複数の証券会社に口座開設し、IPOに参加しよう!
IPO投資で当選を目指すには、ブックビルディング(抽選)に参加する必要がありますが、どこの証券会社からもIPOの抽選に申し込めるわけではありません。
新規に上場する企業(IPO)ごとに、主幹事証券や引受幹事証券が決まっています。
IPOは、幹事となった証券会社からブックビルディング(抽選)に参加できます。
目次
証券会社に口座開設してブックビルディングに備える
IPOのスケジュールや実績を見ると、お分かり頂けると思いますが、IPOごとに幹事証券が違います。
- X社のIPOの幹事証券は、A証券会社とB証券会社
- Y社のIPOの幹事証券は、C証券会社とD証券会社
- Z社のIPOの幹事証券は、A証券会社とC証券会社
具体例として、オプティムとビーロットの幹事証券を見てみましょう。
それぞれ、担当している主幹事証券と引受幹事証券が違います。
仮に、証券会社の口座を開設しているのがマネックス証券だけの場合、引受幹事証券になっているオプティムのブックビルディングには参加できますが、ビーロットのブックビルディングには参加できません。
このように、口座開設している証券会社がひとつだけだと、IPOのブックビルディング(抽選)に参加できる機会が少なくなります。
よって、抽選に参加できないのでIPOの当選チャンスが低くなります。
口座開設数は多い方が有利!
口座開設は多い方が、抽選に参加できるIPOも増えます。
極端にいえば、国内すべての証券会社に口座開設することですが、それは現実的に厳しいですし、実は意味がありません。
証券会社の中には、幹事証券になる回数が多かったり、ブックビルディングの抽選方法が平等抽選で、投資資金の少ない庶民でも当選しやすい証券会社があります。
そういった証券会社を中心に口座開設すると、ほぼ全てのIPOの抽選に参加することができます。
参考までに2022年に上場したIPOは91社。
主な証券会社のIPOの実績(幹事数)は次の通り。
証券会社 | 幹事数 | 初値売りによる |
---|---|---|
平等抽選 マネックス証券 |
60社(全体の66%) | 74,363円 |
主幹事が多い SMBC日興証券 |
47社(全体の52%) | 60,238円 |
ライバル少ない 大和コネクト証券 |
46社(全体の42%) | 90,905円 |
抽選資金不要 松井証券 |
55社(全体の60%) | 75,298円 |
抽選資金不要 岡三オンライン |
38社(全体の42%) | 72,889円 |
抽選資金不要 みずほ証券 |
47社(全体の52%) | 55,202円 |
2千円もらえる SBI証券 |
89社(全体の98%) | 67,890円 |
抽選資金不要 SBIネオトレード証券 |
21社(全体の23%) | 65,376円 |
楽天証券 | 65社(全体の71%) | 72,138円 |
auカブコム証券 | 23社(全体の25%) | 33,217円 |
特にマネックス証券とSMBC日興証券は、カブスルのIPOの当選回数が多くIPO当選狙いにオススメです。
抽選も平等抽選で、投資資金量に当選が左右されないのも魅力です。
たまに1社だけからIPOに参加している方から、IPOに当選しないと相談されることがありますが、それは当たり前です。例えば、楽天証券だけの場合、申し込めるIPOは最大で65回です。
一方、カブスルは上記の証券会社にすべて口座開設していますので、抽選の参加機会は最大で492回。
カブスルの方が、単純計算で質問者さんより6.6倍も当選しやすいです。
抽選機会を増やさなければ、当選チャンスも低いです。
目的に応じてオススメの証券会社を紹介していますので、下記の記事も参考にしてみてください。
理想は紹介している証券会社すべての口座開設ですが、まずは3~5社からはじめて徐々に増やしていくのもよいと思います。
IPO当選に特にオススメの証券会社 3社
選択肢が多いと迷うと思いますので、カブスルが選ぶ IPO当選に必須の証券会社を3社 紹介します。
カブスルの当選回数が多い2社と、今一番オススメしている穴場的存在の証券会社です。
100%平等抽選で期待値が高い「マネックス証券」
カブスルのメイン証券会社であるマネックス証券は、IPOの抽選が平等抽選。
当選が資金力の大小に左右されません。
IPOの幹事数も多く、平等抽選にほぼ100%の数量が回ってくるので、当選の期待値も高いです。
カブスルはマネックス証券で IPOに21回 当選。
普段からメイン証券として株の売買も行っています。
主幹事が多く平等抽選の「SMBC日興証券 ダイレクトコース」
1人1票の平等抽選で庶民でも当選確率が期待できるSMBC日興証券のダイレクトコース(ネット取引)もおすすめです。
大手証券なので主幹事になる機会も多く、主幹事になるとIPOの割当数(当選数)が多くなります。
SMBC日興証券のダイレクトコースは、資金量に関係ない平等抽選ですので、100株の応募でOK。
カブスルはSMBC日興証券で IPOに28回 当選しています。
幹事数が多いわりに知名度が低く超穴場の「大和コネクト証券」
大和コネクト証券は、大和証券が幹事証券の際に委託幹事としてIPOの取り扱いを行います。
抽選は7割が平等抽選で、3割が年齢や取引状況などによる優遇抽選です。
委託される数量が多いわりに、知名度がまだ低く、IPO当選に向けて今一番狙い目の証券会社です。
2020年12月からIPOの取り扱いをはじめましたが、カブスルは早くも大和コネクト証券でIPOに4回 当選しています。
証券会社選びにつきましては、下記の記事も参考にしてみてください。
まずは、これらの証券会社を中心に口座開設を行い、IPOのブックビルディング(抽選)に参加できる機会を増やしていきましょう!
カブスルの複数当選の実例
カブスルが複数の証券会社からIPO当選した実例です。
抽選口数が多いIPOほど、複数当選の可能性が高まります。
こちらでは3つ以上の証券会社から当選したIPOを紹介します。(2つの証券会社はたくさん実例あり)
IPO | 当選数 | 利益 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 300株 | 2.1万円 |
大栄環境 | 500株 | 17.5万円 |
ゆうちょ銀行 | 900株 | 16.1万円 |
かんぽ生命保険 | 300株 | 30.9万円 |