ROXX(ロックス)(241A):IPO上場情報
ROXX(ロックス)は、ノンデスクワーカー向け転職プラットフォーム「Zキャリア」(旧agent bank)の運営等を行っている企業です。
Zキャリアは、正社員希望の求職者、未経験人材を積極的に採用する求人企業、マッチングを担う人材紹介会社が利用する、ノンデスクワーカーに最適化した転職プラットフォームです。
ノンデスクワーカーとは、デスクから離れた「現場」で働く就業者のことを指し、主に製造・建設・運輸・サービス業等に従事しています。全就業者の約67%がノンデスクワーカーに該当。
年収400万円未満のノンデスクワーカーへの転職支援に注力し、社会インフラ領域の求人企業とノンデスクワーカーのマッチングに最適化した転職プラットフォームである「Zキャリア」。累計登録会員数は36万人(2024年7月末時点)
Zキャリアの会員登録者は主に30歳以下・年収400万円未満・非正規雇用の方々が多く、非正規雇用から正規雇用への就職活動を中心に支援を行っています。
設立は2013年11月
従業員数は291名、平均年齢は31.2歳、平均勤続年数は1.8年、平均年間給与は615.5万円(2024年7月末)
ROXXのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、ROXXの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
ROXX(ロックス)の上場日
上場日 | 2024/9/25(水) | 証券コード | 241A |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | ROXX(ロックス)(241A) | ||
時価総額 | 153.5億円(公開価格で計算) 141.2億円(初値で計算) |
ROXX(ロックス)のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2024/9/5 (木) ~ 9/11 (水) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 1,840円~2,110円 (抽選資金:18.4万円 ~ 21.1万円) | ||
当選口数 | 33,615口 | ||
発行済株式数 | 7,273,170株 | オファリングレシオ | 46.2% |
公募株数 | 325,000株 | 売出株数 | 2,598,100株 |
吸収金額 | 70.9億円 | O.A分 | 438,400株 |
仮条件決定日 | 9/3 (火) | 公開価格決定日 | 9/12 (木) |
購入期間 | 9/13 (金) ~ 9/19 (木) | ||
備考 |
【9.12追記】売出は、国内2,139,200株、海外458,900株(海外販売の割合 17.7%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
ROXX(ロックス)の公開価格と初値
仮条件 | 1,840円~2,110円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,110円 | 初値 | 1,941円 |
騰落率 | -8.01% | 倍率 | 0.92倍 |
初値売り損益 | -16,900円(1,941円 - 2,110円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、1,941.20円でした。
ROXX(ロックス)の初値予想と予想利益
ROXX(ロックス)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 1,840円 ~ 2,110円 ※抽選資金:18.4万円 ~ 21.1万円 |
---|---|
初値予想 |
2,000円 ~ 2,360円
(0.9倍~1.1倍) |
予想利益 | -1.1万円~2.5万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,110円あたり ※抽選資金:21.1万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,000円 ~ 2,360円 (0.9倍~1.1倍) |
予想利益 | -1.1万円~2.5万円 |
初値予想アンケート
ROXX(ロックス)(241A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,110円)を基準価格に修正しています。
有効回答:591票 投票期限:2024/9/24 (火) 23:59までROXX(ロックス)の主幹事と幹事証券
ROXX(ロックス)のIPOを取り扱っている証券会社です。
ROXX(ロックス)の割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 みずほ証券 |
91.40% | 3,072,500株 | 3,072口※ |
野村證券 | 3.91% | 131,500株 | 131口※ |
SBI証券 | 2.61% | 87,600株 | 525口※ |
大和証券 | 1.30% | 43,800株 | 43口※ |
マネックス証券 | 0.09% | 2,900株 | 29口※ |
楽天証券 | 0.09% | 2,900株 | 29口※ |
松井証券 | 0.09% | 2,900株 | 20口※ |
岡三証券 | 0.09% | 2,900株 | 2口※ |
東海東京証券 | 0.09% | 2,900株 | 2口※ |
東洋証券 | 0.09% | 2,900株 | 0口※ |
極東証券 | 0.09% | 2,900株 | 0口※ |
水戸証券 | 0.09% | 2,900株 | 0口※ |
あかつき証券 | 0.09% | 2,900株 | 0口※ |
大和コネクト証券のネット抽選分は、4口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
※海外売出し458,900株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
楽天証券の抽選倍率は、637倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
ROXX(ロックス)の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2023年9月 | 2022年9月 | 2021年9月 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,075,781 | 1,214,068 | 886,476 |
営業利益 | -746,113 | -744,370 | ― |
営業利益率 | -35.94% | -61.31% | ― |
経常利益 | -742,951 | -748,993 | -596,518 |
当期利益 | -746,359 | -841,628 | -589,318 |
純資産 | 313,113 | 923,616 | 758,979 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -111.81 | -137.36 | -101.75 |
BPS※ | 46.55 | 139.91 | 129.37 |
前期比(営業利益) | 0.2% | ― | ― |
前期比(売上高) | 71% | 37% | ― |
ROXX(ロックス)のPERとPBR
公開価格(2,110円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2022年9月 (実績) |
- | 15.08倍 | -137.36 | 139.91 |
2023年9月 (実績) |
- | 45.33倍 | -111.81 | 46.55 |
2024年9月 (予想) |
- | - | -71.30 | - |
ROXX(ロックス)の配当金と配当利回り
公開価格(2,110円)と配当金で算出した配当利回りです。
決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
---|---|---|---|
2023年9月 (実績) |
0円 | - | - |
2024年9月 (予定) |
0円 | - | - |
上位株主とロックアップ情報
ROXX(ロックス)の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
中嶋 汰朗 |
1,379,827株
17.92%
|
170,000株 | 360日 |
クルーズ株式会社 |
560,000株
7.27%
|
560,000株 | |
グローバル・ブレイン7号投資事業有限責任組合 VC |
501,737株
6.51%
|
321,100株 | 360日 |
One Capital 1号投資事業有限責任組合 VC |
490,411株
6.37%
|
313,800株 | 360日 |
パーソルキャリア株式会社 |
440,000株
5.71%
|
- | 1080日 |
山田 浩輝 |
430,000株
5.58%
|
75,000株 | 360日 |
SkylandVentures2号投資事業有限責任組合 VC |
397,400株
5.16%
|
119,200株 | 180日 |
KxShareHW投資事業有限責任組合 VC |
310,956株
4.04%
|
- | 360日 |
One CapitalDX1号投資事業有限責任組合 VC |
301,589株
3.92%
|
193,000株 | 360日 |
株式会社サイバーエージェント |
200,000株
2.60%
|
- | 180日 |
直近の類似IPOの上場結果
ROXX(ロックス)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2024/08/21 オプロ
… 初値売り損益:37,300円
騰落率:28.69%、倍率:1.29倍 - 2024/06/27 豆蔵デジタルHD
… 初値売り損益:1,800円
騰落率:1.35%、倍率:1.01倍 - 2024/06/20 PostPrime
… 初値売り損益:0円
騰落率:0%、倍率:1.00倍 - 2024/05/28 学びエイド
… 初値売り損益:31,200円
騰落率:32.16%、倍率:1.32倍 - 2024/04/16 Will Smart
… 初値売り損益:-7,600円
騰落率:-4.59%、倍率:0.95倍
ROXX(ロックス)のIPO分析
ノンデスクワーカー向け転職支援のROXX(ロックス)。
年収400万円未満の求職者向けのサービス提供。非正規や未経験からでも正社員になれる求人が豊富です。
ノンデスクワーカーとは、オフィスやデスクから離れ、現場で活動する労働者のこと。主に製造・建設・運輸・サービス業等に従事。
今年7月に上場したスポットワーク仲介のタイミーの連想も入り、注目されそうです。
(タイミーの初値は1,850円、公開価格は1,450円で初値の騰落率は+27.6%)
ROXXは転職支援、タイミーはスポットワークですが雇用主・スポットワーカーのお互いの合意で転職もできるよう。
2024年9月期の業績予想が発表されています。
売上高は前年比の70%UP、その前の期も売上高が71%UPしており、売上高が驚異的に伸びています。赤字幅も縮小。
ROXXの売上高は伸びていますが、赤字上場なのがタイミーと違うところ。
この相場で このバリュエーション(価格)が許容されるのかは気になります。価格的には将来性を織り込んでいそう。つまり割高感あり。
上場により調達した手取金の使途は、Zキャリアの認知拡大を目的としたテレビCMを中心としたマス広告へ5億円程度、Zキャリアのプロダクト開発の強化を目的としたシステム開発関連費に1.1億円程度充当する予定。
タイミーは売出株のうち、86.1%の数量が海外販売に回り、海外投資家の人気も高かったです。
ROXXも売出株が海外販売に回るのですが、はたしてどの程度が回るものなのか。
【9.12追記】海外販売比率は17.7%でした
親引け先(IPO株の販売先を指定)はアセットマネジメントOne株式会社が運用を行うファンドに上限で5億円分。
IPOで考えると、強気な価格設定が気になります。
上場時の環境により初値はプラスにもマイナスにもなりそう。
タイミーとの連想で初値は上に行くのか、それとも、この相場での割高感が意識され下に行くのか・・・判断が難しい。
仮条件決定時に相場環境を考慮して、初値予想を下げる可能性があります。(予想時 8/22 の相場は好調)
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 人手不足を解消する事業はIPOで人気あり
- 売上高は右肩上がりで高成長。先行投資により赤字(決算情報)
- 2024年9月期の業績予想(前期比)は、売上高 3,525百万円(+69.9%)、営業利益 -450百万円
- 約一ヶ月ぶりのIPO。久しぶりのIPOは過熱する傾向
- グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は17.7%
- オファリングレシオが46.2%と高い(IPOデータ)
- 市場からの吸収金額が70.9億円と非常に大きい(IPOデータ)
- 想定価格と前期実績によるPBRは45.3倍。二期前のPBRは15倍(PERとPBR)
- 売出比率が88.9%と高い
- 配当実績なし
- 上場市場の東証グロース市場が軟調。特に赤字企業は厳しい株価に
- ベンチャーキャピタルのEXIT感もあり
- 新株予約権に係る潜在株式数は753,700株で、発行済株式総数の10.85%に相当
- ベンチャーキャピタルも多く出資しているが、期間ロックアップありで初値には影響なし(ロックアップ解除後の売り圧力には注意)
- タイミーとの連想買いが入るか!?
目論見書の想定仮条件は2,110円。初値予想は2,000円 ~ 2,360円としました。
予想利益は-1.1万円~2.5万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
カブスルは、損失がでるリスクも考慮して幹事証券にてIPOに参加します。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに54回当選しています(全当選数の35.1%)
主幹事のみずほ証券、松井証券や岡三オンラインなどはブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いので気軽に参加できます。
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
追加の委託幹事として、大和コネクト証券が決まりました。
委託幹事は目論見書に掲載されないので気づかれず、大和コネクト証券の認知度もまだ低いので狙い目です!(カブスルは4回当選)
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)