引受幹事証券とは?主幹事証券との違いについて
引受幹事証券は、IPOの引受け、販売を行う証券会社です。
IPOの申し込みは、主幹事証券や引受幹事証券から行います。
幹事証券 | 内容 |
---|---|
主幹事証券 | IPOにおいてリーダー的な役割を担う証券会社。ブックビルディングを主導 |
引受幹事証券 | 株式を引き受け、主幹事証券と協力し株式を市場に売り出す証券会社 |
委託幹事証券 | 主幹事証券や引受幹事証券から委託されて販売する証券会社。通称 裏幹事 |
世の中に証券会社は多くありますが、IPOを行う幹事証券のメンバーは ほぼ決まっています。




引受幹事証券は複数の証券会社
主幹事証券は1社が務めることが多いですが、引受幹事証券は通常 複数の証券会社が幹事となります。
参考までにWelbyの幹事証券はこちら。

Welbyの場合、赤枠で囲んだ引受幹事証券と、主幹事証券の合計8社からIPOに申込むことができます。
幹事が多い証券会社をチェックしよう
IPOの申し込み(ブックビルディング)ができるのは、幹事証券です。
幹事証券になる証券会社は決まっていますので、口座開設しておくとIPOの抽選に参加できる機会が増えます。
逆に言うと、幹事証券以外に口座開設してもIPOに参加できません。
2024年の主な証券会社の幹事数です。(IPOは全86社)
証券会社 | 主幹事 | 引受幹事 委託含む |
主幹事+ 引受幹事 |
---|---|---|---|
平等抽選 マネックス証券 |
1社 | 49社 | 50社(全体の58%) |
主幹事が多い SMBC日興証券 |
23社 | 29社 | 52社(全体の60%) |
抽選資金不要 松井証券 |
0社 | 55社 | 55社(全体の64%) |
2千円もらえる SBI証券 |
11社 | 65社 | 76社(全体の88%) |
抽選資金不要 岡三オンライン |
0社 | 49社 | 49社(全体の57%) |
抽選資金不要 SBIネオトレード証券 |
0社 | 23社 | 23社(全体の27%) |
楽天証券 | 0社 | 54社 | 54社(全体の63%) |
三菱UFJ eスマート証券 | 0社 | 20社 | 20社(全体の23%) |
岩井コスモ証券 | 0社 | 35社 | 35社(全体の41%) |
抽選資金不要みずほ証券 | 19社 | 24社 | 43社(全体の50%) |
大和証券 | 17社 | 20社 | 37社(全体の43%) |
なるべく多くのIPOに参加して当選確率を上げられるよう、主要な証券会社にはあらかじめ口座を開設しておきましょう。
データページなどで、幹事数が多い証券会社を把握できます。
IPOの当選確率を上げるには引受幹事証券からも参加しよう!
IPOの割当数は主幹事が一番多いですが、当選しやすいのが主幹事とは限りません。
カブスルは主幹事からの当選が87回、主幹事以外からの当選が94回。
一般の方は、資産家に比べると資金力が低いです。
平等抽選を採用している証券会社では資金力に関係なくIPOに当選するチャンスがありますので、IPOに参加できる証券会社はなるべく口座開設して申し込むと、当選するチャンスもアップします。
