シンカ(149A):IPO上場情報と初値予想


シンカは、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」の開発、販売およびその他関連する業務を行っている企業です。

カイクラは、顧客に関する情報をクラウドに蓄積しており、カイクラユーザーのオフィスの固定電話に着信があった場合、その着信と同時に連携したパソコン/タブレット/スマートフォンの画面に自動で顧客情報をポップアップ表示します。

カイクラの機能

ポップアップ画面では過去の会話履歴メモや録音記録も参照することができるため、電話対応者は顧客情報や会話履歴を画面で確認しながら電話応対が可能となり、顧客との電話業務に関わる課題を減らし、より円滑なコミュニケーションを実現することができます。

カイクラのイメージ図

電話対応者の業務経験やスキルに依存しない、より質の高い顧客対応が可能となるほか、カイクラで電話の会話を録音した場合、AIによる自動でテキスト化され、解約等ビジネス上影響があると考えられる単語の強調表示や会話内で頻出する単語の分析などが可能。

月額費用は税込 34,100円から、初期費用は税込 199,100円からになるようです。
1拠点(店舗)あたりの料金となり、利用ユーザー数が増えても同じ費用になります。

設立は2014年1月
従業員数は56名、平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は2.8年、平均年間給与は585.7万円(2024年1月末)


シンカのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、シンカの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

シンカの上場日

B
  • 業績:不安
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや低い
  • 公募多い
  • 調達金額:小さい

上場日 2024/3/27(水) 証券コード 149A
市場 東証グロース 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス シンカ(149A)
時価総額
41.7億円(公開価格で計算)
52.8億円(初値で計算)

シンカのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2024/3/11 (月) ~ 3/15 (金)

仮条件 1,050円~1,100円 (抽選資金:10.5万円 ~ 11万円)
当選口数 7,130口
発行済株式数 3,159,320株 オファリングレシオ 22.5%
公募株数 467,000株 売出株数 153,000株
吸収金額 9.4億円 O.A分 93,000株
仮条件決定日 3/8 (金) 公開価格決定日 3/18 (月)
購入期間 3/19 (火) ~ 3/25 (月)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

シンカの公開価格と初値

仮条件 1,050円~1,100円
公開価格 1,320円
公開価格が仮条件の価格帯より上振れる理由は?
初値 1,671円
騰落率 26.59%  倍率  1.27倍
初値売り損益 35,100円(1,671円 - 1,320円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

シンカの初値予想と予想利益

シンカの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,050円 ~ 1,100円 ※抽選資金:10.5万円 ~ 11万円
上限は4.8%上ブレ↑
初値予想 1,320円 ~ 1,600円※3/8 修正
(1.2倍~1.5倍)
予想利益 2.2万円~5万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,050円あたり ※抽選資金:10.5万円あたり
初値予想 1,260円 ~ 1,520円 (1.2倍~1.4倍)
予想利益 2.1万円~4.7万円
送信中...

初値予想アンケート

シンカ(149A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,320円)を基準価格に修正しています。

有効回答:272   投票期限:2024/3/26 (火) 23:59まで
3倍以上(3,960円以上)
33票  12%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,300円以上~3,960円未満)
11票  4%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,640円以上~3,300円未満)
26票  10%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(1,980円以上~2,640円未満)
60票  22%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,584円以上~1,980円未満)
34票  13%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,320円以上~1,584円未満)
15票  6%
投票済み

公募割れ(1,320円未満)
93票  34%
投票済み

シンカの主幹事と幹事証券

シンカのIPOを取り扱っている証券会社です。

シンカの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
SMBC日興証券
95.65% 682,000株 682口
SBI証券 1.74% 12,400株 74口
マネックス証券 0.87% 6,200株 62口
楽天証券 0.87% 6,200株 62口
岡三証券 0.43% 3,100株 3口
ひろぎん証券 0.43% 3,100株 0口

委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。

楽天証券の抽選倍率は、1,317倍でした。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


シンカの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2022年12月 2021年12月 2020年12月
売上高 768,268 577,093 387,680
経常利益 -150,836 -91,596 -241,498
当期利益 -136,124 -89,777 -268,927
純資産 283,035 419,160 508,937
配当金
EPS -50.56 -33.35 -4,511.15
BPS 105.13 155.69 7,561.33
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

シンカのPERとPBR

公開価格(1,320円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2021年12月
(実績)
- 8.48倍 -33.35 155.69
2022年12月
(実績)
- 12.56倍 -50.56 105.13

シンカの配当金と配当利回り

公開価格(1,320円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2022年12月
(実績)
0円 - -

上位株主とロックアップ情報

シンカの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
江尻 高宏 代表取締役 530,480
17.20%
143,000 180日
DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 VC 515,680
16.72%
- 90日/
1.5倍
株式会社ナンディ 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 280,000
9.08%
- 180日
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 VC 250,000
8.10%
- 90日/
1.5倍
東京神奈川イノベーション応援1号投資事業有限責任組合 VC 139,400
4.52%
- 90日/
1.5倍
リード・グロース3号投資事業有限責任組合 VC 136,000
4.41%
- 90日/
1.5倍
NVCC8号投資事業有限責任組合 VC 116,000
3.76%
- 90日/
1.5倍
スターティアレイズ株式会社 104,000
3.37%
- 90日/
1.5倍
株式会社J.C.O.S 100,000
3.24%
- 90日/
1.5倍
池田 吉史 96,000
3.11%
(96,000)
- 180日
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 公開価格は1,320円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,980円
  • 90日のロックアップ期間は、2024年6月24日まで
  • 180日のロックアップ期間は、2024年9月22日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

シンカと同じホットワードのIPOの上場結果です。

ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。

  • 2024/03/26 ハッチ・ワーク
    初値売り損益:65,500円
    (騰落率:30.32%、倍率:1.30倍)
  • 2024/03/26 JSH
    初値売り損益:43,700円
    (騰落率:95.83%、倍率:1.96倍)
  • 2024/03/22 ジンジブ
    初値売り損益:223,000円
    (騰落率:127.43%、倍率:2.27倍)
  • 2023/12/20 ナイル
    初値売り損益:-14,000円
    (騰落率:-8.33%、倍率:0.92倍)
  • 2023/12/18 雨風太陽
    初値売り損益:27,600円
    (騰落率:26.44%、倍率:1.26倍)

シンカと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロース」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2024/03/26 L is B
    初値売り損益:36,500円
    騰落率:30.72%、倍率:1.31倍
  • 2024/03/26 ハッチ・ワーク
    初値売り損益:65,500円
    騰落率:30.32%、倍率:1.30倍
  • 2024/03/26 ソラコム
    初値売り損益:69,300円
    騰落率:79.66%、倍率:1.80倍
  • 2024/02/28 Cocolive
    初値売り損益:221,000円
    騰落率:124.16%、倍率:2.24倍
  • 2024/02/22 VRAIN Solution
    初値売り損益:220,000円
    騰落率:73.58%、倍率:1.74倍

シンカのIPO分析

目論見書にKPIが掲載されています。
経常利益の欄をみると2023年12月期3Q時点では黒字に。月次解約率も0.37%と低いです。

KPIハイライト

カイクラ導入企業の一覧。
業界では自動車業界が33%、医療介護業界が23%、不動産業界が14%と多いです。(2023年9月末時点)

前回調達時より時価総額が低いダウンラウンドとなっています。評価額は12.9%のダウン。

2022年末からダウンラウンドのIPOが増えました。
先行投資が必要な赤字企業の場合は致し方なし。SaaS全盛期の頃と比べると価格がつかなくなりました。

上位株主にVCがガッツリはいっていますが、売出しゼロ。この価格だと売りたくないのかもしれません。
逆に言えば、株価が上昇すれば売る可能性が高いです。公開価格の1.5倍以上の価格でロックアップが外れるVCもあるのでセカンダリー投資は注意が必要です。

IPOとしては需給面が軽いので値動きは軽そうです。
売上高の伸びも高く2023年12月期は通期 黒字化もしてそう(してるよね?)

数年前でしたら売上高が伸びていればOKでしたが、最近はIPOでも利益も見られるようになり赤字続きの同社の評価がどうなるか。
3月のIPOラッシュ後半で投資家の資金枯れもでてそう。初値は上場日の市況に左右されそうですがこの価格ならイケるかな?としたチョットした期待も。

【3.8追記】公開価格が仮条件の上限価格の+20%(1,320円)で決まる可能性があります。公開価格が仮条件の価格帯より上振れる理由は?

【3.18追記】公開価格が+20%の1,320円で決まりました。言い換えると2割高くなりました。こうなると・・初値予想は難しいです。

参考までに

評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。

中立
  • 売上高は右肩上がりで高成長。赤字続きだが通期黒字化か?(決算情報
  • 需給が絞られており初値が上昇しやすい
  • オファリングレシオが22.5%とやや低いIPOデータ
  • 市場からの吸収金額が7.8億円と小さい
    【3.18追記】公開価格が+20%で決まり9.4億円にIPOデータ
  • IT化により電話対応業務の時間削減に
  • 大手企業への導入実績あり
  • まだまだ事業の拡大期で今後も経常損失になる可能性あり
  • 配当実績なし
  • 同日に3社が上場。前日に4社が上場
  • 仮条件の上限価格と2022年12月期の実績によるPBRは10.4倍(PERとPBR
  • ベンチャーキャピタルも多く出資しているが、上場時の売出しゼロ。ロックアップ解除後の売り圧力には注意)
  • 上場市場のグロース市場が上場日に崩れないことを願う

3.18追記。公開価格が仮条件の上限価格の+20%である(1,320円)に決定。
初値予想を1,590円 ~ 1,720円に修正し、予想利益を2.7万円~4万円としました。

3.8追記。仮条件が1,050円 ~ 1,100円に決定。(想定価格1,050円。上限価格で4.8%の上振れに)
初値予想を1,320円 ~ 1,600円に修正し、予想利益を2.2万円~5万円としました。

目論見書の想定仮条件は1,050円。初値予想は1,260円 ~ 1,520円としました。
予想利益は2.1万円~4.7万円です。

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IPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数が一番多いです。

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本ページで掲載している画像は、シンカの目論見書から引用しています。
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