サンウェルズ(9229):IPO上場情報
サンウェルズは、介護施設の運営を中心として事業を行っている企業です。
パーキンソン病専門ホーム「PDハウス」を全国に展開。
北海道、関東、関西、九州、北陸に12施設(613床)運営。
(Webサイトより)
介護保険法、健康保険法及び障害者総合支援法の適用を受けるため、サービス提供時には、自己負担金として1~3割を利用者に請求し、残りの7~9割の費用は国民健康保険団体連合会及び社会保険診療報酬支払基金に請求して保険給付を受けています。
そのため主な収入は、介護保険、健康保険および障害福祉サービスによる保険報酬に。
設立は1979年12月。
従業員数は2022年4月末で1,172名、平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は2.7年、平均年間給与は316万円。
サンウェルズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、サンウェルズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
サンウェルズの上場日
サンウェルズのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/6/10 (金) ~ 6/16 (木) |
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仮条件 | 1,770円~1,940円 (抽選資金:17.7万円 ~ 19.4万円) | ||
当選口数 | 33,752口 | ||
発行済株式数 | 11,740,000株 | オファリングレシオ | 28.7% |
公募株数 | 1,761,000株 | 売出株数 | 1,174,000株 |
吸収金額 | 65.4億円 | O.A分 | 440,200株 |
仮条件決定日 | 6/9 (木) | 公開価格決定日 | 6/17 (金) |
購入期間 | 6/20 (月) ~ 6/23 (木) | ||
備考 |
【5.23追記】公募は、国内1,330,700株、海外430,300株(海外販売の割合 24.4%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
サンウェルズの公開価格と初値
仮条件 | 1,770円~1,940円 | ||
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公開価格 | 1,940円 | 初値 | 2,300円 |
騰落率 | 18.56% | 倍率 | 1.19倍 |
初値売り損益 | 36,000円(2,300円 - 1,940円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
サンウェルズの初値予想と予想利益
サンウェルズの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,770円 ~ 1,940円 ※抽選資金:17.7万円 ~ 19.4万円 |
---|---|
初値予想 |
1,800円 ~ 1,970円
(0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.4万円~3,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,940円あたり ※抽選資金:19.4万円あたり |
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初値予想 | 1,800円 ~ 1,970円 (0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.4万円~3,000円 |
初値予想アンケート
サンウェルズ(9229)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,940円)を基準価格に修正しています。
有効回答:196票 投票期限:2022/6/26 (日) 23:59までサンウェルズの主幹事と幹事証券
サンウェルズのIPOを取り扱っている証券会社です。
サンウェルズの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 野村證券 |
91.31% | 3,082,000株 | 3,082口※ |
SMBC日興証券 | 4.35% | 146,700株 | 146口※ |
楽天証券 | 0.87% | 29,300株 | 293口※ |
SBI証券 | 0.87% | 29,300株 | 175口※ |
みずほ証券 | 0.87% | 29,300株 | 29口※ |
東海東京証券 | 0.87% | 29,300株 | 29口※ |
今村証券 | 0.87% | 29,300株 | 0口※ |
SBIネオトレード証券 | 0.00% | 0株 | 0口※ |
※海外売出し430,300株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
楽天証券の抽選倍率は、35倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場の大和コネクト証券とauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
サンウェルズの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年3月 | 2020年3月 | 2019年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 5,404,604 | 4,379,511 | 3,428,146 |
経常利益 | 316,802 | 229,797 | 175,776 |
当期利益 | 241,424 | 148,733 | 83,104 |
純資産 | 693,472 | 487,611 | 370,844 |
配当金※ | 1,091.00 | 67,248.00 | 20,000.00 |
EPS※ | 31.19 | 19.21 | 107,369.51 |
BPS※ | 89.59 | 62.99 | 479,127.23 |
前期比(売上高) | 23.4% | 27.8% | ― |
上位株主とロックアップ情報
サンウェルズの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
株式会社杏 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
4,500,000株
56.53%
|
- | 90日 |
苗代 亮達 代表取締役社長 |
3,240,000株
40.70%
|
1,174,000株 | 90日 |
越野 亨 取締役 |
15,000株
0.19%
(15,000)
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- | |
長山 知広 取締役 |
15,000株
0.19%
(15,000)
|
- | |
中山 美智代 取締役 |
15,000株
0.19%
(15,000)
|
- | |
上野 英一 取締役 |
15,000株
0.19%
(15,000)
|
- | |
長戸 優也 従業員 |
10,000株
0.13%
(10,000)
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- | |
青山 剛之 従業員 |
10,000株
0.13%
(10,000)
|
- | |
石浦 志乃 従業員 |
10,000株
0.13%
(10,000)
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- | |
勝木 ひかる 従業員 |
10,000株
0.13%
(10,000)
|
- |
直近の類似IPOの上場結果
サンウェルズと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:サービス業」の直近のIPO結果です。
- 2022/06/24 マイクロ波化学
… 初値売り損益:-5,500円
騰落率:-9.09%、倍率:0.91倍 - 2022/03/30 ギックス
… 初値売り損益:3,000円
騰落率:2.80%、倍率:1.03倍 - 2022/03/28 メンタルヘルステクノロジーズ
… 初値売り損益:25,000円
騰落率:39.68%、倍率:1.40倍 - 2022/02/22 CaSy
… 初値売り損益:65,100円
騰落率:48.22%、倍率:1.48倍 - 2022/02/03 Recovery International
… 初値売り損益:-42,000円
騰落率:-13.73%、倍率:0.86倍
サンウェルズのIPO分析
パーキンソン病という病名が世に知られたのは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公を演じたマイケル・J・フォックスが病名を公表してからと記憶しています。
60歳以上では100人に約1人が発症するとも。国の指定難病。
カブスルの身近にもパーキンソン病と診断された身内がいます。適切な治療(薬とリハビリ)により病状の進行を遅らせるよう。
症状が進むと自力での生活が困難となり、車いすでの生活が必要になったり寝たきりになることも。
同社の事業のひとつであるパーキンソン病専門ホーム「PDハウス」は、脳神経内科病院と連携し、専門の医師が訪問診療を行う事で入居後も安心して専門的治療を継続できる体制を整えています。
主な収入は、介護保険、健康保険および障害福祉サービスによる保険報酬。
社会的意義の高い事業内容ですが、収入源の面は将来的にやや不安も感じます。
(介護保険制度は、3年毎に制度の見直しおよび介護報酬の改定あり)
金融機関から借り入れを行い、新規出店などをしています。
配当金をだしているようですが・・ださないで投資に回した方が良いのでは。
IPO株の想定価格が高い気がしますが、これも資金調達のためかな?
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 高齢化社会に向けて介護・福祉事業は社会的意義が高い
- 2023年3月期の業績予想(前期比)は、売上高12,990百万円(+54.3%)、営業利益1,320百万円(+169.2%)
- グローバルオファリング(海外販売)あり。
- 市場からの吸収金額が65.4億円と大きい(吸収金額による実績)
- オファリングレシオが28.7%とやや高い(オファリングレシオによる実績)
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
- 配当実績あり。年2回の配当金を予定。配当性向は35%
目論見書の想定仮条件は1,940円。初値予想は1,800円 ~ 1,970円としました。
予想利益は-1.4万円~3,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPOです。