QPS研究所(5595):IPO上場情報


QPS研究所は、小型SAR衛星の開発、製造、小型SAR衛星より取得した画像データ販売を行っている九州大学発のスタートアップ企業です。

事業内容

SAR衛星は電波を対象物に向けて照射し、反射した電波を検出し画像化。雲やスモッグも透視可能で、夜間でも利用できるため、台風や地震などの災害時でも地形データを取得することが可能。
現在、地球観測データの取得において主流である光学衛星の課題を解決。

光学衛星とSAR衛星の比較

100kg級小型SAR衛星は、同社が特許を保有する展開式パラボラ型アンテナを搭載。
軽量かつ大口径のアンテナを搭載することで、SAR衛星の小型化と解像度を両立し、製造・打上げ費用の低コスト化に成功。

従来のSAR衛星と当社小型SAR衛星の比較

設立は2005年6月
従業員数は47名、平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は2.3年、平均年間給与は652.1万円(2023年9月末)


QPS研究所のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、QPS研究所の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

QPS研究所の上場日

B
  • オファリングレシオ:やや低い
  • 公募多い
  • 調達金額:大きい
  • ベンチャーキャピタル:上位株主あり

上場日 2023/12/6(水) 証券コード 5595
市場 東証グロース 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス QPS研究所(5595)
時価総額
136.5億円(公開価格で計算)
301億円(初値で計算)

QPS研究所のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2023/11/20 (月) ~ 11/27 (月)

仮条件 380円~390円 (抽選資金:3.8万円 ~ 3.9万円)
当選口数 102,563口
発行済株式数 35,000,100株 オファリングレシオ 29.3%
公募株数 8,918,600株 売出株数 0株
吸収金額 39.9億円 O.A分 1,337,700株
仮条件決定日 11/17 (金) 公開価格決定日 11/28 (火)
購入期間 11/29 (水) ~ 12/4 (月)
備考

【11.17追記】公募株数:5,720,800株→8,918,600株。OA数:858,100株→1,337,700株

【11.28追記】公募は、国内7,226,100株、海外1,692,500株(海外販売の割合 19.0%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

QPS研究所の公開価格と初値

仮条件 380円~390円
公開価格 390円 初値 860円
騰落率 120.51%  倍率  2.21倍
初値売り損益 47,000円(860円 - 390円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

QPS研究所の初値予想と予想利益

QPS研究所の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 380円 ~ 390円 ※抽選資金:3.8万円 ~ 3.9万円
上限は2.6%上ブレ↑
初値予想 540円 ~ 700円※11/17 修正
(1.4倍~1.8倍)
予想利益 1.5万円~3.1万円

想定価格と初値予想

想定価格 380円あたり ※抽選資金:3.8万円あたり
初値予想 520円 ~ 680円 (1.4倍~1.8倍)
予想利益 1.4万円~3万円
送信中...

初値予想アンケート

QPS研究所(5595)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(390円)を基準価格に修正しています。

有効回答:654   投票期限:2023/12/5 (火) 23:59まで
3倍以上(1,170円以上)
241票  37%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(975円以上~1,170円未満)
68票  10%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(780円以上~975円未満)
174票  27%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(585円以上~780円未満)
82票  13%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(468円以上~585円未満)
39票  6%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(390円以上~468円未満)
24票  4%
投票済み

公募割れ(390円未満)
26票  4%
投票済み

QPS研究所の主幹事と幹事証券

QPS研究所のIPOを取り扱っている証券会社です。

QPS研究所の割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
SMBC日興証券
93.92% 9,632,600株 9,632口※
みずほ証券 1.13% 115,900株 115口※
SBI証券 0.87% 89,100株 534口※
岡三証券 0.70% 71,300株 71口※
東海東京証券 0.70% 71,300株 71口※
香川証券 0.70% 71,300株 0口※
FFG証券 0.70% 71,300株 0口※
マネックス証券 0.43% 44,500株 445口※
楽天証券 0.43% 44,500株 445口※
松井証券 0.43% 44,500株 311口※

委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。

※海外売出し1,692,500株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。

楽天証券の抽選倍率は、508倍でした。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


QPS研究所の決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2023年5月 2022年5月 2021年5月
売上高 372,072 18,749 4,300
経常利益 -323,924 -385,897 -630,181
当期利益 -1,105,199 -387,231 -631,244
純資産 5,199,830 5,283,232 775,843
配当金
EPS -138.15 -48.40 -7,890.56
BPS -142.54 -106.85 -12,690.71
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

QPS研究所のPERとPBR

公開価格(390円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2022年5月
(実績)
- - -48.40 -106.85
2023年5月
(実績)
- - -138.15 -142.54

上位株主とロックアップ情報

QPS研究所の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 比率 ロック
アップ
大西 俊輔 代表取締役社長 4,095,100
(95,100)
13.81% 180日
スカパーJSAT株式会社 2,857,000 9.63% 180日
株式会社INCJ VC 2,720,000 9.17% 90日/
1.5倍
株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託口契約番号12100440) VC 2,400,000 8.09% 90日/
1.5倍
八坂 哲雄 従業員 2,133,800
(133,800)
7.20% 180日
市來 敏光 代表取締役副社長 2,095,100
(95,100)
7.06% 180日
株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託未来創生2号ファンド) VC 1,783,000 6.01% 90日/
1.5倍
日本工営株式会社 1,142,900 3.85% 180日
株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託未来創生3号ファンド) VC 715,000 2.41% 90日/
1.5倍
リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合 VC 703,800 2.37% 90日/
1.5倍
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 公開価格は390円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、585円
  • 90日のロックアップ期間は、2024年3月4日まで
  • 180日のロックアップ期間は、2024年6月2日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

QPS研究所と同じホットワードのIPOの上場結果です。

ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。

  • 2023/10/04 キャスター
    初値売り損益:155,900円
    (騰落率:205.13%、倍率:3.05倍)
  • 2023/09/22 ファーストアカウンティング
    初値売り損益:103,400円
    (騰落率:78.33%、倍率:1.78倍)
  • 2023/06/30 クラダシ
    初値売り損益:28,000円
    (騰落率:53.85%、倍率:1.54倍)
  • 2023/06/22 アイデミー
    初値売り損益:451,000円
    (騰落率:429.52%、倍率:5.30倍)
  • 2023/06/13 ABEJA
    初値売り損益:343,000円
    (騰落率:221.29%、倍率:3.21倍)

QPS研究所と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

QPS研究所のIPO分析

宇宙ベンチャー企業と聞くと、2023年4月に上場したispace(アイスペース)を思い浮かべる方も多いかと思います。

ispaceは民間企業として初の月面着陸も当時予定しており、投資家の注目度が高かったIPOです。(月面着陸は残念ながら失敗)

公開価格254円と参加しやすい価格だったこともあり、初値は公開価格の3.94倍の1,000円をつけました。10/31の終値は878円で初値は割っているものの、人気が高いグロース株となっています。

個人的にはQPS研究所と同様の事業を行っている、小型SAR衛星の開発・運営を手掛ける宇宙ベンチャー企業(非上場)のシンスペクティブ(Synspective)も頭に浮かびます。

QPS研究所も仮条件が380円と参加しやすい価格設定の上、投資家の注目度を集める事業内容として人気が高くなりそうです。

心配なのは・・絶不調のグロース市場。特に赤字企業が売られており心配な面はありますが、宇宙開発事業の場合、先行投資によるコストがかかることは理解されていそうな気はします。

上場まで一ヵ月の期間があるので、中立評価で様子をみて、相場が好転するようでしたら評価も一段上にあげようかなと考えています。

2005年に3名で創業。現在の従業員は41名。
経営理念は「世界を驚かそうぜ。そして世界をより良くしようぜ。」

SAR衛星により台風や地震などの災害時でも地形データを取得することが可能で、救助活動に役立つ事業内容。
ispaceと比較されるかと思いますが、QPS研究所の方がより身近な存在とはなりそうです。

SAR画像データ市場の民間需要開拓(一例)

地球観測データビジネスは安全保障分野の需要が高く、2022年5月期より防衛省向けのサービスを開始。
売上高の大部分は内閣府や防衛省等の官公庁。

販売実績

IPOの新規承認発表日に、独立行政法人中小企業基盤整備機構による革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度を活用し、総額50億円の融資契約(期間5年)を締結したことも発表。

IPO株の販売先を指定する親引けが、りそなアセットマネジメントが運用を行うファンドと、リアルテックグロースファンド1号投資事業有限責任組合に5億円分ずつ予定されています。この分、需給は絞られる見込み。

どちらも、1,315,700株を上限。企業価値向上に資することを目的。中長期保有の見込み

最近、おもしろそうなIPOが全くありませんでしたが、ようやく出てきた印象で個人的には非常に楽しみです!

当選しました!

11.28追記。SMBC日興証券で妻が100株当選!
SMBC日興証券はネット分が公平抽選で、庶民のIPOで特におすすめしている証券会社です。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
グロース市場が回復してきたら評価を一段引き上げる予定

中立
  • 注目度が高い宇宙ベンチャーのIPO
  • 購入単価が低いIPOが好調抽選資金による実績
  • オファリングレシオが20.6%とやや低いIPOデータ
  • 公開株がすべて公募株。売出ゼロ
  • 専門性や信頼感が大事な事業内容で競合他社がでづらい
  • 業績は赤字。しばらく先行投資が続きそう
  • 上場市場の東証グロース市場が軟調(連日、過去最低の売買代金を更新)。特に赤字企業は厳しい株価に
  • TAM(市場規模)が大きい
  • 現在の売上高の大部分は内閣府や防衛省等の官公庁
  • ベンチャーキャピタルの保有株が全体の54%と非常に多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)
  • 前回の資金調達時よりも低い時価総額(価格)で株式を発行するダウンラウンドのIPO
  • 10億円分の親引けにより需給がその分絞られる予定
  • 上場日(一ヶ月後)の市況好転を期待

11.17追記。仮条件が380円 ~ 390円に決定。(想定価格は380円。上限価格で1.5%の上振れに)
初値予想を540円 ~ 700円に修正し、予想利益を1.5万円~3.1万円としました。

目論見書の想定仮条件は380円。初値予想は520円 ~ 680円としました。
予想利益は1.4万円~3万円です。

カブスルは積極的に幹事証券にてIPOに参加します。

ワンポイント

主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。

また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは24回 IPOに当選。

他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

カブスルはこちらの3社だけでIPOに74回当選しています(全当選数の52.5%)

松井証券岡三オンラインみずほ証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。

特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)

ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。

庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)

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  • 岡三オンライン
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  • SBI証券
    幹事数は9割以上とかなり多い!
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  • 松井証券
    抽選資金不要で幹事数が多い
    口座開設+ネット銀行の入金で2,000ポイントがもらえる!
  • auカブコム証券
    全体の2~3割の委託幹事に
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本ページで掲載している画像は、QPS研究所の目論見書から引用しています。
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