IPOが決定するまでの流れ

IPOが決定するまでの一連の流れです。

  1. IPO予定企業」と「主幹事証券会社」が IPO(上場)の準備をする
  2. 監査法人の監査を受ける
  3. 証券取引所に上場申請を行う
  4. 承認されてIPO(上場)を迎える

※詳しい上場の流れや審査基準を確認したい方は「新規上場ガイドブック(日本取引所グループ)」をご確認下さい。

「1」の準備から「4」の上場までは、大体 数年かかります。
上場には証券取引所の厳しい審査がありますので、上場準備に時間がかかるわけです。

個人投資家がIPOに参加するまでの流れ

IPOが承認されたら、私たち個人投資家が ブックビルディング(抽選)に参加することが出来るようになります。
IPO承認からブックビルディング(抽選)に参加するまでの流れです。

IPOを購入するまでの流れ

IPOを購入するまでの流れ

上記がIPOの流れになります。

私たちに関係があるのは上記の図でピンクで囲まれた「ブックビルディング」と「当選&購入」のみです。

よく分からない言葉が出てきたと思いますので、それぞれの専門用語について説明させて頂きます。

仮条件とは?

仮条件とは、IPOを行う企業の「公募価格(株価)」をいくらにするか?を決める為の値幅です。(例)仮条件:2,000円 ~ 2,500円

企業の公募価格はこの仮条件の価格帯の中から決定します。(下記で説明します)

仮条件は、主幹事証券会社が機関投資家や銀行に株価がいくらなら買いたいか?をヒアリングして決めています。

ブックビルディングとは?

仮条件で決められた 株価の値幅から、

「IPOを行う企業を(▲▲円)で(◆◆株) 買いたい!」と需要申告します。

この 需要申告の事をブックビルディングと言います。

「ブックビルディング」からが、私たち 個人投資家の出番です (  ̄∇ ̄)

(例)IPOの仮条件が「2,000円 ~ 2,500円」で、単元株が100株の場合。

抽選に参加
  • Xさん 「2,000円 で 100株 購入したい」
  • Yさん 「2,200円 で 300株 購入したい」
  • Zさん 「2,500円 で 200株 購入したい」

それぞれ、希望の株価と株数を申告します。※この需要を基に公募価格が決定します。

ブックビルディングは企業の「主幹事」および「引受幹事証券会社」にて参加する事が出来ます。

ブックビルディングに参加(需要の申告)をしないと IPOの当選(割当)は ありません。

忘れずにブックビルディングの期間中に参加するようにしましょう。

公募価格(公開価格)とは?

ブックビルディングで需要申告された「購入希望株価」と「購入希望株数」を考慮して IPOを行う企業の「公募価格」を決定します。

ちなみに、公募とは募集という意味です。つまり、「募集」された「価格」=「公募価格」となります。
公募価格は「上場日に公開される価格」=「公開価格」とも言われます。

上場前のIPOは「公募価格」で購入します。※IPOに当選しないと公募価格で購入出来ません。

IPOの上場日に、公募価格よりも株価が騰がれば利益が出ますし、公募価格よりも株価が下がれば損失になります。

抽選とは?

抽選のイメージです

IPOは「当選口数」が決まっています。※正確には公開株数が決まっています。

ブックビルディングにて需要を申告してもらうわけですが、当選口数より応募口数が多かった場合、抽選により当選者を決定します。

抽選に関しては、各証券会社で抽選方式が異なります。
1人1票の公平抽選もあれば、1人多数口 申し込めて資金が多いほど有利な抽選等もあります。

抽選に関する注意点としては、ブックビルディング時に「決定した公募価格」よりも低い株価で需要申告した方は抽選の対象外となります。

上記の例で 2,500円で公募価格が決定した場合。
2,000円で需要申告したXさんと、2,200円で需要申告したYさんは抽選対象外となります。

人気のあるIPOは「仮条件の上限」で ほぼ決まるので、当選を目指すIPOは 仮条件の上限でブックビルディングに参加しておきましょう。

ちなみに、IPOは抽選に外れると 抽選資金は手元に戻ってきますので気軽に応募することが可能です。

IPOは抽選に外れれば抽選資金は戻ってくる

まとめ:IPOに参加するには?

長々と説明してきましたが、個人投資家の私たちが行うのは「ブックビルディング」のみです。

ワンポイント

当選を狙いたいIPOがあった場合、

  1. ブックビルディングの「期間中」に忘れずに申込む
  2. 「仮条件の上限」で申込む

この二点を忘れずに行いましょう (  ̄∇ ̄)

また、抽選で見事 当選した場合は「購入の申込み」も忘れずに行いましょう!

ブックビルディングの抽選日や公募価格決定(抽選発表日)を見逃さないよう、メール通知システムを作成しました。よろしければご利用ください。

続いて、IPOで利益を得られる仕組みについて説明していきたいと思います。