知名度が高い過去の大型IPOの実績

知名度が高く、市場からの調達金額(吸収金額)が1,000億円を超える、大型IPOのデータです。

知名度が高いからといって、IPOとして人気があるとは限らないのですが、上場実績は良好です。

知名度が高く、調達金額が大きいIPOの実績

知名度が高いIPOは、買い需要が高く、初値が上回る傾向にあります。

  • 公開価格:ブックビルディングに当選し購入する株価
  • 初値:株式市場に上場してはじめについた株価
  • 初値売り損益:公開価格で購入し初値で売った損益
上場日 企業 市場からの調達金額
時価総額
当選口数 公開価格
初値
初値売り損益
2023年3月 楽天銀行(5838) 895億円
2,380億円
64万口 1,400円
1,856円
4.5万円
2018年12月 ソフトバンク(9434) 2.6兆円
7.1兆円
1,427万口 1,500円
1,463円
-3,700円
2018年6月 メルカリ(4385) 1,306億円
4,059億円
19万口 3,000円
5,000円
20万円
2017年12月 佐川急便(SG HD)(9143) 1,276億円
5,187億円
71万口 1,620円
1,900円
2万8千円
2016年10月 九州旅客鉄道(JR九州)(9142) 4,160億円
4,160億円
120万口
(国内)
2,600円
3,100円
5万円
2016年7月 LINE(3938) 1,328億円
6,929億円
35万口 3,300円
4,900円
16万円
2015年11月 日本郵政(6178) 6,930億円
6.3兆円
495万口 1,400円
1,631円
23,100円
2015年11月 ゆうちょ銀行(7182) 5,980億円
6.5兆円
412万口 1,450円
1,680円
23,000円
2015年11月 かんぽ生命保険(7181) 1,452億円
1.3兆円
66万口 2,200円
2,929円
72,900円

ソフトバンクに関しては、上場前に大規模な通信障害が発生したり、他にも周りでゴタゴタが起こり、投資家心理が悪い方向に向いてました。ある意味、不運なIPOです。

複数当選で利益は倍々に

大型IPOは当選数が多いので、複数当選もしやすくなります。

上記では、100株あたりの利益を出していますが、200株当選すれば利益は2倍、500株当選すれば利益は5倍になります。

カブスルもこれまで、大型IPOで複数当選しています。

抽選倍率で人気度がわかる

人気が高いIPOほど、申し込みは多くなり抽選倍率が高くなります。
参考までに、過去の大型IPOの抽選倍率です。

上場日 企業 市場からの調達金額 初値の騰落率 抽選倍率
2018年12月 ソフトバンク(9434) 2.6兆円 -2.47% 2倍
2018年6月 メルカリ(4385) 1,306億円 66.67% 50倍
2016年10月 九州旅客鉄道(JR九州)(9142) 4,160億円 19.23% 15倍
2016年7月 LINE(3938) 1,328億円 48.48% 25倍
2015年11月 日本郵政(6178) 6,930億円 16.50% 5倍
2015年11月 ゆうちょ銀行(7182) 5,980億円 15.86% 5倍
2015年11月 かんぽ生命保険(7181) 1,452億円 33.14% 15倍

日経新聞やロイター通信に載っていた抽選倍率です。

抽選倍率が高いほど、初値の騰落率も高く、利益が大きくなりやすいです。

大型IPOはネガティブ意見も多い

大型IPOは上場の規模が大きく、会社として成熟している場合も多いので、ポジティブよりはネガティブな意見の方が多くなります。

IPO市場は成長性のある事業に人気あり(AIや自動運転など)

日本郵政三社が上場する際もネガティブな声が多く聞こえました。

  • 規模が大きすぎる!
  • 親子上場だ!
  • 目新しい事業でない!
  • 下落は確実だ!

大手予想会社の最初の評価は公募割れリスクがある「C」でしたが、配当利回りの高さが見直され、ブックビルディングの申し込みも好調なことから、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の評価は中立の「B」へ見直されました。

結果は3社ともに初値がプラスに。


大型IPOはその知名度の高さから、過去の実績はおおむね良好です。
当選数も多いので、複数当選も狙えます。

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