公開価格の下限決定は損失リスク大!当選キャンセルも考慮しよう

公募割れしませんように

公開価格(公開価格)が仮条件の上限で決まらないIPOは、公募割れのリスクが高くなるので要注意です!

こちらで、実際に上限で決まらなかったIPOとその結果を紹介します。

公開価格の下振れは人気がない証拠!

ほとんどのIPOは「仮条件の上限」で決まることが多いです。

仮条件を決める際、機関投資家などに「どの株価で購入したいですか?」というヒアリングをしています。

公開価格が仮条件の上限で決まらないという事は「現在の設定している株価が評価より高い!」というレッテルを張られているようなものです。

つまり IPOとして人気化しづらく、このようなIPOは公募割れのリスクが非常に高くなります。

公開価格が下振れしたIPOの実績

公開価格が仮条件の上限で決まらなかった IPOの実績です。

IPO株 仮条件 公開価格 初値 初値売り
損益
ケイファーマ
2023/10/17
900~
1040
950 875 -7,500円
(-7.9%)
成友興業
2023/10/13
2200~
2430
2300 2,116 -18,400円
(-8.0%)
トライト
2023/7/24
1100~
1300
1200 1,133 -6,700円
(-5.5%)
住信SBIネット銀行
2023/3/29
1200~
1260
1200
(下限)
1222 2,200円
(1.8%)
ホームポジション
2022/6/23
450~
500
450
(下限)
465 1,500円
(3.3%)
ノバック
2022/3/31
3,000~
3,260
3,000
(下限)
2,630 -37,000円
(-12.3%)
ビーウィズ
2022/3/2
1,400~
1,700
1,400
(下限)
1,320 -8,000円
(-5.7%)
PHC HD
2021/10/14
3,250~
3,500
3,250
(下限)
3,120 -13,000円
(-4.0%)
日本電解
2021/6/25
1,800~
2,480
1,900 1,900 0円
ファンペップ
2020/12/25
650~
730
650
(下限)
715 6,500円
(10%)
ローランド
2020/12/16
2,810~
3,710
3,100 2,954 -14,600円
(-4.7%)
ダイレクトマーケティングミックス
2020/9/17
2,400~
2,980
2,700 2,600 -10,000円
(-3.7%)
雪国まいたけ
2020/9/17
2,000~
2,400
2,200 2,100 -10,000円
(-4.5%)
松屋R&D
2020/4/6
910~
960
910
(下限)
838 -7,200円
(-7.9%)
Macbee Planet
2020/3/31
1,830~
1,990
1,830
(下限)
2,348 51,800円
(28.3%)

※コロナショック
ヴィス
2020/3/25
820~
900
820
(下限)
754 -6,600円
(-8.0%)

※コロナショック
フォーラムエンジニアリング
2020/3/9
1,310~
1,400
1,310
(下限)
1,030 -28,000円
(-21.3%)
ステムリム
2019/8/9
1,000~
1,700
1,000
(下限)
930 -7,000円
(-7.0%)
アルテリア・ネットワークス
2018/12/12
1,150~
1,500
1,250 1,190 -6,000円
(-4.8%)
ワールド
2018/9/28
2,900~
3,200
2,900
(下限)
2,755 -14,500円
(-5.0%)
信和
2018/3/20
1,150~
1,300
1,150
(下限)
1,106 -4,400円
(-3.8%)
西本WismettacHD
2017/9/29
4,500~
5,250
4,750 4,465 -28,500円
(-6.0%)
スシローグローバルHD
2017/3/30
3,600~
3,900
3,600
(下限)
3,430 -17,000円
(-4.7%)
マクロミル
2017/3/22
1,900~
2,100
1,950 1,867 -8,300円
(-4.2%)
バロックジャパンリミテッド
2016/11/1
2,000~
2,240
2,000
(下限)
1,900 -10,000円
(-5.0%)
KHネオケム
2016/10/12
1,330~
1,670
1,380 1,306 -7,400円
(-5.3%)
ベイカレント・コンサルティング
2016/9/2
2,100~
2,360
2,100
(下限)
1,963 -13,700円
(-6.5%)

上記の一覧をみると、公開価格が仮条件の上限で決まらないIPOは公募割れのリスクが高くなるのがお分かり頂けたかと思います。

2020年3月、4月はコロナショックで相場は大混乱。

Macbee Planetヴィスの庶民のIPOの評価はどちらも「B」でしたが、コロナショックの影響により異例の仮条件の下限で決定した為、評価を「B」から「D」へ急遽変更しています。

Macbee Planetは上場日に初値が高くついたものの引けでストップ安となり、嵌め込み(マネーゲーム)だった可能性があります。

当選IPOの辞退も検討!

場合によってはIPOに当選しても、購入の辞退(キャンセル)も検討された方がよいかと思います。

カブスルも公開価格が下振れをしたIPOは、当選をキャンセルをし、損失リスクを回避しています。

IPO当選の辞退

IPOは当選が目的ではなく、利益を得るのが目的です。

C評価、辞退するのもひとつの手

せっかく当たったから・・と購入して損失を出している方も見かけますので、ご注意を。

なお、SMBC日興証券など、ごく一部の証券会社では当選を辞退するとペナルティがあります。

ペナルティがある証券会社と、その内容を確認をしておきましょう。


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