マイクロアド(9553):IPO上場情報


マイクロアドは、データプラットフォーム事業を行っている企業です。

グループは同社と連結子会社11社、非連結子会社2社および関連会社1社で構成。
親会社は株式会社サイバーエージェント。

主要なサービスは、「データソリューションサービス」「海外コンサルティングサービス」「デジタルサイネージサービス」の3つ。

事業内容

特に収益性の高い「データプロダクト」に属するサービスに注力。
外部から仕入れたデータを活用し、消費者の行動特性をとらえ、その行動データに基づいた広告配信を行うことで、企業の様々なマーケティング課題の解決を目指しています。

設立は2007年7月。
同社の従業員数は2022年4月末で195名、平均年齢は30.7歳、平均勤続年数は4.7年、平均年間給与は648.1万円。


マイクロアドのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、マイクロアドの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

マイクロアドの上場日

C
  • 業績:不安
  • オファリングレシオ:やや高い
  • 調達金額:大きい

上場日 2022/6/29(水) 証券コード 9553
市場 東証グロース 業種 サービス業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス マイクロアド(9553)
時価総額
125.8億円(公開価格で計算)
115.1億円(初値で計算)

マイクロアドのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2022/6/13 (月) ~ 6/17 (金)

仮条件 1,300円~1,410円 (抽選資金:13万円 ~ 14.1万円)
当選口数 26,611口
発行済株式数 8,921,000株 オファリングレシオ 29.8%
公募株数 669,000株 売出株数 1,645,000株
吸収金額 37.5億円 O.A分 347,100株
仮条件決定日 6/9 (木) 公開価格決定日 6/20 (月)
購入期間 6/21 (火) ~ 6/24 (金)
備考

【6.20追記】売出は、国内1,233,700株、海外411,300株(海外販売の割合 25.0%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

マイクロアドの公開価格と初値

仮条件 1,300円~1,410円
公開価格 1,410円 初値 1,290円
騰落率 -8.51%  倍率  0.91倍
初値売り損益 -12,000円(1,290円 - 1,410円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、1,297.20円でした。

マイクロアドの初値予想と予想利益

マイクロアドの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,300円 ~ 1,410円 ※抽選資金:13万円 ~ 14.1万円
上限は2.2%上ブレ↑
初値予想 1,280円 ~ 1,430円※6/9 修正
(0.9倍~1.0倍)
予想利益 -1.3万円~2,000円

想定価格と初値予想

想定価格 1,380円あたり ※抽選資金:13.8万円あたり
初値予想 1,260円 ~ 1,410円 (0.9倍~1.0倍)
予想利益 -1.2万円~3,000円
送信中...

初値予想アンケート

マイクロアド(9553)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,410円)を基準価格に修正しています。

有効回答:423   投票期限:2022/6/28 (火) 23:59まで
3倍以上(4,230円以上)
31票  7%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,525円以上~4,230円未満)
11票  3%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,820円以上~3,525円未満)
25票  6%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,115円以上~2,820円未満)
80票  19%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,692円以上~2,115円未満)
129票  30%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,410円以上~1,692円未満)
75票  18%
投票済み

公募割れ(1,410円未満)
72票  17%
投票済み

マイクロアドの主幹事と幹事証券

マイクロアドのIPOを取り扱っている証券会社です。

マイクロアドの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
SBI証券
86.96% 2,314,200株 13,885口※
大和証券 8.70% 231,400株 231口※
マネックス証券 0.87% 23,100株 231口※
楽天証券 0.87% 23,100株 231口※
松井証券 0.87% 23,100株 161口※
岩井コスモ証券 0.44% 11,600株 11口※
東海東京証券 0.44% 11,600株 11口※
丸三証券 0.17% 4,600株 4口※
アイザワ証券 0.17% 4,600株 4口※
むさし証券 0.17% 4,600株 4口※
極東証券 0.17% 4,600株 0口※
水戸証券 0.17% 4,600株 0口※

大和コネクト証券のネット抽選分は、23口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事であるネオモバSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。

※海外売出し411,300株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。

楽天証券の抽選倍率は、105倍でした。

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マイクロアドの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年9月 2020年9月 2019年9月
売上高 5,651,943 5,463,941 6,021,645
経常利益 -81,129 -259,049 -192,754
当期利益 128,139 -293,981 -315,024
純資産 -1,130,290 -1,270,315 -976,333
配当金
EPS 15.59 -35.87 -76.90
BPS -137.44 -154.99 -238.25
前期比(売上高) 3.4% -9.3%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年9月 2020年9月
売上高 11,671,312 10,917,603
経常利益 153,562 258,182
当期利益 -38,864 43,468
純資産 1,472,679 873,256
EPS -4.73 5.30
BPS 112.93 67.07
前期比(売上高) 6.9%
※EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

マイクロアドの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
株式会社サイバーエージェント 5,202,800
57.45%
750,000 180日
ソフトバンク株式会社 1,630,000
18.00%
815,000 90日
株式会社SWAY 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 650,000
7.18%
80,000 180日
SCSK株式会社 411,200
4.54%
- 180日
田中 宏幸 取締役 166,000
1.83%
(120,000)
- 180日
渡辺 健太郎 代表取締役 150,000
1.66%
(66,000)
- 180日
マイクロアド従業員持株会 142,800
1.58%
-
穴原 誠一郎 子会社の取締役 88,000
0.97%
(66,000)
- 180日
榎原 良樹 取締役 60,200
0.66%
(51,000)
- 180日
瀧本 岳 46,000
0.51%
-
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
詳細は目論見書にてご確認ください。

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マイクロアドのIPO分析

う~ん・・・と唸るIPOですね。

売上高は数年前によくみかけたパターンの上場(上場直前で黒字)で、当時は相場もIPO市況も活況だったので、それなりに良い初値をつけたと思いますが・・・いまの相場だと初値は厳しそうです。

需給的にも主幹事がSBI証券の割には、重めの案件。
IPO的に人気がでなさそうで、公募割れもありそう。

上位株主で親会社のサイバーエージェントは保有株の14.4%の売出し(放出)、株主第二位のソフトバンクは50%の売出し。

サイバーエージェント、5/26にドコモと広告の新会社を設立したことを発表したんですよね。どっちを注視するんだろう。

2022年9月期の業績予想と想定価格によるPERは89倍とかなり割高。
仮条件の引き下げがなければ、評価はもう一段落とす予定です。

参考までに

評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。

公募割れのリスクあり
  • IPOで人気のあるIT関連企業
  • 2022年9月期の業績予想(前期比)は、売上高12,228百万円(+4.8%)、営業利益564百万円(+203%)
  • グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は25%
  • 業績が微妙(単体の売上高が頭打ちか?)
  • 2022年9月期予想によるPERは89倍と割高感が強い
  • 同業他社が多い
  • 市場からの吸収金額が37.5億円とやや大きい(吸収金額による実績)
  • オファリングレシオが29.8%とやや高い(オファリングレシオによる実績)
  • 売出比率が71%と高い
  • 上場市場の東証グロース市場が軟調(投資資金が抜けている)
  • 6月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
  • ややEXIT感が感じられる

目論見書の想定仮条件は1,380円。初値予想は1,260円 ~ 1,410円としました。
市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。

下落基調のこの相場で割高な設定価格のままだと、公募割れリスクも高いかなと思われます。カブスルはパスします。

マイクロアドのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、マイクロアドの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

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