テスホールディングス(5074):IPO上場情報
テスホールディングスは、再生可能エネルギー発電所の開発・売電、小売電気事業、コージェネレーションシステムを始めとした各種環境・省エネ対策システム等の設計・調達・施工・オペレーション&メンテナンスなどを行っている企業です。
同社を持株会社として、テス・エンジニアリング株式会社を中核とする子会社18社(匿名組合含む)および持分法適用関連会社3社で構成。
エンジニアリング事業
フロー型ビジネス。
エネルギープラントやユーティリティ設備のEPCを行っており、省エネルギー領域と再生可能エネルギー領域の2つを主として展開。
エネルギーサプライ事業
ストック型ビジネス。
オペレーション&メンテナンス、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、電気の小売供給およびその他の各種サービスを提供。
従業員数は2021年2月末で45名、平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は7.3年、平均年間給与は628万円。
テスHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、テスHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
テスホールディングスの上場日
上場日 | 2021/4/27(火) | 証券コード | 5074 |
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市場 | 東証一部 | 業種 | 建設業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | テスホールディングス(5074) | ||
時価総額 | 596.2億円(公開価格で計算) 704.9億円(初値で計算) |
テスホールディングスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/4/12 (月) ~ 4/16 (金) |
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仮条件 | 1,470円~1,700円 (抽選資金:14.7万円 ~ 17万円) | ||
当選口数 | 112,700口 | ||
発行済株式数 | 35,069,100株 | オファリングレシオ | 32.1% |
公募株数 | 7,000,000株 | 売出株数 | 2,800,000株 |
吸収金額 | 191.5億円 | O.A分 | 1,470,000株 |
仮条件決定日 | 4/8 (木) | 公開価格決定日 | 4/19 (月) |
購入期間 | 4/20 (火) ~ 4/23 (金) | ||
備考 |
【4.19追記】公募は、国内4,886,900株、海外2,113,100株(海外販売の割合 30.2%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
テスホールディングスの公開価格と初値
仮条件 | 1,470円~1,700円 | ||
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公開価格 | 1,700円 | 初値 | 2,010円 |
騰落率 | 18.24% | 倍率 | 1.18倍 |
初値売り損益 | 31,000円(2,010円 - 1,700円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
テスホールディングスの初値予想と予想利益
テスホールディングスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,470円 ~ 1,700円 ※抽選資金:14.7万円 ~ 17万円 |
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初値予想 |
1,730円 ~ 1,800円※4/8 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 3,000円~1万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,700円あたり ※抽選資金:17万円あたり |
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初値予想 | 1,750円 ~ 1,850円 (1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | 5,000円~1.5万円 |
初値予想アンケート
テスホールディングス(5074)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,700円)を基準価格に修正しています。
有効回答:1050票 投票期限:2021/4/26 (月) 23:59までテスホールディングスの主幹事と幹事証券
テスホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。
テスホールディングスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 大和証券 |
83.48% | 9,408,000株 | 9,408口※ |
野村證券 | 4.35% | 490,000株 | 490口※ |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 4.35% | 490,000株 | 490口※ |
SMBC日興証券 | 1.74% | 196,000株 | 196口※ |
みずほ証券 | 1.74% | 196,000株 | 196口※ |
岡三証券 | 0.87% | 98,000株 | 98口※ |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 98,000株 | 98口※ |
丸三証券 | 0.87% | 98,000株 | 98口※ |
いちよし証券 | 0.87% | 98,000株 | 9口※ |
SBI証券 | 0.65% | 73,500株 | 441口※ |
松井証券 | 0.22% | 24,500株 | 171口※ |
大和コネクト証券のネット抽選分は、940口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
※海外売出し2,113,100株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
テスホールディングスの決算情報
単独 財務情報 (単位/百万円)
決算期 | 2020年6月 | 2019年6月 | 2018年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 970 | 750 | 272 |
経常利益 | 218 | 207 | 95 |
当期利益 | 154 | 131 | 67 |
純資産 | 2,696 | 2,382 | 2,270 |
配当金※ | 20.00 | 10.00 | 8.00 |
EPS※ | 6.07 | 5.24 | 31.93 |
BPS※ | 104.13 | 95.02 | 905.79 |
前期比(売上高) | 29.3% | 175.7% | ― |
連結 財務情報 (単位/百万円)
決算期 | 2020年6月 | 2019年6月 |
---|---|---|
売上高 | 28,415 | 29,638 |
経常利益 | 2,534 | 775 |
当期利益 | 1,625 | 38 |
純資産 | 8,409 | 8,536 |
EPS※ | 63.75 | 1.54 |
BPS※ | 299.70 | 277.26 |
前期比(売上高) | -4.1% | ― |
上位株主とロックアップ情報
テスホールディングスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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石脇 秀夫 代表取締役 | 25.13% | 180日 |
合同会社ストーンサイド 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 | 9.64% | 180日 |
TESSグループ従業員持株会 | 8.87% | 180日 |
合同会社たかおか屋 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 | 8.77% | 180日 |
(株)K 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 | 7.98% | 180日 |
(株)瑛 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 | 7.42% | 180日 |
髙崎 敏宏 取締役 | 5.11% | 180日 |
山本 一樹 取締役 | 5.01% | 180日 |
藤井 克重 | 5.00% | 180日 |
石田 智也 | 3.70% | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
テスホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
テスホールディングスのIPO分析
国内クリーンエネルギー利用分野の市場規模見通しは、2020年から2050年にかけて1.5倍の10.5兆円(2020年は7.2兆円)に拡大することが予測されています。
上場により調達した資金の使途は、「連結子会社のテス・エンジニアリング株式会社への投融資資金として全額充当する予定」。
事業内容とIPO的に、初値が爆発するようなタイプではなく、ジックリと投資をするタイプの株になります。
配当政策として、年2回の配当金を実施予定です。(1株2円)
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- テーマ性のあるクリーンエネルギー事業。
- 業績は安定的。(決算情報)
- 配当実績あり。年2回の配当金を予定。
- 主要株主にベンチャーキャピタルなしで売り圧力が低い。同社役員などが主要株主。
- IPOで人気の低い東証一部市場。
- オファリングレシオが32.1%と高い。(オファリングレシオによる実績)
- 株式市場が高値圏にあり、やや警戒感あり。(調整あるかも)
- 次のIPO(5月)が決まっていないので、資金が集まる可能性もあり。ただし、規模が大きいので価格は大きく揺れない。
4.8追記。仮条件が1,470円 ~ 1,700円に決定。(想定価格の1,700円が上限でやや弱気)
初値予想を1,730円 ~ 1,800円に修正。予想利益は3,000円~1万円です。
目論見書の想定仮条件は1,700円。初値予想は1,750円 ~ 1,850円としました。
予想利益は5,000円~1.5万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは積極的にIPOに応募する予定です。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
また、野村證券と松井証券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
追加の委託幹事としてauカブコム証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。