%になります。
ちなみに2023年の当選確率は一家で1.42%でした。
IPOの当選確率は、1~2%くらいが目安かな?と思います。
当選確率は決して高くありませんが、宝くじと比較すると期待値は高いんじゃないかと思います。
2024年 年末ジャンボ宝クジの当選確率等 | 当選確率 | 等 | 当選確率 |
---|---|---|---|
1等 7億円 |
1/20,000,000本 0.000005% |
4等 5万円 |
1/10,000本 0.01% |
2等 1,000万円 |
1/2,500,000本 0.00004% |
5等 1万円 |
1/1,000本 0.1% |
3等 100万円 |
1/50,000本 0.002% |
6等 3,000円 |
1/100本 1% |
IPOの当選、今年は非常に多かったですが、開運ステッカーが効いていたのかもしれません(笑)
塩漬け姐さんにイラスト作成してもらった「IPOの開運ステッカー」、額にいれて飾ってます。
— カブスル@庶民のIPO運営者 (@kabusuru5) March 16, 2024
ひょっとして、これのおかげなんじゃ??
書籍購入特典として、まだ配布しておりますhttps://t.co/RXm7ZRA3B2#在庫分も開運しているのかな pic.twitter.com/4afTxq5vWN
(参考)IPOの利益額と株の利益額
毎年、必ず聞かれるので株式投資の利益額も書いておきたいと思います。
IPOの利益 | 株の確定利益 |
---|---|
81万4,700円 | 952万2,507円 |
株の利益を年間取引報告書(税引後)の数値に変更しました。(特定口座年間取引報告書とは?)
2024年12月29日時点でエクセルで各証券会社の損益を管理している投資実績です(税引前の数値)
後日、年間取引報告書によるきちんとした数値と差し替える予定です。
株式投資の全体の損益は一家で、約1,033万円の確定利益(税引後)となりました。
ちなみに、利益と損失の確定をした金額で含み損益は含めていません。
2024年は前年に仕込んでいた配当株を1~3月に利益確定し、8月の大暴落で集中投資をしている銘柄を大きく買い増し。
11月~12月に集中投資銘柄を一部利益確定したため、投資の利益額が大きくなりました。
2023年9月からポートフォリオを集中投資寄りに切り替えたんですが、今のところ上手くいってます。(ハイリスク・ハイリターン)
個人的な投資戦略としてはキャピタルゲイン(売買の差額による利益)がメイン。
妻は優待株や配当株、こどもは優待株とキャピタルゲイン狙いをしています。
今週はポートフォリオを大整理?
— カブスル@庶民のIPO運営者 (@kabusuru5) October 28, 2023
流れにのっかって買っていた配当株たちを売却。
(ジッとしてられず個人的に向いていない)
エクセルみたら500万円分売却してました。
この戻ってきた資金でリスクをとってキャピタルゲイン狙っていきます??#出来心で買ったドリームアーツも月曜売却
株式投資ではリスクをとらないとリターンを獲得できません。
大きく利益をだすには安い時に買うしかないんです!(結果が分かるのは後日!)
カブスルは2004年から投資投資を行い、IPOの当選と株の売買で資産を増やしてきました。
超低金利時代の現代。資産運用は必須ですので、IPOを経験された方には株式投資も経験して欲しいです。
株式投資は経験を積むごとにリスク管理が上手になり、利益がでやすくなると思います。
2024年の確定利益による年利は税引後で30.2%。
含み益をいれると年利43.4%となり、リスクをとった分、大きく資産が増えています。
ただ、含み損益は幻だと思っていますので、確定実績のみ毎年カウントしています。
2024年の日経平均株価の年間騰落率は19.2%でしたので、指数には勝てました
2025年のIPOはどうなりそう?
2025年も引き続きダウンラウンドのIPOが増えそうだなと思っています。
ダウンラウンドとは上場前の資金調達の評価額より、低い評価額(時価総額)でIPOすること。
IPOのメインの上場市場であるグロース市場が不調な今、ダウンラウンドは致し方がないかなと。(企業側の思ったような価値がつかない)
東証グロースと他の市場との二年間の指数の推移の比較。弱すぎる・・・
一方、期待できることとしては、東証がグロース市場に改革に本腰をいれはじめており、上場維持基準・上場審査基準の引き上げや、上場後の株価対策のサポートにも力をいれてきそうなことです。
グロース市場、上場後の経営者の意識(東証/2024年12月の資料より)
IPOする企業の多くは東証グロース市場に上場しているので、グロース市場の活気は非常に大事!
2025年は中小型株への注目度が2024年よりは高くなるんじゃないかと思っています。(2024年は新NISAで高配当株が注目されました)
グロース市場に上場している企業が元気になっていくと、これからIPOを行い新たにグロース市場に上場していく企業にも注目が集まっていくと思います。
情報をお寄せ頂きありがとうございました
2024年も様々な方とX(Twitter)を通じて交流させて頂きました。
おかげさまで非常に楽しく一年を過ごせました。ありがとうございます。
2024年の干支/甲辰(きのえたつ)
IPO情報は一人で追っているため、情報が追い付かないことがありますが、みなさんのご連絡に非常に助けられました。
ありがとうございます。また、当選のご報告も嬉しかったです。
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カブスル一家の目標としては、2025年も1名1回以上のIPO当選を目指して、コツコツと申込をしていきます!
今年、IPOに当選された方はおめでとうございます!
もし、当選されなかった方も、IPOの当選確率は1~2%と宝くじよりは期待値が高いと思います。カブスルの当選攻略法はこのメディア内に記載しておりますので、是非参考にしてみてください。
2025年もみなさまにとって良い年となりますように!