SBI新生銀行のIPOは注目度が高い。楽天銀行より割安で配当あり!IPO歴20年の投資家が解説

SBI新生銀行

SBI新生銀行が、2025年12月17日に東証プライム市場に上場予定です。(IPO情報

このページでは、投資初心者やIPO初心者向けに、SBI新生銀行の株を買うべきか?買った時のリスクは?について、株式投資歴21年(IPO投資歴20年)のカブスルがていねいに解説していきます。

最初に結論から言うと、SBI新生銀行の株は上場前にIPOで手に入れる(購入する)のが個人的におすすめです。

【2025.12.17追記】
上場日の初値は公開価格1,450円に対して、9.4%UPの1,586円となりました。
100株あたりの初値売り利益は1万3,600円となり、結果的に参加が正解でした。

事業の中身はあおぞら銀行に近いものの、株価指標の面では楽天銀行をベンチマークとすると、PBRの面で割安感があり、配当金も支払われています。つまり、配当金を受け取りながら、株価の上昇(PERの見直し)によるリターンも期待できると個人的に考えています。

  • 想定価格が同業他社の楽天銀行と比較してやや割安!(割安なので下落しづらい)
  • 2026年の配当利回りは2.34%の予定!(楽天銀行は配当なし)
  • 現在は金利が上昇傾向で、銀行株の評価(PERなど)が上がりやすい時期
  • 楽天銀行や各行の直近の業績が堅調で、銀行セクター全体に追い風
  • 住信SBIネット銀行(公開価格1,200円)は、TOB実施前に上昇傾向にあり、NTTドコモによるTOB(1株4,900円)にて上場廃止
  • SBIグループ北尾さんの肝いりIPO(気合はいってそう)

このタイミングでのSBI新生銀行の上場は、「資金調達」だけでなく「株価が評価されやすい今のうちに上場しておきたい」という判断もあるのかもしれません。

世界一やさしいIPO投資の教科書1年生

わたしは2005年にIPO投資をはじめたIPO投資歴20年の投資家です(自己紹介
これまでIPOに207回当選し1,987万円の利益を得ており、IPO投資に関する書籍も出版しています(IPO当選実績
著書:世界一やさしいIPO投資の教科書1年生

かなりボリュームのある記事となりましたので、目次から見たい項目を選択してください。

本特集では、SBI新生銀行の収益構造がネット銀行に近いという点に着目し、比較対象を住信SBIネット銀行と楽天銀行に置いています。
「第四のメガバンク」構想は掲げているものの、現時点ではまだ途上段階と見ており、メガバンクとの比較は行っていません。

【12月8日追記】公開価格が1,450円に決定しました。(仮条件の上限価格)
当選後の売却方法や考え方については「当選したSBI新生銀行の売り方は?」に追記しました。(ネット抽選の当選数

カブスル一家は900株の当選。配当金をもらいつつ成長期待で中長期保有予定です。

目次

  1. SBI新生銀行はなぜ上場するのか?
  2. 楽天銀行など同業他社との比較
  3. 配当利回りは2.34%と高配当!新生銀行の預金金利の5.9倍で資産運用にもおすすめ
  4. SBI新生銀行の株主優待は未定
  5. SBI新生銀行の株(IPO)を購入する方法。上場前の株の購入の申込は12月2日から
  6. SBI新生銀行のIPOは参加がおすすめ!
  7. 【12.8追記】当選したSBI新生銀行の売り方は?
  8. SBI新生銀行のIPO当選狙いにおすすめの証券会社
  9. SBI新生銀行の株を購入するリスクとデメリット
  10. (参考)証券会社から営業が来た時の対応方法は?
  11. (参考)知名度が高い大型IPOの過去の結果は?
  12. 【質問】SBI新生銀行のIPOに関する質問
  13. Youtubeでも紹介
  14. 3行のビジネスモデル比較

SBI新生銀行はなぜ上場するのか?

結論からいうと、SBIグループが再建した新生銀行を、成長ステージに移行させたうえで、再上場によって次の飛躍を狙うためです。

SBIホールディングスは「第4のメガバンク構想」を掲げ、地銀連携や証券・保険・カード・暗号資産までを横断する総合金融グループを目指しています。SBI新生銀行は地銀との協業によるシンジケートローンや地域創生ファンド、SBIグループ内でのクロスセルなど、ネット銀行にはない役割を担っています。

第4のメガバンク構想を通じた地域金融機関との事業共創
目論見書より

SBIグループ入り以降、預金や営業性資産、純利益が大きく伸長しています。

SBIグループ入り後の劇的な事業拡大
目論見書より

再上場のポイントは大きく2つあります。

ワンポイント

  • 公的資金をすべて返済!!
    新生銀行(旧・日本長期信用銀行)は破たん後、国から約3,300億円の支援(公的資金)を受けて再建されました。
    長年にわたり「公的資金付きの銀行」として運営されていましたが、その大きな負担が2025年7月にすべて完済され、ようやく自由に資金調達や成長投資ができる環境が整いました。
  • SBIグループが再上場させたい!
    SBIホールディングスは「第4のメガバンク構想」を進めており、新生銀行をその中心に位置付けています。
    北尾会長も以前から「公的資金返済後は再上場させる」と公言しており、再上場はグループ戦略上の既定路線だったといえます。

SBI新生銀行の再上場は、SBIグループの一員として新たにスタートを切るための上場ですし、北尾さんの公言通りの上場とも言えます

再上場に至るまでの流れはこちら。

  1. 1998年に破たん → 公的資金約3,300億円で再建 → 長年の返済が続く
  2. 2021年にSBIホールディングスがTOBを実施し、経営権を取得
  3. 新生銀行はSBIの完全子会社となり、2023年1月に東証プライム市場から上場廃止
  4. 2025年、公的資金の残額約2,300億円をすべて返済
  5. SBIグループによる再建が完了し、成長に向けた資金調達のため再上場を実施

時価総額(会社の規模)は1兆2,984億円と大型のIPOとなり、2025年の上場(IPO)では2番目の大きさです。※1番はJX金属(5016)

知名度が高く規模が大きいIPOは当選しやすいです。(ただし、利益がでるかは相場次第)

参考までに

楽天銀行など同業他社との比較

同業他社との比較です。事業の中身はあおぞら銀行に近いですが、株価指標の面では楽天銀行がベンチマークとなりそうです。
(住信SBIネット銀行はTOBにより2025年9月にスタンダード上場廃止のため指標は参考値です)

2025.12.1時点
企業名 SBI新生銀行
(8303)
楽天銀行
(5838)
あおぞら銀行
(8304)
住信SBIネット銀行
上場廃止
上場
市場
プライム プライム プライム スタンダード
上場廃止
時価
総額
12,984
億円
12,929
億円
3,390
億円
7,351
億円
参考値
事業
内容
法人金融・市場業務、カードローン「レイク」、リース・決済等の総合金融 ネット専業銀行(預金・決済・ローン/楽天経済圏連携) 中堅銀行(法人・個人バンキング、投資・市場関連) ネット専業銀行(個人・法人向け口座、住宅ローン、決済/NEOBANK連携)
経常
収益
6,140
億円
2025年3月
1,845
億円
2025年3月
2,314
億円
2025年3月
1,465
億円
2025年3月
経常
利益
777
億円
2025年3月
715
億円
2025年3月
175
億円
2025年3月
382
億円
2025年3月
配当
利回り
予想
2.34%
2026年3月
予想
0% 3.63% 0%
PER 12.8倍
2025年3月
11.9倍
2026年3月
予想
20.1倍 15.3倍 21.6倍
参考値
PBR 1.26倍
2025年3月
3.83倍 0.72倍 4.2倍
参考値
公開
価格
1,450円
仮条件上限
1,400円 570円 1,200円
初値
騰落率
- 1,856円
32.57%
495円
-13.16%
1,222円
1.83%
現在の株価
12/1時点
公開価格比
- 7,409円
5.3倍
2,425円
-51.0%
1:10の
株式併合
4,900円
4.0倍
TOB価格
  • 各社とも「経常収益」「経常利益」で統一しています
  • SBI新生銀行の2026/3期は、会社計画が「親会社株主に帰属する当期純利益:1,000億円」のみ開示で、経常収益・経常利益は未開示
  • 楽天銀行・あおぞら銀行・住信SBIネット銀行の2025/3期数値の出典は各社の決算短信/IRです

SBI新生銀行は、楽天銀行と比べて配当利回りが高く、PBR比較でも割安な水準にあります。
一方で、利益率や成長性では楽天銀行に見劣る面もあるため、今後の収益拡大が鍵を握ります。

SBIグループとの連携や再上場による資本強化を追い風に、評価修正の可能性が意識されやすい局面です。

住信SBIネット銀行は、NEOBANKを通じた提携ビジネスに強みを持つネット専業銀行でしたが、NTTドコモによるTOBを経て上場廃止となりました。現在は上場していませんが、ネット銀行モデルの収益性を考えるうえでの参考までに。

配当利回りは2.34%と高配当!新生銀行の預金金利の5.9倍で資産運用にもおすすめ

配当金とは

SBI新生銀行は、2026年3月期の予定配当金として1株あたり34円を予定しています。

単元株である100株を保有していると、年間で3,400円の配当金がもらえます。

SBI新生銀行の想定価格は1,450円なので、配当利回りは2.34%!(34円÷1,450円)

SBI新生銀行が上場する、東証プライム上場の全銘柄による加重平均の配当利回りが2.18%なので、平均に近い配当利回りになります。配当利回りは、どれだけお得に配当金をもらえたのか?を表す指標で高いほど、投資資金に対して配当金を多くもらえます。

配当利回りは、無配の楽天銀行より高く、一方であおぞら銀行やメガバンク各社よりは低めの水準です。
おそらく、今後の成長投資や自己資本の充実にも余力を回しつつ、株主還元とのバランスを取っているんだと思われます。

2025年11月15日時点
企業名 株価 配当
利回り
特徴
SBI新生銀行
(8303)
1,450 2.34% 法人金融・市場業務とカードローン「レイク」など個人向けローンを組み合わせた総合金融型銀行
楽天銀行
(5838)
7,605 0% 舗を持たないネット銀行で、楽天市場や楽天証券など楽天経済圏と連携した個人向け決済・ローンが主力
あおぞら銀行
(8304)
2,441 3.86% 法人向け融資やストラクチャードファイナンスに強みを持つ中堅銀行で、SBI新生銀行同様ニッチ分野に特徴
三菱UFJ FG
(8306)
2,451 3.02% 国内最大級のメガバンクで、個人・法人・投資銀行・グローバル展開までフルラインの総合金融サービスを提供
三井住友 FG
(8316)
4,330 3.63% 国内外の大企業向けビジネスに強く、カード・リースなどグループ会社も活用した総合金融モデルを展開

配当利回り2.34%ということは、43年保有すれば配当金だけで元本を回収できます。実際には配当金の金額は上下しますので回収年は前後しますが、株式投資は0歳からでも出来ますので、お子さん口座での購入も検討したいです。(未成年口座のメリットは長期投資)

配当金や配当利回りに関する詳しい内容は、姉妹サイトで解説しています。

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SBI新生銀行の配当金と預金金利で増える資産を比較

SBI新生銀行の株を購入した場合の配当金と、SBI新生銀行の預金金利で得られる利子の金額を比較してみました。

株は100万円分の購入、預金は100万円と仮定。
預金は年1回複利、配当金は一定と仮定した単純計算です。

銀行 / 投資 配当利回り
預金金利
配当金
利子
【一年間】
配当金
利子
【10年間】
SBI新生銀行
株式(配当利回り)
2.34%
(2026年3月期予想)
2万3,400円 23万4,000円
SBI新生銀行
円普通預金
年0.40%
(ダイヤモンドステージ)
4,000円 約4万728円
SBI新生銀行
円定期預金(1年)
年0.85%
(パワーダイレクト円定期)
8,500円 約8万8,326円

SBI新生銀行の配当金と、SBI新生銀行の通常預金金利を一年間で比較すると5.9倍の差がでています。

損切り

定期預金による10年間の運用では、配当利回りで得られる金額と預金金利に約14万6千円の差がついています。
100株あたりの運用差なので、持ち株を200株、300株と増やしていけば、その差がどんどん開いていきます。

もちろん、株式投資には株価の下落リスクというものが存在します。

ただし、上場前の株(IPO株)に関しては、適正価格より割安に設定されていますし、実際に楽天銀行より指標的に安くなっています。PER、PBRともに割安性を図る指標の一種で、数値が低いほど割安

2025.12.1時点
企業名 SBI新生銀行
(8303)
楽天銀行
(5838)
あおぞら銀行
(8304)
住信SBIネット銀行
(上場廃止)
現在の株価
11/15時点
1,450円
仮条件上限
7,605円 2,441円 4,900円
PER 11.9倍
(2026年3月期予想)
20.7倍 14.3倍 21.6倍
(参考値)
PBR 1.26倍
(2025年3月期)
3.93倍 0.73倍 4.2倍
(参考値)

SBI新生銀行の株価(価格)は、株価指標の面で参考にしたい楽天銀行や住信SBIネット銀行より指標的にやや割安となっています。
割安性により株価が下落しづらくなっていますし、逆の視点でみれば株価が上昇しやすくなっています。

仮条件の価格帯が想定価格より上昇しないことを願います。IPOに当選したときの旨みが薄れるので・・

PERとPBRに関する詳しい内容は、姉妹サイトで解説しています。

配当金狙いならNISA口座での購入もありかも

NISAで税金がゼロに

NISAは、株式投資や投資信託による売却益や配当金/分配金の利益が「非課税」になる制度です。

通常の総合口座(課税口座)では、配当金に税金が20.315%発生します。
NISA口座でSBI新生銀行のIPOに参加し、購入すると配当金に税金がかかりません。

SBI新生銀行の株を100株購入すると、年間で3,400円の配当金をGET!

  • NISA口座
    非課税なので、資産が3,400円増える
  • 総合口座
    3,400円×20.315%=690円の税金を徴収。3,400円-690円 = 資産が2,710円増える

100株の保有で増える配当金は、一年間で690円の差がでています。10年間なら6,900円。
また保有株が200株なら一年間で1,380円の差に。

長期間になればなるほど、保有株が増えるほど、NISA口座と総合口座で得らえる金額に差がでてきます。

NISA口座では配当金の受け取りを「株式数比例配分方式」にする必要があります。詳しくは参考記事にて。

NISA口座での購入はあくまでも手法の紹介のひとつです。
カブスルはNISA口座で購入する予定はありません。理由としては、もっと配当利回りの高い株をNISA口座で購入するため。

SBI新生銀行の株主優待は未定

株主優待は個人投資家に人気があり、優待株を個人投資家は長期保有する傾向にあります。
個人投資家が株を売らないので株価が安定しやすく、発行する企業にもメリットがあります。

SBI新生銀行は、現時点で株主優待新設の発表はありません
参考までに主要銀行の株主優待の発行内容です。

企業名 株主優待 主な内容
SBI新生銀行(8303) なし なし
楽天銀行(5838) あり サービス優遇あり
あおぞら銀行(8304) なし 株主優待は2021年に廃止
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) なし 2016年に株主優待を廃止
三井住友フィナンシャルグループ(8316) なし なし
りそなホールディングス(8308) あり クラブポイント優待
千葉銀行(8331) あり 1,000株以上・1年以上で特産品カタログギフト
東京きらぼしフィナンシャルグループ(7173) あり 金利上乗せ・投信手数料優遇・ギフト券など選択式

株主優待に関する詳しい内容は、姉妹サイトで解説しています。ここでは既に長文なので省略。

SBI新生銀行の株(IPO)を購入する方法。上場前の株の購入の申込は12月2日から

SBI新生銀行の株を購入するには、大きく分けて二通りの方法があります。

  1. 株式市場に「上場した後」に購入をする
  2. 株式市場に「上場する前」に購入をする(IPO)

上場後に株を買う

一般的なSBI新生銀行の株の購入方法です。
証券会社に口座開設していれば、誰でも購入できます。

上場日は2025年12月17日ですので、この日以降に証券会社で注文をだして購入することが可能です。

証券会社の株価ボードにSBI新生銀行の株価が表示されていますので、指値注文(上場日以降は成行注文も可)により株式を購入します。
難しいと思いますので姉妹サイトの参考記事にてご確認ください。

なお、上場後は単元未満株を取り扱っている証券会社であれば、1株から株を購入することが可能です。
1株から株を購入できるので数千円からSBI新生銀行に投資できます。

上場前に購入する(IPO)

IPOとは?

企業が上場し市場に株式を公開することを「IPO」といいます。意味は上場とほぼ同じ。

上場前のIPO株は、IPOディスカウントという調整が加わり、適正価格よりも2~3割低い価格に決まります。また割安感がある為、IPO株は上場後に上昇しやすくなっています。

価格を割安に設定する理由は、より多くの人に購入してもらいたい為

上場前のIPO株は、幹事証券となる証券会社で購入することができます。
SBI新生銀行の場合、公開規模が大きい為、ほとんどの証券会社でIPOに申込むことができます。

ただし、上場前の株(IPO株)の方が割安で購入できる可能性が高い為、個人投資家に人気があります。

上場前のIPO株を購入するには、幹事証券からIPO株の購入を申し込み抽選で手に入れるか、証券会社のお得意さんになって担当者から割り当てをもらう必要があります。

のちほど、IPO株の当選狙いでおすすめの証券会社や、IPOの当選攻略法を紹介します。
まずは、SBI新生銀行株を買った方が良いと個人的に思うポイントについて説明していきます。

SBI新生銀行のIPOは参加がおすすめ!

SBI新生銀行のIPOは参加されるのがおすすめです。
カブスル一家も全力で申し込みますし、身内にもおすすめしております。(最終的には自己判断でどうぞ)

ベンチマークとしたい楽天銀行と比較すると、PBRの面で割安感があり、配当金も支払われています。
つまり、配当を受け取りながら、株価の上昇(PERの見直し)によるリターンも期待できると個人的に考えています。

公的資金という重い足かせを解消したうえでの再上場。これはあくまで私見ですが、北尾さん肝いりのIPOで「上場失敗だ・・・(大幅な公募割れ)」と周囲からみられる状況は、絶対に避けたいんじゃないかと思います。

  • 想定価格が同業他社の楽天銀行と比較してやや割安!(割安なので下落しづらい)
  • 2026年の配当利回りは2.34%の予定!(楽天銀行は配当なし)
  • 現在は金利が上昇傾向で、銀行株の評価(PERなど)が上がりやすい時期
  • 楽天銀行や各行の直近の業績が堅調で、銀行セクター全体に追い風
  • 住信SBIネット銀行(公開価格1,200円)は、TOB実施前に上昇傾向にあり、NTTドコモによるTOB(1株4,900円)にて上場廃止
  • SBIグループ北尾さんの肝いりIPO(気合はいってそう)

住信SBIネット銀行や楽天銀行がIPO後に株価が堅調に推移しています。こちらによる連想買いもありそう。

11月に実施されたSBI HDのインフォメーションミーティングで、北尾さんがSBI新生銀行についても注力分野として語っています。
金利の正常化は好影響。金利が0.25%上がれば収益は140億円UPする試算とのこと。

SBI新生銀行の初値売りによる利益予想は?

IPO投資歴20年のカブスルは、各IPOを五段階評価し、初値予想(利益予想)をしています。

IPOの評価

SBI新生銀行のIPOは下記の評価と初値予想としました。初値とは上場時に最初につく株価のこと。

評価 (公開価格より やや高い初値が期待できる)
仮条件 1,440円~1,450円
初値予想 1,590円 ~ 1,960円
(公開価格の1.1倍~1.35倍)
初値売りの予想利益 1.4万円~5.1万円

こちらはIPO投資歴20年のカブスルの個人的な予想ですので、あくまでも参考までにどうぞ。
とはいえ、過去の五段階評価の実績をみても、予想を大きく外してはいないかと思います。

SBI新生銀行は複数株当選するチャンスあり

IPOの抽選機会を増やす

上場時の規模が大きいIPOは当選口数も多くなり、IPOの内容によっては、当選しやすく利益になりやすいチャンス銘柄となります。

上記では、100株あたりの利益を出していますが、200株当選すれば利益は2倍、500株当選すれば利益は5倍になります。
カブスルもこれまでに、大型IPOで複数当選して利益を得ています。

SBI新生銀行も当選口数の多さを考えると、複数当選が可能なIPOとなります。

また、IPOに複数当選するコツの基本はこの2つです。

  • より多くの証券会社から参加する
  • 身内にも協力してもらう

下記の記事でIPOの当選確率を上げるコツを紹介していますので、是非実践してみてください。

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平等抽選の証券会社は100株の申込でOK。心配な方は200株でも

平等抽選4

複数当選狙いですが、平等抽選を採用している証券会社の場合、申込数は100株ずつで大丈夫です。

もちろん、200株以上申し込んでも良いですが、平等抽選の証券会社の場合、複数当選は見込めません。

平等抽選の場合、需要<割当数(当選口数)であれば、全員がIPO株を100株購入でき、余った分の200株目以降が抽選となります。

SBI新生銀行の場合、当選口数が多いですが、需要>割当数(当選口数)となる可能性が高く、100株目から抽選となります。

SBI新生銀行は配分数が多いので、同じ証券会社で複数株当選する可能性はゼロではありませんが、可能性は低いです。

なお、この話はネット申込による平等抽選の場合です。
対面型の証券会社の場合、資産の大小や担当者とのお付き合い度(貢献度)により、もらえる株数が変わってきます(お金持ちが有利)

抽選資金にあまり余裕がない方は、複数のネット証券会社から100株ずつ申込むのがオススメです。

カブスル一家が東京メトロで900株当選したのも、ひとつの証券会社からではなく、複数の証券会社から100株ずつ当選しています。

複数から申込むのがポイント

カブスルも「運だけ」でIPOに207回 当選。うち、平等抽選方式の当選回数が140回で全当選数の69%を占めています。
(SBI証券と楽天証券は口数比例抽選で、申込数が多いほど当選しやすい=金持ち有利)

SBI新生銀行のIPOは公開株数が多く、当選口数も各証券会社で多いです。
抽選二週目の200株当選も狙っている方は、200株申し込んでも良いかと思います!(もちろん300株でも500株でも)

ご質問があったので追記。SBI証券と楽天証券は平等抽選ではなく、口数比例抽選です。
こちらは、申込数が多ければ多いほど当選しやすい仕組みで、複数当選もありえます。詳しくはこちら

なお、投資資金別に各証券会社の振り分け方法も参考記事で紹介しています。

【12.8追記】当選したSBI新生銀行の売り方は?

SBI新生銀行のIPOに当選したけど、どうしたらいいか分からないという問合せがありますので、こちらに掲載します。

あくまでも参考とし、投資は自己責任でお願いします。

対応方法 内容
初値で売る

上場時に最初についた株価で売る方法です

  • メリット:
    売却タイミングを考えなくていい
  • デメリット:
    売却後に株価が上昇する可能性もあり
配当金と含み益を天秤にかける

得られる予定の配当金と含み益を天秤にかけて、売る方法です

  • メリット:
    確実な利益が手に入る
  • デメリット:
    売却後に株価が上昇する可能性もあり
同業他社のPERを参考に目標株価を決める

同業他社のPERを参考にして、目標株価を決めて売る方法です

  • メリット:
    目的の株価で売却できる
  • デメリット:
    目標株価まで株価が上昇するかは分からない
保有する

売却せずに保有を継続します

  • メリット:
    値上がり益を待つ(配当金ももらえる可能性あり)
  • デメリット:
    公開価格より株価が下落する可能性もあり

初値で売る

初値売りがおすすめ

IPOで購入したSBI新生銀行の株を、12月27日の上場日に初値(最初につく株価)で売る方法です。

庶民のIPOでも、売り時が分からない初心者に勧めている売り方です。

初値売りは、上場後に株価の上下が大きくなりそうな小型IPO株が上場する際におすすめしています。

SBI新生銀行の場合、プライム上場で上場規模も大きいので、一日の中での株価の上下は他のIPOよりは小さくなりそうです。(極端な銘柄だと同じ日にストップ高とストップ安をつける銘柄もあり)


とはいえ、短期で当選したSBI新生銀行の株を売却したい方にとっては、売るタイミングを考える必要がなく、初心者でもラクです。

ワンポイント

上場後の株価は乱高下する
  • 初値売りのメリット
    • 売り注文のタイミングがラク
    • 株価の動向を気にしないでよい
  • 初値売りのデメリット
    • 売却後に株価が上昇する可能性

初値売りに関しては、参考記事にて詳しく書いております。

配当金と含み益を天秤にかけて売る

SBI新生銀行の今期の予想配当金は1株あたり34円です。
100株保有で年間3,400円の配当金を得られます。(3月末決算)

株式投資の目的は売買による差額の利益、配当金、株主優待、企業の応援・・様々あります。

短期的な利益が目的の場合、近い将来得られる利益(配当金)と現在の利益(含み益)を天秤にかける方法もあります。

参考までに

年間4,000円の配当金が変わらないと仮定して・・

  • 含み益が3,400円・・・
    一年間で得らえる配当金と一緒
  • 含み益が6,800円・・・
    二年間で得らえる配当金と一緒!
  • 含み益が1.7万円・・・
    五年間で得らえる配当金と一緒!!!

投資資金を早く利益確定したい、現金化したい、他の銘柄に投資したいといった短期的な利益が目的の場合は、将来 保有しておけばもらえるであろう配当金の金額と比較すると、含み益に納得感もあり、割と売りやすいかもしれません。

デメリットとしては、株価が上昇した際はその恩恵をうけられなくなります。

同業他社のPERを参考に目標株価を決める

同業他社のPERを参考にして、目標株価を決める方法です。
ザックリした説明ですので、参考程度にどうぞ。

2025.12.8時点
企業名 SBI新生銀行
(8303)
楽天銀行
(5838)
あおぞら銀行
(8304)
住信SBIネット銀行
(上場廃止)
株価 1,450円 7,544円 2,399円 4,900円
EPS 121.3円 291.0円 148.3円 -
PER 11.9倍 20.7倍 14.3倍 21.6倍
(参考値)
時価総額(億円) 12,984.8 13,164 3,354 -

株価はPER×EPS(1株あたり純利益)で算出できます。
SBI新生銀行のEPSは121.38円。これを他社のPERと同じ水準に合わせると・・・

PER PER11.95倍 PER20.7倍 PER14.3倍 PER21.6倍
株価
EPS 121.38
1,450円 2,513円 1,736円 2,622円

はい。あまり真に受けて欲しくはないですが、楽天銀行と同じPER20.7倍で算出した株価は、2,513円となります。
事業内容が近いあおぞら銀行のPER14.3倍で算出した株価は1,736。

目標株価・・全く見当がつかない!と考えている方は、同業他社のPERと比較して株価の目標を立てるのもひとつの手です。

ココで言いたいのは、根拠もなく適当な目標株価を決めると売るのに苦労するということです。
例えば売りの目標株価を2,000円にした場合、PERは16.5倍となり、あおぞら銀行のPER14.3倍より高くなります。

SBI新生銀行の株価と配当利回り

保有を継続する

当選したSBI新生銀行株を売らずに、保有を継続します。
保有を継続している間は、配当金を受取ることが可能です。

SBI新生銀行の株主優待は発表されていませんが、楽天銀行は株主優待で円預金の金利上乗せ等を行っています。(楽天銀行の優待制度

メインバンクがSBI新生銀行の方は、株主優待の新設を期待して持ち続ける選択肢もあるかなと思います。

また、SBI新生銀行はSBI HDの注力分野となっています。
SBIのグループ力を活かした経営による業績の伸びを期待して保有を継続する選択肢もあるかと思います。

公開価格より株価が下落する可能性もありますので、保有/売却の選択肢は自己責任でお願いします

カブスル一家は900株の当選

カブスルはIPOで当選したSBI新生銀行は、長期保有する予定です。
値上がり益を期待しつつ保有を続け、その間は配当金をもらおうかと考えています。

一家でSBI新生銀行のIPO当選数は900株となりました。複数の証券会社から100株ずつの当選です。

カブスルは成長期待で全株 保有を継続する予定です。
なお、SBI新生銀行の川島社長は「財務の健全性を保ちながらも、当行はグロース銘柄だと考えている」と発言されております。日経新聞

妻はおそらく、価格次第ですが、100株残して200株を売却しそうな気がします。

参考までに

SBI新生銀行きっかけでIPOを知ったけど、落選された方

IPOは年間100社程度あり、12月もIPO(新規上場)が多くなります。今年のIPOは初値が弱いですが、それでも初値が公開価格の2倍以上となることがあります。次の当選へ向けてチャレンジし続けてみて下さい

2025年のIPOランキング

以上、質問がありましたので参考までに売り方の説明をさせて頂きました。
売り方は人それぞれ。投資は自己責任でお願いします。

SBI新生銀行のIPO当選狙いにおすすめの証券会社

IPO投資歴20年、IPOの当選回数207回の実績があるカブスルが、SBI新生銀行のIPO当選に向けて、おすすめの証券会社を5社紹介します。

5社を選んだ基準は、カブスルの当選回数が多いことを中心に、幹事数が多いことや初心者でも抽選資金不要で気軽に申し込めるなどです。

証券会社 カブスル
当選数
幹事数
2025年
抽選
資金
不要
平等
抽選
サポー
ト力
SBI証券 44回 49社
94%
非対応 非対応 いまいち
松井証券 6回 40社
77%
対応 一部対応 非常に良い
SMBC日興証券 39回 20社
39%
非対応 一部対応 非常に良い
みずほ証券 18回 25社
48%
対応 一部対応 良い
岡三証券 12回 27社
52%
非対応 一部対応 良い

※ 平等抽選欄の、割当数の一部が平等抽選となっています。

各証券会社の口座開設の仕方や、おすすめ証券会社の参考記事はこちらをご覧ください。
口座開設の記入例では、キャプチャ画像付きで迷うポイントについて解説しています。

ポイント当選がある!SBI証券

SBI証券

幹事数は9割超!

カブスルの当選回数20回、妻の当選回数18回、こどもの当選回数が6回。
一家でIPOに44回の当選実績がある証券会社です。

抽選に落選するとポイントが1ポイントもらえ、貯めたポイントを利用することにより、ポイント上位利用者からIPOに当選する仕組みがあります。ポイントによる当選は一家で5回。


抽選資金の重複利用も出来、幹事数も非常に多く、IPOに参加しやすい証券会社です。

資金不要で幹事数が増加中の松井証券

松井証券

資金がなくても参加可能!幹事数は全体の7割!

IPOの抽選時に前受金が必要ありません。(入金0円で抽選可能)

2025年のIPOの幹事数は全体の7割超!


カブスルの当選回数2回、妻の当選回数2回、こどもが2回。一家でIPOに6回の当選実績がある証券会社です。

2,000ポイントがもらえる、お得な口座開設タイアップ企画をやっています。

妻の当選多数!SMBC日興証券

SMBC日興証券

主幹事が多い証券会社

カブスルの当選回数18回、妻の当選回数21回。一家でIPOに39回の当選実績がある証券会社です。

妻は2013年からIPOに参加。
2005年からIPO投資をはじめたカブスルより当選回数が多いです(笑)


大手らしく、IPOの当選数が多い主幹事を務める機会も多いです(2025年は13社)
主幹事は当選数が多くなるので当選チャンスが広がります。

SBI新生銀行の主幹事団の一角に入っており、割当数(IPO当選数)にも期待ができます。

事前に証券会社の口座開設を

SBI新生銀行のIPOのブックビルディング(抽選参加)は、12月2日(火)~12月5日(金)と短いです。

証券会社の口座開設は無料です。
主要な証券会社は口座開設を事前にしておきましょう。

口座開設は早い証券会社で当日からですが、人気IPOがでると口座開設者が殺到し、通常より口座開設が遅くなる場合があり、ブックビルディングに間に合わなくなる可能性があります。(経験あり)

抽選資金不要の証券会社は余裕がある

抽選資金不要の証券会社は、証券会社への入金が当選後で良いです。
よって、ブックビルディングに参加しておいて、あとから入金する時間的な余裕があります。

  1. 証券会社に口座開設をする(最短で当日~)
  2. IPOのブックビルディングに申込む(12月5日まで)
  3. IPOに当選したら入金してSBI新生銀行の株を購入する(12月9日~12日)

証券会社に口座開設しておくと、SBI新生銀行のIPOだけでなく その他の人気IPOのブックビルディングにも参加できます。

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上場前のIPO株を買うには証券会社の口座開設が必要です。口座開設は無料。

各証券会社の口座開設日数

最短口座開設日数は、最短で証券会社の口座開設が完了する日数です。
表に掲載しているのは、SBI新生銀行の幹事証券の一部です。

2025.11.14調べ
証券会社 最短口座
開設日数
抽選資金
不要
タイアップ企画
松井証券 当日 抽選資金不要 松井証券
ポイント
2,000P
野村證券 当日 抽選資金不要 -
SMBC日興証券 当日 - -
岡三オンライン 翌日 抽選資金不要 現金
3,500円
SBI証券 翌日 - 現金
2,000円
三菱UFJ eスマート証券 翌日 - 現金
2,000円
大和証券 翌日 - -
岩井コスモ証券 翌日 - -
みずほ証券 3営業日 抽選資金不要 -

IPOは年間100社程度あり、SBI新生銀行以外にも良いIPOがありますので、口座開設は事前に行っておいても良いかと思います。
なお、例年12月は年間の2割程度のIPOがあり、利益が期待できるIPOも続々登場しています。

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SBI新生銀行の株を購入するリスクとデメリット

株式投資である以上、当然、株を購入することにはリスクとデメリットがあります。

SBI新生銀行の株式をIPOで購入した場合のリスクは、公開価格よりも株価が下落し、含み損が発生することです。

ちなみに株式投資の最大の損失リスクは会社の倒産ですが、現時点でその可能性は極めて低い。

個人的な見立てでは、想定価格1,440円は楽天銀行と比べて割安ですが、あおぞら銀行と比べると適正~やや割安という位置づけです。

IPOの初値は、上場日に「買いたい人」と「売りたい人」のバランス(需給)によって決まります。
買いが多ければ株価は上昇し、売りが多ければ初値が下がり「公募割れ」となる可能性もあります。

SBI新生銀行はIPOによる吸収金額(市場から集める資金)が大きく、需給がやや重たい為、初値が公開価格を下回る可能性(公募割れ)もあります。

さらに注意したいのは、仮条件決定時に価格が大幅に引き上がることです。
価格が上がれば、SBI新生銀行の割安性が薄れてしまい、投資妙味がやや減少します。

【12月1日追記】想定価格1,440円に対して、仮条件の価格帯は1,440円 ~ 1,450円に決定しました!
想定価格との開きがほぼない為、個人的な初値の見解とブックビルディングに積極的に申し込む姿勢は変わりません。
割当数とネット抽選の当選数

参考までに

仮に、仮条件が約2割引き上がった場合(1,700円)を考えてみます。(ないと思うけど、比較の為)

2025.11.15時点
企業名 SBI新生銀行
(8303)
SBI新生銀行
(仮説)
楽天銀行
(5838)
あおぞら銀行
(8304)
住信SBIネット銀行
(上場廃止)
現在の株価
11/15時点
1,440円 1,700円(仮) 7,605円 2,441円 4,900円
PER 11.8倍
(2026年3月期予想)
14.0倍(仮) 20.7倍 14.3倍 21.6倍
(参考値)
PBR 1.25倍
(2025年3月期)
1.48倍(仮) 3.93倍 0.73倍 4.2倍
(参考値)
配当
利回り
予想
0.19%
2025年3月
2.34%
2026年3月
予想
2.00%(仮) 0% 3.86% 0%

はい。2割価格が上昇すると、同業他社と比較して割安性が薄れました。

IPOディスカウントによる割引がある想定価格1,440円のままがベストで、IPOに申込みしやすい価格となりますが、2割上場した1,700円になると、割安性が薄れ投資による旨みも少なくなります。

仮に公募割れしても長期保有で取り戻せる

売上が堅調で財務も安定している配当利回りの高い株は、含み損をカバーしやすいです。

SBI新生銀行の今期の配当金は34円の予想。100株保有で年間3,400円の配当金がもらえます。

ワンポイント

SBI新生銀行の株を1,450円で100株保有。
株価が5%下落すると株価は1,378円になり、含み損は7,200円に。
※株価や配当金はそのままと仮定。税金は省略。実際は配当金に20.315%の税金がかかります

  • 一年目:配当金 3,400円
  • 二年目:配当金の合計 6,800円
  • 三年目:配当金の合計 10,200円

三年目で得られる配当金の合計により、含み損の7,200円をカバーできます。

購入は一度でも、配当金は毎年もらえます。保有を続けるほど購入に対する利回りは上昇します。

なお、配当株の一番の懸念リスクは配当金ゼロ(無配)ですが、その可能性は低いと思います。
配当金が減少する減配リスクは今後の業績によってはありえますが、業績がよければ配当金が増加する増配もありえます。

参考までに

2018年に上場したソフトバンク(9434)は、上場前のゴタゴタもあり、公開価格1,500円に対して初値は-2.4%の1,463円となりました。つまり、100株保有で3,700円の含み損に。

公開価格におけるソフトバンクの配当金は1株75円。配当利回りは5%。
2019年~2023年の5年間で合計1株あたり466.5円の配当金になります。100株保有で約4.6万円の配当金に。
つまり公募割れはしているものの、配当金で含み損分は回収できていますし、長期保有することで大きなプラスとなっています。

わたしの場合、SBI新生銀行のIPO株に当選したものの、公開価格を下回る価格となる「公募割れ」となった場合、長期保有を継続します。

  • 配当金をもらい続ける
  • 北尾さんの第四のメガバンク構想を見守る
  • 一般的な銀行株と比較して、IRがでやすい企業(流動性はありそう)
  • 株価の回復を待てるポートフォリオをわたし自身が持っている

もちろん、投資戦略や運用資産は人それぞれ。
中長期投資を行うか、他の投資資金に回すため損切りを行うかは個々の判断になるかと思います。

景気悪化で注意したい「貸し倒れリスク」

SBI新生銀行は、企業向けの大口融資や、個人向けのカードローンなどで安定した利益を上げています。
収益性の高いビジネスですが、同時に景気に左右されやすいという特徴があります。

たとえば法人融資では、特定の大口取引先に多くのお金を貸しているため、もし主要顧客が業績不振に陥ると、銀行の損失が一気に膨らむ可能性があります。

また、個人向けの無担保ローン(カードローンなど)は担保がない分、景気が悪化すると返済が滞るリスクが高まります。

実際に、2025年9月中間期の時点で、返済が厳しくなっている貸出金(破産更生債権など)が約29億円、返済に注意が必要な貸出金(危険債権)が約206億円あります。

こうした与信集中リスクは地元企業に大きく貸し出している地方銀行でも共通する課題ですが、全国規模で多様な業種と取引するSBI新生銀行では、より複雑なリスク管理が求められます。

普段は問題にならなくても、景気が悪化すると、こうした「返ってこない可能性のあるお金」が一気に増えることがあります。
すると銀行は、将来の損失に備えるために「貸倒引当金」という費用を大きく積み増す必要が出てきます。

引当金を積むと利益が減るため、株価にもマイナス材料になりやすいです。

景気が悪くなると不良債権が増えやすいという点が、SBI新生銀行を中長期で保有するうえでのリスクです。

TOB価格を巡る訴訟リスク

SBI新生銀行は、2023年に実施されたSBIホールディングスによるTOB(株式公開買い付け)をきっかけに、旧株主12名から株式買取価格に関する訴訟を提起されています。争点となっているのは「TOB価格2,800円が公正だったかどうか」で、現在、東京地裁にて価格決定の申し立てが審理中です。

申立人の保有株数は約1,800万株と、当時の発行済株式の約9%に相当。
裁判所がより高い価格を認定した場合には、SBI新生銀行が差額と遅延損害金(年3%)を支払う必要が生じ、財務への影響や企業イメージの悪化などが懸念されます。

なお、申立人には海外機関投資家に加え、一部個人投資家も含まれているとされ、訴訟の行方が注目されています。

仮に裁判所が申立人側の主張を認めた場合、想定外の一時的な損失計上により、業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

なお、本件に関する引当金の計上は目論見書上に明記されておらず、現時点では積まれていないものと見られます。

(参考)証券会社から営業が来た時の対応方法は?

対面型の証券会社の場合、営業マンから投資のお誘いが来ることがあります。

SBI新生銀行も公募株8,900万株+国内への売出株4,364万株ありますので、対面型の証券会社から「SBI新生銀行のIPO株を買いませんか?」と営業電話が来るかもしれません。

  • SBI新生銀行のIPO株が欲しい方 → 購入しましょう(割当をもらう)
  • SBI新生銀行のIPO株がいらない方 → ハッキリと断りましょう

参考までに

2018年に上場したソフトバンク(9434)
当選口数が1,427万口あったこともあり、問合せが非常に多かったIPOです。

中でも、証券会社から株を買えと営業がきて困っている・・・との問合せが非常に多かったです。

  • 100株だと利益が少ないから500株買った方がいいと言われた
  • 証券会社が千万単位で買えとうるさい

ソフトバンクの場合、上場直前にいくつかトラブルがあり、公募割れのリスクが高まっておりました。(実際に公募割れに)

(参考)知名度が高い大型IPOの過去の結果は?

知名度が高い大型IPOの場合、ネガティブな意見も多くなります。

  • 需給が大きすぎる!(株価上昇にマイナス)
  • 目新しい事業でない!
  • 損失になるに決まっている!

需給が大きいと株価は上昇しづらいので、初値形成にマイナスという指摘は合っています。

損失になるかどうかは、過去の大型IPOの実績も参考にしてみてください。
どれも結果は良好ですが、上場時はネガティブな意見が多かったです。

上場日 企業 市場からの調達金額
時価総額
当選
口数
公開価格
初値
初値売り
損益
騰落率
2025年12月 SBI新生銀行(8303) 3,701億円
12,984億円
255.3万口 1,440
1,586
1.3万円
9.4%
2025年9月 オリオンビール(409A) 269.4億円
346.9億円
31.6万口 850
1,863
10.1万円
119.1%
2024年10月 東京メトロ(9023) 3,486億円
6,972億円
232万口
(国内)
1,200
1,630
4.3万円
35.8%
2023年3月 楽天銀行(5838) 895億円
2,380億円
64万口 1,400
1,856
4.5万円
32.5%
2018年12月 ソフトバンク(9434) 2.6兆円
7.1兆円
1,427万口 1,500
1,463
-3,700円
-2.4%
2018年6月 メルカリ(4385) 1,306億円
4,059億円
19万口 3,000
5,000
20万円
66.6%
2017年12月 佐川急便
(SG HD)
(9143)
1,276億円
5,187億円
71万口 1,620
1,900
2.8万円
17.2%
2016年10月 JR九州(9142) 4,160億円
4,160億円
120万口
(国内)
2,600
3,100
5万円
19.2%
2016年7月 LINE(3938) 1,328億円
6,929億円
35万口 3,300
4,900
16万円
48.4%
2015年11月 日本郵政(6178) 6,930億円
6.3兆円
495万口 1,400
1,631
2.3万円
16.5%
2015年11月 ゆうちょ銀行(7182) 5,980億円
6.5兆円
412万口 1,450
1,680
2.3万円
15.8%
2015年11月 かんぽ生命保険(7181) 1,452億円
1.3兆円
66万口 2,200
2,929
7.3万円
33.1%

知名度が高いというだけで株は買われやすくなります。

SBI新生銀行のIPOに関する質問はお気軽にどうぞ

SBI新生銀行のIPOに関する質問はお気軽にお問い合わせや、X(Twitter)からどうぞ。

庶民のIPOに寄せられた質問はこちらに掲載します。同じ質問がないかどうかご確認いただければ幸いです。
クリックで返答が開きます。

どの証券会社から参加しますか?

口座開設しており、参加できる証券会社すべてから参加します。参加ポスト
なお、SBI新生銀行の幹事証券の中にある対面式の証券会社は一切、口座開設しておりません。
オンラインで申込める証券会社からのみ参加します。(下記の記事で紹介している証券会社)

SBI新生銀行の評価や予想利益は変わることはないですか?

現時点での評価や予想利益になりますので、変わる可能性はあります。(変わった際は追記します)

例えば、想定価格1,440円だったものが、仮条件で上限価格が2,000円に上昇した場合、割安感が薄れるので予想利益は下がります。

SBI証券のチャレンジポイントの当選ラインは分かりますか?

結論からいうと通常のIPOとケタ違いの規模なので全くわかりません。

ポイント当選はポイント上位利用者から当選します。
今回は割当数が多いのでポイント当選者も多く、通常時よりは当選ラインが低くなると思います。

ポイント当選の場合、下記のパターンがあります。SBI証券は仕組みについて公表しておらず。

  • 100株だけ当選するパターン
  • 300株(200株)の複数当選があるパターン

これまでのIPOを見ても、割当数が多くても100株当選のみの場合がありますし、割当数が割と少ないと思っても、複数当選しているパターンがあります。SBI新生銀行の場合、需給的には重く、初値は大きく上昇はしなさそうです。(相場によっては公募割れもありえる)

ちなみに、ポイント当選は抽選で外れた人が対象となっています。
ポイントを使っても抽選枠で当選した場合、ポイントによる割り当ては行われず、ポイントだけ没収されます。

資金力がある人は、抽選枠で当選を狙った方がいいかなと思いますし、ポイント当選を狙う方は先に抽選枠で当選するとポイント当選がなくなるので、そこら辺も意識して申し込みたいです。

最初と同じですが・・・ポイントの当選ラインは分からず、また、複数当選があるかないか、複数当選の場合、MAXは何株になるのか・・など全くわかりません・・

わたしは分からないので、通常通り、抽選枠での当選を狙っていきます。

わたしは買わないつもり!

はい。投資判断は人それぞれです。買わない選択肢もありますよね。

当選したIPO株が公募割れしたらどうするの?

わたしの場合、配当金をもらいながら、SBI新生銀行の行く末を見守ります。(説明箇所
投資戦略は人それぞれ。値上がり期待で長期保有でもいいですし、投資資金をほかに回すため損切しても良いかと思います。

IPOの当選確率は低い?

わたしのIPOの当選確率は年間1~3%です。宝くじで6等の3,000円に当たる確率(1%)より高いです。
SBI新生銀行の場合は割当数が多いので、当選確率はかなり高いんじゃないかと思います。
また、宝くじと違って外れても損失がありません。

セカンダリー投資はどう考えている?

IPOのセカンダリー投資は初値と需給次第なので読めないです。また、個人的に乱高下する値動きが苦手なので参加しません。
いつも大型IPOはネガティブな話題が先行しがちですが、初値後の株価は堅調に推移している銘柄が多いですし、投資家の注目度も高いと思われます。

第四のメガバンクを掲げているんだから、ネット銀行との比較は不適切では?

SBI新生銀行の収益構造がネット銀行に近いという点に着目し、比較対象を住信SBIネット銀行と楽天銀行に置いています。
「第四のメガバンク」構想は掲げているものの、現時点ではまだ途上段階と見ており、メガバンクとの比較は本記事では扱っていません。
最終的な評価軸は投資家それぞれのスタンスによりますので、「メガバンクのみで比較する」「ネット銀行も含めて広く比較する」など、ご自身の方針に沿ってご参照ください。

繰越欠損金で税負担が圧縮されており、税負担がなくなればPERは18倍程度では?

ご指摘のとおり、過去の繰越欠損金の影響で法人税負担が軽くなっており、その結果として現在の予想EPSベースのPERは「見かけ上」低くなっている側面があります。
目論見書では、繰越欠損金について「一定期間は回収可能」と判断して繰延税金資産を計上しており、今期だけの特殊要因ではなく、今後数年間は税負担が軽い状態が続く前提になっています。

したがって、「実質PER18倍」という見方は、あくまで「いま通常の税負担水準だったと仮定した場合」の参考値の一つであり、それだけが正解というものではありません。
個人的にはこの効果が当面続くことやEPS成長余地を踏まえ、実際のPERで評価しています。

IPO初値への影響は限定的と見ていますが、中長期投資では、繰越欠損金の効果が薄れて実効税率が通常水準に戻るタイミングと、その頃までにどの程度、利益やEPSが成長しているかといった点をあわせて確認していただくのがよいと考えています。

初値は「絶対に●●円だ!」

投資に絶対はありません。カエレ。

SBI証券でSBI新生銀行に何株申し込んだんですか?

預金分を申し込んでいるので公開していません。
わたしは住信SBIネット銀行のハイブリッド預金をそのまま抽選資金に回しています。
なお、SBI新生銀行でも同様のことができ、さらに預金金利が高いよう。乗換えも発生しているよう(SBI新生銀行が預金を集めている)

IPO投資全般に関するご質問は参考記事をご確認ください。
なお、IPO投資の基本的な知識を得るには、庶民のIPOの各記事をみるか、体形的にまとまっている書籍がおすすめです。

Youtubeでも紹介

YoutubeでもSBI新生銀行のIPOについて、このページを基に説明しています。

3行のビジネスモデル比較

SBI新生銀行は、法人ファイナンスや市場取引までカバーする「フルバンク型」である点が他の2行との最大の違いです。
単なるネット銀行ではなく、幅広いリスクを取りに行く金融機関です。

視点 SBI新生銀行
(8303)
楽天銀行
(5838)
住信SBIネット銀行
(7163)
主な事業 個人・法人・市場・海外 個人中心
(預金・決済・ローン)
個人+BaaS+住宅ローン
チャネル オンライン+共同店舗 完全ネット銀行 提携アプリ内で銀行機能提供
主な強み 法人金融、海外投融資、SBI証券と連携 楽天経済圏、預金口座数1,600万超 BaaSの先駆者、住宅ローン残高急増
成長
ドライバー
法人金融拡大、SBI連携、地銀M&A 口座数・楽天経済圏拡大、証券・カード連携 住宅ローン残高増、NEOBANK拡大
主なリスク 信用リスク、地銀再編の遅れ、外債リスク 楽天グループの信用力、金利低下 システム投資負担、競合の増加
収益構造 法人向けストラクチャードファイナンス、海外貸付、PE投資など、クレジットリスクを取って高い利回りを狙う 預金残高の増加によるスプレッド収益と、楽天証券・カードとの連携による手数料収益 住宅ローン金利差と、提携先からのBaaS手数料が主な収益源
コメント リアルチャネルを一部維持しつつ、SBI証券やSBI地銀連携によるクロスセルを狙う立ち位置です。単独でのチャネル拡大は難しいため、グループ戦略に依存する面が強いです。 楽天市場や楽天カードなど「楽天経済圏」の一部として機能しており、顧客接点が非常に強固です。
1,600万口座超という圧倒的なスケールは強みです。
住信SBIネット銀行は「NEOBANK」というブランドで、JAL、ヤマダ電機、Tポイントなど異業種に銀行機能をOEM提供しています。エンドユーザーとは直接接点を持たず、裏方に徹するビジネスモデルです

金利上昇局面ではSBI新生銀行が有利ですが、信用リスクが顕在化した場合は損失が大きくなる可能性も。
安定性では楽天銀行や住信SBIの方がやや優位です。


ネット銀行との比較を通じて、個人投資家としては「安定したビジネスを持つか」「グループ戦略に期待するか」「中長期の成長に賭けるか」といった視点で評価する必要があります。

現金7,500円+6,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場の三菱UFJ eスマート証券。落選でポイントが貯まるSBI証券