エコモット(3987):IPO上場情報
「エコモット」は、IoT(モノのインターネット)を通じて、人々がより安心して生活できる社会の実現を目指す「IoTインテグレーション事業」を展開しています。
独自のIoTプラットフォームの「FASTIO」は、IoT運用により大量に発生するセンサーデータをリアルタイムかつ効率的に扱うための各種機能を実装しております。
また、クラウド提供であることから、通信インフラやクライアントソフトのインストールが不要であり、短期間で、安価にIoTサービスを利用することが可能となっております。
IPOの人気化予想の判断が難しい企業です。
IoTはテーマとしてはIPOでの人気は高く、業績も申し分ありません。
懸念事項としては地方市場である「札幌アンビシャス市場」での上場という点が挙げられます。
札幌アンビシャス市場としては市場からの調達金額が4.6億円あたりというのは決して低くありません。
また、ほぼ売出株というのも懸念される事項になります。
同市場は2月に上場した「フュージョン」がありますが、こちらは懸念事項もほとんどなく人気化しました。(騰落率:151.93%、初値売りでの損益:約17.3万円)
エコモットのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、エコモットの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
エコモットの上場日
エコモットのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2017/6/2 (金) ~ 6/8 (木) |
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仮条件 | 2,470円~2,730円 (抽選資金:24.7万円 ~ 27.3万円) | ||
当選口数 | 1,860口 | ||
公募株数 | 12,000株 | 売出株数 | 150,000株 |
吸収金額 | 5億円 | O.A分 | 24,000株 |
仮条件決定日 | 5/31 (水) | 公開価格決定日 | 6/9 (金) |
購入期間 | 6/13 (火) ~ 6/16 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
エコモットの公開価格と初値
仮条件 | 2,470円~2,730円 | ||
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公開価格 | 2,730円 | 初値 | 4,195円 |
騰落率 | 53.66% | 倍率 | 1.54倍 |
初値売り損益 | 146,500円(4,195円 - 2,730円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
エコモットの初値予想と予想利益
エコモットの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,470円 ~ 2,730円
※抽選資金:24.7万円 ~ 27.3万円
上限は1.1%上ブレ↑ |
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初値予想 |
5,500円 ~ 6,300円※6/3 修正
(2.0倍~2.3倍) |
予想利益 | 27.7万円~35.7万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,500円 ~ 2,700円 ※抽選資金:25万円 ~ 27万円 |
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初値予想 | 5,400円 ~ 6,200円 (2.0倍~2.3倍) |
予想利益 | 27万円~35万円 |
エコモットの主幹事と幹事証券
エコモットのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
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引受幹事証券 |
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備考 | 投資資金に関係ない一人一票制の「公平抽選」で 庶民でも当選確率が期待できる「SMBC日興証券」、抽選に外れても次回の当選チャンスに活かせる「IPOチャレンジポイント」が付与される「SBI証券」がおすすめです。 久しぶりに「松井証券」も引受幹事証券になっています。 |
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エコモットの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2016年3月 | 2015年3月 | 2014年3月 |
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売上高 | 738,987 | 685,619 | 592,544 |
経常利益 | 11,572 | 49,222 | 58,624 |
当期利益 | 6,590 | 35,637 | 35,635 |
純資産 | 187,448 | 180,858 | 145,221 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 10.80 | 58.42 | 116,836.80 |
BPS※ | 307.29 | 296.48 | 476,134.88 |
前期比(売上高) | 7.8% | 15.7% | ― |
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エコモットのIPO分析
初値がどちらに転ぶのか判断が難しいIPOです。
- プラスポイント -
- 「IoT」や「クラウド活用」でIPOの人気テーマ事業
- IoTの国内市場は2014~2020年の年間平均成長率16.9%と大きく拡大
- マイナスポイント -
- ベンチャーキャピタル保有株式:全体の29.9%(ほぼ売出株)
- 市場からの調達金額が4.6億円あたり
- 有利子負債依存度:53.7%(平成28年4月1日~平成28年12月31日)
評価や初値予想も考慮してブックビルディングに臨みたいところです。
2017.5.22 追記。評価は 最も高い「S」となりました。
想定の仮条件は「2,500円 ~ 2,700円」。想定の初値予想は「5,400円 ~ 6,200円」となっています。
予想上限にて「初値売り」をすると35万円の利益になりそうです。
2/23に上場した「フュージョン」以来の上場で、同市場への上場は17社目になります。