FUNDINNO(ファンディーノ)(462A):IPO上場情報と初値予想


FUNDINNO(ファンディーノ)は、未上場企業と個人投資家を結ぶ「未上場企業エクイティプラットフォーム事業」を展開している企業です。グループは同社と連結子会社2社で構成。

スタートアップにはプラットフォーム上で資金調達できる機会を提供し、投資家にはインターネットで未上場株式へ投資できる機会を提供しています。

事業内容

資金調達(プライマリー)、成長支援(グロース)、株式売却機会(セカンダリー)の3つの機能を提供しています。調達後のスタートアップには経営支援を行い、投資家には売却機会を提供。
資金が再び投資に向かうことで、スタートアップ支援の循環モデルを目指しています。

スタートアップ支援の循環モデル

グループの営業収益の88.7%がプライマリー領域(2025年10月期3Q時点)

流通取引総額(GMV)の拡大を起点に営業収益の拡大を図る

設立は2015年11月
同社の従業員数は118名、平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は2.8年、平均年間給与は669.8万円。連結の従業員数は120名(2025年9月末)


FUNDINNOのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、FUNDINNOの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

FUNDINNO(ファンディーノ)の上場日

C
  • 業績:不安
  • オファリングレシオ:低い
  • 売出多い

上場日 2025/12/5(金) 証券コード 462A
市場 東証グロース 業種 証券、商品先物取引業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス FUNDINNO(ファンディーノ)(462A)
時価総額
143.2億円(公開価格で計算)
203.9億円(初値で計算)

FUNDINNO(ファンディーノ)のブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2025/11/19 (水) ~ 11/25 (火)

仮条件 600円~620円 (抽選資金:6万円 ~ 6.2万円)
当選口数 28,735口
発行済株式数 23,096,901株 オファリングレシオ 12.4%
公募株数 87,700株 売出株数 2,411,000株
吸収金額 17.8億円 O.A分 374,800株
仮条件決定日 11/18 (火) 公開価格決定日 11/26 (水)
購入期間 11/27 (木) ~ 12/2 (火)
備考

【11.18追記】売出株は2,330,000株 → 2,411,000株、OA株は362,600株 → 374,800株へ変更。

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

FUNDINNO(ファンディーノ)の公開価格と初値

仮条件 600円~620円
公開価格 620円 初値 883円
騰落率 42.42%  倍率  1.42倍
初値売り損益 26,300円(883円 - 620円)× 100株

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は公開価格(仮条件の上限価格)を基に試算しています。

FUNDINNO(ファンディーノ)の初値予想と予想利益

FUNDINNO(ファンディーノ)の初値予想と予想利益です。

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。
※予想利益は仮条件の上限価格(想定価格)を基に試算しています。

仮条件と初値予想

仮条件 600円 ~ 620円 ※抽選資金:6万円 ~ 6.2万円
上限は8.8%上ブレ↑
初値予想 570円 ~ 670円※11/18 修正
(0.9倍~1.1倍)
予想利益 -5,000円~5,000円

想定価格と初値予想

想定価格 570円あたり ※抽選資金:5.7万円あたり
初値予想 520円 ~ 620円 (0.9倍~1.1倍)
予想利益 -5,000円~5,000円
マネックス証券

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初値予想アンケート

FUNDINNO(ファンディーノ)(462A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(620円)を基準価格に修正しています。

有効回答:454   投票期限:2025/12/4 (木) 23:59まで
3倍以上(1,860円以上)
55票  12%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(1,550円以上~1,860円未満)
4票  1%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(1,240円以上~1,550円未満)
14票  3%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(930円以上~1,240円未満)
63票  14%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(744円以上~930円未満)
22票  5%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(620円以上~744円未満)
71票  16%
投票済み

公募割れ(620円未満)
225票  50%
投票済み

FUNDINNO(ファンディーノ)の主幹事と幹事証券

FUNDINNO(ファンディーノ)のIPOを取り扱っている証券会社です。

FUNDINNO(ファンディーノ)の割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
野村證券
92.45% 2,656,600株 2,656口
岡三証券 4.20% 120,800株 120口
SBI証券 0.84% 24,100株 144口
松井証券 0.42% 12,000株 84口
東海東京証券 0.42% 12,000株 12口
東洋証券 0.42% 12,000株 0口
マネックス証券 0.21% 6,000株 60口
楽天証券 0.21% 6,000株 60口
岩井コスモ証券 0.21% 6,000株 6口
今村証券 0.21% 6,000株 0口
三田証券 0.21% 6,000株 0口
フィリップ証券 0.21% 6,000株 0口

委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。

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FUNDINNO(ファンディーノ)の決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2024年10月 2023年10月 2022年10月
売上高 1,175,487 582,270 666,917
営業利益 -1,023,534 -1,353,965
営業利益率 -87.07% -232.53%
経常利益 -1,043,232 -1,390,458 -1,054,961
当期利益 -1,463,048 -1,394,521 -1,057,576
純資産 4,263,237 4,397,885 2,686,249
配当金
EPS -67.90 -75.89 -67.24
BPS 188.46 206.54 57.59
前期比
(営業利益)
-24.4%
前期比(売上高) 101.9% -12.7%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2024年10月 2023年10月
売上高 1,184,805 600,487
営業利益 -1,059,168 -1,393,274
営業利益率 -89.4% -232.02%
経常利益 -1,076,010 -1,430,083
当期利益 -1,421,647 -1,433,922
純資産 4,265,237 4,358,484
EPS -65.98 -78.04
BPS 188.54 204.69
前期比
(営業利益)
-24%
前期比(売上高) 97.3%
※EPS、BPSは(単位/円)
業績

FUNDINNO(ファンディーノ)のPERとPBR

公開価格(620円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2023年10月
(実績/連結)
- 3.03倍 -78.04 204.69
2024年10月
(実績/連結)
- 3.29倍 -65.98 188.54
2025年10月
(予想/連結)
40.95倍 3倍 15.14 206.80
2026年10月
(予想/連結)
12.48倍 - 49.69 -
※(予想)欄のPBRおよびBPSは、会社公表の業績予想を基に算出した参考値です。

FUNDINNO(ファンディーノ)の配当金と配当利回り

公開価格(620円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2024年10月
(実績)
0円 - -
2025年10月
(予定)
0円 - -
2026年10月
(予定)
0円 - -
※(予定)欄の配当性向は、会社公表の業績予想および予定配当金を基に算出した参考値です。

上位株主とロックアップ期間

FUNDINNO(ファンディーノ)の上位10名の株主構成とロックアップ期間です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
株式会社JCC 代表取締役の資産管理会社 4,786,666
17.42%
358 180日
平石 智紀 執行役員 1,665,000
6.06%
(800,000)
- 180日
松井 宏記 1,136,920
4.14%
- 180日
i-Lab5号投資事業有限責任組合 VC 840,000
3.06%
500,000 180日/
2倍
藤井 優紀 従業員 637,315
2.32%
(205,000)
432,215 180日
株式会社岡三証券グループ 625,000
2.27%
- 180日
三菱UFJ信託銀行株式会社 625,000
2.27%
- 3年
松岡 司 従業員 495,256
1.80%
(12,000)
43,256 180日
柴原 祐喜 代表取締役 480,000
1.75%
(480,000)
-
大浦 学 代表取締役 480,000
1.75%
(480,000)
-
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
  • 180日のロックアップ期間は、2026年6月2日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

FUNDINNO(ファンディーノ)と同じホットワードのIPOの上場結果です。

ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。

  • 2025/11/05 クラシコ
    初値売り損益:188,000円
    (騰落率:135.25%、倍率:2.35倍)
  • 2025/08/13 アクセルスペースHD
    初値売り損益:37,600円
    (騰落率:100.27%、倍率:2.00倍)
  • 2025/07/24 フラー
    初値売り損益:403,000円
    (騰落率:344.44%、倍率:4.44倍)
  • 2025/03/31 ジグザグ
    初値売り損益:53,000円
    (騰落率:35.33%、倍率:1.35倍)
  • 2025/03/27 ダイナミックマッププラットフォーム
    初値売り損益:33,000円
    (騰落率:27.50%、倍率:1.28倍)

FUNDINNO(ファンディーノ)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:証券、商品先物取引業」の直近のIPO結果です。

FUNDINNO(ファンディーノ)のIPO分析

2025年10月期と2026年10月期の業績予想(連結)が開示されています。
2025年10月期と仮条件の上限価格で算出したPERは40.9倍、PBRは3倍と試算しています。(PERとPBR

業績予想

2026年の業績予想はプライマリー領域(FUNDINNO PLUS+)を中心に成約金額(GMV)の拡大を図る方針。
営業利益率は6.9%から29.1%への改善を見込んでいますが、予想の確度が不明でいったんスルー。
IPOにおけるPER評価は今期予想の40.9倍で個人的にみてます。(2026年の予想EPSをそのまま当てはめるとPERは12.4倍)

FUNDINNO PLUS+の特徴

2025年1月時点の評価額 277.5億円より時価総額が低いダウンラウンドとなっています(スピーダ参照)
想定価格で算出した時価総額は131.7億円で評価額は約52.5%のダウン。

ただ、2022年末からダウンラウンドのIPOが増えましたが、初値の結果は悪くないんですよね。お買い得感があるのかも。

私は、株式投資型クラウドファンディングの比較サイト「カブクモ」というWebメディアの管理も行っています。

個人的な印象として、FUNDINNOがECFのトップ企業であるのは間違いありませんが、同業他社がかなり弱い印象があります。
新規案件も、ほとんどがFUNDINNOです。マーケット全体が弱いのかも。

ECF案件の成約率は高い一方で、その後のEXIT事例はまだ少なく、ECF業界全体やECF投資家の熱量も、それほど感じられません。
逆に成約案件の倒産報告はXでたまに投資家さんがポストしているのを見かけます。

今回、FUNDINNOがグロース市場に上場するわけですが、FUNDINNOで成約した企業さんで東証に上場した企業はゼロなんですよね・・(TOKYO PRO Marketへの上場は数社あり)

また、既存株主による全株売出も目立ち、売出中心のIPO構成となっています。

IPOとしては評価が大きく分かれそうな銘柄になると思っています。

業界初の上場や来期の業績予想を信じて割安と見るか、あるいは実際にECFに投資している、または長く監視して実情を把握しているかどうかで、評価は大きく分かれそうです。(わたしは後者で投資もしているので、参加しません笑)

参考までに

以下の点を考慮し、公募割れのリスクがややある「C」評価に設定しました。

公募割れのリスクあり
  • 政府によるスタートアップ育成5か年計画(2027年までに10兆円規模を目指す)
  • 2025年10月期(連結)の業績予想は、売上高 2,514百万円(+112.2%)、営業利益 173百万円で赤字から黒字化へ
  • 2025年10月期(連結)の営業利益率は6.9%の予想
  • 購入単価が低いIPOが好調抽選資金による実績
  • 業績の安定性にやや不安あり(過去は5期連続赤字)
  • 配当実績がなく、株主還元姿勢がまだ見えない
  • FUNDINNO成約案件のEXIT例が少ない(東証への上場例はゼロ)
  • 既存株主による全株売出が目立ち、売出比率は全体の96.4%
  • 仮条件の上限価格と2025年10月期の業績予想(連結)によるPERは40.9倍、PBRは3倍と試算(PERとPBR
  • 上場前の企業評価額を下回る水準でのIPO。2025年1月より約52.5%のダウン(ダウンラウンドIPO
  • FUNDINNO PLUS+による成約金額(GMV)の拡大傾向
  • 2026年10月期の業績予想は営業利益率29.1%と高水準だが、確度が読みづらい
  • FUNDINNOはECFプラットフォームの国内TOP企業だが、そもそも市場が伸びるのか?
  • Tokyo PRO Market(TPM)や、2024年12月開設のFukuoka PRO Market(FPM)など、特定投資家向け市場との資金分散リスク

11.18追記。仮条件が600円 ~ 620円に決定(想定価格は570円に対して最大8.8%の上振れに)
初値予想を570円 ~ 670円に修正し、予想利益はそのままの-5,000円~5,000円としました。

目論見書の想定価格は570円。初値予想は520円 ~ 620円としました。
予想利益は-5,000円~5,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。

※初値や利益の数値はあくまで予想であり、将来の実際の結果を保証するものではありません。

カブスルはパスする予定です。IPOの参加の判断は慎重にどうぞ。

個人的には2026年10月期の業績が業績予想通りになるのか?に注目してます。
予想通りの業績をだせばアッパレですけど・・・地雷的要素も含んでいそうな気がしてます。

※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
※数値は予想であり、将来の結果を保証するものではありません。

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