証券会社のIPO優遇特典やチャンス当選を活用

証券会社のIPO優遇特典やIPOチャンス当選は、自社のサービスをよく利用してくれる投資家に向けて、IPOの当選確率をUPさせる仕組みです。

その条件は難しいものからカンタンなものまで様々。
クリアできそうなものはクリアしてIPOの当選確率を上げていきましょう!

大和コネクト証券は条件がいくつか設定されており、クリアした条件の数だけ抽選券が付与される面白い仕組みです。

IPOの優遇特典とは?

IPOの優遇特典とは、証券会社がIPO投資家に対して提供する特別な取引条件のことを指します。
具体的な優遇特典は証券会社によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。

優遇特典 説明
抽選回数の増加 一定の取引額や取引回数を満たした投資家に対して、IPO抽選の回数を増やすことで優遇を行う制度。
これにより、当選確率が高まる可能性がある。
(例)SMBC日興証券大和コネクト証券
ポイント付与 抽選による落選、取引額や取引回数に応じてポイントを付与し、そのポイントをIPO抽選のチャンスに交換できるシステム。
(例)SBI証券JTG証券
優先配分 特定の条件を満たした投資家に対して、IPO株を優先的に配分する制度。
証券会社によっては、長期間にわたり一定額以上の取引を行うなどの条件を満たすことで優遇配分の対象となる。
(例)対面型の証券会社など

IPOの優遇特典を用意している証券会社

IPOの優遇特典やチャンス当選を用意している証券会社の一覧です。

一覧表にまとめるため簡潔に表示しています。
各証券会社の優遇特典の詳しい情報は証券会社のWebサイトでご確認ください。

証券会社 優遇内容 条件
大和コネクト証券
抽選回数の増加
優遇抽選
抽選 1~6票

条件に該当するたび抽選券を1枚付与。
(条件の該当ゼロでも1枚付与)

  1. 39歳以下
  2. NISA口座を開設済み
  3. 信用取引口座を開設済み
  4. 信用取引の建玉を保有
  5. 投資信託(ETF、REITを除く)の残高を保有
    ※まいにち投信による継続的な買付を確認
SMBC日興証券
ダイレクトコース限定
抽選回数の増加
プラチナ
抽選 25票
  • 預かり資産 5,000万円以上
  • 信用取引建玉金額 5,000万円以上
ゴールド
抽選 15票
  • 預かり資産 3,000万円以上
  • 信用取引建玉金額 3,000万円以上
シルバー
抽選 5票
  • 預かり資産 1,000万円以上
  • 信用取引建玉金額 1,000万円以上
ブロンズ
抽選 1票
  • 新規口座開設3ヶ月以内
  • 預かり資産 250万円以上
  • 信用取引建玉金額 250万円以上
SBI証券
ポイント付与
IPOの割当
  • 抽選で落選すると、IPOチャレンジポイントが1ポイント付与
  • ポイント上位利用者にIPOが割当(当選)
岡三オンライン
抽選回数の増加
ステージS
抽選回数3
  • 信用取引手数料優遇コース「プレミアゼロ」または「プラチナ」の適用
  • 判定期間中の全商品の取引手数料合計が100万円以上
ステージA
抽選回数2
  • 判定期間中の全商品の取引手数料合計が10万円以上100万円未満
ステージB
抽選回数1
  • 判定期間中の全商品の取引手数料合計が10万円未満
SBIネオトレード証券
抽選回数の増加
ステージ1
抽選 1票
  • 売買代金合計 3000万円以上3億円未満
ステージ2~6
抽選 3~100票
  • 売買代金合計 3億円以上など
東海東京証券 ステージS、A
変動
  • 預かり資産 1億円以上
  • 手数料累計額 50万円以上
ステージB
変動
  • 預かり資産 3,000万円以上
  • 手数料累計額 30万円以上
ステージC
変動
  • 預かり資産 500万円以上
  • 手数料累計額 10万円以上
ステージD
10%
  • 上記以外
JTG証券
ポイント付与
優待抽選 手数料などで貯めた1,000ポイントで1口の優待抽選
丸三証券 当選確率
2~5倍
  • お預り資産1,000万円以上かつ株式手数料実績30万円以上

カブスルが実際に利用しているIPOの優遇特典やチャンス当選

カブスルはサイト名通り「庶民」です。
とてもじゃないですが、預かり資産に数千万円以上が必要な優遇特典は受けられません。

また、メインの証券会社は、マネックス証券SMBC日興証券であり中長期投資がメインのため、手数料の累計金額が他社で10万円を超えることもありません。

ということで、そんなカブスルが実際に優遇特典クリアにチャレンジしている3社について具体的な方法を紹介します。先ほどの一覧表でいうと、下記の証券会社と優遇特典です。

証券会社 優遇内容 条件
大和コネクト証券
抽選回数の増加
優遇抽選
抽選 1~6票

条件に該当するたび抽選券を1枚付与。
(条件の該当ゼロでも1枚付与)

  1. 39歳以下
  2. NISA口座を開設済み
  3. 信用取引口座を開設済み
  4. 信用取引の建玉を保有
  5. 投資信託(ETF、REITを除く)の残高を保有
    ※まいにち投信による継続的な買付を確認
SMBC日興証券
ダイレクトコース限定
抽選回数の増加
シルバー
抽選 5票
  • 預かり資産 1,000万円以上
  • 信用取引建玉金額 1,000万円以上
ブロンズ
抽選 1票
  • 新規口座開設3ヶ月以内
  • 預かり資産 250万円以上
  • 信用取引建玉金額 250万円以上
SBI証券
ポイント付与
IPOの割当
  • 抽選で落選すると、IPOチャレンジポイントが1ポイント付与
  • ポイント上位利用者にIPOが割当(当選)

大和コネクト証券はカンタンにIPO優遇特典をクリアできる

大和コネクト証券のIPO優遇特典のうち、カブスルがクリアしている条件を赤字にしてみます。

  1. 39歳以下
  2. NISA口座を開設済み
  3. 信用取引口座を開設済み
  4. 信用取引の建玉を保有
  5. 投資信託(ETF、REITを除く)の残高を保有
    ※まいにち投信による継続的な買付を確認

大和コネクト証券では、完全抽選の落選者のすべての人を対象に、再抽選が行われます。
カブスルの場合、2つの条件をクリアしているので、抽選券は3枚もらえます。

大和コネクト証券でIPOに4回当選していますが、完全抽選によるものか優遇特典によるものかは公表されていないので分かりません。

誰でもカンタンに優遇抽選となる条件は「3」の信用取引口座の開設です。
信用取引口座開設の開設をするだけで利用する必要もありません。

「4」については金額面と保有期間の条件がないので、株価の低い銘柄をIPOの抽選前に信用取引で購入しています。(抽選期間が終わったら売却)

「5」の投資信託は、まいにち100円以上の継続的な積立投資が必要になります。
つみたて投資自体は株式投資において有効なので、こちらはやっている方もいらっしゃるかもしれません。

「2」のNISA口座については注意が必要です。
NISA口座は1人につき、年間で1つの金融機関しか選択できません。

「1」は年齢条件ですが、大和コネクト証券は中学生から未成年口座の開設が可能です。

SMBC日興証券は長期投資銘柄を保有するとIPO優遇特典をクリアしやすい

SMBC日興証券の優遇特典の内容はこちら。
カブスルは、預かり資産に注目して優遇特典を受けています。

判定条件 ブロンズ シルバー ゴールド プラチナ

抽選票数

1票 5票 15票 25票
新規口座開設 新規口座開設
3ヵ月以内
- - -
預り資産残高
月末残高3ヵ月平均
250万円以上 1,000万円以上 3,000万円以上 5,000万円以上
信用取引建玉金額
月末残高3ヵ月平均
250万円以上 1,000万円以上 3,000万円以上 5,000万円以上

預かり資産とは現金や保有株の評価額のこと。

ということで、長期保有予定の株をSMBC日興証券で購入・保有しています。

口座の入金と長期保有予定の株を徐々に増やし、現在はシルバークラスとなり再抽選の票を5票もらっています。ゆうちょ銀行に入金しても預金金利は年0.1%とほとんどつかないので、SMBC日興証券に入金しています。

SMBC日興証券は優遇当選するとその旨が表示されます。
カブスルは今のところ1回だけ優遇当選しています。

SMBC日興証券の優遇特典であるステージ別抽選については、参考記事にて詳しく紹介しています。

SBI証券はコツコツ応募してポイントのチャンス当選を狙う

SBI証券のIPOチャレンジポイントは、落選するたびに1ポイントもらえます。

ポイントを貯めて利用すると、ポイント利用上位者からIPOの配布(当選)があるSBI証券独自のシステムです。

  • カブスルは2018年に、321万円の利益となるポイント当選。2021年もポイント当選(保有中)
  • 4歳のこどもは2020年に、29万円の利益となるポイント当選

特にポイント獲得をする攻略法はなく、コツコツとIPOに申込むことと、ポイントが貯まった際にどのIPOに利用するのか?を考えるのが大事かなと思います。

SBI証券のIPOチャレンジポイントに関しては、下記の記事などで詳しく紹介しています。


IPOの優遇特典やチャンス当選のうち、条件をクリアできそうなものはチャレンジしてみましょう~


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