大栄環境(9336):IPO上場情報
大栄環境は、環境関連事業(廃棄物処理・資源循環)や有価資源リサイクル事業を行っている企業です。
グループは同社と連結子会社29社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社3社、持分法非適用関連会社7社で構成。関西圏、中部圏及び関東圏を中心に事業を展開。
グループのコア事業である「廃棄物処理・資源循環」においては、様々な施設群を活用して、収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分までワンストップで対応できる体制が競争力の源泉に。
環境関連事業がグループの連結売上高の86.6%を占めています。(2022年3月期)
設立は1979年10月。
同社の従業員数は2022年9月末で1,059名、平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は7.1年、平均年間給与は531.9万円。
大栄環境のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、大栄環境の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
大栄環境の上場日
上場日 | 2022/12/14(水) | 証券コード | 9336 |
---|---|---|---|
市場 | 東証プライム | 業種 | サービス業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | 大栄環境(9336) | ||
時価総額 | 1,283.6億円(公開価格で計算) 1,625.8億円(初値で計算) |
大栄環境のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/11/29 (火) ~ 12/2 (金) |
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仮条件 | 1,270円~1,350円 (抽選資金:12.7万円 ~ 13.5万円) | ||
当選口数 | 369,150口 | ||
発行済株式数 | 95,077,900株 | オファリングレシオ | 38.8% |
公募株数 | 3,500,000株 | 売出株数 | 28,600,000株 |
吸収金額 | 498.3億円 | O.A分 | 4,815,000株 |
仮条件決定日 | 11/28 (月) | 公開価格決定日 | 12/5 (月) |
購入期間 | 12/6 (火) ~ 12/9 (金) | ||
備考 |
【12.5追記】公募は、国内1,750,000株、海外1,750,000株(海外販売の割合 50.0%)。売出は、国内11,892,500株、海外16,707,500株(海外販売の割合 58.4%)。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
大栄環境の公開価格と初値
仮条件 | 1,270円~1,350円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,350円 | 初値 | 1,710円 |
騰落率 | 26.67% | 倍率 | 1.27倍 |
初値売り損益 | 36,000円(1,710円 - 1,350円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
大栄環境の初値予想と予想利益
大栄環境の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,270円 ~ 1,350円
※抽選資金:12.7万円 ~ 13.5万円
上限は6.3%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,320円 ~ 1,490円※11/28 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | -3,000円~1.4万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,270円あたり ※抽選資金:12.7万円あたり |
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初値予想 | 1,220円 ~ 1,390円 (1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | -5,000円~1.2万円 |
初値予想アンケート
大栄環境(9336)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,350円)を基準価格に修正しています。
有効回答:588票 投票期限:2022/12/13 (火) 23:59まで大栄環境の主幹事と幹事証券
大栄環境のIPOを取り扱っている証券会社です。
大栄環境の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SMBC日興証券 |
85.22% | 15,729,300株 | 15,729口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 4.43% | 818,500株 | 818口 |
大和証券 | 4.07% | 750,300株 | 750口 |
SBI証券 | 1.85% | 341,000株 | 2,046口 |
岡三証券 | 1.48% | 272,800株 | 272口 |
野村證券 | 1.48% | 272,800株 | 272口 |
岩井コスモ証券 | 0.74% | 136,400株 | 136口 |
楽天証券 | 0.37% | 68,200株 | 682口 |
松井証券 | 0.37% | 68,200株 | 477口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、75口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、14倍でした。
現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
大栄環境の決算情報
単独 財務情報 (単位/百万円)
決算期 | 2022年3月 | 2021年3月 | 2020年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 33,391 | 33,418 | 33,758 |
経常利益 | 10,626 | 14,525 | 10,158 |
当期利益 | 7,642 | 10,863 | 8,035 |
純資産 | 42,445 | 37,016 | 28,520 |
配当金※ | 30.00 | 30.00 | 16,990.00 |
EPS※ | 84.16 | 120.71 | 44,642.59 |
BPS※ | 463.49 | 407.67 | 158,447.82 |
前期比(売上高) | -0.1% | -1% | ― |
連結 財務情報 (単位/百万円)
決算期 | 2022年3月 | 2021年3月 |
---|---|---|
売上高 | 64,992 | 61,608 |
経常利益 | 13,304 | 14,155 |
当期利益 | 8,870 | 9,230 |
純資産 | 60,070 | 53,236 |
EPS※ | 97.67 | 102.56 |
BPS※ | 652.37 | 582.65 |
前期比(売上高) | 5.5% | ― |
2023年3月期の業績予想です。
上位株主とロックアップ情報
大栄環境の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
ウイングトワ株式会社 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
89,999,500株
98.28%
|
28,600,000株 | 180日 |
大栄環境従業員持株会 |
1,190,700株
1.30%
|
- | |
金子 文雄 代表取締役社長 |
47,300株
0.05%
|
- | 180日 |
井上 吉一 取締役 |
46,800株
0.05%
|
- | 180日 |
大田 成幸 取締役 |
46,800株
0.05%
|
- | 180日 |
篠原 啓二 |
46,800株
0.05%
|
- | 180日 |
東井 基光 |
15,600株
0.02%
|
- | 180日 |
石川 光一 |
15,600株
0.02%
|
- | 180日 |
出射 邦彦 |
15,600株
0.02%
|
- | 180日 |
下田 守彦 |
15,600株
0.02%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
大栄環境と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:プライムまたは東証一部」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2022/03/02 ビーウィズ
… 初値売り損益:-8,000円
騰落率:-5.71%、倍率:0.94倍 - 2020/12/21 ポピンズHD
… 初値売り損益:-17,100円
騰落率:-6%、倍率:0.94倍 - 2020/10/05 ダイレクトマーケティングミックス
… 初値売り損益:-10,000円
騰落率:-3.70%、倍率:0.96倍 - 2020/03/09 フォーラムエンジニアリング
… 初値売り損益:-28,000円
騰落率:-21.37%、倍率:0.79倍 - 2020/03/02 カーブスHD
… 初値売り損益:-8,000円
騰落率:-10.67%、倍率:0.89倍
大栄環境のIPO分析
1979年創業の老舗企業。平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は7.1年。
グループは、最終処分事業からスタートし、その後、事業の永続性を図るために、減容及びリサイクルにシフトし、土壌浄化、エネルギー創造、森林保全、施設建設・運営管理、コンサルティングなど、環境に係る幅広い事業を展開。
環境系の事業内容は、ESGやSDGsといったテーマ性もあり、上場タイミングはバッチリか。
公募株・売出株ともに海外販売分があり、約半数が海外へ回る予定。
やはり日本より海外の方が環境分野への意識は高いのかも。
12.5追記。さらに海外売出株が増え、16,707,500株に。海外販売の割合は57.5%に。
11.28追記。海外売出株は14,861,800株となり、海外販売の割合は51.8%に。
ただ、IPOとしては初値が高くつきづらい要素があり、初値への期待値(評価)は低めにしました。
想定価格も同業他社と比較して高くも安くもなく適正です。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 業績は安定的(決算情報)
- ESGやSDGsに関連する事業は時代にマッチ
- グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は57.5%
- 連結配当性向は30%以上が目安
- 成長をイメージしにくい事業内容
- 売出比率が89.1%と高い。売主は役員関連の企業
- 同業種のIPOの初値が不調
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
- 2023年3月期の業績予想(前期比)は、売上高 67,337百万円(+3.6%)、営業利益 12,882百万円(+0.3%)
11.28追記。仮条件が想定発行価格(1,270円)より6.3%の上振れ決定(1,270円 ~ 1,350円)したので、初値予想を1,320円 ~ 1,490円に修正。予想利益は-3,000円~1.4万円です。
目論見書の想定仮条件は1,270円。初値予想は1,220円 ~ 1,390円としました。
予想利益は-5,000円~1.2万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
プライム市場上場のIPOで、上下どちらに動くとしても振り幅は小さくなりそうです。
カブスルは参加する予定でいますが、公募割れもありえそうなIPOです。
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を採用していますので当選確率は一緒です。
カブスルは18回 IPOに当選。
松井証券と岡三オンラインはブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(5割目標)
追加の委託幹事として、CONNECTが決まりました。
委託幹事は目論見書に掲載されないので気づかれず、CONNECT自体の認知度もまだ低いので狙い目です!(カブスルは2回当選)
そのほかに口座開設数が多いSBI証券と楽天証券、auカブコム証券や岩井コスモ証券でも参加可能です。
注意点として、SMBC日興証券と松井証券は、当選後に辞退するとペナルティがありますので、ブックビルディング参加にはご注意を。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)