インテグラル(5842):IPO上場情報
インテグラルは、非上場・上場企業のエクイティへの投資、エクイティ投資に付随する経営及び財務に関するコンサルティングを行っている企業です。
グループは同社と連結子会社31社、公正価値で評価されている子会社20社、及び関連会社1社により構成。
同社グループは、一定のルールの下にPEファンドを通じての投資と併せてプリンシパル投資も行うことにより、当社の収益機会の拡大を図っています。
投資プロフェッショナルによる常駐支援を同社独自の機能として行っており、同社の投資パフォーマンス向上のみならず、優良案件の獲得にも寄与へ。
設立は2006年1月
同社の従業員数は67名、平均年齢は37.9歳、平均勤続年数は4.6年、平均年間給与は1777.9万円(2023年7月末)
インテグラルのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、インテグラルの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
インテグラルの上場日
上場日 | 2023/9/20(水) | 証券コード | 5842 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 証券、商品先物取引業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | インテグラル(5842) | ||
時価総額 | 823.2億円(公開価格で計算) 823.2億円(初値で計算) |
インテグラルのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/9/5 (火) ~ 9/8 (金) |
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仮条件 | 2,300円~2,400円 (抽選資金:23万円 ~ 24万円) | ||
当選口数 | 86,250口 | ||
発行済株式数 | 34,300,000株 | オファリングレシオ | 25.1% |
公募株数 | 5,200,000株 | 売出株数 | 2,300,000株 |
吸収金額 | 207億円 | O.A分 | 1,125,000株 |
仮条件決定日 | 9/4 (月) | 公開価格決定日 | 9/11 (月) |
購入期間 | 9/12 (火) ~ 9/15 (金) | ||
備考 |
OA株 1,125,000株のうち、450,000株が海外売出しへ。 【9.11追記】公募は、国内3,465,000株、海外1,735,000株(海外販売の割合 33.4%)。売出は、国内0株、海外2,300,000株(海外販売の割合 100.0%)。 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
インテグラルの公開価格と初値
仮条件 | 2,300円~2,400円 | ||
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公開価格 | 2,400円 | 初値 | 2,400円 |
騰落率 | 0.00% | 倍率 | 1.00倍 |
初値売り損益 | 0円(2,400円 - 2,400円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
インテグラルの初値予想と予想利益
インテグラルの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,300円 ~ 2,400円
※抽選資金:23万円 ~ 24万円
上限は29.4%下ブレ↓ |
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初値予想 |
2,210円 ~ 2,480円※9/4 修正
(0.9倍~1.0倍) |
予想利益 | -1.9万円~8,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,800円 ~ 3,400円 ※抽選資金:28万円 ~ 34万円 |
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初値予想 | 3,130円 ~ 3,570円 (0.9倍~1.1倍) |
予想利益 | -2.7万円~1.7万円 |
初値予想アンケート
インテグラル(5842)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,400円)を基準価格に修正しています。
有効回答:397票 投票期限:2023/9/19 (火) 23:59までインテグラルの主幹事と幹事証券
インテグラルのIPOを取り扱っている証券会社です。
インテグラルの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 大和証券 |
52.63% | 2,179,000株 | 2,179口 |
主幹事 野村證券 |
36.33% | 1,504,000株 | 1,504口 |
SMBC日興証券 | 2.76% | 114,100株 | 114口 |
みずほ証券 | 2.76% | 114,100株 | 114口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2.76% | 114,100株 | 114口 |
マネックス証券 | 0.39% | 16,300株 | 163口 |
楽天証券 | 0.39% | 16,300株 | 163口 |
松井証券 | 0.39% | 16,300株 | 114口 |
SBI証券 | 0.39% | 16,300株 | 97口 |
岡三証券 | 0.39% | 16,300株 | 16口 |
岩井コスモ証券 | 0.39% | 16,300株 | 16口 |
東海東京証券 | 0.39% | 16,300株 | 16口 |
BofA証券 | 0.01% | 600株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、217口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、61倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
インテグラルの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年12月 | 2021年12月 | 2020年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,776,720 | 2,637,880 | 1,159,756 |
経常利益 | 1,152,962 | 1,228,827 | 203,229 |
当期利益 | 784,720 | 845,993 | 153,412 |
純資産 | 6,531,845 | 5,452,589 | 4,077,846 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 28.93 | 31.76 | 58.11 |
BPS※ | 239.88 | 203.97 | 1,532.45 |
前期比(売上高) | 5.3% | 127.5% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年12月 | 2021年12月 |
---|---|---|
売上高 | 5,435,371 | 3,863,263 |
経常利益 | 2,913,377 | 1,681,366 |
当期利益 | 2,021,338 | 1,173,314 |
純資産 | 19,405,537 | 17,357,338 |
EPS※ | 74.52 | 44.04 |
BPS※ | 712.78 | 649.48 |
前期比(売上高) | 40.7% | ― |
インテグラルのPERとPBR
公開価格(2,400円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2021年12月 (実績/連結) |
54.5倍 | 3.7倍 | 44.04 | 649.48 |
2022年12月 (実績/連結) |
32.21倍 | 3.37倍 | 74.52 | 712.78 |
上位株主とロックアップ情報
インテグラルの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
佐山 展生 取締役 |
10,637,000株
35.64%
|
2,300,000株 | 3~5年※ |
山本 礼二郎 代表取締役 |
9,737,000株
32.62%
|
- | 3~5年※ |
水谷 謙作 取締役 |
2,700,000株
9.05%
|
- | 3~5年※ |
辺見 芳弘 取締役 |
2,126,000株
7.12%
|
- | 3~5年※ |
片倉 康就 従業員 |
850,000株
2.85%
(800,000)
|
- | |
澄川 恭章 |
482,000株
1.61%
(482,000)
|
- | |
西岡 成浩 元従業員 |
480,000株
1.61%
(480,000)
|
- | |
長谷川 聡子 |
400,000株
1.34%
|
- | 3~5年※ |
後藤 英恒 |
400,000株
1.34%
|
- | 3~5年※ |
仲田 真紀子 |
400,000株
1.34%
|
- | 3~5年※ |
※ロックアップは3~5年。設定内容が細かいので、コチラの画像にてご確認ください。
直近の類似IPOの上場結果
インテグラルと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:グロースまたは東証マザーズ」かつ「業種:証券、商品先物取引業」の直近のIPO結果です。
- 2023/04/25 レオス・キャピタルワークス
… 初値売り損益:43,000円
騰落率:33.08%、倍率:1.33倍 - 2022/10/19 SBIリーシングサービス
… 初値売り損益:32,000円
騰落率:10.74%、倍率:1.11倍 - 2020/12/22 ウェルスナビ
… 初値売り損益:57,500円
騰落率:50%、倍率:1.50倍 - 2014/09/11 ジャパンインベストメントアドバイザー
… 初値売り損益:322,000円
騰落率:126.27%、倍率:2.26倍
インテグラルのIPO分析
プライベートエクイティファンド(PE)のインテグラルの上場。
ビックリされた方もいらっしゃるのでは。投資する側が投資される立場になるのは・・・同社にとってプラスなんでしょうか??
ベンチャーキャピタル(VC)は比較的早い段階でスタートアップ企業に投資するのに対して、PEはもう少しIPOに近い段階で投資を行います。直近のIPOだとスカイマーク(9204)や、JRC(6224)の株主にも。
目論見書に下記の一文が。PEファンドってそういう立ち位置なんだ・・と。
PEファンドによる投資は、短期間の投資とみられることが多いことから、日本の企業経営者は、一般的にPEファンドと関わりを持ちたがらない傾向があります。この状況を改善するため、当社はプリンシパル投資とファンド投資を並行して行うハイブリッド投資を開発しました。
公募株520万株のうち2割の107万株と、売出株230万株のすべてが海外販売へ。OA株は4割が海外販売の予定。
IPOの初値期待値への評価・・難しいですね。
PEファンドの上場は初物かな?初物は比較対象がなく、初値が上昇しやすいですが、価格的に割高感がある気がします。
【9.4追記】仮条件、上限価格で3割もダウン。やはり割高と判断されたようです!!
今期の業績予想も発表されていますが、伏せている項目も多く、判断が難しい。
というか、発行体が業績予想をだすのが難しいのに、投資家が今後の業績を読めるわけがない。
株価が高い値がさ株は短期投資目的で買われる傾向にありますが、IPOの内容的にはマイナス点も多いかなと感じます。
初値予想、非常に難しいので上下に大きく振っておきます。
参考までに
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 株価が高い値嵩株。価格が上下に大きく振れやすく、利ザヤ狙いの投資家に人気あり
- グローバルオファリング(海外販売)あり。売出株はすべて海外販売
- 知名度が高い
- 仮条件の上限価格と前期実績(連結)によるPERは32.2倍。PBRは3.3倍(PERとPBR)
- 投資会社は業績予想がしづらい(SBGとか)
- 上場の意義がわからない(感じ取れない)
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い。ロックアップ3~5年
- 従業員数は67名、平均年間給与は1777.9万円(2023年7月末)
9.4追記。仮条件が2,300円 ~ 2,400円に決定。(上限価格で想定価格より29.4%の下ブレ)
初値予想を2,210円 ~ 2,480円に修正。予想利益は-1.9万円~8,000円です。
目論見書の想定仮条件は2,800円 ~ 3,400円。初値予想は3,130円 ~ 3,570円としました。
予想利益は-2.7万円~1.7万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
値嵩株ということでマネーゲーム化するのか?だけが気になるIPO。
カブスルはIPO参加をパスしようと思います。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)