ジャパンワランティサポート(7386):IPO上場情報
ジャパンワランティサポートは、住宅設備機器の延長保証事業を行っている企業です。
住宅設備機器の故障による修理対応や不具合の解決をサポートする「あんしん修理サポート」は、給湯器、キッチン、バス、洗面化粧台、トイレ等を中心とする住宅設備機器を対象に、故障や不具合が発生した際に修理業務に関わる一連の作業を事業者に代わり行うサービスです。
メーカー保証期間を含む最長10年にわたってサービスを提供。※メーカー保証は1~2年
設立は2010年3月。
従業員数は2022年4月末で26名、平均年齢は35.3歳、平均勤続年数は2.6年、平均年間給与は446.9万円。
ジャパンワランティサポートのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ジャパンワランティサポートの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ジャパンワランティサポートの上場日
上場日 | 2022/6/23(木) | 証券コード | 7386 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | その他金融業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | ジャパンワランティサポート(7386) | ||
時価総額 | 34.4億円(公開価格で計算) 31億円(初値で計算) |
ジャパンワランティサポートのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2022/6/7 (火) ~ 6/13 (月) |
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仮条件 | 1,500円~1,640円 (抽選資金:15万円 ~ 16.4万円) | ||
当選口数 | 7,360口 | ||
発行済株式数 | 2,097,000株 | オファリングレシオ | 35% |
公募株数 | 97,000株 | 売出株数 | 543,000株 |
吸収金額 | 12億円 | O.A分 | 96,000株 |
仮条件決定日 | 6/3 (金) | 公開価格決定日 | 6/14 (火) |
購入期間 | 6/15 (水) ~ 6/20 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
ジャパンワランティサポートの公開価格と初値
仮条件 | 1,500円~1,640円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 1,640円 | 初値 | 1,480円 |
騰落率 | -9.76% | 倍率 | 0.90倍 |
初値売り損益 | -16,000円(1,480円 - 1,640円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、1,508.80円でした。
ジャパンワランティサポートの初値予想と予想利益
ジャパンワランティサポートの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,500円 ~ 1,640円 ※抽選資金:15万円 ~ 16.4万円 |
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初値予想 |
1,610円 ~ 1,680円※6/3 修正
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -3,000円~4,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,640円あたり ※抽選資金:16.4万円あたり |
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初値予想 | 1,620円 ~ 1,690円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -2,000円~5,000円 |
初値予想アンケート
ジャパンワランティサポート(7386)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(1,640円)を基準価格に修正しています。
有効回答:153票 投票期限:2022/6/22 (水) 23:59までジャパンワランティサポートの主幹事と幹事証券
ジャパンワランティサポートのIPOを取り扱っている証券会社です。
ジャパンワランティサポートの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
90.43% | 665,600株 | 665口 |
大和証券 | 2.61% | 19,200株 | 19口 |
野村證券 | 2.61% | 19,200株 | 19口 |
東海東京証券 | 2.61% | 19,200株 | 19口 |
楽天証券 | 0.87% | 6,400株 | 64口 |
SBI証券 | 0.87% | 6,400株 | 38口 |
DMM.com証券 | 0.00% | 0株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、1口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事であるマネックス証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、219倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ジャパンワランティサポートの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年9月 | 2020年9月 | 2019年9月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,251,472 | 1,057,320 | 742,228 |
経常利益 | 493,889 | 449,542 | 469,840 |
当期利益 | 321,899 | 293,607 | 219,034 |
純資産 | 1,139,589 | 697,703 | 411,301 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 160.95 | 146.80 | 21,903.40 |
BPS※ | 568.68 | 347.74 | 40,907.19 |
前期比(売上高) | 18.4% | 42.5% | ― |
上位株主とロックアップ情報
ジャパンワランティサポートの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
ジャパンベストレスキューシステム株式会社 親会社 |
2,000,000株
79.37%
|
543,000株 | 180日 |
庄司 武史 代表取締役 |
220,000株
8.73%
(220,000)
|
- | 180日 |
小田 則彦 取締役 |
148,000株
5.87%
(148,000)
|
- | 180日 |
渡邊 俊雄 |
120,000株
4.76%
(120,000)
|
- | |
飛田 悟 従業員 |
32,000株
1.27%
(32,000)
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
ジャパンワランティサポートと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「親子上場」のIPOの直近の結果です。
- 2022/02/24 BeeX…
初値売り損益:215,000円
(騰落率:134.38%、倍率:2.34倍) - 2021/12/20 グローバルセキュリティエキスパート…
初値売り損益:122,000円
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初値売り損益:71,100円
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初値売り損益:203,000円
(騰落率:72.50%、倍率:1.73倍) - 2021/04/15 サイバートラスト…
初値売り損益:524,000円
(騰落率:315.66%、倍率:4.16倍)
ジャパンワランティサポートと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:その他金融業」の直近のIPO結果です。
- 2021/06/23 アイ・パートナーズフィナンシャル
… 初値売り損益:676,000円
騰落率:216.67%、倍率:3.17倍 - 2018/03/30 日本リビング保証
… 初値売り損益:334,000円
騰落率:189.77%、倍率:2.90倍 - 2016/12/07 イントラスト
… 初値売り損益:22,400円
騰落率:35.56%、倍率:1.36倍 - 2016/06/22 ジェイリース
… 初値売り損益:107,000円
騰落率:34.52%、倍率:1.35倍 - 2015/11/19 あんしん保証
… 初値売り損益:427,000円
騰落率:292.47%、倍率:3.92倍
ジャパンワランティサポートのIPO分析
親会社は、東証プライム市場に上場しているジャパンベストレスキューシステム株式会社(2453)で、生活トラブルを解決するサービスを展開しています。
親会社とサービス内容がバッティングするかなと思いましたが、ジャパンワランティサポートは「住宅設備機器の延長保証事業」のみで競合せず。
新築着工戸数は2020年度の約81万戸から徐々に減少し、2030年度には60万戸となる見通し。
中古住宅市場とリフォーム市場は横ばいの予測。
業界が伸びなければ同社サービスの業績の伸びも期待できないですが、競合の日本リビング保証(7320)のIRをみると、過去最高益をだしており絶好調のようです。今のところ。
月間の新規会員登録による業務受託料の約3分の1(売上高については約28%)が株式会社ヤマダホールディングスグループ。2021年9月期
ちなみにカブスルは、こういった延長保証に入らないタイプ。
年数が経って壊れた場合、新製品の方が魅力ある場合があるし、保証対象の故障も限られているので。
競合と比較して、価格でみるとジャパンワランティサポートが割安(PER10.2倍)、配当金があるのは日本リビング保証(前期実績10円)です。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 売上高は右肩上がり。ただし、やや成長力には懸念あり
- 2022年9月期の業績予想(前期比)は、売上高1,443百万円(+15.3%)、営業利益512百万円(+5.5%)
- 2022年9月の予想実績、前期実績によるPERは10.2倍と競合よりやや割安
- 特定顧客への売上比率(依存度)が高い
- 市場で敬遠される親子上場
- オファリングレシオが35%と高い(オファリングレシオによる実績)
- 同日に3社が上場
- 6月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり
6.3追記。仮条件が1,500円 ~ 1,640円に決定。(想定価格の1,640円が上限でやや弱気)
初値予想を1,610円 ~ 1,680円に修正。予想利益は-3,000円~4,000円です。
目論見書の想定仮条件は1,640円。初値予想は1,620円 ~ 1,690円としました。
予想利益は-2,000円~5,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPO。
割安にディスカウントされていますので、配当金をだしていたら買っても良かったのにと思いました。