ギフティ(4449):IPO上場情報
ギフティは、「ギフトで、『人と人』『人と企業』『人とまち』をつないでいく。」というミッションのもと、eギフトプラットフォーム事業を展開している企業です。
eギフトサービスは、メールやSNSでやり取りされる文章に添えるだけで贈ることができるサービスです。個人、法人、自治体が対象。
- giftee
ありがとう、おめでとう、お疲れ様などの気持ちと一緒に、メールやLINEなどで気軽にeGiftを贈ることができるサービス。(個人対象) - giftee for Business
キャンペーンの景品やお客様への謝礼として、コンビニの商品やコーヒー等のギフトをLINEやメールで簡単に贈ることができます。(法人対象) - eGift System
店頭での引換えが可能なeGiftの生成、および生成したeGiftを自社サイト上で販売するためのシステム。SaaSで提供。 - Welcome ! STAMP
紙もしくはカードで発行されていた各種地域通貨(プレミアム商品券等)を、電子化し流通させる国内で初となる地域通貨のソリューション。
SaaSとは、サービス提供者がアプリケーションソフトウエアの機能をクラウド上で提供し、ユーザーはネットワーク経由で当該機能をサービスとして利用する形態を指します。IPOでは人気のあるシステム。
gifteeが取り扱っている商品は、コーヒーやドーナッツといった数百円程度の価格帯が中心で、贈る方も受け取る方も負担にならないカジュアルな商品ラインナップが多いのが特徴です。
また、メールやSNSで送付するので送料がかかりません。
更に、店頭で商品を受け取るのではなく、受け取る方が入力した住所に商品を配送するといった配送型のギフトも取り扱っています。
比較的単価の高いドリンクや食品などを、受け取る方の住所を知らなくてもプレゼントできるといったメリットがあります。
gifteeの累計会員数の推移は順調に伸びています。
今回の上場による知名度アップで、さらに会員数が伸びることが予想されます。
2014年12月末 | 2015年12月末 | 2016年12月末 | 2017年12月末 | 2018年12月末 | 2019年6月末 |
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17万人 | 41万人 | 63万人 | 88万人 | 110万人 | 125万人 |
giftee for Businessは、法人の公式SNSアカウントを登録すると、個人のSNSアカウントにeギフトを自動的に付与する仕組みや、アンケートの回答でeギフトを付与する仕組みなどがあります。
グループは同社と連結子会社1社で構成。
設立は2010年8月。
従業員数は2019年7月末で85名、平均年齢は32.7歳、平均勤続年数は1.4年、平均年間給与は527.5万円。
ギフティのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ギフティの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ギフティの上場日
ギフティのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2019/9/3 (火) ~ 9/9 (月) |
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仮条件 | 1,300円~1,500円 (抽選資金:13万円 ~ 15万円) | ||
当選口数 | 50,493口 | ||
発行済株式数 | 24,831,000株 | オファリングレシオ | 20.3% |
公募株数 | 800,000株 | 売出株数 | 3,590,700株 |
吸収金額 | 75.7億円 | O.A分 | 658,600株 |
仮条件決定日 | 8/30 (金) | 公開価格決定日 | 9/10 (火) |
購入期間 | 9/11 (水) ~ 9/17 (火) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ギフティの公開価格と初値
仮条件 | 1,300円~1,500円 | ||
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公開価格 | 1,500円 | 初値 | 1,880円 |
騰落率 | 25.33% | 倍率 | 1.25倍 |
初値売り損益 | 38,000円(1,880円 - 1,500円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
ギフティの初値予想と予想利益
ギフティの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,300円 ~ 1,500円
※抽選資金:13万円 ~ 15万円
上限は20%上ブレ↑ |
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初値予想 |
2,250円 ~ 3,000円※8/30 修正
(1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 7.5万円~15万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,250円あたり ※抽選資金:12.5万円あたり |
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初値予想 | 1,800円 ~ 2,500円 (1.4倍~2.0倍) |
予想利益 | 5.5万円~12.5万円 |
初値予想アンケート
ギフティ(4449)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,500円)を基準価格に修正しています。
有効回答:335票 投票期限:2019/9/19 (木) 23:59までギフティの主幹事と幹事証券
ギフティのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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委託幹事証券 | |
備考 | 主幹事は野村證券です。 他にも、1人1票の平等抽選で 資金力にかかわらず当選が期待できるマネックス証券とSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。 松井証券も、抽選時に資金が必要ない証券会社です。 |
ギフティの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
87.40% | 4,413,000株 | 4,413口 |
みずほ証券 | 6.52% | 329,300株 | 329口 |
SMBC日興証券 | 2.61% | 131,700株 | 131口 |
SBI証券 | 0.87% | 43,900株 | 307口 |
マネックス証券 | 0.43% | 21,900株 | 219口 |
松井証券 | 0.43% | 21,900株 | 153口 |
大和証券 | 0.43% | 21,900株 | 54口 |
岡三証券 | 0.43% | 21,900株 | 21口 |
岩井コスモ証券 | 0.43% | 21,900株 | 21口 |
水戸証券 | 0.43% | 21,900株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ギフティの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年12月 | 2017年12月 | 2016年12月 |
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売上高 | 1,120,559 | 556,529 | 170,539 |
経常利益 | 285,336 | 33,832 | -5,407 |
当期利益 | 200,485 | 20,205 | 864 |
純資産 | 1,103,353 | 268,808 | 248,602 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 8.89 | 1.02 | 43.71 |
BPS※ | 45.91 | 13.59 | 12,572.81 |
前期比(売上高) | 101.3% | 226.3% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2018年12月 |
---|---|
売上高 | 1,121,392 |
経常利益 | 283,338 |
当期利益 | 198,487 |
純資産 | 1,099,107 |
EPS※ | 8.81 |
BPS※ | 45.74 |
前期比(売上高) | ― |
上位株主とロックアップ情報
ギフティの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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太田 睦 | 19.79% | 90日 |
KDDI新規事業育成2号投資事業有限責任組合 | 13.58% | 90日/ 1.5倍 |
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 | 13.22% | 90日/ 1.5倍 |
鈴木 達哉 | 7.25% | 90日 |
梅田 裕真 | 6.39% | 90日 |
柳瀬 文孝 | 6.05% | 90日 |
(株)インスパイア | 3.65% | 90日/ 1.5倍 |
KDDI新規事業育成投資事業有限責任組合 | 3.65% | 90日/ 1.5倍 |
(株)ジェーシービー | 3.47% | |
(株)SMBC信託銀行 | 3.47% |
直近の類似IPOの上場結果
ギフティと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「SaaS」のIPOの直近の結果です。
ギフティと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2019/07/18 Link-U
… 初値売り損益:294,000円
騰落率:104.26%、倍率:2.04倍 - 2019/06/28 リビン・テクノロジーズ
… 初値売り損益:510,000円
騰落率:130.77%、倍率:2.31倍 - 2019/06/25 インフォネット
… 初値売り損益:194,000円
騰落率:130.20%、倍率:2.30倍 - 2019/06/19 Sansan
… 初値売り損益:26,000円
騰落率:5.78%、倍率:1.06倍 - 2019/05/30 バルテス
… 初値売り損益:116,000円
騰落率:175.76%、倍率:2.76倍
ギフティのIPO分析
株式会社矢野経済研究所の「2019年版商品券・ギフト券/eギフト市場の実態と展望」によれば、eギフトの認知度向上に伴い、個人ギフト・法人ギフトの両方で需要が拡大しており、eギフトの市場規模は2018年度で1,167億円に達しているとされております。
業績は黒字化を達成しており、売上高、経常利益ともに伸びています。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- 売上高と経常利益の伸びが良い。(規模は小さい)
- 上場による知名度アップで、業績アップが期待できる事業内容。
- 時代にマッチした事業内容で将来性あり。
- 設立まもないベンチャー企業(2010年8月)
- 売出しが多い。
- 市場からの吸収金額が63億円と非常に大きい。(参考:吸収金額による実績)
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップが解除(売り圧力)。
8.30 追記。
仮条件の上振れ決定(1,300円 ~ 1,500円)に伴い、初値予想を2,250円 ~ 3,000円に修正。
予想利益は75,000円~150,000円としました。
目論見書の想定仮条件は1,250円。初値予想は1,800円 ~ 2,500円としました。
予想利益は55,000円~125,000円になります。
吸収金額が大きい事がネックですが、公募割れリスクは低いです。
積極的に幹事証券で参加して当選を狙いましょう。
当選しました!
9.11 追記。
妻が主幹事の野村證券で当選しました。ブログ
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
他にも、1人1票の平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
管理人はこちらの3社だけでIPOに50回当選しています。
松井証券も、抽選時に資金が必要ない証券会社でオススメです。
SBI証券と松井証券は現在、現金2千円やキャッシュバックをもらえるお得なタイアップ企画も行っています。