アイキューブドシステムズ(4495):IPO上場情報
アイキューブドシステムズは、 法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供を行っている企業です。
モバイル端末の利用状態の可視化、機能設定・制限、セキュリティ対策(紛失・盗難、ウイルス対応)の機能をライセンスとして提供するとともに、モバイル端末向けのアプリケーションのライセンスも販売しています。
社員が利用するスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を統合的に管理。
情報漏洩対策のために遠隔でモバイル端末のロックやデータの消去を行っています。
同社の主軸事業であるCLOMO事業は、BtoBのSaaS事業を提供。
解約率が低く安定的な収支を見込めるSaaS事業はIPOで人気があり、テレワーク関連は市場で人気のあるテーマとなっています。よって、同社のIPOは人気化しそうです。
設立は2001年9月。
従業員数は2020年4月末で71名、平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は4.6年、平均年間給与は605.5万円。
4月7日に上場予定でしたが、コロナショックにより延期となっていました。(5社目の再承認)
アイキューブドシステムズのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、アイキューブドシステムズの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
アイキューブドシステムズの上場日
上場日 | 2020/7/15(水) | 証券コード | 4495 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | アイキューブドシステムズ(4495) | ||
時価総額 | 161億円(公開価格で計算) 486.7億円(初値で計算) |
アイキューブドシステムズのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2020/6/29 (月) ~ 7/3 (金) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 2,720円~3,120円 (抽選資金:27.2万円 ~ 31.2万円) | ||
当選口数 | 1,725口 | ||
発行済株式数 | 5,161,350株 | オファリングレシオ | 3.3% |
公募株数 | 150,000株 | 売出株数 | 0株 |
吸収金額 | 5.3億円 | O.A分 | 22,500株 |
仮条件決定日 | 6/25 (木) | 公開価格決定日 | 7/6 (月) |
購入期間 | 7/7 (火) ~ 7/10 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
アイキューブドシステムズの公開価格と初値
仮条件 | 2,720円~3,120円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 3,120円 | 初値 | 9,430円 |
騰落率 | 202.24% | 倍率 | 3.02倍 |
初値売り損益 | 631,000円(9,430円 - 3,120円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
アイキューブドシステムズの初値予想と予想利益
アイキューブドシステムズの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,720円 ~ 3,120円
※抽選資金:27.2万円 ~ 31.2万円
上限は18.6%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
4,980円 ~ 6,550円※6/25 修正
(1.6倍~2.1倍) |
予想利益 | 18.6万円~34.3万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,630円あたり ※抽選資金:26.3万円あたり |
---|---|
初値予想 | 3,950円 ~ 5,260円 (1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 13.2万円~26.3万円 |
初値予想アンケート
アイキューブドシステムズ(4495)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(3,120円)を基準価格に修正しています。
有効回答:370票 投票期限:2020/7/14 (火) 23:59までアイキューブドシステムズの主幹事と幹事証券
アイキューブドシステムズのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
|
委託幹事証券 | |
備考 | 主幹事は野村證券です。 |
アイキューブドシステムズの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 野村證券 |
89.57% | 154,500株 | 154口 |
マネックス証券 | 1.74% | 3,000株 | 30口 |
SBI証券 | 1.74% | 3,000株 | 21口 |
大和証券 | 1.74% | 3,000株 | 7口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 1.74% | 3,000株 | 3口 |
西日本シティTT証券 | 1.74% | 3,000株 | 0口 |
岡三証券 | 0.87% | 1,500株 | 1口 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 1,500株 | 1口 |
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
アイキューブドシステムズの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年6月 | 2018年6月 | 2017年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,399,288 | 1,160,320 | 976,500 |
経常利益 | 247,415 | 116,055 | 76,920 |
当期利益 | 221,126 | 212,337 | 75,012 |
純資産 | 386,476 | 165,350 | -452,039 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 36.64 | 41.11 | 112.39 |
BPS※ | -365.79 | -404.18 | -4,611.32 |
前期比(売上高) | 20.6% | 18.8% | ― |
上位株主とロックアップ情報
アイキューブドシステムズの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
佐々木 勉 | 52.27% | 90日 |
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 | 16.72% | 90日/ 1.5倍 |
畑中 洋亮 | 9.87% | 90日 |
TNP中小企業・ベンチャー企業成長応援投資事業有限責任組合 | 3.86% | 90日/ 1.5倍 |
NCB九州活性化投資事業有限責任組合 | 3.86% | 90日/ 1.5倍 |
蓑宮 武夫 | 2.21% | 90日 |
平 強 | 1.93% | 90日 |
(株)ジャフコ | 1.29% | 90日/ 1.5倍 |
大野 尚 | 1.16% | 90日 |
ビッグ・フィールド・マネージメント(株) | 1.16% | 90日 |
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アイキューブドシステムズのIPO分析
企業は、昨今の「働き方改革」において 大きな課題の一つとなっている「リモートワーク」への対応が求められています。
加えて、新型コロナウィルスの影響で、自宅で仕事を行うテレワークの導入が進んでおり、同社の事業に追い風です。
同社が属するモバイル端末管理市場は、PCのSIM対応(常時ネット接続対応)によるモバイルデバイス管理のPC管理市場への進出や、IoT市場でのセキュリティ強化により市場拡大の可能性があります。このような環境下でNTTドコモとの協業を中心として大きく顧客数を伸ばしています。
4月7日に上場予定でしたが、コロナショックにより延期となっていました。(5社目の再承認)
コロナ禍が及ぼす影響について、同社の認識は次の通りです。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等疾病の蔓延その他天災などにより、モバイル端末の製造拠点の操業に支障が生じ、モバイル端末の供給の遅延・停止などの事象が発生した場合には、エンドユーザーとの契約時期の遅延等に繋がり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
もともと人気化しそうな事業内容でしたが、中止からの再承認で規模感が小さくなりました。
需給の関係で初値は上がりやすく、人気に一層の拍車がかかった格好です。(コロ災い転じて福となす)
参考までに、中止時と再承認(今回)との比較です。
- 想定価格 2,990円 → 2,630円。(12%ダウン)
- 公募 10万株 → 15万株。
- 売出 68万株 → 0株。
- 吸収金額 26.8億円 → 4.5億円。(83%ダウン)
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が最も高い「S」に設定しました。
株価が不安定で上場時の相場にやや不安があるので、やや弱気の利益予想です。
- IPOで人気のある「SaaS」事業。
- 働き方改革に事業内容がマッチ。また、新型コロナウィルスの影響でテレワークの需要アップ。
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 平均勤続年数が4.6年と長い。働きやすい?
- 市場からの吸収金額が4.5億円と小さい。(吸収金額による実績)
- 公開株がすべて公募株。オファリングレシオが3.3%と低い。
- ベンチャーキャピタルも投資しているが、上場時の売出しゼロ。(上昇を見込んでいる?)
- 新型コロナウィルスの収束が未定。
- 同日に2社が上場。
6.25 追記。仮条件が2,720円 ~ 3,120円に決定。(想定価格 2,630円より18.6%上ブレ↑)
初値予想を4,980円 ~ 6,550円に修正。予想利益は18.6万円~34.3万円です。
目論見書の想定仮条件は2,630円。初値予想は3,945円 ~ 5,260円としました。
予想利益は13.2万円~26.3万円です。
カブスルは積極的に幹事証券から参加します。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
追加の委託幹事として、野村證券同様に抽選資金が不要の岡三オンライン証券が決まりました。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っています。
- SBI証券
幹事数は9割以上とかなり多い!
口座開設+入金・振替で現金2,000円がもらえる。 - 岡三オンライン証券
抽選資金不要で幹事数が多い
口座開設+入金で現金2,000円がもらえる。
口座開設を行っていない方はお得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)
追加の委託幹事としてauカブコム証券が決まりました。