プラスアルファ・コンサルティング(4071):IPO上場情報
プラスアルファ・コンサルティングは、データ分析プラットフォームのクラウドサービスの提供を行っている企業です。
3つのSaaS型のサービスを展開しています。
見える化エンジン事業
大量の顧客の声を「見える化」するマーケティング領域のテキストマイニングツール「見える化エンジン」を提供。
主に一般消費者向けに商品・サービスを提供する企業のコンタクトセンターやマーケティング部門において導入され、2008年5月のサービス開始以来、累計で1,674社に導入。(2021年3月31日時点)
顧客の不満やニーズを「見える化」できるサービス。
カスタマーリングス事業
BtoC事業者向けの統合マーケティングプラットフォーム「カスタマーリングス」を提供。
EC事業者や小売業などの企業を中心として、オンライン・マーケティング施策の検討やその実行のために採用されています。
2011年7月のサービス開始以来、累計で592社に導入。(2021年3月31日時点)
購買パターン分析機能により、顧客の商品購買データ等から一人ひとりの顧客行動を可視化し、リピート購入するような優良顧客がたどってきた購買経路等を把握することが可能。
タレントパレット事業
人事情報・社員を「見える化」するHR・人事領域のタレントマネジメントシステム「タレントパレット」を提供。
主に人事部門において、人材活用により社員パフォーマンスの向上に取り組む人事の企画・戦略において活用。
社内に散在する社員のスキル、適性、モチベーション、キャリア、人事評価、従業員アンケート、採用情報等の人事情報を集約し、分析・「見える化」することにより、最適配置や離職防止、採用効率化を科学的視点により実現。
設立は2006年12月。
従業員数は2021年4月末で186名、平均年齢は32.1歳、平均勤続年数は3.4年、平均年間給与は598.4万円。
プラスアルファ・コンサルティングのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、プラスアルファ・コンサルティングの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
プラスアルファ・コンサルティングの上場日
上場日 | 2021/6/30(水) | 証券コード | 4071 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | プラスアルファ・コンサルティング(4071) | ||
時価総額 | 921.2億円(公開価格で計算) 1,089.4億円(初値で計算) |
プラスアルファ・コンサルティングのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/6/15 (火) ~ 6/18 (金) |
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仮条件 | 2,100円~2,300円 (抽選資金:21万円 ~ 23万円) | ||
当選口数 | 109,163口 | ||
発行済株式数 | 40,050,000株 | オファリングレシオ | 27.2% |
公募株数 | 50,000株 | 売出株数 | 9,442,500株 |
吸収金額 | 251億円 | O.A分 | 1,423,800株 |
仮条件決定日 | 6/14 (月) | 公開価格決定日 | 6/21 (月) |
購入期間 | 6/22 (火) ~ 6/25 (金) | ||
備考 |
【6.21追記】売出は、国内4,047,400株、海外5,395,100株(海外販売の割合 57.1%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
プラスアルファ・コンサルティングの公開価格と初値
仮条件 | 2,100円~2,300円 | ||
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公開価格 | 2,300円 | 初値 | 2,720円 |
騰落率 | 18.26% | 倍率 | 1.18倍 |
初値売り損益 | 42,000円(2,720円 - 2,300円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
プラスアルファ・コンサルティングの初値予想と予想利益
プラスアルファ・コンサルティングの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
2,100円 ~ 2,300円
※抽選資金:21万円 ~ 23万円
上限は18.6%上ブレ↑ |
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初値予想 |
3,220円 ~ 4,140円※6/14 修正
(1.4倍~1.8倍) |
予想利益 | 9.2万円~18.4万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,940円あたり ※抽選資金:19.4万円あたり |
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初値予想 | 2,540円 ~ 3,100円 (1.3倍~1.6倍) |
予想利益 | 6万円~11.6万円 |
初値予想アンケート
プラスアルファ・コンサルティング(4071)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,300円)を基準価格に修正しています。
有効回答:524票 投票期限:2021/6/29 (火) 23:59までプラスアルファ・コンサルティングの主幹事と幹事証券
プラスアルファ・コンサルティングのIPOを取り扱っている証券会社です。
プラスアルファ・コンサルティングの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 野村證券 |
82.61% | 9,018,100株 | 9,018口※ |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 13.04% | 1,423,800株 | 1,423口※ |
楽天証券 | 0.87% | 94,900株 | 949口※ |
SBI証券 | 0.87% | 94,900株 | 569口※ |
SMBC日興証券 | 0.87% | 94,900株 | 94口※ |
みずほ証券 | 0.87% | 94,900株 | 94口※ |
マネックス証券 | 0.43% | 47,400株 | 474口※ |
松井証券 | 0.43% | 47,400株 | 331口※ |
委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。
※海外売出し5,395,100株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
楽天証券の抽選倍率は、153倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
プラスアルファ・コンサルティングの決算情報
上位株主とロックアップ情報
プラスアルファ・コンサルティングの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
三室 克哉 代表取締役社長 |
15,724,800株
36.51%
(604,800)
|
3,200,000株 | 90日 |
野村キャピタル・パートナーズ第一号投資事業有限責任組合 PE |
14,720,000株
34.18%
|
5,202,500株 | 90日/ 1.5倍 |
鈴村 賢治 代表取締役副社長 |
9,443,200株
21.93%
(363,200)
|
800,000株 | 90日 |
辻本 秀幸 |
520,000株
1.21%
|
- | 90日 |
竹内 孝 取締役 |
496,000株
1.15%
(216,000)
|
120,000株 | 90日 |
金子 若葉 取締役 |
496,000株
1.15%
(216,000)
|
120,000株 | 90日 |
松原 雅仁 従業員 |
163,600株
0.38%
(163,600)
|
- | |
山﨑 雄司 従業員 |
131,600株
0.31%
(131,600)
|
- | |
西田 紀雄 従業員 |
119,200株
0.28%
(119,200)
|
- | |
下村 真由 従業員 |
119,200株
0.28%
(119,200)
|
- |
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、3,450円です。
新株予約権の行使期間は、2019年9月30日から2029年9月29日まで。
直近の類似IPOの上場結果
プラスアルファ・コンサルティングと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「SaaS」のIPOの直近の結果です。
プラスアルファ・コンサルティングと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
プラスアルファ・コンサルティングのIPO分析
3つの事業でそれぞれ収益をあげており、業績は堅調に伸びています。
特に、人事情報・社員を「見える化」するHR・人事領域のタレントパレット事業が伸びているようです。
タレントパレットは、社員の顔写真を一覧化でき、クリックするだけで、社員に関するあらゆる人事データを閲覧することが可能な機能を有していると書かれているので、2019年3月に上場したカオナビに近いサービスなのかもしれません。
かんたんなアンケートで手軽に社員のモチベーションを収集したり、離職の危険がある社員を自動で抽出することも。
3つのSaaS型のサービスを展開。
契約平均単価や解約率が資料にありますが、非常に優秀かと思います。
IPOの内容としては大幅にマイナス点もありますが、事業内容だけで考えれば大幅なプラス評価です!
個人的には好きな企業。
6月のIPOラッシュの最後を飾るのにはふさわしいかも。
タレントパレット事業の将来展開として、現在の人材情報プラットフォームへの周辺領域への進出を計画。
参考までに
事業内容と業績はS、IPOの内容はDということで、中立の「B」に設定しました。
(評価は初値に対する期待値)
- IPOで非常に人気のある「SaaS」事業。(データ)
- 業績が好調。(決算情報)
- 2021年9月期の売上高は6,000百万円(前年比26.9%↑)の見込み。
- 収益の三本柱があり経営に安定感。
- 契約平均単価は上昇。解約率は1%を切っており低い。
- 時代にマッチした事業内容で将来性あり。
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
- 【6.14追記】仮条件が18.6%も上振れして決定。機関投資家に人気あり?
- オファリングレシオが27.2%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が251億円と非常に大きい。(吸収金額による実績)
- 売出比率が99.5%と高い。
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。
- 新株予約権の発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は7.7%(現時点)。
- 配当性向20%目標。
6.14追記。仮条件が想定発行価格(1,940円)より18.6%の上振れ決定(2,100円 ~ 2,300円)したので、初値予想を3,220円 ~ 4,140円に修正しました。予想利益は9.2万円~18.4万円です。
目論見書の想定仮条件は1,940円。初値予想は2,540円 ~ 3,100円としました。
予想利益は6万円~11.6万円です。
公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。
ワンポイント
主幹事証券は大手の野村證券。
主幹事はIPOの一連の流れを取りしきる立場にあり、IPOの当選数(割当数)も主幹事が一番多いです。
また、野村證券はIPOの抽選時に抽選資金が必要ありません。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用している証券会社です。
他にも、平等抽選で資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券やSMBC日興証券、落選しても次回の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの3社だけでIPOに59回当選しています。(全当選数の64.1%)
松井証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。
2020年の幹事数は18社で、全体の2割のIPOに申込可能でした。
余裕があれば、幹事数が増えてきた楽天証券も、おすすめです。
追加の委託幹事として、auカブコム証券が決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。