SGホールディングス(佐川急便)(9143):IPO上場情報


SGホールディングス」は 運送大手の「佐川急便」を傘下に持つ純粋持株会社です。

佐川急便は「上場していない大手企業」の代表格でしたが、いよいよ上場となりました。
以前の情報では人手不足を補うIT投資による資金調達が理由でしたが、今回は全株 売出になるようです。

グループでは、法人顧客から形状・頻度・数量など様々なニーズに基づいた出荷に対応可能な物流配送網を構築し、法人顧客のニーズに応じた物流業務受託(B to B(事業者間の物流)及びB to C(事業者から個人への物流)に注力した事業展開を行っています。

グループは、純粋持株会社であるSGホールディングス、連結子会社102社、持分法適用の関連会社9社により構成。

セールスドライバーが集配業務のみならず営業担当者として法人顧客のニーズの把握・ソリューションの提案などを行い、顧客企業のサプライチェーンを把握した上で、グループが有するあらゆるリソースを活用した効率的な物流システムの提案及び提供を実施しています。

  • デリバリー事業
    宅配便事業を中心として当社グループの日本全国を網羅するネットワークを駆使した物品輸送サービスを法人顧客中心に提供。
  • ロジスティクス事業
    流通加工サービス、物流センター・倉庫運営サービス等の3PLや、通関業務受託・フォワーディングサービス等の国際輸送に加え、海外拠点において各地域内での物流業務を担う海外現地物流を提供。
  • 不動産事業
    物流ソリューション提供のための事業インフラである物流施設を中心に不動産の開発、賃貸、管理。

営業収益の約79%が「デリバリー事業」による収益となっております。(第11期連結会計年度)

IPOによる市場からの調達金額は約1,244億円。2017年のIPOにおいて最大規模となります。
市場は東証で所属部は未定ですが規模を考えると一部上場になりそうです。

設立は昭和40年11月です。
従業員数は平成29年10月20日現在で209名、平均年齢は38歳、平均勤続年数は9.4年、平均年間給与は707.9万円です。


SGHD(佐川急便)のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、SGHD(佐川急便)の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

SGホールディングス(佐川急便)の上場日

C
  • 業績:好調
  • 売出多い
  • 割安感:割高
  • ベンチャーキャピタル:上位株主なし

上場日 2017/12/13(水) 証券コード 9143
市場 東証一部 業種 陸運業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス SGホールディングス(佐川急便)(9143)

SGホールディングス(佐川急便)のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2017/11/27 (月) ~ 12/1 (金)

仮条件 1,540円~1,620円 (抽選資金:15.4万円 ~ 16.2万円)
当選口数 787,754口
公募株数 0株 売出株数 71,582,900株
吸収金額 1,276.1億円 O.A分 7,192,500株
仮条件決定日 11/24 (金) 公開価格決定日 12/4 (月)
購入期間 12/5 (火) ~ 12/8 (金)
備考 国内市場への売出:47,950,300株、海外市場への売出:23,632,600株の予定

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

SGホールディングス(佐川急便)の公開価格と初値

仮条件 1,540円~1,620円
公開価格 1,620円 初値 1,900円
騰落率 17.28%  倍率  1.17倍
初値売り損益 28,000円(1,900円 - 1,620円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

SGホールディングス(佐川急便)の初値予想と予想利益

SGホールディングス(佐川急便)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,540円 ~ 1,620円 ※抽選資金:15.4万円 ~ 16.2万円
上限は3.6%下ブレ↓
初値予想 1,700円 ~ 1,900円※11/30 修正
(1.0倍~1.2倍)
予想利益 8,000円~2.8万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,480円 ~ 1,680円 ※抽選資金:14.8万円 ~ 16.8万円
初値予想 1,680円 ~ 1,900円 (1.0倍~1.1倍)
予想利益 0円~2.2万円

SGホールディングス(佐川急便)の主幹事と幹事証券

SGホールディングス(佐川急便)のIPOを取り扱っている証券会社です。

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SGホールディングス(佐川急便)の決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2017年3月 2016年3月 2015年3月
売上高 19,128 17,443 17,518
経常利益 12,079 9,668 9,496
当期利益 100,894 12,808 9,468
純資産 273,822 177,977 168,842
配当金 36.00 30.00 26.00
EPS 325.04 38.61 84.41
BPS 882.13 565.72 1,609.90
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2017年3月 2016年3月
売上高 930,305 943,303
経常利益 51,208 52,572
当期利益 28,452 33,975
純資産 309,771 237,192
EPS 91.66 106.80
BPS 919.52 735.32
※EPS、BPSは(単位/円)

直近の類似IPOの上場結果

SGホールディングス(佐川急便)と同じホットワードのIPOの上場結果です。

知名度が高い」のIPOの直近の結果です。

  • 2017/12/12 カチタス
    初値売り損益:2,500円
    (騰落率:1.52%、倍率:1.02倍)
  • 2017/03/30 スシローグローバルHD
    初値売り損益:-17,000円
    (騰落率:-4.72%、倍率:0.95倍)
  • 2016/10/25 JR九州
    初値売り損益:50,000円
    (騰落率:19.23%、倍率:1.19倍)
  • 2016/07/15 LINE
    初値売り損益:160,000円
    (騰落率:48.48%、倍率:1.48倍)
  • 2016/06/29 コメダHD
    初値売り損益:-9,300円
    (騰落率:-4.74%、倍率:0.95倍)

SGホールディングス(佐川急便)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証一部」かつ「業種:陸運業」の直近のIPO結果です。

  • 2016/10/25 JR九州
    初値売り損益:50,000円
    騰落率:19.23%、倍率:1.19倍
  • 2014/04/23 西武ホールディングス
    初値売り損益:0円
    騰落率:0%、倍率:1.00倍
  • 2013/03/15 鴻池運輸
    初値売り損益:38,400円
    騰落率:37.65%、倍率:1.38倍

SGホールディングス(佐川急便)のIPO分析

国内における三大運送業者と言えば「ヤマト運輸」「佐川急便」「日本郵便」。
こちらの上位3社で宅配便の約9割を占めています。

ヤマト運輸を参加に持つ「ヤマトHD」は1949年5月に上場。
日本郵便を参加に持つ「日本郵政」は2015年11月に上場しております。

長期経営ビジョンを「アジアを代表する総合物流企業グループへ」と定め、その達成方法として「GOAL」を基軸としたグループ連携によるソリューション力の強化やグローバル物流ネットワークの確立等を掲げています。

「GOAL」とは、「デリバリー事業」「ロジスティクス事業」を中心にグループ各社の有するリソースを活用し、グループ横断的な複合的物流サービスを検討・提案するための先進的ロジスティクスプロジェクトチームで、顧客の物流課題解決に向けた提案活動をしています。

昨今、ネットショッピングによるEC事業による配達は年々増え続けており ドライバーの労働環境の改善や配送料金の値上げなどが行われています。(運転手さんお疲れ様です)

足許では政府主導のもと、働き方改革について検討が進められており、平成31年度から長時間労働の是正に向けた改正法案の施行が見込まれております。

SGホールディングス グループが従事する自動車の運転業務については、人手不足を理由として規制適用を5年間猶予し、年間の上限残業時間を960時間(月平均80時間)とする旨が公表されています。

同社では、今後の人口減少による将来的な労働力不足への対応として、積極的にIT利用を促進する方針です。
具体的には自動化技術・ビッグデータ・AI(人工知能)・スマートデバイス等先端技術を積極的に取り入れた先行投資を行い、実用化を検討しております。

2017.11.13 追記。評価は やや低い「C」となりました。
評価が低くなった理由としては、運送業界の人材不足やそれによるコスト増加などへの懸念が強いことや予想PERにおける割安感がないことが影響したようで、初値は公開価格付近が予想されています。

参考までに

管理人の奥様が「SMBC日興証券」で100株 当選を果たしました!(ブログ)

知名度は高いですが、内容的にはやや微妙なIPOになります。
直近のIPO実績が好調なので この勢い流れを引き継いで欲しいです。

ブックビルディングは好調のようで、個人投資家で7倍、機関投資家で12倍、海外は15倍程度の申込み倍率だったようです。

上場後の補足

奥様の当選IPOという事で注目していたIPOです。
一時期は公募割れも囁かれていたIPOですが、結果は良かったです。

公開価格1,620円に対して初値は1,900円騰落率:17.28%(1.17倍)になりました。

初値売りによる利益額は 2.8万円になりました (  ̄∇ ̄)

SGHD(佐川急便)のIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、SGHD(佐川急便)の目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


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