サインド(4256):IPO上場情報
サインドは、理美容店舗向けクラウド型予約管理システム「BeautyMerit」の開発・提供 を行っている企業です。
集客・予約・施術・会計・アフターフォローに至るまで、業務のオペレーションをより円滑にするためのサービスを提供。5,600店舗以上で利用。(2021年10月末時点)
BeautyMerit(ビューティーメリット)は、集客サイト・POSシステムの管理を自動化する一元管理を有しており、従来、断絶されていた日々の業務における予約・顧客などの資産情報を自動的に収集し、予約経路別の売上やキャンセル率などを見える化するデータ分析機能を提供することで、店舗経営をサポート。
また、顧客の施術情報や接客情報であるカルテをクラウド上で管理できるカルテ機能を提供し、従来の紙のカルテでは実現できなかった、施術で利用した商品の販促活動やカルテ情報の収集・分析による再現性の高いサービスの実現を可能にし、顧客満足度の向上をサポート。
設立は2011年10月。
従業員数は2021年10月末で63名、平均年齢は31.9歳、平均勤続年数は2.5年、平均年間給与は486.6万円。
サインドのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、サインドの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
サインドの上場日
サインドのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/12/6 (月) ~ 12/10 (金) |
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仮条件 | 2,940円~3,250円 (抽選資金:29.4万円 ~ 32.5万円) | ||
当選口数 | 15,410口 | ||
発行済株式数 | 5,800,000株 | オファリングレシオ | 26.5% |
公募株数 | 800,000株 | 売出株数 | 540,000株 |
吸収金額 | 50億円 | O.A分 | 201,000株 |
仮条件決定日 | 12/2 (木) | 公開価格決定日 | 12/13 (月) |
購入期間 | 12/14 (火) ~ 12/17 (金) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
サインドの公開価格と初値
仮条件 | 2,940円~3,250円 | ||
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公開価格 | 3,250円 | 初値 | 2,990円 |
騰落率 | -8.00% | 倍率 | 0.92倍 |
初値売り損益 | -26,000円(2,990円 - 3,250円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
公募割れ時の株価下落の目安となる引受価額は、2,990.00円でした。
サインドの初値予想と予想利益
サインドの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,940円 ~ 3,250円
※抽選資金:29.4万円 ~ 32.5万円
上限は10.5%上ブレ↑ |
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初値予想 |
3,420円 ~ 3,890円※12/2 修正
(1.1倍~1.2倍) |
予想利益 | 1.7万円~6.4万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,940円あたり ※抽選資金:29.4万円あたり |
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初値予想 | 3,100円 ~ 3,520円 (1.1倍~1.2倍) |
予想利益 | 1.6万円~5.8万円 |
初値予想アンケート
サインド(4256)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(3,250円)を基準価格に修正しています。
有効回答:197票 投票期限:2021/12/21 (火) 23:59までサインドの主幹事と幹事証券
サインドのIPOを取り扱っている証券会社です。
サインドの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 野村證券 |
94.35% | 1,453,900株 | 1,453口 |
SBI証券 | 2.17% | 33,500株 | 201口 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2.17% | 33,500株 | 33口 |
松井証券 | 0.43% | 6,700株 | 46口 |
岡三証券 | 0.43% | 6,700株 | 6口 |
いちよし証券 | 0.43% | 6,700株 | 0口 |
委託幹事である岡三オンラインとauカブコム証券とLINE証券は、委託数が公表されていません。
現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
サインドの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年3月 | 2020年3月 | 2019年3月 |
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売上高 | 799,307 | 534,967 | 406,232 |
経常利益 | 188,260 | 66,537 | 84,154 |
当期利益 | 133,841 | 46,609 | 59,666 |
純資産 | 349,710 | 215,868 | 169,258 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 26.77 | 9.32 | 596,662.19 |
BPS※ | 69.94 | 43.17 | 1,692,588.38 |
前期比(売上高) | 49.4% | 31.7% | ― |
上位株主とロックアップ情報
サインドの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
奥脇 隆司 |
2,400,000株
43.82%
|
220,000株 | 180日 |
高橋 直也 |
2,000,000株
36.52%
|
220,000株 | 180日 |
亀井 信吾 |
450,000株
8.22%
|
100,000株 | 180日 |
池田 英右 |
175,000株
3.20%
(25,000)
|
- | 180日 |
安留 但馬 |
45,000株
0.82%
(45,000)
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- | |
辻 章一 |
35,000株
0.64%
(35,000)
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- | |
正田 誠 |
27,500株
0.50%
(27,500)
|
- | |
松野 晃大 |
22,500株
0.41%
(22,500)
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- | |
織田 辰也 |
22,500株
0.41%
(22,500)
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- | |
児玉 寛典 |
22,500株
0.41%
(22,500)
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- |
直近の類似IPOの上場結果
サインドと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「SaaS」のIPOの直近の結果です。
- 2021/11/24 サイエンスアーツ…
初値売り損益:283,500円
(騰落率:165.79%、倍率:2.66倍) - 2021/09/02 モビルス…
初値売り損益:55,000円
(騰落率:42.97%、倍率:1.43倍) - 2021/06/30 プラスアルファ・コンサルティング…
初値売り損益:42,000円
(騰落率:18.26%、倍率:1.18倍) - 2021/03/30 スパイダープラス…
初値売り損益:56,200円
(騰落率:48.45%、倍率:1.48倍) - 2021/03/25 ジーネクスト…
初値売り損益:162,100円
(騰落率:131.79%、倍率:2.32倍)
サインドと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2021/12/20 JDSC
… 初値売り損益:100円
騰落率:0.06%、倍率:1.00倍 - 2021/12/20 グローバルセキュリティエキスパート
… 初値売り損益:122,000円
騰落率:43.57%、倍率:1.44倍 - 2021/12/16 ブロードエンタープライズ
… 初値売り損益:21,500円
騰落率:7.71%、倍率:1.08倍 - 2021/12/16 True Data
… 初値売り損益:3,000円
騰落率:1.35%、倍率:1.01倍 - 2021/12/10 フレクト
… 初値売り損益:326,000円
騰落率:127.84%、倍率:2.28倍
サインドのIPO分析
美容業界向けSaaS。
サインドはいち早く理美容店舗のネット予約市場に着目し、2012年5月にクラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」をリリース。2021年10月末時点で5,600店舗以上が利用へ。
こういう仕組みつくりは、早めにやって広めたもの勝ちですね。上場で益々伸びそう。
使用期間に応じて受領するサブスクリプション(月額課金)モデル。
こちらは契約店舗数やARR(年間経常収益)の推移。順調に成長しています。
解約率(チャーンレート)は年々下がり、1有料課金店舗当たりの平均月額単価であるARPUも上昇。
評価難しいですね・・。事業内容と業績の伸びは良いと思うんですが、設定価格が高い気がします。
PERを前期実績で計算すると、109.8%になります。この価格はもう初値でつくべき価格なんじゃ・・。
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 業績が好調。(決算情報)
- 2022年3月期の業績予想(前期比)は、売上高1,061百万円(+31.5%)、営業利益272百万円(+44.7%)
- IPOで人気のある「SaaS」事業。(データ)
- SaaSの重要指標であるARRが好調。また、解約率も低い。
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 想定価格が割高。
- オファリングレシオが26.5%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が50億円と大きい。(吸収金額による実績)
- 同日に6社が上場。上場ラッシュによる資金枯れも。
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
12.2追記。仮条件が想定発行価格(2,940円)より10.5%の上振れ決定(2,940円 ~ 3,250円)したので、初値予想を3,420円 ~ 3,890円に修正しました。予想利益は1.7万円~6.4万円です。
目論見書の想定仮条件は2,940円。初値予想は3,100円 ~ 3,520円としました。
予想利益は1.6万円~5.8万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加しますし、落選しても購入を検討します。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
松井証券と岡三オンライン証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
特に松井証券は、IPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています。(4割目標)
追加の委託幹事としてLINE証券が決まりました。
2021年5月末からIPOの取り扱いを発表したばかり。いまならライバルが少なく、IPO当選の狙い目になります。
落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券もおすすめです。
追加の委託幹事として、auカブコム証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。