JDSC(4418):IPO上場情報


JDSCは、AIや機械学習などを活用したアルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業および、ITシステムの開発と運用事業を行っている企業です。

需要予測関連ソリューション、マーケティング最適化ソリューション、データ基盤構築ソリューションなどの7つのサービスを展開。

事業内容

顧客は同社の支援によって、AIを用いた全社経営課題の解決に関する上流の戦略策定から、実際のAIアルゴリズムの構築、システム実装並びにオペレーションの改善等の下流の執行領域まで、一気通貫で成果を創出することが可能に。

各産業を代表する大手企業をパートナーとする共同研究開発を通じて、産業共通課題を解決するAI関連のサービスやソリューションを多数創出し、それらを自社プロダクトとして他企業にも幅広く提供することで収益を計上。

データサイエンスや機械学習、AIといった最先端の技術を社会に実装、産業全体の改革や産業共通のSDGs達成に貢献し、UPGRADE JAPANを実現することを目指しています。

JDSCの設立は2018年7月。
従業員数は2021年10月末で55名、平均年齢は35歳、平均勤続年数は1.1年、平均年間給与は773.4万円。


JDSCのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、JDSCの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

JDSCの上場日

S
  • 業績:好調
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:やや低い
  • 売出多い
  • 調達金額:大きい

上場日 2021/12/20(月) 証券コード 4418
市場 東証マザーズ 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス JDSC(4418)
時価総額
215.2億円(公開価格で計算)
215.4億円(初値で計算)

JDSCのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2021/12/3 (金) ~ 12/9 (木)

仮条件 1,620円~1,680円 (抽選資金:16.2万円 ~ 16.8万円)
当選口数 28,060口
発行済株式数 12,811,700株 オファリングレシオ 21.9%
公募株数 400,000株 売出株数 2,040,000株
吸収金額 47.1億円 O.A分 366,000株
仮条件決定日 12/2 (木) 公開価格決定日 12/10 (金)
購入期間 12/13 (月) ~ 12/16 (木)
備考

【12.10追記】売出は、国内1,055,000株、海外985,000株(海外販売の割合 48.3%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

JDSCの公開価格と初値

仮条件 1,620円~1,680円
公開価格 1,680円 初値 1,681円
騰落率 0.06%  倍率  1.00倍
初値売り損益 100円(1,681円 - 1,680円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

JDSCの初値予想と予想利益

JDSCの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,620円 ~ 1,680円 ※抽選資金:16.2万円 ~ 16.8万円
上限は3.7%上ブレ↑
初値予想 3,360円 ~ 3,870円※12/2 修正
(2.0倍~2.3倍)
予想利益 16.8万円~21.9万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,620円あたり ※抽選資金:16.2万円あたり
初値予想 3,240円 ~ 3,730円 (2.0倍~2.3倍)
予想利益 16.2万円~21.1万円
送信中...

初値予想アンケート

JDSC(4418)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,680円)を基準価格に修正しています。

有効回答:651   投票期限:2021/12/19 (日) 23:59まで
3倍以上(5,040円以上)
447票  69%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(4,200円以上~5,040円未満)
66票  10%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(3,360円以上~4,200円未満)
42票  6%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(2,520円以上~3,360円未満)
29票  4%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(2,016円以上~2,520円未満)
26票  4%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,680円以上~2,016円未満)
17票  3%
投票済み

公募割れ(1,680円未満)
24票  4%
投票済み

JDSCの主幹事と幹事証券

JDSCのIPOを取り扱っている証券会社です。

JDSCの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
81.74% 2,293,700株 2,293口※
主幹事
SBI証券
11.30% 317,200株 1,903口※
SMBC日興証券 2.61% 73,200株 73口※
みずほ証券 1.13% 31,700株 31口※
野村證券 1.13% 31,700株 31口※
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 0.87% 24,400株 24口※
マネックス証券 0.43% 12,200株 122口※
岡三証券 0.26% 7,300株 7口※
岩井コスモ証券 0.26% 7,300株 7口※
いちよし証券 0.26% 7,300株 0口※

大和コネクト証券のネット抽選分は、229口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事である岡三オンラインauカブコム証券は、委託数が公表されていません。

※海外売出し985,000株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。

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抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


JDSCの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2021年6月 2020年6月 2019年6月
売上高 1,089,424 515,515 119,273
経常利益 27,825 -81,945 -12,159
当期利益 27,719 -86,428 -8,235
純資産 3,051,881 385,291 293,764
配当金
EPS 2.39 -9.27 -808.19
BPS 15.62 11.79 -623.51
前期比(売上高) 111.3% 332.2%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

JDSCの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
加藤 聡志 代表取締役社長 5,300,400
38.31%
360,000 180日
UTEC4号投資事業有限責任組合 VC 2,725,100
19.70%
1,680,000 90日
株式会社SMBC信託銀行(特定運用金 外信託 未来創生2号ファンド) 1,749,300
12.64%
- 継続所有
金井 正義 1,010,800
7.31%
(1,010,800)
- 180日
コタエル信託株式会社(信託口) 872,200
6.30%
- 180日
淵 高晴 400,400
2.89%
- 180日
橋本 圭輔 従業員 277,900
2.01%
- 180日
ダイキン工業株式会社 233,100
1.68%
- 継続所有
中部電力株式会社 233,100
1.68%
- 継続所有
中村 大介 従業員 119,700
0.87%
(61,600)
- 継続所有
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

JDSCと同じホットワードのIPOの上場結果です。

AI開発」のIPOの直近の結果です。

  • 2021/07/28 ブレインズテクノロジー
    初値売り損益:238,500円
    (騰落率:133.99%、倍率:2.34倍)
  • 2021/03/30 Appier GP
    初値売り損益:43,000円
    (騰落率:26.88%、倍率:1.27倍)
  • 2020/09/29 ヘッドウォータース
    初値売り損益:2,616,000円
    (騰落率:1,090%、倍率:11.90倍)
  • 2020/08/20 ニューラルポケット
    初値売り損益:420,000円
    (騰落率:466.67%、倍率:5.67倍)
  • 2020/06/24 フィーチャ
    初値売り損益:419,000円
    (騰落率:805.77%、倍率:9.06倍)

JDSCと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2021/12/16 ブロードエンタープライズ
    初値売り損益:21,500円
    騰落率:7.71%、倍率:1.08倍
  • 2021/12/16 True Data
    初値売り損益:3,000円
    騰落率:1.35%、倍率:1.01倍
  • 2021/12/10 フレクト
    初値売り損益:326,000円
    騰落率:127.84%、倍率:2.28倍
  • 2021/11/30 ボードルア
    初値売り損益:75,000円
    騰落率:37.50%、倍率:1.38倍
  • 2021/11/24 サイエンスアーツ
    初値売り損益:283,500円
    騰落率:165.79%、倍率:2.66倍

JDSCのIPO分析

JDSCの設立は2018年7月。東大発のAI企業。3期目で黒字化。
2013年12月に設立した一般社団法人日本データサイエンス研究所が前身なので、そこまで新興企業でもなさそう。

同社の特徴と優位性です。

  • AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見
    正社員のうち半数以上はデータサイエンス部門及びデベロップメント部門の技術領域に所属しており、データサイエンス部門の一部メンバーは東京大学の最先端の研究室に在籍しながら国際的にも最前線の研究活動。
  • AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力
    正社員のうち3割程度がコンサルティングや投資銀行、外資系メーカー等のプロフェッショナルファーム出身のメンバーで構成。
  • 大手企業との共同開発(Joint R&D)と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル
    共同開発は大手企業の予算や人的リソースを活用できるため、開発費用が大きく抑制され、当社の生産性及び収益性が向上する要因に。

産業ごとの共通課題に対してAIソリューションを創出しプロダクト化していくビジネスモデルであるため、今後もAIソリューションの数は増加する見込みで、現時点でプロダクト化しているAIソリューションは下記となります。

現時点でプロダクト化しているAIソリューション

市場の投資テーマでもある「SDGs(持続可能な開発目標)」の文言も見受けられます。
最近、TVでもよく紹介されていますよね。

SDGsテーマ別の売上構成

AI関連事業はIPOで人気がありますが、上場後は業績で事業を判断/売買されるので、初値形成以降に株価が苦戦する場合があります。

JDSCはAIソリューション事業で黒字化しており、上場後の株価推移も個人的には期待できるのかなぁと思っております。

第3期の売上高については、大型案件の継続および新規獲得、並びにAIソリューションの本格導入等により顧客数及びプロジェクト数が増加した結果、大幅に増加。

当選しました!

12.13追記。SBI証券で100株 当選しました!ブログ

2021年は6回目の当選。一家では11回目の当選です。

貯めたIPOチャレンジポイントを使用して当選しました!

参考までに

12日(金)にアルゴリズムライセンス事業を展開しているPKSHA Technology(3993)が好決算を発表し、翌営業日の15日(月)にストップ高となりました。(カブスルは2020年2月から長期保有)

AIの開発中心の事業から業界ニーズ共通に刺さるものをAI SaaSとして幅広く顧客展開。

業態進化

AIは一種のトレンド感もあり、これからはシッカリと収益を出す事業モデルが評価されそうです。

顧問の1人である松尾 豊氏は、日本の人工知能(AI)研究の第一人者です。AI系のIPOではたびたびお名前が登場します。

技術領域の研究開発

売出株が多いですが、その一部は海外販売が予定されています。
同社は海外市場への展開も見据えており、海外販売の割合がどの程度になるのにも個人的に注目しています。

参考までに

評価は下記を考慮して、人気が最も高い「S」に設定しました。

ちなみに、今年初の「S」評価にしてみましたが、やや市況だけ心配です(汗)

人気が非常に高い
  • IPOで非常に人気のある「AI活用」事業。(データ)
  • 時代にマッチした事業内容で将来性あり。
  • 業績が好調。(決算情報)
  • オファリングレシオが21.9%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
  • 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
  • グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売は48.3%。
  • 購入単価が低いIPOが好調。(抽選資金による実績)
  • 大手企業への導入実績あり。
  • 市場からの吸収金額が47.1億円と大きい。(吸収金額による実績)
  • ベンチャーキャピタルの保有株が多いが、期間ロックアップがあり上場後すぐの売り圧力にはならず。
  • AIソリューション市場は歴史が浅い。

12.2追記。仮条件が想定発行価格(1,620円)より3.7%の上振れ決定(1,620円 ~ 1,680円)したので、初値予想を3,360円 ~ 3,870円に修正しました。予想利益は16.8万円~21.9万円です。

目論見書の想定仮条件は1,620円。初値予想は3,240円 ~ 3,730円としました。
予想利益は16.2万円~21.1万円です。

公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。

個人的には落選しても、初値が安くついたら買いたいなぁと思っています。(投資は自己責任でどうぞ)

ワンポイント

主幹事証券は大和証券とSBI証券の共同主幹事。
SBI証券は、IPOで人気のIT系の主幹事を務める機会が多いです。

主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、SBI証券は落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントがもらえます。

カブスルは16回 IPOに当選しています。

他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券がおすすめです。

カブスルはこちらの3社だけでIPOに62回当選しています。(全当選数の63.9%)

また、野村證券と岡三オンライン証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。

大和証券が主幹事となっていますので、委託幹事としてCONNECTが決まりました。(委託幹事は気づかれないことが多い)
CONNECTは、IPOの取り扱いが2020年12月で認知度がまだ低く、狙い目です!(カブスルは1回当選)

抽選資金に余裕があれば、岩井コスモ証券やauカブコム証券でも参加しておきたいです。

JDSCのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、JDSCの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券


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