引受幹事証券とは?主幹事証券との違いについて
引受幹事証券は、IPOの引受け、販売を行う証券会社です。
IPOの申し込みは、主幹事証券や引受幹事証券から行います。
幹事証券 | 内容 |
---|---|
主幹事証券 | IPOにおいてリーダー的な役割を担う証券会社。ブックビルディングを主導 |
引受幹事証券 | 株式を引き受け、主幹事証券と協力し株式を市場に売り出す証券会社 |
委託幹事証券 | 主幹事証券や引受幹事証券から委託されて販売する証券会社。通称 裏幹事 |
世の中に証券会社は多くありますが、IPOを行う幹事証券のメンバーは ほぼ決まっています。
引受幹事証券は複数の証券会社
主幹事証券は1社が務めることが多いですが、引受幹事証券は通常 複数の証券会社が幹事となります。
参考までにWelbyの幹事証券はこちら。
Welbyの場合、赤枠で囲んだ引受幹事証券と、主幹事証券の合計8社からIPOに申込むことができます。
幹事が多い証券会社をチェックしよう
IPOの申し込み(ブックビルディング)ができるのは、幹事証券です。
幹事証券になる証券会社は決まっていますので、口座開設しておくとIPOの抽選に参加できる機会が増えます。
逆に言うと、幹事証券以外に口座開設してもIPOに参加できません。
2023年の主な証券会社の幹事数です。(IPOは全96社)
証券会社 | 主幹事 | 引受幹事 委託含む |
主幹事+ 引受幹事 |
---|---|---|---|
平等抽選 マネックス証券 |
0社 | 53社 | 53社(全体の55%) |
主幹事が多い SMBC日興証券 |
19社 | 33社 | 52社(全体の54%) |
ライバル少ない今が超おすすめ 大和コネクト証券 |
0社 | 44社 | 44社(全体の46%) |
抽選資金不要 松井証券 |
0社 | 70社 | 70社(全体の73%) |
2千円もらえる SBI証券 |
21社 | 70社 | 91社(全体の95%) |
抽選資金不要 SBIネオトレード証券 |
0社 | 23社 | 23社(全体の24%) |
抽選資金不要 岡三オンライン |
0社 | 49社 | 49社(全体の51%) |
岡三証券 | 3社 | 46社 | 49社(全体の51%) |
楽天証券 | 0社 | 61社 | 61社(全体の64%) |
auカブコム証券 | 0社 | 26社 | 26社(全体の27%) |
岩井コスモ証券 | 0社 | 42社 | 42社(全体の44%) |
抽選資金不要 野村證券 |
19社 | 24社 | 43社(全体の45%) |
抽選資金不要みずほ証券 | 22社 | 26社 | 48社(全体の50%) |
大和証券 | 22社 | 22社 | 44社(全体の46%) |
なるべく多くのIPOに参加して当選確率を上げられるよう、主要な証券会社にはあらかじめ口座を開設しておきましょう。
データページなどで、幹事数が多い証券会社を把握できます。
IPOの当選確率を上げるには引受幹事証券からも参加しよう!
IPOの割当数は主幹事が一番多いですが、当選しやすいのが主幹事とは限りません。
カブスルは主幹事からの当選が80回、主幹事以外からの当選が87回。
一般の方は、資産家に比べると資金力が低いです。
平等抽選を採用している証券会社では資金力に関係なくIPOに当選するチャンスがありますので、IPOに参加できる証券会社はなるべく口座開設して申し込むと、当選するチャンスもアップします。