ラキール(4074):IPO上場情報
ラキールは、企業向けシステムの開発・保守およびクラウド型アプリケーション開発・運用基盤「LaKeel DX」とその関連製品の開発・販売などを行っている企業です。
LaKeel DXは、アプリケーション開発を効率的に行うための環境。(環境とは開発用の作業環境のこと)
2019年5月にリリースした製品で、今後同社グループが最も注力していくサービス。
LaKeel DXを活用することで、ユーザー企業はサーバーやネットワーク機器を準備することなく、アマゾン、マイクロソフト、グーグルなどの大手クラウド事業者が提供するクラウドプラットフォーム上で、アプリケーションの開発・運用を行うことができます。
現在の主力サービスはプロフェッショナルサービスで、主に大手建設会社、大手不動産会社、大手金融機関向けの基幹システムを対象に、システム開発サービス、システム保守サービスを展開。
グループは同社と連結子会社3社で構成。
従業員数は2021年5月末で399名、平均年齢は35.5歳、平均年間給与は561.6万円。
ラキールのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ラキールの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ラキールの上場日
ラキールのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/6/30 (水) ~ 7/6 (火) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 1,300円~1,400円 (抽選資金:13万円 ~ 14万円) | ||
当選口数 | 14,490口 | ||
発行済株式数 | 7,228,500株 | オファリングレシオ | 20% |
公募株数 | 840,000株 | 売出株数 | 420,000株 |
吸収金額 | 20.2億円 | O.A分 | 189,000株 |
仮条件決定日 | 6/28 (月) | 公開価格決定日 | 7/7 (水) |
購入期間 | 7/8 (木) ~ 7/13 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ラキールの公開価格と初値
仮条件 | 1,300円~1,400円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,400円 | 初値 | 2,480円 |
騰落率 | 77.14% | 倍率 | 1.77倍 |
初値売り損益 | 108,000円(2,480円 - 1,400円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ラキールの初値予想と予想利益
ラキールの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,300円 ~ 1,400円
※抽選資金:13万円 ~ 14万円
上限は7.7%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
2,310円 ~ 2,900円※6/28 修正
(1.7倍~2.1倍) |
予想利益 | 9.1万円~15万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,300円あたり ※抽選資金:13万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,080円 ~ 2,600円 (1.6倍~2.0倍) |
予想利益 | 7.8万円~13万円 |
初値予想アンケート
ラキール(4074)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,400円)を基準価格に修正しています。
有効回答:570票 投票期限:2021/7/15 (木) 23:59までラキールの主幹事と幹事証券
ラキールのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
---|---|
引受幹事証券 |
|
委託幹事証券 | |
備考 | 主幹事は野村證券です。 |
ラキールの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 野村證券 |
86.96% | 1,260,000株 | 1,260口 |
SBI証券 | 4.35% | 63,000株 | 378口 |
楽天証券 | 2.61% | 37,800株 | 378口 |
SMBC日興証券 | 1.74% | 25,200株 | 25口 |
あかつき証券 | 1.74% | 25,200株 | 0口 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 12,600株 | 12口 |
東洋証券 | 0.87% | 12,600株 | 12口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 0.43% | 6,300株 | 6口 |
丸三証券 | 0.43% | 6,300株 | 6口 |
委託幹事であるauカブコム証券とLINE証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、171倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ラキールの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 | 2018年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 4,980,442 | 5,015,782 | 3,717,921 |
経常利益 | 238,956 | 154,693 | 143,884 |
当期利益 | 136,704 | 56,078 | 136,184 |
純資産 | 1,071,666 | 856,566 | 799,887 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 21.98 | 9.06 | 2,415.18 |
BPS※ | 167.66 | 138.28 | 12,921.63 |
前期比(売上高) | -0.7% | 34.9% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年12月 | 2019年12月 |
---|---|---|
売上高 | 5,331,307 | 5,665,680 |
経常利益 | 243,105 | 182,075 |
当期利益 | 139,620 | 86,309 |
純資産 | 1,129,889 | 909,345 |
EPS※ | 22.45 | 13.94 |
BPS※ | 173.87 | 143.80 |
前期比(売上高) | -5.9% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ラキールの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
久保 努 代表取締役社長 |
3,400,000株
46.24%
|
- | 90日 |
KST有限責任事業組合 VC |
1,100,000株
14.96%
|
420,000株 | 90日 |
ラキール従業員持株会 |
724,100株
9.85%
|
- | 180日 |
合同会社シングル・マインド |
400,000株
5.44%
(400,000)
|
- | |
平間 恒浩 取締役 |
392,500株
5.34%
(92,500)
|
- | 90日 |
株式会社Kコーポレーション 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
245,600株
3.34%
|
- | 90日 |
西村 浩 取締役 |
192,500株
2.62%
(42,500)
|
- | 90日 |
川上 嘉章 取締役 |
147,800株
2.01%
(18,500)
|
- | 90日 |
雄谷 淳 取締役 |
128,900株
1.75%
(13,500)
|
- | 90日 |
川西 幹 |
100,000株
1.36%
(100,000)
|
- |
直近の類似IPOの上場結果
ラキールと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2021/06/30 プラスアルファ・コンサルティング
… 初値売り損益:42,000円
騰落率:18.26%、倍率:1.18倍 - 2021/06/29 BlueMeme
… 初値売り損益:3,000円
騰落率:1.06%、倍率:1.01倍 - 2021/06/24 ベイシス
… 初値売り損益:316,000円
騰落率:154.90%、倍率:2.55倍 - 2021/06/22 ペイロール
… 初値売り損益:-9,000円
騰落率:-6.52%、倍率:0.93倍 - 2021/06/10 ワンダープラネット
… 初値売り損益:155,500円
騰落率:60.74%、倍率:1.61倍
ラキールのIPO分析
LaKeel DXは2019年5月にリリースした製品で開発・販売の歴史が浅く、現時点では主力の製品サービスではありませんが、今後同社グループが最も注力していくサービス。
LaKeel DXの導入数は順調に推移。
顧客企業の満足度向上に取り組んでおり、解約率は減少して推移しているようです。
- カスタマーチャーンレート
顧客数ベースのチャーンレート。解約した顧客数で算出。 - レベニューチャーンレート
収益ベースのチャーンレート。解約やダウングレードによって生じた損失金額で算出。
現在の主力事業であるプロフェッショナルサービスは、システム開発及びシステム保守を提供するモデル。
- フロービジネス
新規顧客向けのシステム開発。 - リカーリング型レベニューモデル
既存顧客向けのシステム開発案件および保守案件。(安定収益)
プロフェッショナルサービスで安定的に稼いで、LaKeel DXで将来性に繋げるということで、個人的には魅力あります。
上場により調達した資金の使途は、主にLaKeel製品の開発費、業容拡大のための技術系人材の採用・育成費、当社グループのブランド認知向上及び顧客基盤拡大のための広告宣伝費用、借入金の返済等に充当する予定。
当選しました!
7.7追記。SBI証券で当選しました!ブログ
2021年は8回目の当選です。
- IPO当選実績
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- IPOで非常に人気のある「DX支援」事業。
- 業績は安定的。LaKeel DXの伸びにも期待。(決算情報)
- 2021年12月期の業績予想(前期比)は、売上高5,809百万円(+9%)、営業利益402百万円(+58.6%)、経常利益346百万円(+42.7%)。
- オファリングレシオが20%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
- 購入単価が低いIPOが好調。(抽選資金による実績)
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 市場からの吸収金額が20.2億円とやや大きい。(吸収金額による実績)
- 新株予約権に係る潜在株式数は965,000株で、発行済株式総数の15.1%に相当。
- 連結子会社がやや気になる。
6.28追記。仮条件が想定発行価格(1,300円)より7.7%の上振れ決定(1,300円 ~ 1,400円)したので、初値予想を2,310円 ~ 2,900円に修正しました。予想利益は9.1万円~15万円です。
目論見書の想定仮条件は1,300円。初値予想は2,080円 ~ 2,600円としました。
予想利益は7.8万円~13万円です。
公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
追加の委託幹事としてLINE証券が決まりました。
2021年5月末からIPOの取り扱いを発表したばかり。いまならライバルが少なく、IPO当選の狙い目になります。
余裕があれば、幹事数が増えてきた楽天証券や岩井コスモ証券も、おすすめです。
追加の委託幹事として、auカブコム証券も決まりました。