IPOの公募価格の下振れは損失リスクが高くなるので要注意!

公募価格の下振れ決定は要注意!

公募価格(公開価格)が仮条件の上限で決まらないIPOは、公募割れのリスクが高くなるので要注意です!

公募価格の下振れは人気がない証拠!

ほとんどのIPOは「仮条件の上限」で決まることが多いです。

仮条件では「どの株価で購入したいですか?」というヒアリングをしていますが、公募価格が仮条件の上限で決まらないという事は「現在の設定している株価が評価より高い!」というレッテルを張られているようなものです。

つまり IPOとして人気化しづらく、このようなIPOは公募割れのリスクが非常に高くなります。

公募価格が下振れしたIPOの実績

公募価格が下振れ決定した IPOの実績を調べてみました。(2018.12.12時点)

参考までに

  • 2018/12/12 アルテリア・ネットワークス
    仮条件:1,150円~1,500円、公募価格:1,250円
    初値売りによる利益:-6,000円(-4.8%)
  • 2018/9/28 ワールド
    仮条件:2,900円~3,200円、公募価格:2,900円(下限)
    初値売りによる利益:-14,500円(-5%)
  • 2018/3/20 信和
    仮条件:1,150円~1,300円、公募価格:1,150円(下限)
    初値売りによる利益:-4,400円(-3.8%)
  • 2017/9/29 西本WismettacHD
    仮条件:4,500円~5,250円、公募価格:4,750円
    初値売りによる利益:-28,500円(-6%)
  • 2017/3/30 スシローグローバルHD
    仮条件:3,600円~3,900円、公募価格:3,600円(下限)
    初値売りによる利益:-17,000円(-4.7%)
  • 2017/3/22 マクロミル
    仮条件:1,900円~2,100円、公募価格:1,950円
    初値売りによる利益:-8,300円(-4.2%)
  • 2016/11/1 バロックジャパンリミテッド
    仮条件:2,000円~2,240円、公募価格:2,000円(下限)
    初値売りによる利益:-10,000円(-5%)
  • 2016/10/12 KHネオケム
    仮条件:1,330円~1,670円、公募価格:1,380円
    初値売りによる利益:-7,400円(-5.3%)
  • 2016/9/2 ベイカレント・コンサルティング
    仮条件:2,100円~2,360円、公募価格:2,100円(下限)
    初値売りによる利益:-13,700円(-6.5%)

ちなみに、2004年~2017年の下振れ決定のIPOは80件ありました。
うち、公募割れ:54社、初値上昇:20社、同値:6社となっています。

直近の数年間で見ると下振れ決定IPOの公募割れの比率はもっと高いです。

上記の一覧をみると、公募価格が仮条件の上限で決まらないIPOは公募割れのリスクが高くなるのがお分かり頂けたかと思います。

当選IPOの辞退も検討!

場合によっては、IPOのブックビルディングに参加して当選した場合、「購入の辞退(キャンセル)」も検討された方がよいかと思います。

管理人も公募価格が下振れをしたIPOは、当選のキャンセルをしてリスクを回避しています。

ただし、ごく一部の証券会社では当選を辞退するとペナルティがある証券会社がありますので確認をしておきましょう。

こちらの記事は、IPO歴14年の運営者が執筆しています。IPOに60回当選。長年の経験と実績による内容です。
株式投資歴は15年。NISAや株主優待など投資全般に詳しいです。