複数の証券会社に口座開設し、IPOに参加しよう!
IPO投資で当選を目指すには、ブックビルディング(抽選)に参加する必要がありますが、どこの証券会社からもIPOの抽選に申し込めるわけではありません。
新規に上場する企業(IPO)ごとに、主幹事証券や引受幹事証券が決まっています。
IPOは、幹事となった証券会社からブックビルディング(抽選)に参加できます。




目次
証券会社に口座開設してブックビルディングに備える
IPOのスケジュールや実績を見ると、お分かり頂けると思いますが、IPOごとに幹事証券が違います。
- X社のIPOの幹事証券は、A証券会社とB証券会社
- Y社のIPOの幹事証券は、C証券会社とD証券会社
- Z社のIPOの幹事証券は、A証券会社とC証券会社
具体例として、オプティムとビーロットの幹事証券を見てみましょう。
それぞれ、担当している主幹事証券と引受幹事証券が違います。

仮に、証券会社の口座を開設しているのがマネックス証券だけの場合、引受幹事証券になっているオプティムのブックビルディングには参加できますが、ビーロットのブックビルディングには参加できません。
このように、口座開設している証券会社がひとつだけだと、IPOのブックビルディング(抽選)に参加できる機会が少なくなります。
よって、抽選に参加できないのでIPOの当選チャンスが低くなります。
口座開設数は多い方が有利!
口座開設は多い方が、抽選に参加できるIPOも増えます。
極端にいえば、国内すべての証券会社に口座開設することですが、それは現実的に厳しいですし、実は意味がありません。
証券会社の中には、幹事証券になる回数が多かったり、ブックビルディングの抽選方法が平等抽選で、投資資金の少ない庶民でも当選しやすい証券会社があります。
そういった証券会社を中心に口座開設すると、ほぼ全てのIPOの抽選に参加することができます。
参考までに2024年に上場したIPOは86社。
主な証券会社のIPOの実績(幹事数)は次の通り。
証券会社 | 幹事数 | 初値売りによる |
---|---|---|
平等抽選 マネックス証券 |
50社(全体の58%) | 48,576円 |
主幹事が多い SMBC日興証券 |
52社(全体の60%) | 55,373円 |
抽選資金不要 松井証券 |
55社(全体の64%) | 45,855円 |
抽選資金不要 岡三オンライン |
49社(全体の57%) | 43,224円 |
抽選資金不要 みずほ証券 |
43社(全体の50%) | 30,377円 |
2千円もらえる SBI証券 |
76社(全体の88%) | 39,145円 |
三菱UFJ eスマート証券 | 20社(全体の23%) | 41,800円 |
抽選資金不要 SBIネオトレード証券 |
23社(全体の27%) | 47,296円 |
楽天証券 | 54社(全体の63%) | 43,935円 |
特にマネックス証券とSMBC日興証券は、カブスルのIPOの当選回数が多くIPO当選狙いにオススメです。
抽選も平等抽選で、投資資金量に当選が左右されないのも魅力です。
たまに1社だけからIPOに参加している方から、IPOに当選しないと相談されることがありますが、それは当たり前です。例えば、楽天証券だけの場合、申し込めるIPOは最大で54回です。
一方、カブスルは上記の証券会社にすべて口座開設していますので、抽選の参加機会は最大で422回。
単純計算で質問者さんよりカブスルの方が7.8倍も当選しやすいです。(上記は一部なのでもっと開きがある)
抽選機会を増やさなければ、当選チャンスも低いです。

目的に応じてオススメの証券会社を紹介していますので、下記の記事も参考にしてみてください。
理想は紹介している証券会社すべての口座開設ですが、まずは3~5社からはじめて徐々に増やしていくのもよいと思います。
IPO当選に特にオススメの証券会社 3社
選択肢が多いと迷うと思いますので、カブスルが選ぶ IPO当選に必須の証券会社を3社 紹介します。
カブスルの当選回数が多い3社です。
100%平等抽選で期待値が高い「マネックス証券」

イチオシの証券会社
カブスルの当選回数19回、妻の当選回数3回、こども3回。
一家でIPOに25回の当選実績がある証券会社です。
358万242円の利益に。
IPOの抽選は平等抽選を採用しています。
100株だけ申し込んでも、3,000株申し込んでも当選する確率は一緒。
投資資金の大小に当選が左右されません。
幹事数も多く、抽選に参加できる機会が多い証券会社です。
投資ツールも素晴らしく、無料で利用できて企業分析をカンタンにできる銘柄スカウターがおすすめ。
マネックス証券の詳しい説明ページ
主幹事が多く平等抽選の「SMBC日興証券 ダイレクトコース」

主幹事が多い証券会社
カブスルの当選回数13回、妻の当選回数18回。
一家でIPOに31回の当選実績がある証券会社です。
128万1,386円の利益に。
妻は2013年からIPOに参加しているんですが、2005年からはじめたカブスルより当選回数が多いです(笑)
大手らしく、IPOの当選数が多い主幹事を務める機会も多いです(2024年は23社)
主幹事は当選数が多くなるので当選チャンスが広がります。
ネット取引のダイレクトコースは平等抽選で、資金の大小に当選が左右されません。
SMBC日興証券の詳しい説明ページ
ポイント当選がある!SBI証券

幹事数は9割超!
カブスルの当選回数18回、妻の当選回数15回、こどもの当選回数が6回。一家でIPOに39回の当選実績がある証券会社です。
抽選に落選するとポイントが1ポイントもらえ、貯めたポイントを利用することにより、ポイント上位利用者からIPOに当選する仕組みがあります。ポイントによる当選は一家で5回。
IPOで人気の高いIT関連企業の主幹事を務める機会が多いです。
抽選資金の重複利用も出来、幹事数も非常に多く、IPOに参加しやすい証券会社です。
SBI証券の詳しい説明ページ
証券会社選びにつきましては、下記の記事も参考にしてみてください。
まずは、これらの証券会社を中心に口座開設を行い、IPOのブックビルディング(抽選)に参加できる機会を増やしていきましょう!
カブスルの複数当選の実例
カブスルが複数の証券会社からIPO当選した実例です。
抽選口数が多いIPOほど、複数当選の可能性が高まります。
こちらでは3つ以上の証券会社から当選したIPOを紹介します。(2つの証券会社はたくさん実例あり)
IPO | 当選数 | 利益 |
---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 300株 | 2.1万円 |
大栄環境 | 500株 | 17.5万円 |
ゆうちょ銀行 | 900株 | 16.1万円 |
かんぽ生命保険 | 300株 | 30.9万円 |