IPOで得た利益で配当株を買って安定資産の形成へ
IPOを積極的にやっているのは、資産を増やすため(手段)
資産を増やしたいのは、不労所得を得て経済的自由を得たいから(目的)
これが株式投資をはじめた理由で、2004年当初から目的は変わっていません。
おかげさまでIPOにも数多く当選し、株式投資の成績も好調。
資産が順調に増えてきました。
最終目標は株の配当金だけで生活すること。
安定資産を形成するために、IPOで得た利益で配当株を買っていこうと思います。
目次
とにかく最初は投資資金がなかった
不労所得を得たい!と思ってはじめた株式投資でしたが、2004年当初の資金はわずか20万円。
これでは不労所得など、夢のまた夢。
とりあえず株を経験しよう!と、マネックス証券のミニ株(現在はワン株)から投資をはじめました。
ミニ株や株で利益をだせるようになり、2005年に投資資金を140万円に増額。
資金に若干余裕ができたので、IPOの参加もはじめました。
IPO当選で投資資金を得る

初の当選IPOは、あまり人気の高くない京樽。
18万円の利益を得たことから、「おや?IPOって儲かるんでは?」と気づく。
翌年の2006年に、奇跡の繰上当選となった注目度が高かった比較.comで、225万円という資産の倍以上の利益を手に入れ、完全にIPOに目覚めました。
その後もIPOの当選利益と、株の売買による利益で順調に資産が増加。
2019年にIPOの抽選資金で困ることがなくなる
最初の頃は投資資金が少なく、IPOの抽選資金を確保・捻出するのに四苦八苦していました。
資産が増えるにつれ、抽選資金の確保は徐々にラクになり、2018年にIPOの利益で445万円という大金を得たことから、カブスルの投資資金は950万円になり、抽選資金で困ることがなくなりました。
そこで2019年は、各証券会社へ入金して余った資金はすべて住信SBIネット銀行へ入金することに。
ハイブリッド預金を利用すれば、預金をそのままSBI証券の抽選資金へ回せます。
IPOで得た利益は、どんどん住信SBIネット銀行へ入金してIPOの当選を狙おうかなと思いましたが、資金力では資産家に到底敵わないので、使い道を変えることに。
2020年にあたまのスイッチを切り替える
2020年になり、IPOで得た利益の使い道を、抽選資金を増やしていくことから変えることにしました。
具体的には、これまで積極的に買ってこなかった配当株を、IPOで得た利益で買っていこうと思います。
IPOで得た利益 | 安定資産形成のため、配当株を購入し放置 |
---|---|
これまでの資産と株の売買利益 | IPOの抽選資金と、成長株や割安株に投資 |

IPO当選による利益は、運による棚ボタ的な利益です。
配当株を持ち続け、たとえ含み損になろうが 大して痛くありません。
(本当は痛いんだけど、そのように考える)
イメージとしては、IPOが当選するたびに配当株を購入し、年間に得らえる配当金の総額を増やしていきたいと思っています。
配当株は安定的にインカムゲインをもらえるのが魅力ですが、事業内容的に地味であまり好きじゃないんです。(ワクワク感が薄い)
IPOの利益で購入した配当株。配当金は計41万円

IPOの当選株で得た利益で、配当株を購入しました。
選んだ基準は、次の通りです。
- 倒産リスクが低い(財務状況が良い)
- 配当金が安定的に支払われている(増配傾向ならなお良い)
- 将来性が掴みづらい事業は避ける(安定企業に投資)
配当株の購入金額:291.7万円
これまでにもらった配当金の合計:41万9,221円、累計配当利回り:14.37%(2024.12.24時点)
配当株 | 保有数 | 累計配当 利回り (購入株価) |
配当金 | 当選IPO |
---|---|---|---|---|
NTT(9432) | 5125株 | 17.31% | 9万5,833円 |
ラキールの利益(11万円)で38株購入。ブログ テンダの利益(32万円)で110株購入。ブログ テスHDの利益(3万円)で10株購入。ブログ インバウンドテックの利益(12万円)で47株購入。ブログ |
岡三証券GP(8609) | 100株 | 22.04% | 8,000円 | アースインフィニティの利益(84万円)の一部で購入。ブログ |
電源開発(9513) | 700株 |
10.02% | 14万円 | 三井住友FGと三菱UFJを利益確定し、配当株の再購入。ブログ |
ケー・エフ・シー(3420) | 220株 | 7.43% | 2万6,700円 |
信越化学工業を利益確定し58株を追加購入。 クラダシとQLSHDの利益(5.7万円)で42株購入。ブログ Atlas Technologiesの利益(6.9万円)で45株購入。ブログ FPパートナーの利益(1.5万円)で7株購入。ブログ クラシコムの利益(6千円)で4株購入。ブログ 日本ビジネスシステムズの利益(4万円)で14株購入。ブログ 日本情報クリエイトの利益(10万円)で50株購入。ブログ |
TYK/東京窯業(5363) | 800株 | 5.98% | 1万3,300円 |
エコナビスタの利益(19.8万円)で購入。ブログ SOLIZEの利益(5.5万円)で購入。ブログ JSHとChordia Therapeuticsの利益で購入。ブログ 5社の当選IPOの利益(8.4万円)で200株購入 |
大和証券(8601) | 100株 | 2.73% | 2,800円 | トライアルの利益(13万円)で購入。ブログ |
ラクト・ジャパン(3139) | 100株 | - | - | 住信SBIネット銀行の利益(28万円)で購入 |
こちらの配当株は長期投資前提で、株価の下落にとらわれず保有します。
ただし、倒産リスクなど保有リスクが高い場合は、売却して他の配当株を買い直します。
利益を確定した配当株
IPOの利益で配当株を購入しているのは、配当金を得て安定的な資金を得るため。
配当株を保有し続けることが目的ではないので、購入時より大きく株価が上昇した株は利益確定します。
また、配当株を購入する原資となった金額で他の配当株を再購入していますので、IPOの利益により配当金を得る行為は継続しています。
こちらに掲載している配当株は利益確定を行い、売却益と配当金を得ています。
配当株 | 売却数 | 利益確定 | 配当金 | 当選IPO |
---|---|---|---|---|
三菱UFJ(8306) | 1,425株 | 56万8,610円 (+68.4%) |
4万3,463円 |
利益確定時のブログ 湖北工業の利益(17万円)で250株購入。ブログ ユミルリンクの利益(11万円)で175株購入。ブログ ココペリの利益(31万円)で700株購入。ブログ フューチャーリンクNの利益(14万円)で300株購入。ブログ |
三井住友FG(8316) | 200株 | 55万4,028円 (+95.0%) |
8万4,000円 |
利益確定時のブログ アースインフィニティの利益(84万円)で購入。ブログ |
信越化学工業(4063) | 25株 | 5.8万円 (+66.4%) |
2,625円 |
利益確定時のブログ 大栄環境の利益(8.4万円)で25株購入。ブログ |
IPOの当選利益で得た配当株がさらに利益を生む 理想的な展開に。
配当利回りの平均は約2%。預金金利はゆうちょ銀行で0.1%
配当金の平均利回りは約2%あります。国内の株式指標by 日本経済新聞
一方、ゆうちょ銀行の預金金利は定期預金(3年)で0.15%、通常預金で0.1%です。
100万円を一年間 運用した場合にもらえる、配当金と利子の金額はこちら。
2024.9.11時点銀行 | 利回り | 配当金 利子 |
---|---|---|
平均の配当利回り | 2.32% | 23,200円 |
定期預金金利(3年) | 0.15% | 1,500円 |
通常預金金利 | 0.1% | 1,000円 |
資産を形成するのに配当金は魅力があります。
もちろん株には株価の値下がりというリスクがありますが。
配当金は企業が配当金を出し続ける限り、年に2回ほど安定的にもらえます。
また、保有期間が長いほど、もらえる配当金の総額も大きくなっていきます。
個人的には成長株投資のほうが好きですが、安定的な資産形成にも手を出していきたいと思います。
妻とこどもはIPOの利益は抽選資金に再投資
こどもはIPOの抽選資金が全く足りていませんので、IPOで得た利益はIPOの抽選資金へ回します。
妻も通常は余裕がありますが、3月や12月などIPOラッシュ時に、抽選資金が足りないようです。
IPOは抽選資金があるほど、参加機会が増え、当選するチャンスも広がります。
分売の利益でも配当株を1株から積み増し
2019年11月から参加している立会外分売。
IPOほど大きな利益にはなりませんが、数百円、数千円とチョコチョコと利益になります。

IPOの利益同様、分売の利益でも配当株を購入していくことにしました。
とはいえ、数千円の利益では、100株単位の単元株は買えません。
毎回、購入する銘柄を変えるのも大変なので、配当株として知名度が高い「NTT」を、分売で利益がでるたびに、ワン株の買付手数料が無料のマネックス証券で1株ずつ購入し積み増していくことにしました。
配当株 | 保有数 | 平均買付単価 | 配当利回り |
---|---|---|---|
NTT(9432) | 279株 | 107円 | 3.20% |
分売による棚ボタ的 利益による購入なので、含み損益も気にしないで積み増していきます。
単元未満株については、姉妹サイト「カブスル」にて詳しく紹介しています。
2021年から価格変動がない不動産クラファンも
カブスルは売買の差額で利益を得るキャピタルゲイン狙いで株式投資を行っています。
ただし、株式市場が不調な時は売買しても損失がでやすくなります(配当株も株価が下がる)
ということで、価格の変動がなく分配金がもらえる不動産クラファンも、2021年10月から投資先として選んでいます。
配当株との違いはいくつかありますが、個人的に気に入っているのは、
- 価格変動がない(価格の上下を気にしないでいい)
- 投資期間が決まっている(売り時を考えなくていい)
- 利回りが良い(3%~5%)
といったところです。
メインは株式投資ですが、分散投資先として不動産クラファンも利用しています。
これまでカブスルは、配当株や優待株を積極的に買ってきませんでした。
何故ならインカムゲインによる安定収入より、売買の差額で得るキャピタルゲインにより、ガツンと資産を増やしたかったから。
もちろんこれからも、キャピタルゲイン狙いで成長株や割安株などを買いますが、今後のIPOによる利益は、配当株を購入し配当金を積み増していきたいと思います。