メルカリ(4385):IPO上場情報
メルカリは スマホから誰でも簡単に売り買いが楽しめるフリマアプリを主事業として展開している企業です。
グループのミッションは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことです。
- メルカリ
スマホから誰でも簡単に売り買いが楽しめるフリマアプリ。簡単なプロセスで3分以内に出品。 - メルカリ カウル
本・CD・DVD等に特化。バーコードスキャンでかんたん出品。 - メルカリ メゾンズ
ブランド品に特化。誰でもかんたんに撮影・値付け・商品情報入力。
「メルカリ」はスマートフォンに特化した個人間取引(CtoC)のためのマーケットプレイスであり、誰でもスマートフォン上で簡単・手軽に中古品を売買できます。
- 出品者:不要品に新たな価値を与える楽しさ
- 購入者:掘り出し物に出会える「宝探し」体験
「メルカリ」は、出品者と購入者の双方にとって楽しく、夢中になれるユーザ体験を提供しています。
「メルカリ」では、スマートフォンから誰でも簡単に商品を出品・購入することができます。
また、配送業者やコンビニとの提携により、簡便かつ手頃な価格の配送オプションを提供しています。
5/7より、ヤマト運輸と提携をし、出品者の宛名を知らせずに品物を送れるサービスを行っています。
メルカリ上で取得したバーコードをレジに持って行くだけなので発送も非常にラクになっています。
更に、出品者・購入者共に個人が中心であるため、誰でも手軽に不要品を販売してお金に換える楽しみや、ユニークな中古品を探す「宝探し」感覚での買物を体験することができます。
「メルカリ」の国内累計ダウンロード数は平成30年3月末に7,100万件に達し、前連結会計年度末比で1,550万件の増加となりました。月間利用者数は1,000万人に達しています。
従来型の店舗における中古品売買は、来店に時間を要する、取り扱い商品が限定的である、買取業者が仲介するため売手と買手の双方にとって価格が不透明である等の課題がありました。
また、インターネットオークションを利用した中古品売買も、出品が煩雑で難しい、入札プロセスに時間がかかるといった課題がありました。
ユーザーとしては 店頭買取などよりも高値で売却出来、安値で購入できる点も魅力です。
グループはメルカリと連結子会社である株式会社ソウゾウ、Mercari, Inc.(米国)、Mercari Europe Ltd(英国)、Merpay Ltd(英国)、株式会社メルペイの6社で構成。
設立は平成25年2月です。
従業員数は平成30年3月末で652名、平均年齢は30.3歳、平均勤続年数は1.3年、平均年間給与は501.9万円です。
参考までに
昨年から上場の予定がありましたが、当初の予定より半年遅れての上場となりました。
上場により海外事業の開拓を加速させるようです。
東証マザーズとしては13年ぶりの規模の大きさのIPOになります。
上場時の時価総額は最大で4,000億円となる見込みでミクシィの時価総額を超えます。
当選口数が多く複数当選も見込めるIPOになりそうです。
上場の時期は遅れましたが、AIによる偽ブランド品の検知システムを導入し、不正出品を監視するサポートスタッフを1年前に比べて7割増やしたりと、不正利用者の対策は強化されています。
メルカリのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、メルカリの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
メルカリの上場日
メルカリのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2018/6/4 (月) ~ 6/8 (金) |
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---|---|---|---|
仮条件 | 2,700円~3,000円 (抽選資金:27万円 ~ 30万円) | ||
当選口数 | 435,548口 | ||
発行済株式数 | 135,331,322株 | オファリングレシオ | 32.1% |
公募株数 | 18,159,500株 | 売出株数 | 22,554,800株 |
吸収金額 | 1,306.6億円 | O.A分 | 2,840,500株 |
仮条件決定日 | 6/1 (金) | 公開価格決定日 | 6/11 (月) |
購入期間 | 6/12 (火) ~ 6/15 (金) | ||
備考 |
最終的な内訳は公募総数の範囲内で、需要状況等を勘案の上、公開価格決定日(2018年6月11日)に決定する予定です。
つまり、国内の当選口数は約19万口になりそうです。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
メルカリの公開価格と初値
仮条件 | 2,700円~3,000円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 3,000円 | 初値 | 5,000円 |
騰落率 | 66.67% | 倍率 | 1.67倍 |
初値売り損益 | 200,000円(5,000円 - 3,000円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
メルカリの初値予想と予想利益
メルカリの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,700円 ~ 3,000円
※抽選資金:27万円 ~ 30万円
上限は11.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
4,500円 ~ 5,000円※6/13 修正
(1.5倍~1.7倍) |
予想利益 | 15万円~20万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,200円 ~ 2,700円 ※抽選資金:22万円 ~ 27万円 |
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初値予想 | 3,500円 ~ 4,000円 (1.3倍~1.5倍) |
予想利益 | 8万円~13万円 |
メルカリの主幹事と幹事証券
メルカリのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 投資資金に関係ない一人一票制の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「マネックス証券」や「SMBC日興証券」、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。 当選口数が多く複数当選も見込めそうですので積極的に応募していきましょう。 「野村證券」は IPOの抽選時に資金が必要ない証券会社ですので、複数当選の為にも参加しておきたいところです。 |
メルカリの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 大和証券 |
50.41% | 9,880,200株 | 19,760口 |
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
31.64% | 6,200,800株 | 6,200口 |
SMBC日興証券 | 7.70% | 1,508,200株 | 1,508口 |
みずほ証券 | 6.50% | 1,273,600株 | 1,273口 |
野村證券 | 2.99% | 586,400株 | 586口 |
マネックス証券 | 0.26% | 50,200株 | 502口 |
SBI証券 | 0.26% | 50,200株 | 351口 |
岩井コスモ証券 | 0.17% | 33,400株 | 33口 |
極東証券 | 0.09% | 16,700株 | 0口 |
委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
メルカリの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2017年6月 | 2016年6月 | 2015年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 21,254 | 12,256 | 4,237 |
経常利益 | 4,469 | 3,262 | -1,099 |
当期利益 | -6,990 | 3,011 | -1,104 |
純資産 | 6,071 | 13,061 | 1,607 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -60.90 | 27.56 | -110.00 |
BPS※ | -55.74 | 5.16 | -235.59 |
前期比(売上高) | 73.4% | 189.3% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2017年6月 | 2016年6月 |
---|---|---|
売上高 | 22,071 | 12,256 |
経常利益 | -2,779 | -97 |
当期利益 | -4,207 | -348 |
純資産 | 4,416 | 8,395 |
EPS※ | -36.65 | -3.18 |
BPS※ | -70.15 | -35.49 |
前期比(売上高) | 80.1% | ― |
直近の類似IPOの上場結果
メルカリと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「知名度が高い」のIPOの直近の結果です。
- 2017/12/13 SGHD(佐川急便)…
初値売り損益:28,000円
(騰落率:17.28%、倍率:1.17倍) - 2017/12/12 カチタス…
初値売り損益:2,500円
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初値売り損益:-17,000円
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初値売り損益:50,000円
(騰落率:19.23%、倍率:1.19倍) - 2016/07/15 LINE…
初値売り損益:160,000円
(騰落率:48.48%、倍率:1.48倍)
メルカリと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
メルカリのIPO分析
IPOが承認されたことでメルカリの概要が見えてきました。
売上高はアプリの利用者数の増加と共に伸びていますが、17年7月~18年3月期の最終損益は34億円の赤字となっています。
これは、米国などの海外事業の広告宣伝費(先行投資)が かさんでいる事や引き抜きによる人材投資によるものだと思われます。
ただし、メルカリの今後の成長性や海外展開による事業の伸びを考慮すると、期待の方が先行しそうなIPOになると思います。
参考までに
企業価値が10億ドル(約1,100億円)を超えるスタートアップ企業(新しいビジネスモデルで成長を目指す企業)を「ユニコーン」と呼びます。
- フリーマーケットアプリのメルカリ。
- ディープランニングの「プリファード・ネットワークス」。
日本では現在 上記の二社しかユニコーン企業がありません。
当選しました!
管理人は主幹事の「大和証券」で100株のみ当選を果たしました!(2回目の当選)(ブログ)
当選は嬉しいですが、当選口数が多く複数当選を目指していたので やや残念な結果となりました。
ただし、2018年のIPO当選は5社目(800株)の当選と大変好調です!
管理人のIPO当選実績
メルカリの抽選倍率は、個人投資家50倍、機関投資家20倍、海外投資家20倍。
2016年のLINEの抽選倍率が20倍~25倍ですので、そちらを上回る抽選倍率でした。
ワンポイント
2018.6.13 追記。
想定の初値予想は「4,500円 ~ 5,000円」に上方修正されました。
予想上限にて売却できた場合、20万円の利益となっています。
2018.6.4 追記。評価は 高い「A」となりました。
仮条件は想定より上振れして「2,700円 ~ 3,000円」。想定の初値予想は「4,000円 ~ 4,500円」となっています。
予想上限にて初値売りすると15万円の利益になりそうです。
公募割れリスクも低いと想定されますので、積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いたいところです。
100株あたり20万円の利益が予想されていますので、200株当選すれば40万円・・・300株当選すれば60万円とかなり大きい利益が見込めそうです。
メルカリのIPOにおすすめの証券会社
当選口数も国内で約19万口と非常に多く複数当選も狙えるIPOになります!
管理人は下記の3社だけでIPOに41回当選しています。(全当選数の約77%)
主幹事証券と合わせて当選を狙いたいところです。
1. 完全公平抽選「マネックス証券」
管理人のメイン証券会社である「マネックス証券」は、IPOの抽選が完全公平抽選になります。
「マネックス証券」は、IPOの引受幹事数も多く、資金量に関係がない完全公平抽選ですので、100株の応募でOKです。
「公平抽選」を採用している証券会社で当選を目指す!
管理人は「マネックス証券」で IPOに15回 当選しています。
私自身のIPO当選回数が一番多い証券会社です。(IPO当選実績)
2. 大手証券会社の一角「SMBC日興証券」
1人1票の「公平抽選」で庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」が引受幹事証券として選ばれています。
SMBC日興証券は、資金量に関係ない完全公平抽選ですので、100株の応募でOKです。
管理人は「SMBC日興証券」で IPOに16回 当選しています。
奥様が最近 SMBC日興証券でIPOに当選しまくっています。(IPO当選実績)
3. 複数当選も可能「SBI証券」
「SBI証券」は、上記二社と違い 抽選に応募する口数が多ければ多い程当選確率が上がる「口数比例方式」を採用しています。
※買えば買う程 高額当選の確率が上がる宝くじのようなものです。
また、「SBI証券」ではIPOの複数当選も可能となっており、メルカリのように当選口数が多いIPOでは複数当選に期待が持てます。
さらに!
IPOの抽選に残念ながら外れてしまった場合、次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与されます。
「SBI証券」の「IPOチャレンジポイント」で当選を狙う!
管理人は「SBI証券」で IPOに10回 当選をしています。(IPO当選実績)
「SBI証券」は本人確認書類をアップロードすることにより、最短で翌営業日からの取引が可能です!口座開設がまだの方はお早めにどうぞ!
上場後の補足
2018.7.3 追記。
初値売りをせず保有しておりましたが、相場全体の雲行きが怪しくなってきましたので利益確定を行いました。(ブログ)