AI inside(4488):IPO上場情報
AI insideは、AI技術を用いたOCRサービス「DXSuite」の提供などを行っている企業です。
データ入力業務をAIでサポートすることを目的に、ディープラーニングによる手書き文字認識AIを開発しています。
DX Suiteは日々の業務で誰もが使えるようにするため、ユーザインターフェースを備えています。
DX Suiteは その内部に、「Intelligent OCR」「Elastic Sorter」「Multi Form」というアプリケーションを有しており、組み合わせて契約、利用することができます。
OCRとは、紙などに印刷された文字をスキャナーなどでスキャンし、パソコンに文字列として取り込むソフトウェアのことです。
OCRを導入すると、人が印刷文字を見て、手作業で入力する手間を減らせます。
また、その精度が高いほど修正の手間がなく優秀です。
東日本電信電話株式会社との協業で「DX Suite」のOEM製品「AIよみと~る」を販売。
AIよみと~るは、MM総研大賞2019において、スマートソリューション部門 AI/IOT分野で最優秀賞を受賞。
システム開発、銀行、証券、保険、小売、エネルギー、物流、製薬、不動産、製造、印刷等、業態を問わず導入されています。
AIは、ユーザが日々の業務で使うほど、さらなる追加学習のためにデータフィードバックがなされ、精度が向上するという特徴を備えています。
設立は2015年8月。
従業員数は2019年10月末で57名、平均年齢は34.4歳、平均勤続年数は1.1年、平均年間給与は609.9万円。
AI insideのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、AI insideの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
AI insideの上場日
AI insideのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/12/9 (月) ~ 12/13 (金) |
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仮条件 | 3,000円~3,600円 (抽選資金:30万円 ~ 36万円) | ||
当選口数 | 5,750口 | ||
発行済株式数 | 3,540,000株 | オファリングレシオ | 16.2% |
公募株数 | 300,000株 | 売出株数 | 200,000株 |
吸収金額 | 20.7億円 | O.A分 | 75,000株 |
仮条件決定日 | 12/5 (木) | 公開価格決定日 | 12/16 (月) |
購入期間 | 12/17 (火) ~ 12/20 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
AI insideの公開価格と初値
仮条件 | 3,000円~3,600円 | ||
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公開価格 | 3,600円 | 初値 | 12,600円 |
騰落率 | 250.00% | 倍率 | 3.50倍 |
初値売り損益 | 900,000円(12,600円 - 3,600円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
AI insideの初値予想と予想利益
AI insideの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
3,000円 ~ 3,600円
※抽選資金:30万円 ~ 36万円
上限は35.3%上ブレ↑ |
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初値予想 |
5,400円 ~ 7,500円※12/5 修正
(1.5倍~2.1倍) |
予想利益 | 18万円~39万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,660円あたり ※抽選資金:26.6万円あたり |
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初値予想 | 3,990円 ~ 5,320円 (1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 13.3万円~26.6万円 |
初値予想アンケート
AI inside(4488)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(3,600円)を基準価格に修正しています。
有効回答:275票 投票期限:2019/12/24 (火) 23:59までAI insideの主幹事と幹事証券
AI insideのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 主幹事は野村證券です。 |
AI insideの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
89.57% | 515,000株 | 515口 |
SBI証券 | 2.17% | 12,500株 | 87口 |
大和証券 | 2.17% | 12,500株 | 31口 |
SMBC日興証券 | 2.17% | 12,500株 | 12口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2.17% | 12,500株 | 12口 |
マネックス証券 | 0.43% | 2,500株 | 25口 |
楽天証券 | 0.43% | 2,500株 | 25口 |
岩井コスモ証券 | 0.43% | 2,500株 | 2口 |
いちよし証券 | 0.43% | 2,500株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場の大和コネクト証券とauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
AI insideの決算情報
直近の類似IPOの上場結果
AI insideと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「SaaS」のIPOの直近の結果です。
「人手不足解消」のIPOの直近の結果です。
- 2019/12/16 ランサーズ…
初値売り損益:11,200円
(騰落率:15.34%、倍率:1.15倍) - 2018/12/25 リンク…
初値売り損益:404,000円
(騰落率:112.85%、倍率:2.13倍) - 2017/12/14 エル・ティー・エス…
初値売り損益:213,000円
(騰落率:313.24%、倍率:4.13倍) - 2017/12/13 ヴィスコ・テクノロジーズ…
初値売り損益:1,008,000円
(騰落率:204.88%、倍率:3.05倍) - 2017/11/28 クックビズ…
初値売り損益:303,000円
(騰落率:134.67%、倍率:2.35倍)
「AI開発」のIPOの直近の結果です。
- 2018/12/19 Kudan…
初値売り損益:1,028,000円
(騰落率:276.34%、倍率:3.76倍) - 2018/12/18 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング…
初値売り損益:315,000円
(騰落率:98.44%、倍率:1.98倍) - 2018/04/20 HEROZ…
初値売り損益:4,450,000円
(騰落率:988.89%、倍率:10.89倍) - 2018/03/27 RPA HD…
初値売り損益:1,071,000円
(騰落率:300%、倍率:4.00倍) - 2017/12/18 ジーニー…
初値売り損益:132,400円
(騰落率:98.07%、倍率:1.98倍)
AI insideと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2019/12/20 スペースマーケット
… 初値売り損益:71,600円
騰落率:121.36%、倍率:2.21倍 - 2019/12/18 JTOWER
… 初値売り損益:102,000円
騰落率:63.75%、倍率:1.64倍 - 2019/12/18 ユナイトアンドグロウ
… 初値売り損益:193,500円
騰落率:152.36%、倍率:2.52倍 - 2019/12/17 フリー
… 初値売り損益:50,000円
騰落率:25%、倍率:1.25倍 - 2019/12/17 ウィルズ
… 初値売り損益:357,500円
騰落率:372.40%、倍率:4.72倍
AI insideのIPO分析
OCRとは、紙などに印刷された文字をスキャナーなどでスキャンし、パソコンに文字列として取り込むソフトウェア。
単純な事務作業を人の代わりに代替する「RPA」と組み合わせて利用すると、事務作業を自動・効率化できます。
人手不足解消にもつながる業務内容です。
データ入力業務を含む「非IT系の外部委託市場」については2016年度で1.66兆円の実績、2017年度で1.7兆円の実績とされています。
(株式会社矢野経済研究所:BPO市場の実態と展望 2018-2019)
設立は2015年8月と若い企業ですが、取引企業数も売上高も順調に推移しています。(経常利益は赤字で黒字化に期待)
参考までに
仮条件の上ブレ決定をうけ、評価を「A」から「S」に変更しました。
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- 設立まもないベンチャー企業(2015年8月)
- IPOで非常に人気のある「AI」事業。
- 人手不足を解消する事業はIPOで人気あり。
- 売上高は右肩上がり、ただし経常利益は赤字。
- 市場からの吸収金額が15億円とやや大きい。(吸収金額による実績)
- 12月のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。
- クリスマス上場。
12.5 追記。仮条件が想定発行価格(2,660円)より1.35倍も上振れして決定(3,000円~3,600円)しました!
機関投資家から好評だったのが伺えます。
初値予想を5,400円 ~ 7,500円に修正。
予想利益は18万円~39万円としました。
目論見書の想定仮条件は2,660円。初値予想は3,990円 ~ 5,320円としました。
予想利益は13.3万円~26.6万円になります。
やや業績は気になりますが、当選するとクリスマスプレゼントになりそうなIPOです。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
追加の委託幹事として岡三オンライン証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ない証券会社です。
楽天証券や岩井コスモ証券も幹事証券に入っていますので、お見逃しなく。