SBI新生銀行(8303):IPO上場情報と初値予想


SBI新生銀行は、法人向けの融資や市場業務といった伝統的な銀行業務に加え、個人向け無担保ローン「レイク」やショッピングクレジット、リースなどノンバンク分野も展開する総合金融グループです。

事業内容 各サービスの内容

SBIホールディングスの傘下に入ったことで、グループの金融・IT・地域連携といった強みを活かし、従来の銀行の枠にとらわれない革新的なサービスの提供を目指すリーディングバンキンググループとして再出発を図っています。

SBIグループとの共創による新たな価値創出

SBI新生銀行のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、SBI新生銀行の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

SBI新生銀行の上場日

B
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや高い
  • 割安感:割安

上場日 2025/12/17(水) 証券コード 8303
市場 東証プライム 業種 銀行業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス SBI新生銀行(8303)
時価総額
12,895.2億円(想定価格で計算)

SBI新生銀行のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2025/12/2 (火) ~ 12/5 (金)

仮条件 12/1 (月)に決定
当選口数 2,553,000口
発行済株式数 895,500,000株 オファリングレシオ 28.5%
公募株数 89,000,000株 売出株数 133,000,000株
吸収金額 3,676.3億円あたり O.A分 33,300,000株
仮条件決定日 12/1 (月) 公開価格決定日 12/8 (月)
購入期間 12/9 (火) ~ 12/12 (金)
備考

【11.13追記】売出は、国内43,645,000株、海外89,355,000株(海外販売の割合 67.2%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

SBI新生銀行の初値予想と予想利益

SBI新生銀行の初値予想と予想利益です。

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。

想定価格と初値予想

想定価格 1,440円あたり ※抽選資金:14.4万円あたり
初値予想 1,580円 ~ 1,950円 (1.1倍~1.4倍)
予想利益 1.4万円~5.1万円
マネックス証券

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初値予想アンケート

SBI新生銀行(8303)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

目論見書の想定価格(1,440円)を基準価格としています。

有効回答:509   投票期限:2025/12/16 (火) 23:59まで
3倍以上(4,320円以上)
179票  35%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,600円以上~4,320円未満)
16票  3%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,880円以上~3,600円未満)
28票  6%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,160円以上~2,880円未満)
88票  17%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,728円以上~2,160円未満)
81票  16%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,440円以上~1,728円未満)
48票  9%
投票済み

公募割れ(1,440円未満)
69票  14%
投票済み

SBI新生銀行の主幹事と幹事証券

SBI新生銀行のIPOを取り扱っている証券会社です。

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SBI新生銀行の決算情報

単独 財務情報 (単位/百万円)

決算期 2025年3月 2024年3月 2023年3月
売上高 315,411 268,490 192,577
経常利益 60,863 58,261 54,361
当期利益 50,139 62,863 48,991
純資産 865,771 888,768 896,557
配当金 40,000,000.00 40,000,000.00 12.00
EPS 66.87 76.81 816,523,594.33
BPS 1,009.13 1,175.61 14,942,624,424.71
前期比(売上高) 17.5% 39.4%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/百万円)

決算期 2025年3月 2024年3月 2023年3月
売上高 614,001 530,771 421,853
経常利益 77,797 61,072 52,136
当期利益 84,499 57,924 42,771
純資産 959,249 966,724 966,506
EPS 112.70 70.77 712,851,750.13
BPS 1,151.40 1,273.48 16,033,315,142.95
前期比(売上高) 15.7% 25.8%
※EPS、BPSは(単位/円)
業績

SBI新生銀行のPERとPBR

想定価格(1,440円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2024年3月
(実績/連結)
20.35倍 1.13倍 70.77 1,273.48
2025年3月
(実績/連結)
12.78倍 1.25倍 112.70 1,151.40
2026年3月
(予想/連結)
11.86倍 - 121.38 -
※(予想)欄のPBRおよびBPSは、会社公表の業績予想を基に算出した参考値です。

SBI新生銀行の配当金と配当利回り

想定価格(1,440円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2024年3月
(実績)
2.85円 0.19% 3.72%
2025年3月
(実績)
2.85円 0.19% 4.24%
2026年3月
(予定)
34円 2.36% -
※(予定)欄の配当性向は、会社公表の業績予想および予定配当金を基に算出した参考値です。

上位株主とロックアップ期間

SBI新生銀行の上位10名の株主構成とロックアップ期間です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
SBI地銀ホールディングス株式会社 490,000,000
60.75%
- 180日
SBIホールディングス株式会社 308,000,000
38.19%
133,000,000 180日
川島 克哉 代表取締役 216,900
0.02%
(216,900)
-
畑尾 勝巳 取締役 86,800
0.01%
(86,800)
-
寺澤 英輔 取締役 86,800
0.01%
(86,800)
-
執行役員 46,000
0.00%
(46,000)
-
平沢 晃 執行役員 46,000
0.00%
(46,000)
-
鍵田 裕之 執行役員 46,000
0.00%
(46,000)
-
薦田 貴久 執行役員 46,000
0.00%
(46,000)
-
牧角 司 執行役員 46,000
0.00%
(46,000)
-
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 180日のロックアップ期間は、2026年6月14日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

SBI新生銀行と同じホットワードのIPOの上場結果です。

知名度が高い」のIPOの直近の結果です。

「再上場」のIPOの直近の結果です。

  • 2024/12/17 黒田グループ
    初値売り損益:18,500円
    (騰落率:26.43%、倍率:1.26倍)
  • 2024/06/27 豆蔵デジタルHD
    初値売り損益:1,800円
    (騰落率:1.35%、倍率:1.01倍)
  • 2023/10/25 KOKUSAI ELECTRIC
    初値売り損益:27,600円
    (騰落率:15%、倍率:1.15倍)
  • 2023/06/30 ノバレーゼ
    初値売り損益:-1,000円
    (騰落率:-1.67%、倍率:0.98倍)
  • 2023/04/19 エキサイトHD
    初値売り損益:36,000円
    (騰落率:26.87%、倍率:1.27倍)

SBI新生銀行と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:プライムまたは東証一部」かつ「業種:銀行業」の直近のIPO結果です。

  • 2023/04/21 楽天銀行
    初値売り損益:45,600円
    騰落率:32.57%、倍率:1.33倍
  • 2016/03/15 富山第一銀行
    初値売り損益:3,000円
    騰落率:6.38%、倍率:1.06倍
  • 2015/11/04 ゆうちょ銀行
    初値売り損益:23,000円
    騰落率:15.86%、倍率:1.16倍
  • 2013/12/19 足利ホールディングス
    初値売り損益:3,100円
    騰落率:7.38%、倍率:1.07倍
  • 2007/04/19 八千代銀行
    初値売り損益:-35,000円
    騰落率:-5.56%、倍率:0.94倍

SBI新生銀行のIPO分析

SBI新生銀行は、SBIグループ入りを機に、銀行の枠にとらわれず、無担保ローンやリースなどノンバンク分野も展開する革新的な金融グループを目指しています。

グループ入り以降、預金や営業性資産、純利益が大きく伸長。
とくに2025年3月期には親会社株主に帰属する当期純利益が4.1倍に拡大するなど、成長効果が数値に表れています。

SBIグループ入り後の劇的な事業拡大

2026年3月期の業績予想(連結)が開示されており、想定価格で算出したPERは11.8倍。
前期実績で算出したPERは12.7倍、PBRは1.25倍です(PERとPBR

業績予想

予定されている配当金は34円。想定価格ベースの配当利回りは2.36%です。(配当利回り

同業他社との比較です。事業内容はあおぞら銀行に近いですが、ネット銀行の指標も個人的に参考にしてます。
住信SBIネット銀行はTOBにより2025年9月にスタンダード上場廃止のため指標は参考値です。

2025.11.15時点
企業名 SBI新生銀行
(8303)
楽天銀行
(5838)
あおぞら銀行
(8304)
住信SBIネット銀行
上場廃止
上場
市場
プライム プライム プライム スタンダード
上場廃止
時価
総額
12,895
億円
13,288
億円
3,186
億円
7,351
億円
参考値
事業
内容
法人金融・市場業務、カードローン「レイク」、リース・決済等の総合金融 ネット専業銀行(預金・決済・ローン/楽天経済圏連携) 中堅銀行(法人・個人バンキング、投資・市場関連) ネット専業銀行(個人・法人向け口座、住宅ローン、決済/NEOBANK連携)
経常
収益
6,140
億円
2025年3月
1,845
億円
2025年3月
2,314
億円
2025年3月
1,465
億円
2025年3月
経常
利益
777
億円
2025年3月
715
億円
2025年3月
175
億円
2025年3月
382
億円
2025年3月
配当
利回り
予想
0.19%
2025年3月
2.36%
2026年3月
予想
0% 3.86% 0%
PER 12.7倍
2025年3月
11.8倍
2026年3月
予想
20.7倍 14.3倍 21.6倍
参考値
PBR 1.25倍
2025年3月
3.93倍 0.73倍 4.2倍
参考値
公開
価格
1,440円 1,400円 570円 1,200円
初値
騰落率
- 1,856円
32.57%
495円
-13.16%
1,222円
1.83%
現在の株価
11/15時点
公開価格比
- 7,605円
5.4倍
2,441円
-57.2%
1:10の
株式併合
4,900円
4.0倍
TOB価格
  • 各社とも「経常収益」「経常利益」で統一しています
  • SBI新生銀行の2026/3期は、会社計画が「親会社株主に帰属する当期純利益:1,000億円」のみ開示で、経常収益・経常利益は未開示
  • 楽天銀行・あおぞら銀行・住信SBIネット銀行の2025/3期数値の出典は各社の決算短信/IRです

SBI新生銀行は、楽天銀行と比べて配当利回りが高く、株価指標(PBR)でも割安な水準にあります。
一方で、利益率や成長性では楽天銀行に見劣る面もあるため、今後の収益拡大が鍵を握ります。

SBIグループとの連携や再上場による資本強化を追い風に、評価修正の可能性が意識されやすい局面です。

住信SBIネット銀行は、NEOBANKを通じた提携ビジネスに強みを持つネット専業銀行でしたが、NTTドコモによるTOBを経て上場廃止となりました。現在は上場していませんが、ネット銀行モデルの収益性を考えるうえでの参考までに。

【IPO初心者、投資初心者の方へ】
IPOとは、未上場企業が株式を証券取引所に上場し、投資家が株を売買できるようになることです。
SBI新生銀行も、上場後は証券会社を通じて株の売買ができるようになります。

上場前に購入できるIPO株は、相場価格よりディスカウント(割引)された価格で購入できるため、上場後に売却することで売買の差額による利益を期待できます。また、保有していると配当金がもらえます。

下記の記事では、「SBI新生銀行はなぜ上場するのか?」「配当金と預金金利の比較」「よくある質問の回答」も載せています。

事業の中身はあおぞら銀行に近いものの、株価指標の面では楽天銀行をベンチマークとすると、PBRの面で割安感があり、配当金も支払われています。
つまり、配当を受け取りながら、株価の上昇(PERの見直し)によるリターンも期待できると個人的に考えています。

仮条件の価格帯が想定価格より上昇した場合、割安性が薄れるため評価と初値予想は一段下に変更する可能性があります。

参考までに

以下の点を考慮し、中立の「B」評価に設定しました。

中立
  • SBIグループ入り後、業績が堅調に拡大中(決算情報
  • 2026年3月期の予定配当金は34円で、想定価格ベースの配当利回りは2.36%(配当利回り
  • レイクなどの個人ローンや決済、リースなどノンバンク事業も展開
  • 金利上昇局面にあり、銀行株全体の評価(PER)も上昇しやすい地合い
  • 知名度が高く、個人投資家にも馴染みがあるIPOデータ
  • グローバルオファリング(海外投資家向け販売)あり
  • 同業他社と比較してPERに割安感あり
  • 楽天銀行や住信SBIネット銀行は上場後に株価が堅調に推移
  • 利益率やROEは、楽天銀行などネット銀行と比べて見劣りする
  • 需給が重く、初値が上昇しづらい構造(売出株数が多い)
  • オファリングレシオは28.5%とやや高めIPOデータ
  • IPOで人気が出にくい再上場案件(データ
  • 想定価格と2026年3月期の業績予想(連結)によるPERは11.8倍と試算(PERとPBR
  • 価格のベンチマークを楽天銀行にすると割安感あり。あおぞら銀行にすると適正価格かやや割安
  • プライム市場のIPOは初値が控えめな一方、上場後は堅調に推移する傾向あり
  • 親引け先(IPO株の指定販売先)は農林中央金庫で、最大50億円分を取得予定
  • SBIホールディングス北尾会長の肝いりIPOとして注目

目論見書の想定仮条件は1,440円。初値予想は1,580円 ~ 1,950円としました。
予想利益は1.4万円~5.1万円です。

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。

カブスルは幹事証券にて全力でIPOに参加します。
仮に公募割れしたとしても配当金で投資元本を回収しようかなと個人的には考えています。(検証記事

ワンポイント

主幹事の一角を担っているのはSMBC日興証券SBI証券です。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。

SMBC日興証券は割当の一部は資金力に左右されない平等抽選を採用しています。カブスルは35回 IPOに当選。

SBI証券は、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。カブスルは41回 IPOに当選。

カブスルはこの2社だけでIPOに76回当選しています(全当選数の38.1%)

主幹事の一角である野村證券みずほ証券、幹事証券の松井証券岡三オンラインはブックビルディング時に抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いため、気軽に参加できます。

特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。
(松井証券と岡三オンラインは口座開設タイアップ中)

追加の委託幹事としてSBIネオトレード証券が決まりました。松井証券同様、抽選時に資金が必要ありません。

※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。

ブックビルディングの参加スタンスは X(Twitter)にて発信しています。

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