岡三証券はIPOの幹事数が多い証券会社。抽選は総手数料によるステージ制
岡三証券は、岡三証券グループを持株会社とする証券会社です。
年間の幹事数は3~4割。
IPOは配分予定数量のうち、10%がネット取引対象者に抽選として回ります。
インターネット専業の証券会社として2006年に設立した岡三オンラインと、2022年1月に経営統合。
目次
岡三証券の取引手数料
岡三証券は、「支店口座(店頭)」「通信取引口座(電話)」「オムニネット(ネット取引)」で株の売買ができます。利用コースと約定代金により取引手数料が変わります。
コ-ス | 最低手数料 | 50万円 | 100万円 |
---|---|---|---|
支店口座(店頭) | 2,750円 | 6,325円 | 12,650円 |
通信取引口座(電話) | 2,200円 | 4,428円 | 8,855円 |
オムニネット(ネット取引) | 1,980円 | 3,162円 | 6,325円 |
店頭型証券の最大の特徴は、豊富な金融商品と投資や資産運用について相談できる担当者がいることです。
岡三証券のIPO実績
岡三証券の直近3年間のIPO実績です。
IPOの幹事数は3割~4割と多い証券会社です。
主幹事数 | |||
引受幹事数(委託含む) |
年に数回、IPOの割当数が多い主幹事になることがあります。
の予定IPO
の予定IPOです。
IPO | BB期間 | 抽選資金 (上限) |
予想利益 |
---|
口座開設が完了すると、上記のIPOに参加できます。
岡三証券のIPO 抽選方法
岡三証券のIPOは、配分予定数量の10%がネット取引対象者に回ります。
抽選方式は資金量によらない平等抽選に。
岡三証券で引き受けるIPOは、経営統合した岡三オンラインでもIPOの申し込みが可能です。
申込時の抽選資金が不要に
岡三証券はブックビルディングに申込む際にこれまで抽選資金が必要でしたが、2023年に抽選資金が不要になったようです。
岡三証券のHPより
つまり、証券会社への入金がゼロでも、IPOの抽選に参加できます。
IPOに当選した場合、IPO株を購入する購入資金を用意(入金)して、購入申込をします。
落選者を対象にステージ制抽選による配分へ
岡三証券は、抽選で落選した人を対象にステージ制抽選による配分が用意されています。
取引実績に応じて、 3つのステージを設定。
ステージ | 3ヵ月間の総手数料 |
---|---|
ステージ3 | 総手数料100万円以上 |
ステージ2 | 総手数料50万円~100万円未満 |
ステージ1 | 総手数料50万円未満 新規口座開設者(ステージ見直し時まで) |
ステージ制での当選確率は公表されていませんが、下記のように当選確率が高くなります。
店頭申込ではなく、ネットからIPOに申込んでいる方は、取引実績にかかわらずステージTになります。
当選確率は公表されていませんが、ステージ3が一番当選確率が高くなります。
ステージT < ステージ1 < ステージ2 < ステージ3
新規公開株式 IPOについて岡三証券
当選後の購入辞退でペナルティあり
岡三証券は、IPOの当選後に購入辞退をすると下記のペナルティがあります。
- 新たにIPOの需要申告ができない(期間は明記されず)
ペナルティは罰金などがあるわけではありませんが、新たにIPOの申込ができないなど、厳しい内容となっています。
購入辞退のほか、当選後の購入期間内にIPOを購入しなかった場合もペナルティ適用になりますので、気をつけましょう。
また、複数株当選したのに、当選株数未満の購入申し込みをした場合にも同様のペナルティがあります。
当選後の購入期間が短いので注意
岡三証券のネット申込み(オムニネット)による、IPOに当選した場合の購入期間は、募集期間初日の朝6時から夜中の2時までと非常に短いです!
2023年8月まではIPO当選後に電話連絡があったのですぐに購入することが出来ましたが、2023年9月からIPOの当選連絡が、ログイン後の「お客様へのご連絡」に変更となりました。
よって、IPOの当選発表日(公開価格決定日)は忘れないようにしましょう!
ネット申込みではなく店頭申込の場合は、これまで同様、IPO当選後の電話連絡を受けることができるようです。
岡三証券の口座開設
岡三証券は大手の店頭証券会社。
IPOの幹事数は3割~4割と多い証券会社です。
- 岡三証券の口座開設記入例
入力に迷う箇所のみ記載。参考にしながら入力できるように、別画面で開きます。