楽天銀行(5838):IPO上場情報


楽天銀行は、楽天グループ株式会社が100%出資するインターネット銀行です。
グループは同社と連結子会社23社及び非連結子会社4社で構成。

事業系統図

楽天グループのサービスと組み合わせた銀行サービスを提供。

  • 楽天カード、楽天証券、楽天生命保険、楽天損害保険に銀行代理業務(口座開設の媒介)を委託。
  • 登録金融機関業務として、楽天証券から金融商品仲介業務を受託。
  • 楽天生命保険と楽天損害保険から保険代理業を受託。

口座数1,338万口座、預金量8.8兆円。日本No1のインターネット銀行として最大の顧客基盤を有しています。

楽天銀行の口座数の推移と預金残高の推移

ネット銀行は物理的な支店を持たず、従来の銀行と比較して、比較的低コストでの事業運営が可能。

楽天エコシステム(楽天経済圏)とのシナジーを追求し、楽天グループの1億超ID(2022年12月現在)の強固な顧客基盤を活用した新規顧客獲得及び当行へのロイヤルティを高める施策を推進。

設立は2000年1月
同社の従業員数は2023年2月末で841名、平均年齢は37.1歳、平均勤続年数は5年、平均年間給与は653.8万円


楽天銀行のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、楽天銀行の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

楽天銀行の上場日

C
  • 業績:好調
  • オファリングレシオ:高い
  • 売出多い
  • 割安感:やや割安

上場日 2023/4/21(金) 証券コード 5838
市場 東証プライム 業種 銀行業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス 楽天銀行(5838)
時価総額
2,380.3億円(公開価格で計算)
3,155.6億円(初値で計算)

楽天銀行のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2023/4/5 (水) ~ 4/11 (火)

仮条件 1,300円~1,400円 (抽選資金:13万円 ~ 14万円)
当選口数 639,698口
発行済株式数 170,019,380株 オファリングレシオ 37.6%
公募株数 5,555,500株 売出株数 53,951,300株
吸収金額 895.5億円 O.A分 4,463,000株
仮条件決定日 4/5 (水) 公開価格決定日 4/13 (木)
購入期間 4/14 (金) ~ 4/19 (水)
備考

【4.13追記】売出は、国内21,966,400株、海外31,984,900株(海外販売の割合 59.3%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

楽天銀行の公開価格と初値

仮条件 1,300円~1,400円
公開価格 1,400円 初値 1,856円
騰落率 32.57%  倍率  1.33倍
初値売り損益 45,600円(1,856円 - 1,400円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

楽天銀行の初値予想と予想利益

楽天銀行の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,300円 ~ 1,400円 ※抽選資金:13万円 ~ 14万円
上限は22%下ブレ↓
初値予想 1,330円 ~ 1,456円※4/5 修正
(1.0倍~1.0倍)
予想利益 -7,000円~5,600円

想定価格と初値予想

想定価格 1,795円あたり ※抽選資金:17.95万円あたり
初値予想 1,685円 ~ 1,845円 (0.9倍~1.0倍)
予想利益 -1.1万円~5,000円
送信中...

初値予想アンケート

楽天銀行(5838)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,400円)を基準価格に修正しています。

有効回答:1014   投票期限:2023/4/20 (木) 23:59まで
3倍以上(4,200円以上)
62票  6%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,500円以上~4,200円未満)
11票  1%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,800円以上~3,500円未満)
14票  1%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,100円以上~2,800円未満)
23票  2%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,680円以上~2,100円未満)
120票  12%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,400円以上~1,680円未満)
330票  33%
投票済み

公募割れ(1,400円未満)
454票  45%
投票済み

楽天銀行の主幹事と幹事証券

楽天銀行のIPOを取り扱っている証券会社です。

楽天銀行の割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
36.33% 11,619,500株 11,619口
主幹事
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
14.46% 4,623,600株 4,623口
主幹事
みずほ証券
11.70% 3,742,900株 3,742口
主幹事
ゴールドマン・サックス証券
5.16% 1,651,200株 0口
主幹事
SMBC日興証券
8.26% 2,642,000株 2,642口
楽天証券 13.77% 4,403,400株 44,034口
野村證券 8.60% 2,752,100株 2,752口
マネックス証券 0.86% 275,100株 2,751口
松井証券 0.86% 275,100株 1,925口

大和コネクト証券のネット抽選分は、1,161口あたりが想定されます。大和証券の約1%

楽天証券の抽選倍率は、6倍でした。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


楽天銀行の決算情報

単独 財務情報 (単位/百万円)

決算期 2022年3月 2021年3月 2020年3月
売上高 104,764 102,442 94,704
経常利益 29,530 27,870 26,755
当期利益 20,474 19,466 18,613
純資産 183,492 165,494 146,493
配当金
EPS 124.49 118.36 7,922.28
BPS 1,115.70 1,006.26 62,351.41
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/百万円)

決算期 2022年3月 2021年3月
売上高 106,026 103,386
経常利益 27,909 27,581
当期利益 20,039 19,337
純資産 206,494 186,790
EPS 117.57 117.57
BPS 1,137.52 1,021.34
※EPS、BPSは(単位/円)
業績

楽天銀行のPERとPBR

公開価格(1,400円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2022年3月期
(実績/連結)
11.49倍 1.23倍 121.84 1,137.52
2023年3月期
(予想/連結)
8.62倍 - 162.43 -

上位株主とロックアップ情報

楽天銀行の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
楽天グループ株式会社 164,463,880
100.00%
53,951,300 180日
  • 180日のロックアップ期間は、2023年10月17日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

楽天銀行と同じホットワードのIPOの上場結果です。

知名度が高い」のIPOの直近の結果です。

  • 2023/03/29 住信SBIネット銀行
    初値売り損益:2,200円
    (騰落率:1.83%、倍率:1.02倍)
  • 2023/03/27 カバー
    初値売り損益:100,000円
    (騰落率:133.33%、倍率:2.33倍)
  • 2022/12/21 note
    初値売り損益:18,100円
    (騰落率:53.24%、倍率:1.53倍)
  • 2022/12/21 サンクゼール
    初値売り損益:40,100円
    (騰落率:22.28%、倍率:1.22倍)
  • 2022/12/14 スカイマーク
    初値売り損益:10,200円
    (騰落率:8.72%、倍率:1.09倍)

親子上場」のIPOの直近の結果です。

楽天銀行と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:プライムまたは東証一部」かつ「業種:銀行業」の直近のIPO結果です。

  • 2016/03/15 富山第一銀行
    初値売り損益:3,000円
    騰落率:6.38%、倍率:1.06倍
  • 2015/11/04 ゆうちょ銀行
    初値売り損益:23,000円
    騰落率:15.86%、倍率:1.16倍
  • 2013/12/19 足利ホールディングス
    初値売り損益:3,100円
    騰落率:7.38%、倍率:1.07倍
  • 2007/04/19 八千代銀行
    初値売り損益:-35,000円
    騰落率:-5.56%、倍率:0.94倍
  • 2006/11/14 あおぞら銀行
    初値売り損益:-75,000円
    騰落率:-13.16%、倍率:0.87倍

楽天銀行のIPO分析

楽天銀行の業績は好調。口座数も順調に伸びています

連結経常収益の推移

楽天グループといえば、楽天経済圏(楽天エコシステム)。
楽天ポイント目当てで、他の楽天サービスから楽天銀行の口座開設も。

楽天グループで蓄積されたAIの活用ノウハウを享受できるというのは他行に比べて大きなメリットです。
ローンの審査モデルの構築や審査精度向上にもAIを活用し、貸倒コストをコントロールしつつローン収益を拡大。

ネット銀行の利便性は高い

10年以上、ネット銀行を利用しているカブスル。自宅で24時間 振込みができ、明細もいつでも見られるネット銀行は非常に便利です。
できれば高齢者にも使って欲しいのでコチラでカンタンに紹介します。

楽天銀行を利用するメリットは6つ。

楽天銀行のメリット
Webサイトより

わかりやすい魅力のひとつが、手数料の安さです。

  • ATMの引出し手数料は、最大で月7回まで無料
  • 振込手数料は、楽天銀行同士は何回でも無料。他行宛でも最大で月3回まで無料

また、楽天経済圏(楽天ポイント)を活用されている方にとっては、楽天ポイントが貯まるのも嬉しいメリットです。

ネット銀行を利用するメリットはいくつかありますが、このページでは長くなるので割愛させて頂きます。
詳しくは姉妹サイトの記事をご確認ください。

楽天銀行自体は良い企業だと思うのですが、IPOとしての人気は次の理由で低くなりそう。

  • 楽天本体の業績悪化(モバイル事業の苦戦)
  • 次々と子会社を上場させる予定(楽天証券の上場も視野
  • 米国のシリコンバレー銀行(SVB)の破綻。UBSのクレディ・スイス買収劇
  • 銀行株の株価が日米共に下落
  • 3/29に上場する住信SBIネット銀行の初値動向

ただでさえ楽天本体の業績悪化懸念があるのに、銀行業の信用不安も重なっており、IPOとしての人気は低くなりそうです。
(とはいえ、この記事を書いている時点から一ヵ月後の上場になるので、事態の改善があるやも、ないやも)

仮条件の価格、相場環境を考慮して評価は変更する可能性があります。(一段下に)

参考までに

評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。

公募割れのリスクあり
  • 業績が好調(決算情報
  • 2023年3月期の業績予想(前期比)は、経常収益 120,255百万円(+13.4%)、経常利益 37,738百万円(+35.2%)
  • 口座開設数も伸びている
  • 楽天経済圏のデータ活用
  • ポイ活が人気(ポイント集め)
  • 知名度が高い
  • グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は47.4% → 59.3%
  • 【4.5追記】仮条件は上限価格で28.6%の引き下げ(人気がない証ではあるが、割安感はでた)
  • 親会社である楽天グループの換金売り感が強い
  • オファリングレシオが37.6%と高いIPOデータ
  • 楽天本体の業績悪化(モバイル事業の苦戦)
  • 銀行株の株価が日米共に下落
  • 配当金なし(住信SBIネット銀行もなし)
  • 売出比率が90.7%と高い
  • 市場で敬遠される親子上場
  • 想定価格と2023年3月の予想実績(連結)によるPERは11.1倍(住信SBIネット銀行はPER9.8倍)
    【4.5追記】仮条件が28.6%も引き下がり、予想実績(連結)によるPERは8.6倍と割安感がでました
  • 時価総額3,051億円想定価格で試算
  • 3/29に上場する住信SBIネット銀行の初値がひとつの参考に
  • 上場日(一ヶ月後)の市況好転を期待(銀行株の信用不安も)

目論見書の想定仮条件は1,795円。初値予想は1,685円 ~ 1,845円としました。
予想利益は-1.1万円~5,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。

上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPO。(やや損失寄りかも)
カブスルは相場の動向をみて、ブックビルディングに参加するか決めようと思います。

【4.8追記】仮条件の価格が引き下がり割安感はでましたが、カブスルは参加を見送りました。
理由としては、最近の市況が悪いことと、楽天関連の追加報道があるとやっかいな為。IPO当選者の売り圧力も大きいです。
なお、ブックビルディングの参加・不参加は最近はTwitterでつぶやいております。

ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。

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楽天銀行のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、楽天銀行の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

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