成友興業(9170):IPO上場情報
成友興業(せいゆうこうぎょう)は、首都圏を中心に、環境事業として建設系産業廃棄 物及び汚染土壌の収集運搬および中間処理並びに再資源化、建設事業として都市インフラ等の道路舗装・土木・土地造成・上下水道工事を行っている企業です。グループは同社と連結子会社2社で構成。名証メイン上場。
環境事業、建設事業及び環境エンジニアリング事業を兼ね備えていることにより、事業間または他企業との再資源化を経営戦略の中に取り込んでいます。必ずしも同社内で完結したサイクルではありませんが、建設現場で発生する廃棄物等を環境事業で再資源化して再び建設事業で再利用し、さらに環境ソリューション機能を加えることで調査分析から収集運搬・中間処理・再利用までのワンストップ体制を整えています。
環境事業が連結売上高の約54%、建設事業が約40%を占めています。(前期実績)
設立は1975年3月
同社の従業員数は226名、平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は8.1年、平均年間給与は584.7万円(2023年7月末)
成友興業のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、成友興業の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
成友興業の上場日
上場日 | 2023/10/13(金) | 証券コード | 9170 |
---|---|---|---|
市場 | 名証メイン | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | 成友興業(9170) | ||
時価総額 | 29.6億円(公開価格で計算) 27.2億円(初値で計算) |
成友興業のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/9/27 (水) ~ 10/3 (火) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 2,200円~2,430円 (抽選資金:22万円 ~ 24.3万円) | ||
当選口数 | 1,495口 | ||
発行済株式数 | 1,286,100株 | オファリングレシオ | 11.6% |
公募株数 | 30,000株 | 売出株数 | 100,000株 |
吸収金額 | 3.4億円 | O.A分 | 19,500株 |
仮条件決定日 | 9/25 (月) | 公開価格決定日 | 10/4 (水) |
購入期間 | 10/5 (木) ~ 10/11 (水) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
成友興業の公開価格と初値
仮条件 | 2,200円~2,430円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,300円 | 初値 | 2,116円 |
騰落率 | -8.00% | 倍率 | 0.92倍 |
初値売り損益 | -18,400円(2,116円 - 2,300円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、2,116.00円でした。
成友興業の初値予想と予想利益
成友興業の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 2,200円 ~ 2,430円 ※抽選資金:22万円 ~ 24.3万円 |
---|---|
初値予想 |
2,260円 ~ 2,480円
(0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.7万円~5,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,430円あたり ※抽選資金:24.3万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,260円 ~ 2,480円 (0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.7万円~5,000円 |
初値予想アンケート
成友興業(9170)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,300円)を基準価格に修正しています。
有効回答:142票 投票期限:2023/10/12 (木) 23:59まで成友興業の主幹事と幹事証券
成友興業のIPOを取り扱っている証券会社です。
成友興業の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
91.37% | 136,600株 | 819口 |
岡三証券 | 2.61% | 3,900株 | 3口 |
東海東京証券 | 2.61% | 3,900株 | 3口 |
アイザワ証券 | 2.61% | 3,900株 | 3口 |
岩井コスモ証券 | 0.40% | 600株 | 0口 |
むさし証券 | 0.40% | 600株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとDMM.com証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
成友興業の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年9月 | 2021年9月 | 2020年9月 |
---|---|---|---|
売上高 | 10,737,287 | 11,437,448 | 10,682,026 |
経常利益 | 301,685 | 339,638 | 338,067 |
当期利益 | 276,870 | 222,411 | 204,444 |
純資産 | 3,590,275 | 3,389,390 | 3,182,416 |
配当金※ | 40.00 | 20.00 | 20.00 |
EPS※ | 220.42 | 177.06 | 162.76 |
BPS※ | 2,858.27 | 2,698.34 | 2,533.57 |
前期比(売上高) | -6.1% | 7.1% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年9月 | 2021年9月 |
---|---|---|
売上高 | 11,071,170 | 11,856,502 |
経常利益 | 311,961 | 373,702 |
当期利益 | 279,197 | 236,939 |
純資産 | 3,674,789 | 3,471,576 |
EPS※ | 222.27 | 188.63 |
BPS※ | 2,925.56 | 2,763.77 |
前期比(売上高) | -6.6% | ― |
成友興業のPERとPBR
公開価格(2,300円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2021年9月 (実績/連結) |
12.19倍 | 0.83倍 | 188.63 | 2,763.77 |
2022年9月 (実績/連結) |
10.35倍 | 0.79倍 | 222.27 | 2,925.56 |
成友興業の配当金と配当利回り
公開価格(2,300円)と配当金で算出した配当利回りです。
決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
---|---|---|---|
2020年9月 (実績) |
20円 | 0.87% | 12.3% |
2021年9月 (実績) |
20円 | 0.87% | 11.3% |
2022年9月 (実績) |
40円 | 1.73% | 18.1% |
上位株主とロックアップ情報
成友興業の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
細沼 順人 代表取締役 |
978,771株
71.79%
|
- | 180日 |
細沼 菜穂子 血族 |
233,138株
17.10%
|
100,000株 | 180日 |
成友興業従業員持株会 |
22,900株
1.68%
|
- | 180日 |
細沼 理恵 代表取締役の配偶者 |
16,791株
1.23%
|
- | 180日 |
元石 真祐美 取締役 |
9,060株
0.66%
(9,060)
|
- | 180日 |
萩森 孝紀 取締役 |
5,700株
0.42%
(5,700)
|
- | 180日 |
鈴木 裕 取締役 |
5,220株
0.38%
(5,220)
|
- | 180日 |
多摩信用金庫 |
4,500株
0.33%
|
- | |
新富 明男 取締役 |
3,780株
0.28%
(3,780)
|
- | 180日 |
藤盛 諭 従業員 |
3,210株
0.24%
(3,210)
|
- | 180日 |
- 180日のロックアップ期間は、2024年4月9日まで
直近の類似IPOの上場結果
成友興業と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
成友興業のIPO分析
名証メイン(旧 名証一部)への単独上場IPO。
売上高の推移は1975年創業の老舗らしく横ばい。主要取引先は清水建設と鹿島建設。
地方上場はIPO時は注目が集まって良いが、その後は流動性(出来高)が低くなりがちなのが難点。
- 日本システムバンク(5530)
2023年4月に名証メインへ上場。初値は公開価格の-9.57%に - エコム(6225)
2023年3月に名証メインへ上場。初値は公開価格の2.02%に - エージェント・インシュアランスGP(5836)
2022年12月に名証メインへ上場。初値は公開価格の-6.25%に
上場により調達した手取金の使途は、環境事業における工場設備の一部入替に充当する予定。
血族の女性が上場時に売り出す確率は高いと以前から思っているんですが、今回もどうやら当てはまりそうです。(女性の方が堅実)
参考までに
【10.4追記】公開価格が仮条件の上限価格で決まりませんでした。
データ的に公募割れリスクが高まったので、公募割れの可能性が高い「D」に一段、引き下げました。
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績は安定的(決算情報)
- オファリングレシオが11.6%と低い(IPOデータ)
- 配当実績あり。年一回の配当金を予定(前期は40円)
- 成長をイメージしにくい事業内容
- 上場の意義がわからない(感じ取れない)
- 流動性に心配がある地方単独上場
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
- 想定価格と前期実績(連結)によるPERは10.9倍。PBRは0.83倍(PERとPBR)
目論見書の想定仮条件は2,430円。初値予想は2,260円 ~ 2,480円としました。
予想利益は-1.7万円~5,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルはパスする予定です。IPOの参加の判断は慎重にどうぞ。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)