コインチェックが行うIEOとは?IPOとの違いを解説

仮想通貨取引所のコインチェックが、国内初のIEOを行いました。

わずか6分で目標金額を達成する人気ぶり。

国内初のIEOは、6万4000人超から227億円を集めました。当選倍率は24.4倍。

参考までに

20日の抽選時にシステムの不具合がありました。

  • サイト上の結果通知、メールで当落の通知が来ない。
    → 順次、連絡がくる。
  • 当選者にPalette Tokenが配布されていない場合がある。
    → 対象のお客様には、近日中にメールにて個別に今後の対応についてご連絡。

システムに不具合がありましたが、抽選自体は公平に抽選されているようです。

ログイン → 左メニューの総資産 → ページ下部のアクティビティを見ると、返金額が表示されています。
申込金額がすべて戻ってきている場合は、落選の可能性が高いです。(近日中に当落の結果が表示されると思います)

コインチェックは、マネックスグループが2018年に買収し主要株主となっています。

IPOにやや似ている面もありますので、こちらでIEOについて説明したいと思います。

4コマ漫画:IEOとIPOの違い1コマ目 4コマ漫画:IEOとIPOの違い2コマ目 4コマ漫画:IEOとIPOの違い3コマ目 4コマ漫画:IEOとIPOの違い4コマ目

IEOとは?

IEOとは、Initial Exchange Offeringの略です。

暗号資産(ユーティリティ・トークン)を新たに発行して、一般投資家から資金調達を行います。

パレットの特徴
(コインチェックのWebサイトより)

発行されたトークンは、ユーザー同士で売買したり、サービスへ利用することが可能です。

発行体のサービスを利用できるというところが、IPO(株式)とは違うところですね。

IEOの抽選に参加するには、コインチェックに口座開設することで参加可能になります。

アプリで本人確認を行うと、審査後すぐに利用することができます。(郵送の場合は数日)

コインチェック
コインチェック

ICOやIPOとの違い

ややこしいですよね・・。IEOにICOにIPO。

3つの共通点は、事業資金を調達するということです。
IEOは、そのほかにトークンエコノミーの構築という目的もあります。

違いは資金の調達手段や事前審査の有無。

IEO ICO IPO
資金調達手段 暗号資産
(トークン)
暗号資産
(トークン)
株式
発行主体 企業・団体 企業・団体 株式会社
事前審査 あり なし あり
審査主体 暗号資産
交換業者
なし 証券取引所
証券会社
購入時の手数料 あり あり なし

IEOとICOはどちらも暗号資産により事業資金を調達する方法ですが、事前の審査がないICOでは詐欺的な案件も発生しておりました。

その点、コインチェックが行うIEOについては、暗号資産取引所が主体となってプロジェクト審査、およびトークン販売を行います。

発行されるトークンだけでなく、発行元企業についても十分に調査。
コインチェックでは資金調達後の情報発信についても監視していくようです。

ほかに、IPOではブックビルディング参加で手数料が発生しませんが、IEOでは申込金額に手数料率を乗じた金額の手数料が発生します。

HashpaletteのIEO

国内初のIEOの内容はこちらです。

項目 内容
発行者 株式会社Hashpalette
発行トークン Palette Token(PLT)
取扱開始
(上場日)
7月27日 12時
総発行枚数 1,000,000,000 枚
販売総数 230,000,000 枚(総発行枚数の23%)
売出総額 9億3,150万円
販売価格 4.05円/PLT
申込単位 1,000PLT(1口 4,050円)
申込上限 2,400口
手数料率 8%(税込)
手数料 申込金額に手数料率を乗じた金額

発行・販売されたトークン(PLT)は、マンガ・アニメ、スポーツ、音楽をはじめとするコンテンツのためのブロックチェーンプラットフォームである「パレット(Palette)」において利用可能です。

パレットの特徴
(HashpaletteのWebサイトより)

Hashpaletteの購入申込期間と抽選日

IEOもIPOのように申込期間と抽選日、取扱開始日があります。

HashpaletteのIEOの購入申込期間と抽選日です。

項目 内容
取扱開始
(上場日)
7月27日 12時
購入申込期間 7月1日 12時 ~ 7月15日 18時
抽選日 7月20日
抽選方法 ランダム抽選(口数ごとに抽選)
不成立 申込総額が609,000,000円未満の場合、不成立
結果連絡 メールとサイト上にて告知

カブスルは、コインチェックの口座を開設していますので、試しに小口で参加してみようと思っています。

なお、口数ごとに抽選とあるので、申込口数が多いほど当選しやすい仕組みです。

抽選に参加するにはコインチェックの口座開設が必要です。

コインチェック
コインチェック

コインチェックでIEOに申し込む手順はページ下部で説明しています。

抽選はランダム抽選

トークンの売出口数を超える口数の申し込みがあった場合、抽選が行われます。

抽選はランダム抽選で、口数ごとの抽選となります。

(例)100口申し込み。うち、当選は5口など。

国内初のIEOは、6万4000人超から227億円を集めました。当選倍率は24.4倍。

購入申込み時に資金拘束。落選で開放

抽選申し込み完了時、申し込み口数分の金額と手数料の分の日本円がロック(拘束)されます。

抽選で落選すると、落選した分の日本円の拘束を解除。

  • 当選分・・・当選した口数分の金額 + 手数料が拘束される。
  • 落選分・・・落選した口数分の金額 + 手数料分の金額が口座に戻る

Hashpaletteは1口 4,050円。手数料率は8%。

10口申し込む場合、かかる手数料は40,500円×8%= 3,240円。拘束される日本円は、合計で43,740円。
3口当選した場合、落選分の7口分の金額+手数料は口座に戻ります。

申込みのキャンセルは不可

IEOに申し込み完了後のキャンセル、および申込口数の変更はできません。(追加購入も不可)

IPOとIEOの違いで注意したい点

資金調達までの流れは、大体IPOと似ているところがありますが、IEOで注意しておきたい点です。

参考までに

  1. IEOの今後は不透明
    IEOが国内で行われるのは初。初ということで過去データがありません。
    先行き不透明によるリスクがIPOより高いので、余裕資金内で行うようにしましょう。
    ※IPOの場合、勝率(利益になる可能性)が高いのがデータででています。
  2. 手数料に注意!
    当選した口数分の手数料が発生します。(8%)
    申込口数が多ければ多いほど当選しやすいですが、手数料のことは考慮しておきたいです。
    ※IPOの場合、購入に手数料は発生しません。
  3. 流動性に注意!
    IEOの場合、売買できる取引所などが限られるかもしれません(下記の質問参照)
    流動性(売買の活発度)が低いと、売りたいときに売れなくなるリスクがあります。
    取引所であるCoinceckの本人確認済みの口座は132万超。
    ※IPOの場合、各証券会社でIPO株を売買できます。
  4. 損益は雑所得
    暗号資産の損益は、「雑所得」となり「総合課税」の対象となります。
    累進課税制度が適用され、所得金額が大きいほど税金の負担が大きくなります。詳しくは下記で説明。
    ※IPOの場合、他の株式投資の損益と損益通算ができます。

国内初のIEOなので不明な点もあり、判明次第、このページに追記していきたいと思います。

無理やりIPOとIEOを例えるなら、

  • IPOは、トヨタのガソリン車。
  • IEOは、テスラの完全自動運転車。

IPOは過去の実績や信頼感あり。
IEOはまだ半信半疑。多少は事故る覚悟も必要かも…

カブスルの憶測ですが、最初はモノ珍しさで参加者が多いと思います。その後どうなるかはいまのところ不透明。
参加するにしても、様子見程度がオススメ。カブスルも少額で参加します。

コインチェックへIEOに関して質問

IEOに関して個人的に不明な点があるので、コインチェックへ下記の質問(確認)をしています。
赤字が返答内容。一部、カブスルで省略しています。

  • Palette Tokenを取引できる交換所は、コインチェックのみでしょうか?
    他の交換所でも取引可能になるのでしょうか?
    国内初の事例で取り扱いを行っているため、行政と連携を取りながら進めております。
    詳細はホワイトペーパー(06|PLTについて)をご参照ください。
  • 株式会社Hashpaletteが倒産した場合、Palette Tokenの価値はゼロでしょうか?
    誠に恐れ入りますが、万が一破綻した場合、その時の状況等によりますので、現時点では回答致しかねます。

他に気になる点がありましたら、Twitterお問い合わせからご連絡ください。

仮想通貨は税金面で利益確定しづらい

仮想通貨の利益は「雑所得」となり「総合課税」の対象となります。

累進課税制度が適用され、所得金額が大きいほど負担が大きくなり、住民税と合わせて15%~55%の税金が発生します。※住民税は一律10%

所得金額による所得税率はこちら。※2021.7.7時点

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超330万円以下 10% 97,500円
330万円超695万円以下 20% 42万7,500円
695万円超900万円以下 23% 63万6,000円
900万円超1,800万円以下 33% 153万6,000円
1,800万円超4,000万円以下 40% 279万6,000円
4,000万円超 45% 479万6,000円

総合課税は給与所得なども合算されます。
暗号資産の売買(IEO)で大きな利益がでそうな場合は、税理士さんに相談されても良いかもしれません。

暗号資産は税金面で株式投資より不利な点が多いため、利益確定しづらいという側面があります。

株式投資(IPO)は、確定申告で「分離課税」が選択できます。
また、特定口座/源泉徴収あり にしておくと確定申告をする必要もありません。(してもOK)

  • 分離課税とは、ある特定の所得のみを分離して、他の所得とは合算しない課税方法。
    株式投資(IPO)は分離課税が認められています。
  • 総合課税は、いろいろな所得を合算して課税する方法。
    暗号資産(IEO)は総合課税に。

IEOを取り扱うコインチェックとは?

コインチェック

コインチェックは、ビットコインやリップルなどの仮想通貨(暗号資産)を売買できるサービスを展開。

土日関係なく、24時間いつでも仮想通貨を500円から購入、売却できます。

カブスルもコインチェックで、ビットコインとイーサリアムを保有しています。(姉妹サイトの記事

仮想通貨取引所はいくつかありますが、コインチェックは東証一部上場のマネックスグループ(8698)が2018年に買収し、その後主要株主となっているのが特徴であり強みです。

2021年7月1日から、新たにIEOの取扱いを開始。(Coincheck IEO)

IEOもコインチェックに口座開設すれば、抽選に申し込むことができます。

アプリで本人確認を行うと、審査後すぐに利用することができます。(郵送の場合は数日)

コインチェック
コインチェック

ちなみにコインチェックは、マネックスグループの松本社長が上場を名言しています。

コインチェックでIEOを申し込む手順

コインチェックでIEOに申し込む手順です。

申し込み口数分の金額と手数料分の、日本円の入金が必要になります。

10口申し込む場合、かかる手数料は40,500円×8%= 3,240円。申し込みに必要な日本円は、合計で43,740円。

入金方法は、銀行振込やクイック入金が用意されています。(カブスルはPay-easyでクイック入金)

ログインし、IEOをクリック

ログインして、画面左にある「IEO」をクリックします。(パソコンの場合)

ログインして画面左にある「IEO」をクリック

抽選の申し込みの概要を確認し申込み

抽選の申込時に「IEOの利用についての注意事項」を読んで確認しましょう。
同意できる内容であればチェックをいれます。

抽選の申し込みの概要を確認し申込み

チェックボックスはもうひとつあり、「余裕資金は100万円以上で暗号資産取引経験あり」という内容です。

100万円以上という金額は口座内の金額ではなく、ご自身で余裕資金が100万円以上あるか確認してくださいとのことです。

2つのチェックボックスを確認し、OKであればチェックを入れて「抽選申し込みへ進む」をクリックします。

暗号資産を取引したことがない方、余裕資金がない方は、参加するのをやめておきましょう!

申込口数を入力して抽選を申し込む

申込口数を入力すると、払込金額が表示されます。

  • 払込金額:申込金額と手数料の合計金額。
  • 内手数料:払込金額のうち、手数料の金額。
申込口数を入力して抽選を申し込む

申込み内容の確認

申込内容を確認して申込みます。

申込口数を入力して抽選を申し込む

こちらは実際にカブスルが申し込んだ画面です。

IEOの取り扱い開始6分で目標金額を突破!(PRESS記事
予想より人気化しそうなので、最初の思惑よりも多めに申込みました。(1口は当選させたいので)

申込みが完了したら、抽選日(7月20日)を待ちます。
上場日は、7月27日 12時の予定となっています。

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