トヨクモ(4058):IPO上場情報
トヨクモは、法人向けクラウドサービスの開発・販売を行っている企業です。
主に2つのサービスを提供しています。
どちらのサービスも初期費用がかからず、毎月一定の金額を支払うサブスクリプション。
企業側の導入の敷居は低いです。
安否確認サービスは、災害時の安否確認を携帯電話やパソコンで行うクラウドサービス。
災害発生時の被害状況を正確に把握し、社員への指示を迅速に行うための機能を備えています。
社内ネットワークの障害時の緊急連絡用としても活用可。
kintone(キントーン)は、売上管理や顧客管理など、業務に必要なアプリケーションを作成できるクラウドサービス。
kintoneに連携するサービスを提供することでkintoneをより便利に活用することを支援。
サイボウズの100%子会社(サイボウズスタートアップス)としてスタート。
現在は独立し、社名をトヨクモに商号変更しています。
kintoneは、サイボウズ社のWebデータベースサービス。
開発の知識がなくても自社の業務に合わせ、データベースを利用したシステムやアプリを作成することができるサービスです。
設立は2010年8月。
従業員数は2020年7月末で31名、平均年齢は31.4歳、平均勤続年数は2.25年、平均年間給与は649.8万円。
トヨクモのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、トヨクモの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
トヨクモの上場日
トヨクモのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2020/9/4 (金) ~ 9/10 (木) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 1,800円~2,000円 (抽選資金:18万円 ~ 20万円) | ||
当選口数 | 5,500口 | ||
発行済株式数 | 5,002,000株 | オファリングレシオ | 10.9% |
公募株数 | 300,000株 | 売出株数 | 200,000株 |
吸収金額 | 11億円 | O.A分 | 50,000株 |
仮条件決定日 | 9/2 (水) | 公開価格決定日 | 9/11 (金) |
購入期間 | 9/14 (月) ~ 9/17 (木) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
トヨクモの公開価格と初値
仮条件 | 1,800円~2,000円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,000円 | 初値 | 9,020円 |
騰落率 | 351.00% | 倍率 | 4.51倍 |
初値売り損益 | 702,000円(9,020円 - 2,000円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
トヨクモの初値予想と予想利益
トヨクモの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,800円 ~ 2,000円
※抽選資金:18万円 ~ 20万円
上限は11.1%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
3,400円 ~ 4,200円※9/2 修正
(1.7倍~2.1倍) |
予想利益 | 14万円~22万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,800円あたり ※抽選資金:18万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,700円 ~ 3,600円 (1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 9万円~18万円 |
初値予想アンケート
トヨクモ(4058)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,000円)を基準価格に修正しています。
有効回答:382票 投票期限:2020/9/23 (水) 23:59までトヨクモの主幹事と幹事証券
トヨクモのIPOを取り扱っている証券会社です。
主幹事証券 | |
---|---|
引受幹事証券 |
|
備考 | 一人一票の平等抽選で資金力に当選が左右されないマネックス証券やSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。 カブスルはこちらの3社だけでIPOに56回当選しています。(全当選数の70.9%) |
トヨクモの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 いちよし証券 |
77.27% | 425,000株 | 42口 |
大和証券 | 6.36% | 35,000株 | 87口 |
SMBC日興証券 | 5.45% | 30,000株 | 30口 |
SBI証券 | 2.73% | 15,000株 | 105口 |
岩井コスモ証券 | 2.73% | 15,000株 | 15口 |
マネックス証券 | 1.82% | 10,000株 | 100口 |
東洋証券 | 1.82% | 10,000株 | 10口 |
極東証券 | 1.82% | 10,000株 | 0口 |
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
トヨクモの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2019年12月 | 2018年12月 | 2017年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 761,226 | 482,595 | 271,497 |
経常利益 | 98,464 | 137,231 | 5,440 |
当期利益 | 72,220 | 91,585 | 41,341 |
純資産 | 375,887 | 290,666 | 199,081 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 16.45 | 21.48 | 9,698.97 |
BPS※ | 79.94 | 68.17 | 46,688.99 |
前期比(売上高) | 57.7% | 77.8% | ― |
上位株主とロックアップ情報
トヨクモの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
(株)ナノバンク | 47.44% | 90日/ 1.5倍 |
サイボウズ(株) | 11.63% | 90日/ 1.5倍 |
インキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合 | 6.78% | |
田里 友彦 | 6.40% | 90日/ 1.5倍 |
山本 裕次 | 5.81% | 90日/ 1.5倍 |
落合 雄一 | 5.62% | 90日/ 1.5倍 |
片岡 寛 | 3.10% | |
(株)サムライキャピタル | 2.91% | 90日/ 1.5倍 |
石井 和彦 | 2.52% | 90日/ 1.5倍 |
木下 正則 | 1.94% | 90日/ 1.5倍 |
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トヨクモのIPO分析
トヨクモのメインサービスの有償契約数の推移。
有償契約数の増加により、継続的に収益が積み上がるストック型ビジネス。
安否確認サービスは、サーバーを柔軟に拡張することが可能で、災害時にはアクセス増加に自動で対応します。
平常時は抑えるので、適切な費用負担で運用でき、BCP強化(災害時の事業継続計画)として、企業側は安価に導入できます。
全社への一斉連絡や出社確認など、コミュニケーションを円滑にする機能を持つことから、新型コロナウイルス感染症による働き方の変化への対応にも有用です。
唯一の気がかりは、売上高の59%を占めるkintone連携サービスが、サイボウズに依存していること。
とはいえ、トヨクモの旧社名は「サイボウズスタートアップス」。
マネジメントバイアウト(MBO)し独立したので、信頼関係はまったく問題ないでしょう。
ちなみに現在の社名のトヨクモは、天地開闢のタイミングで、雲を創り出し、農業ができるように大地に雨をもたらしたと言われる豊雲野神(とよくもののかみ)からとって名付けられたようです。
クラウドサービスを行っている同社にピッタリの社名ですね!
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。※S評価と迷いました。
- 業績が好調。(決算情報)
- コロナ禍でも強い事業内容。
- オファリングレシオが10.9%と低い。
- 市場からの吸収金額が11億円と小さい。(吸収金額による実績)
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 同日に3社が上場。
- 売出しの20万株はサイボウズ。
- サイボウズに依存したサービスを展開。
9.2 追記。仮条件が1,800円~2,000円に決定。(想定価格 1,800円より11.1%上ブレ↑)
初値予想を3,400円 ~ 4,200円に修正。予想利益は14万円~22万円です。
目論見書の想定仮条件は1,800円。初値予想は2,700円 ~ 3,600円としました。
予想利益は9万円~18万円です。
公募割れリスクは低いです。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに56回当選しています。(当選実績)
SBI証券は現在、現金2千円がもらえるお得なタイアップ企画も行っています。
抽選資金に余裕があれば、岩井コスモ証券や東海東京証券でも参加しておきたいです。