当選しやすいIPO、当選しづらいIPO
IPOには、「当選しづらいIPO」と「当選しやすいIPO」があります。
結論から述べちゃいますが、両社の違いは・・・
- 当選しづらいIPO
- 人気が高いIPO
- 当選しやすいIPO
- 人気がないIPO
- 人気があるが当選数が多いIPO
この2つに分けられます。
積極的に狙いたいのは、人気があるが当選数が多く当たりやすいIPOです。
メルカリやココナラなどは、人気が高い割に当選しやすいIPOでした。
当選しづらいIPOは、人気が高いIPO
当選しづらいIPOは、人気が高いIPO。
分かりやすいと思いますが、IPOに申し込む人が多くなるので、当選しづらくなります。
では、どういうIPOが人気が高いかというと、初値への期待値が高いIPO。
ザックリいえば、株価の上昇により利益を得やすいIPOです。
庶民のIPOでは、IPOごとに初値への期待値を五段階評価でつけています。
IPOデータにある「評価ごとの騰落率と損益」を見ると一目瞭然ですが、評価が高いほど、公開価格に対する初値の騰落率が高いです。
人気(評価)が高いほど、大きな利益を得られる可能性が高くなりますので、ブックビルディングに参加する人たちが増え、当選しづらくなります。
もちろん、抽選ですから当選しづらいと言っても「運」次第で人気IPOに当選します。
当選しやすいIPO其の1、人気がない
当選しやすいIPOのひとつは、人気が低いIPOです。
購入価格(公開価格)より、初値(上場してはじめてついた株価)が低くなる「公募割れ」になりやすく、損失リスクがあるため、ブックビルディングに参加する人が減り、IPOに当選しやすくなります。
とはいえ、IPOに参加する目的は「利益を得る為」だと思いますので、当選しやすいからといって参加する必要はありません!
「評価」別データ(2023年)
人気のないIPOに応募・当選し「はじめて当選しました!」とSNSで報告し、結果的に公募割れで損失を出している方をたまに見かけます。
カブスルもIPOを始めた最初の頃はそうでした(苦笑)
IPO初心者は評価を参考にして、余計な損失を出さないようにしましょう。
証券マンの勧誘はきちんと断ろう
店頭型証券会社で口座開設している場合、「IPO買いませんか?」と営業電話が来ることがあるようです。
この営業電話。
人気が高いIPOでは電話がかかってきません(笑)
カブスルは、一度も経験ありません。資産を見てる!?
幹事証券会社には、IPOの割当数があり、営業マン(担当者)は、この割当数を顧客にさばく必要があります。
(例)ソフトバンク(9434)の場合
人気IPOは需要があり勝手になくなりますが、不人気IPOは在庫が残ります。
そこで、担当の割当数を減らすために、一生懸命顧客に電話しているんです。
つまり、あなたにとって良かれと思って、電話しているわけではありません!
人気のないIPOの場合は断るようにしましょう!
言われるがまま買って損失を出し、怒っている方をたまにみかけますが、自己責任です。
ソフトバンクは初値売りで、100株あたり3,700円の損失となりました。(ソフトバンクまとめ)
断り方の一例
- 強く断る場合
- 損失リスクが高いと思うので、いりません
- 保有の魅力を感じないので、いりません
- やんわり断る場合
- ほかの株の購入を検討しているので、いりません
- 100株だけなら買います
- 人気IPOも今度くれるなら買います
対面型証券会社とお付き合いのある方は、IPO投資における基礎知識を身に着けておくことで、対面型証券会社からのIPO勧誘時に質問することや、お断りすることが出来るかもしれません!書籍ではIPO承認時の目論見書の見方なども説明しています。
初のIPOはマテリアルグループ1000株買ったけど現在のところ撃沈???
— Yoga (@Yoga_yogi_yogu) April 4, 2024
勉強2冊目として読んだこちらの本を購入より先に読んでいたならば、営業マンのおススメにもう少し反論と質疑してスキップできたかもしれない…??
よい勉強代でした。 https://t.co/xb4b2sbQwb pic.twitter.com/TmHqc73eSA
当選しやすいIPO其の2、人気があり当選数が多い
人気があり当選しやすいIPOなので、是非、参加しておきたいです。
数年に一度くらい大型IPOが来ますが、個人的にはお祭りだと思っています。
超大型IPOは公募・売出数が多くなり、当選数がかなり多いので当選しやすくなります。
人気があり当選数も多かったIPOはこちら。
新聞社により抽選倍率が調査されたものはそちらも記載。
上場日 | 企業 | 当選数 | 初値売り 利益 |
初値の 騰落率 |
抽選 倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2024年10月 | 東京メトロ(9023) 900株当選 |
232万口 (国内) |
4.3万円 | 35.8% | 15倍 |
2021年3月 | ココナラ(4176) 100株当選 |
6万口 (国内) |
11万円 | 91.6% | - |
2018年6月 | メルカリ(4385) 100株当選 |
19万口 (国内) |
17.9万円 | 66.6% | 50倍 |
2016年10月 | JR九州(9142) 200株当選 |
120万口 (国内) |
5万円 | 19.2% | 15倍 |
2016年7月 | LINE(3938) 100株当選 |
35万口 | 16万円 | 48.4% | 25倍 |
2015年11月 | 日本郵政(6178) 100株当選 |
495万口 | 2.3万円 | 16.5% | 5倍 |
2015年11月 | ゆうちょ銀行(7182) 900株当選 |
412万口 | 2.3万円 | 15.8% | 5倍 |
2015年11月 | かんぽ生命保険(7181) 300株当選 |
66万口 | 7.3万円 | 33.1% | 15倍 |
通常、IPOの当選数は多くても1~2万口です。
郵政3社グループやJR九州の当選数が、通常とケタ違いに多いことがお分かり頂けたと思います。
また、分母が大きくなるので抽選倍率が下がり、当選しやすくなります。
複数当選で大きな利益も狙える
大型IPOは当選数が多いので、複数当選もしやすいです。
複数当選を狙うなら、ひとつの証券会社からたくさん申し込むのではなく、複数の証券会社から申し込む方が複数当選しやすくなります。
「1」の人気が低いIPOと違って、単純に当選数が多くて当選しやすくなっているので、積極的に当選または複数当選を狙いたいIPOになります。
参考までに
カブスルは、ゆうちょ銀行で700株、妻が200株の大量当選!
一家の当選数は900株で、複数当選により得た利益は17.3万円です!
かんぽ生命保険にも300株当選し約31万円の利益を得ています!日本郵政にも100株当選。
郵政グループ3社の合計で1,300株の当選、得た利益は50万6,400円になります。
身内や知人も郵政グループ3社のIPOに複数当選。
知人の中には初めてIPOの抽選で当選した人も多かったです。
通常、100株の当選も難しいIPOが複数当選するのは 気持ち良いです。
人気のある大型IPOは積極的に参加していきましょう!
公平抽選を採用している証券会社が多いので、複数の証券会社から申し込むことにより当選確率が上がります。
大型IPOでかつ人気(評価)が高いIPOは、積極的にブックビルディングに応募しましょう!
知名度が高い大型IPOは、お祭り案件だとカブスルは思っています(  ̄∇ ̄)