IPOの評価を見て参加不参加を決めよう!
庶民のIPOでは、初値に対する期待度を5段階で評価しています。

IPO初心者の方は、IPOの参加・不参加を決める目安にしてください。
カブスルは2005年からIPOをはじめ、IPO歴は16年です。
IPOの人気を決める要素と過去のデータ、経験を基に評価をつけています。
評価は期待度により五段階
IPOを期待度により「S」「A」「B」「C」「D」の、五段階で評価しています。
事業内容や将来性、IPOの内容など総合的に判断しています。
評価が高いほど初値上昇への期待が大きく、IPOの抽選に参加した際の損失リスクが低くなります。
評価 | 特徴 |
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事業の将来性が高く、IPOで人気のテーマ関連事業など。(2020年はAIやDX) 投資家の注目度が最も高く、初値上昇に大きな期待ができる。 |
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事業に将来性があり、今後に期待できる。 投資家の注目度が注目度が高く、初値上昇に期待ができる。 |
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IPOでは可も不可もない事業内容や業績。 公募価格より やや高い初値が期待できる。 |
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IPOで敬遠される要素があったり、堅実ながら地味な企業が多い。 公募価格 近辺が予想される。 |
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IPOで敬遠される要素が多く、公募割れのリスクが高い。 |
評価が高いほどIPOとして人気があり、利益が大きくなります。
これまでのIPOの上場実績をデータで見ると、顕著に数値に表れています。
評価のランクを決める要素
評価は、IPOを行う企業の内容(業績・将来性・市場からの調達金額の大小など)により決定しています。
下記の項目を各IPOごとにタグ付けしています。
項目 | 説明 |
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IPOで人気のある業種や知名度が高いIPOは人気があり、評価が高くなります。 |
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言うまでもなく 業績が良い方が評価は高くなります。 |
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オファリングレシオ(公開比率)は、需給の関係で、数値が低い方が株価が上下に大きく動きやすく、IPOでは人気があります。 |
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「売出」は既存株主に資金が入ります。 |
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調達金額が小さい(事業規模が小さい)と成長性も高くなりやすく、株価の値動きも良くなります。 |
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同業他社との比較になりますが 割安(PER)な方が人気があります。 |
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VC(ベンチャーキャピタル)とは 企業に投資を行う投資機関で、上場後、保有している株式を売却することにより利益を得ることを目的としています。 |
IPOの人気を左右する要素はいろいろありますが、IPOで人気のある業種かどうか?将来性があるか?が最も重要視されているようです。
初値は上場日の株式市場の動向、IPO市況の動向などにも左右されます。
評価が高いと大きな利益を得やすい
評価が高いほど、初値売りによる利益は大きくなります。
逆に 評価が低いほど、値下がりの損失リスクが高くなります。
「評価」別データ(2019年)
騰落率は株価がどれくらい上がったのかを示す指標です。
騰落率100%で初値の株価は公募価格の2倍、200%は3倍になります。
評価「B」以上は公募割れをしていませんが、「C」や「D」では公募割れをしています。
IPOデータにて各年の評価による、騰落率などのデータを載せています。
庶民のIPOの評価は、初心者お助け指標
評価と予想は、IPOの参加基準が全くわからない初心者に向けて行っています。
私が初心者の頃、テキトーに参加して損失を出していましたので(泣)
評価の精度を測るため、「評価B以上」で公募割れしたIPOがどの程度あるのか調べてみました。
年 | S | A | B |
---|---|---|---|
2020年 | 6社中 公募割れ0社 |
17社中 公募割れ1社 |
36社中 公募割れ4社 |
2019年 | 5社中 公募割れ0社 |
16社中 公募割れ0社 |
31社中 公募割れ0社 |
2018年 | 36社中 公募割れ0社 |
18社中 公募割れ0社 |
16社中 公募割れ1社 |
2017年 | 28社中 公募割れ0社 |
16社中 公募割れ0社 |
16社中 公募割れ0社 |
2016年 | 22社中 公募割れ0社 |
12社中 公募割れ0社 |
17社中 公募割れ1社 |
上記の精度を、高いとみるか低いとみるかは訪問者の判断になりますが、それほど変な評価をしていないのが、お分かり頂けるかと思います。
2020年3月・4月はコロナショックにより、株式相場が大混乱(大幅下落)となりました。
IPOも同様に巻き込まれ、企業の評価関係なく公募割れを起こしました。
これにより2020年は評価の精度が例年より悪くなっています。
(参考)カブスルのIPO参加基準
参考までにカブスルのIPOの参加方法です。
ワンポイント
- 「S」は積極的にIPOに参加!
- 「A」は積極的にIPOに参加!
- 「B」は資金が足りていれば参加。
- 「C」は銘柄により判断して参加 or 不参加。
- 「D」は不参加。
なお、不参加の場合でも引受幹事にSBI証券が入っている場合はIPOチャレンジポイント狙いで100株だけ参加しています。
評価が高いIPO(SやA)は、損失リスクが低いので積極的にIPOに応募していきましょう!
多少の損失リスクをとって当選を狙うなら、評価B以上のIPOに参加するのがおすすめです。