インターメスティック(262A):IPO上場情報と初値予想
インターメスティックは、眼鏡レンズ、眼鏡フレーム、サングラス等の製造販売および輸出入等を行っている企業です。グループは同社と連結子会社1社、子会社4社で構成。
メガネブランドZoffの運営。店舗は国内303店舗(2024年7月末現在)
コラボ商品に力を入れており、ディズニーやPEANUT、UNITED ARROWSなどコラボ件数は100件に。
メガネ一式で6,000円から1,000円刻みの低価格設定。
主力商品である「Zoff SMART」は、販売価格11,000円程度。
企画、製造、マーケティング、販売を一気通貫して行うSPA(製造小売業)型のビジネスモデル。
サプライチェーンを一括で管理することが可能なため、中間コストを省いた低価格なメガネを提供することが可能となっています。
設立は1993年3月
同社の従業員数は152名、平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は8.1年、平均年間給与は581.4万円。連結の従業員数は1,838名(2024年7月末)
インターメスティックのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、インターメスティックの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
インターメスティックの上場日
上場日 | 2024/10/18(金) | 証券コード | 262A |
---|---|---|---|
市場 | 東証プライム | 業種 | 小売業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | インターメスティック(262A) | ||
時価総額 | 498.8億円(公開価格で計算) 623.6億円(初値で計算) |
インターメスティックのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2024/9/30 (月) ~ 10/4 (金) |
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---|---|---|---|
仮条件 | 1,500円~1,630円 (抽選資金:15万円 ~ 16.3万円) | ||
当選口数 | 123,302口 | ||
発行済株式数 | 30,600,000株 | オファリングレシオ | 40.2% |
公募株数 | 7,880,000株 | 売出株数 | 2,842,000株 |
吸収金額 | 200.9億円 | O.A分 | 1,608,200株 |
仮条件決定日 | 9/30 (月) | 公開価格決定日 | 10/7 (月) |
購入期間 | 10/8 (火) ~ 10/11 (金) | ||
備考 |
【10.7追記】公募は、国内6,123,600株、海外1,756,400株(海外販売の割合 22.3%)。売出は、国内2,208,500株、海外633,500株(海外販売の割合 22.3%)。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
インターメスティックの公開価格と初値
仮条件 | 1,500円~1,630円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,630円 | 初値 | 2,038円 |
騰落率 | 25.03% | 倍率 | 1.25倍 |
初値売り損益 | 40,800円(2,038円 - 1,630円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
インターメスティックの初値予想と予想利益
インターメスティックの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,500円 ~ 1,630円
※抽選資金:15万円 ~ 16.3万円
上限は10.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
1,760円 ~ 2,080円※9/30 修正
(1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 1.3万円~4.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,480円あたり ※抽選資金:14.8万円あたり |
---|---|
初値予想 | 1,630円 ~ 1,920円 (1.1倍~1.3倍) |
予想利益 | 1.5万円~4.4万円 |
初値予想アンケート
インターメスティック(262A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,630円)を基準価格に修正しています。
有効回答:756票 投票期限:2024/10/17 (木) 23:59までインターメスティックの主幹事と幹事証券
インターメスティックのIPOを取り扱っている証券会社です。
インターメスティックの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SMBC日興証券 |
69.57% | 8,577,900株 | 8,577口※ |
主幹事 野村證券 |
26.09% | 3,216,900株 | 3,216口※ |
みずほ証券 | 1.74% | 214,400株 | 214口※ |
マネックス証券 | 0.26% | 32,100株 | 321口※ |
楽天証券 | 0.26% | 32,100株 | 321口※ |
松井証券 | 0.26% | 32,100株 | 224口※ |
SBI証券 | 0.26% | 32,100株 | 192口※ |
岡三証券 | 0.26% | 32,100株 | 32口※ |
岩井コスモ証券 | 0.26% | 32,100株 | 32口※ |
東洋証券 | 0.26% | 32,100株 | 0口※ |
丸三証券 | 0.26% | 32,100株 | 0口※ |
水戸証券 | 0.26% | 32,100株 | 0口※ |
あかつき証券 | 0.26% | 32,100株 | 0口※ |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
※海外売出し2,389,900株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
楽天証券の抽選倍率は、330倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
インターメスティックの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2023年12月 | 2022年12月 | 2021年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 15,155,745 | 12,558,326 | 15,124,709 |
営業利益 | 2,930,558 | 2,524,708 | ― |
営業利益率 | 19.34% | 20.1% | ― |
経常利益 | 3,140,438 | 2,604,054 | 2,895,696 |
当期利益 | 2,079,336 | 1,511,516 | 869,085 |
純資産 | 6,723,998 | 4,956,323 | 7,883,526 |
配当金※ | 83,700.00 | 29,100.00 | 25,000.00 |
EPS※ | 97.07 | 49.89 | 56,803.00 |
BPS※ | 313.91 | 231.39 | 515,263.17 |
前期比(営業利益) | 16.1% | ― | ― |
前期比(売上高) | 20.7% | -17% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2023年12月 | 2022年12月 |
---|---|---|
売上高 | 39,875,287 | 35,885,576 |
営業利益 | 3,497,972 | 2,847,675 |
営業利益率 | 8.77% | 7.94% |
経常利益 | 3,427,549 | 2,664,391 |
当期利益 | 2,562,001 | 1,266,698 |
純資産 | 6,374,063 | 4,116,521 |
EPS※ | 119.61 | 41.81 |
BPS※ | 297.58 | 192.18 |
前期比(営業利益) | 22.8% | ― |
前期比(売上高) | 11.1% | ― |
インターメスティックのPERとPBR
公開価格(1,630円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2022年12月 (実績/連結) |
38.99倍 | 8.48倍 | 41.81 | 192.18 |
2023年12月 (実績/連結) |
13.63倍 | 5.48倍 | 119.61 | 297.58 |
インターメスティックの配当金と配当利回り
公開価格(1,630円)と配当金で算出した配当利回りです。
決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
---|---|---|---|
2022年12月 (実績) |
14.55円 | 0.89% | 20.6% |
2023年12月 (実績) |
41.85円 | 2.56% | 43.1% |
上位株主とロックアップ情報
インターメスティックの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
株式会社ルイ・ボストン 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
10,710,000株
47.20%
|
- | 180日 |
上野 博史 代表取締役社長 |
4,284,000株
18.90%
|
850,000株 | 180日 |
上野 剛史 血族 |
4,284,000株
18.90%
|
850,000株 | 180日 |
上野 照博 代表取締役会長 |
1,072,000株
4.70%
|
572,000株 | 180日 |
上野 芙佐子 血族 |
1,070,000株
4.70%
|
570,000株 | 180日 |
香川 雅哉 取締役 |
7,700株
0.00%
(7,700)
|
- | |
大畑 栄一 取締役 |
6,500株
0.00%
(6,500)
|
- | |
甲斐 秀道 監査役 |
5,800株
0.00%
(5,800)
|
- | |
- |
5,800株
0.00%
(5,800)
|
- | |
- |
5,800株
0.00%
(5,800)
|
- |
- 180日のロックアップ期間は、2025年4月15日まで
直近の類似IPOの上場結果
インターメスティックと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「知名度が高い」のIPOの直近の結果です。
- 2024/07/26 タイミー…
初値売り損益:40,000円
(騰落率:27.59%、倍率:1.28倍) - 2024/03/21 トライアルHD…
初値売り損益:51,500円
(騰落率:30.29%、倍率:1.30倍) - 2023/04/21 楽天銀行…
初値売り損益:45,600円
(騰落率:32.57%、倍率:1.33倍) - 2023/03/29 住信SBIネット銀行…
初値売り損益:2,200円
(騰落率:1.83%、倍率:1.02倍) - 2023/03/27 カバー…
初値売り損益:100,000円
(騰落率:133.33%、倍率:2.33倍)
インターメスティックと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:プライムまたは東証一部」かつ「業種:小売業」の直近のIPO結果です。
- 2017/04/12 LIXILビバ
… 初値売り損益:-10,300円
騰落率:-5.02%、倍率:0.95倍 - 2017/03/30 スシローグローバルHD
… 初値売り損益:-17,000円
騰落率:-4.72%、倍率:0.95倍 - 2016/11/01 バロックジャパンリミテッド
… 初値売り損益:-10,000円
騰落率:-5%、倍率:0.95倍 - 2014/10/09 すかいらーく
… 初値売り損益:0円
騰落率:0%、倍率:1.00倍 - 2014/04/18 ジョイフル本田
… 初値売り損益:-5,000円
騰落率:-1.85%、倍率:0.98倍
インターメスティックのIPO分析
国内アイウェア市場におけるシェアを販売本数ベースで算出すると、同社のシェアは14.7%。
店舗数は国内300店舗、シンガポール5店舗、香港15店舗(当中間連結会計期間末)
同社はコラボ力が事業の強みか?
今期は、人気キャラクターの「ちいかわ」や、ファッション系クリエイター「きりまる」とのコラボレーションアイウェアを発売。
主要商品であるメガネフレームの大部分を中国等の海外から直接輸入しているため、仕入原価は為替相場変動の影響を受けやすい。
同じくお買い得なメガネを販売しているジンズHDとの比較です。(インターメスティックは仮条件の上限価格)
指標でみると割安感があるのはインターメスティック、売上の規模が大きいのはジンズHD。
【9.30追記】仮条件の上限価格が想定価格より10%上振れし、割安感は少しだけ薄れました
IPO | インターメスティック (262A) |
ジンズHD (3046) |
---|---|---|
ブランド | Zoff | JINS |
創業 | 1993年3月 | 1988年7月 |
上場月 | 2024年10月 | 2006年8月 |
前期売上高(連結) | 398.7 億円 2023年12月期 |
732.6 億円 2023年8月期 |
時価総額 | 498.8 億円 |
1,281 億円 |
株価 2024.9.30 |
1,630円 | 5,340円 |
PER 2024.9.30 |
13.6倍 | 35.6倍 |
PBR 2024.9.30 |
5.4倍 | 5.2倍 |
配当利回り | 2.56% | 0.84% |
株主優待 | - | 9,000円の買い物優待券 |
個人投資家に人気の高い株主優待、インターメスティックも発行するのではと思います。
Zoffのファンであれば、配当金をもらいながら、株主優待の恩恵を受けるのも良い手ですね。
IPOとしては悪くはないと思うんですが、同じプライム上場の東京メトロのIPO直前ということで手控えの影響がありそう。なお、東京メトロの配当利回りは想定価格で3.63%の予定。
公開株数が多いので割当数(当選数)も多くなり、いつものIPOよりは当選しやすくなっています。
【9.30追記】公開価格が仮条件の上限価格の+20%(1,956円)で決まる可能性があります。
(公開価格が仮条件の価格帯より上振れる理由は?)
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績は安定的(決算情報)
- 仮条件の上限価格と前期実績(連結)によるPERは13.6倍。PBRは5.48倍。JINSより割安感あり(PERとPBR)
- 2023年12月期の配当金は41.85円の予定。仮条件の上限価格による配当利回りは2.56%。連結配当性向30%~35%を目途(配当利回り)
- グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は22.3%
- 知名度が高い
- オファリングレシオが40.2%と高い(IPOデータ)
- 東京メトロのIPOが10/23に控えている
- 株主優待発行の可能性ある?(優待は個人投資家に人気あり)
- 為替リスクあり
9.30追記。仮条件が想定発行価格(1,480円)より10.1%の上振れ決定(1,500円 ~ 1,630円)したのは評価が高い証拠。ただし割安感がやや消えたので初値予想を1,760円 ~ 2,080円に修正。予想利益は1.3万円~4.5万円です。
目論見書の想定仮条件は1,480円。初値予想は1,630円 ~ 1,920円としました。
予想利益は1.5万円~4.4万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
ワンポイント
主幹事はSMBC日興証券と野村證券です。
IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。
また、資金力に左右されない平等抽選を一部採用しています。
カブスルはSMBC日興証券で24回 IPOに当選。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはマネックス、SMBC、SBIこちらの3社だけでIPOに81回当選しています(全当選数の52.3%)
松井証券と岡三オンライン、岡三証券とみずほ証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いので気軽に参加できます。(口座開設タイアップ中)
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)