オルツ(260A):IPO上場情報と初値予想


オルツは、デジタルクローン P.A.I.の開発を最終目的とした要素技術の研究開発とそれらを応用した製品群の展開、AIソリューションの提供を行っている企業です。

「P.A.I.」(パーソナル人工知能)とは、私たち自身の意思をデジタル化し、それをクラウド上に配置してあらゆるデジタル作業をそのクローンにさせることを目的としたAI(省略)

「P.A.I.」の実現のために研究開発を重ね蓄積させてきた要素技術と、戦略的パートナーとのリレーションを活用した課題発掘力及び優秀なエンジニア陣によるプロダクト開発力、AIの社会実装力を基盤とすることで、多くのAIプロダクトの開発・提供を行っています。

多くのAIプロダクトの開発・提供

収益の多くを占めるのは「AI GIJIROKU」。建築 GIJIROKU、医療 GIJIROKUと特化させることで、認識精度が業界平均値より上に。業種別音声認識ソリューションは15業界分保有(2024年8月末時点)

個性化モデルが同社の特徴。平均モデルに、パーソナライズを行いたい対象のパーソナルデータ(例えばSNSやメール等のデータ)を学習させることで平均モデルを歪ませ、個人の思考、意思、癖などが反映されるというもの。

独自のパーソナライゼーション技術

設立は2014年11月
従業員数は20名、平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は2.7年、平均年間給与は1093万円(2024年8月末)


オルツのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、オルツの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

オルツの上場日

B
  • 業績:不安
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや高い
  • 公募多い
  • 調達金額:大きい

上場日 2024/10/11(金) 証券コード 260A
市場 東証グロース 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス オルツ(260A)
時価総額
180.1億円(公開価格で計算)
190.1億円(初値で計算)

オルツのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2024/9/26 (木) ~ 10/2 (水)

仮条件 510円~540円 (抽選資金:5.1万円 ~ 5.4万円)
当選口数 103,500口
発行済株式数 33,344,700株 オファリングレシオ 31%
公募株数 7,500,000株 売出株数 1,500,000株
吸収金額 55.8億円 O.A分 1,350,000株
仮条件決定日 9/25 (水) 公開価格決定日 10/3 (木)
購入期間 10/4 (金) ~ 10/9 (水)
備考

【10.3追記】公募は、国内5,813,000株、海外1,687,000株(海外販売の割合 22.5%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

オルツの公開価格と初値

仮条件 510円~540円
公開価格 540円 初値 570円
騰落率 5.56%  倍率  1.06倍
初値売り損益 3,000円(570円 - 540円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

オルツの初値予想と予想利益

オルツの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 510円 ~ 540円 ※抽選資金:5.1万円 ~ 5.4万円
上限は5.9%上ブレ↑
初値予想 710円 ~ 980円※9/25 修正
(1.3倍~1.8倍)
予想利益 1.7万円~4.4万円

想定価格と初値予想

想定価格 510円あたり ※抽選資金:5.1万円あたり
初値予想 670円 ~ 920円 (1.3倍~1.8倍)
予想利益 1.6万円~4.1万円
送信中...

初値予想アンケート

オルツ(260A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(540円)を基準価格に修正しています。

有効回答:793   投票期限:2024/10/10 (木) 23:59まで
3倍以上(1,620円以上)
188票  24%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(1,350円以上~1,620円未満)
21票  3%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(1,080円以上~1,350円未満)
70票  9%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(810円以上~1,080円未満)
250票  32%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(648円以上~810円未満)
202票  25%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(540円以上~648円未満)
33票  4%
投票済み

公募割れ(540円未満)
29票  4%
投票済み

オルツの主幹事と幹事証券

オルツのIPOを取り扱っている証券会社です。

オルツの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
82.61% 8,550,000株 8,550口※
SBI証券 7.91% 819,000株 4,914口※
野村證券 7.13% 738,000株 738口※
松井証券 1.13% 117,000株 819口※
あかつき証券 1.13% 117,000株 0口※
丸三証券 0.09% 9,000株 0口※

大和コネクト証券のネット抽選分は、855口あたりが想定されます。大和証券の約1%

※海外売出し1,687,000株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
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オルツの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2023年12月 2022年12月 2021年12月
売上高 4,111,995 2,666,074 955,969
営業利益 -1,485,892 -672,188
営業利益率 -36.14% -25.21%
経常利益 -1,497,762 -670,352 -384,528
当期利益 -1,498,712 -671,302 -385,478
純資産 2,303,714 3,118,295 274,420
配当金
EPS -80.01 -39.55 -2,698.10
BPS -663.53 -444.42 -34,627.55
前期比(営業利益) 121.1%
前期比(売上高) 54.2% 178.9%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

オルツのPERとPBR

公開価格(540円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2022年12月
(実績)
- - -39.55 -444.42
2023年12月
(実績)
- - -80.01 -663.53

オルツの配当金と配当利回り

公開価格(540円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2023年12月
(実績)
0円 - -

上位株主とロックアップ情報

オルツの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
米倉 千貴 代表取締役社長 6,000,000
21.01%
- 180日
Vertex Growth Fund II Pte. Ltd. 投資ファンド 3,796,500
13.29%
1,089,300 180日
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 VC 2,620,000
9.17%
- 90日/
1.5倍
SBI Ventures Two株式会社 VC 1,376,100
4.82%
- 180日
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 VC 1,100,000
3.85%
- 90日/
1.5倍
イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 VC 840,000
2.94%
130,400 90日/
1.5倍
SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合 VC 825,800
2.89%
- 180日
Dawn Capital1号投資事業有限責任組合 VC 825,600
2.89%
- 180日
米倉 豪志 血族 800,000
2.80%
(800,000)
- 180日
SMBC日興証券株式会社 605,000
2.12%
- 180日
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 公開価格は540円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、810円
  • 90日のロックアップ期間は、2025年1月8日まで
  • 180日のロックアップ期間は、2025年4月8日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

オルツと同じホットワードのIPOの上場結果です。

ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。

  • 2024/07/30 Heartseed
    初値売り損益:38,800円
    (騰落率:33.45%、倍率:1.33倍)
  • 2024/06/21 MFS
    初値売り損益:-3,200円
    (騰落率:-8%、倍率:0.92倍)
  • 2024/06/19 ライスカレー
    初値売り損益:14,000円
    (騰落率:9.86%、倍率:1.10倍)
  • 2024/06/05 アストロスケールHD
    初値売り損益:43,100円
    (騰落率:50.71%、倍率:1.51倍)
  • 2024/03/27 シンカ
    初値売り損益:35,100円
    (騰落率:26.59%、倍率:1.27倍)

AI開発」のIPOの直近の結果です。

  • 2023/09/27 AVILEN
    初値売り損益:36,200円
    (騰落率:17.08%、倍率:1.17倍)
  • 2023/07/31 Laboro.AI
    初値売り損益:61,500円
    (騰落率:106.03%、倍率:2.06倍)
  • 2023/07/26 エコナビスタ
    初値売り損益:200,000円
    (騰落率:153.85%、倍率:2.54倍)
  • 2023/07/07 グリッド
    初値売り損益:426,000円
    (騰落率:199.07%、倍率:2.99倍)
  • 2023/04/26 Ridge-i
    初値売り損益:269,500円
    (騰落率:154%、倍率:2.54倍)

オルツと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2024/09/26 グロースエクスパートナーズ
    初値売り損益:31,100円
    騰落率:20.33%、倍率:1.20倍
  • 2024/09/26 キッズスター
    初値売り損益:-35,000円
    騰落率:-13.67%、倍率:0.86倍
  • 2024/09/25 ROXX
    初値売り損益:-16,900円
    騰落率:-8.01%、倍率:0.92倍
  • 2024/08/21 オプロ
    初値売り損益:37,300円
    騰落率:28.69%、倍率:1.29倍
  • 2024/06/27 豆蔵デジタルHD
    初値売り損益:1,800円
    騰落率:1.35%、倍率:1.01倍

オルツのIPO分析

売上高の伸びが良いですが、経常損失も膨らんでいます。
パーソナル人工知能の実現に向けて先行投資による赤字がしばらく続くか。

技術を蓄積し続けてきたことによる先行優位性

2023年9月にキーエンスと資本業務提携を発表。
同年11月にはデロイトトーマツコンサルティング合同会社と生成AIの社会実装に向けた連携を開始。

AI領域で連携するグローバルパートナー

上位株主にVCがズラっと並んでいますが、売出株が少ない。上場後の価格上昇後の売却を狙っているか。

グロース市場での吸収金額52億円は需給的に重そうです。特にこの相場では。

「AIは儲からない」と言われることがありますが、まさにそこをどんどんやっている企業かなと思います。
個人的には応援したいし、何か面白いものを世の中に出して欲しいです。

従業員数20名。平均年間給与は1,093万円。

IPO投資としてテーマ性はありそう。個人的な投資イメージに近いのは宇宙事業。先行投資で赤字が続くけど、実現できたら面白そうと。
そして、IPO投資はそういう事業の方が初値が高くつきやすいです。
赤字上場、需給の重さなどマイナス面も目立つが、初値はプラスになると予想。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

中立
  • 売上高は右肩上がり。先行投資で赤字(決算情報
  • IPOで非常に人気のある「AI」事業(データ
  • 購入単価が低いIPOが好調抽選資金による実績
  • グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は22.5%
  • オファリングレシオが31%とやや高いIPOデータ
  • 市場からの吸収金額が55.8億円とやや大きいIPOデータ
  • AI開発、Voice-to-Text事業は同業他社が多い
  • 新株予約権に係る潜在株式数は2,718,100株で、発行済株式総数の10.5%に相当
  • 上場市場の東証グロース市場が軟調。特に赤字企業は厳しい株価に
  • 総資産に占める有利子負債比率は45.7%
  • 配当実績なし
  • 「AI GIJIROKU」の売上高の割合は全体の93%と高い
  • ベンチャーキャピタルの所有割合は約66.2%。90/180日後または公開価格の1.5倍でロックアップ解除。解除後の売り圧力に注意
  • ベンチャーキャピタルも多く出資しているが、上場時の売出しが少ない。
    (上昇を見込んでいる?または価格が低く売出しに応じていない)
  • 設立まもない若いスタートアップ企業(2014年11月)
  • 上場前の資金調達の評価額より、低い評価額(時価総額)でIPOを行うダウンラウンドのIPO
  • 個人情報の利用

9.25追記。仮条件が510円~540円 に決定。(想定価格は510円。上限価格で5.9%の上振れに)
相場は悪いんですが、初値予想を710円 ~ 980円に上方修正し、予想利益を1.7万円~4.4万円としました。

目論見書の想定仮条件は510円。初値予想は670円 ~ 920円としました。
予想利益は1.6万円~4.1万円です。

カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。

松井証券野村證券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いので気軽に参加できます。(口座開設タイアップ中)

特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)

委託幹事として、大和コネクト証券が決まりました。

委託幹事は目論見書に掲載されないので気づかれず、大和コネクト証券の認知度もまだ低いので狙い目です!(カブスルは4回当選)

他にも、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。

庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)

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口座開設タイアップ企画
  • 松井証券
    抽選資金不要で幹事数が多い
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  • 岡三オンライン
    抽選資金不要で幹事数が多い
    口座開設+1回の取引で現金3,500円がもらえる!
  • SBI証券
    幹事数は9割以上とかなり多い!
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  • auカブコム証券
    全体の2~3割の委託幹事に
    口座開設+投資信託の購入で現金2,000円がもらえる!

オルツのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、オルツの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

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