True Data(4416):IPO上場情報
True Dataは、スーパーマーケットおよびドラッグストアなど全国の小売業の顧客ID付きPOSデータ(ID-POSデータ)を活用した分析および開示支援ツールの提供、データマーケティングに関わるサービス提供を行っている企業です。
年間アクティブ会員数6,000万人、年間4.5兆円規模の購買データ。
設立は2000年10月。
従業員数は2021年9月末で77名、平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は4.6年、平均年間給与は555万円。
True DataのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、True Dataの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
True Dataの上場日
True Dataのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2021/11/30 (火) ~ 12/6 (月) |
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仮条件 | 2,000円~2,220円 (抽選資金:20万円 ~ 22.2万円) | ||
当選口数 | 14,184口 | ||
発行済株式数 | 4,609,400株 | オファリングレシオ | 30.7% |
公募株数 | 170,000株 | 売出株数 | 1,063,400株 |
吸収金額 | 31.4億円 | O.A分 | 185,000株 |
仮条件決定日 | 11/29 (月) | 公開価格決定日 | 12/7 (火) |
購入期間 | 12/8 (水) ~ 12/13 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
True Dataの公開価格と初値
仮条件 | 2,000円~2,220円 | ||
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公開価格 | 2,220円 | 初値 | 2,250円 |
騰落率 | 1.35% | 倍率 | 1.01倍 |
初値売り損益 | 3,000円(2,250円 - 2,220円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
True Dataの初値予想と予想利益
True Dataの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 | 2,000円 ~ 2,220円 ※抽選資金:20万円 ~ 22.2万円 |
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初値予想 |
2,120円 ~ 2,240円※11/29 修正
(1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -1万円~2,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 2,220円あたり ※抽選資金:22.2万円あたり |
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初値予想 | 2,130円 ~ 2,260円 (1.0倍~1.0倍) |
予想利益 | -9,000円~4,000円 |
初値予想アンケート
True Data(4416)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,220円)を基準価格に修正しています。
有効回答:187票 投票期限:2021/12/15 (水) 23:59までTrue Dataの主幹事と幹事証券
True DataのIPOを取り扱っている証券会社です。
True Dataの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
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主幹事 いちよし証券 |
78.27% | 1,110,200株 | 111口 |
みずほ証券 | 5.65% | 80,100株 | 80口 |
大和証券 | 5.65% | 80,100株 | 80口 |
マネックス証券 | 1.30% | 18,500株 | 185口 |
楽天証券 | 1.30% | 18,500株 | 185口 |
松井証券 | 1.30% | 18,500株 | 129口 |
SBI証券 | 1.30% | 18,500株 | 111口 |
岡三証券 | 1.30% | 18,500株 | 18口 |
東洋証券 | 1.30% | 18,500株 | 18口 |
極東証券 | 1.30% | 18,500株 | 0口 |
水戸証券 | 1.30% | 18,500株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、8口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインは、委託数が公表されていません。
楽天証券の抽選倍率は、64倍でした。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
True Dataの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年3月 | 2020年3月 | 2019年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,166,060 | 1,011,356 | 1,079,711 |
経常利益 | -64,335 | -93,668 | 45,009 |
当期利益 | -60,804 | -96,859 | 1,241 |
純資産 | 538,166 | 598,970 | 695,829 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -13.69 | -21.81 | 27.96 |
BPS※ | 121.22 | 134.92 | 15,673.95 |
前期比(売上高) | 15.3% | -6.3% | ― |
上位株主とロックアップ情報
True Dataの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
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株式会社プラネット |
1,176,000株
24.70%
|
- | 90日 |
株式会社INCJ |
1,063,400株
22.34%
|
1,063,400株 | |
株式会社デジタルガレージ |
320,000株
6.72%
|
- | |
AGB Nielsen Media Research B.V. |
320,000株
6.72%
|
- | |
第一生命保険株式会社 |
300,000株
6.30%
|
- | |
米倉 裕之 代表取締役社長 |
225,000株
4.73%
(170,000)
|
- | 90日 |
株式会社タケオホールディングス |
170,000株
3.57%
|
- | |
株式会社ドコモ・インサイトマー ケティング |
170,000株
3.57%
|
- | |
株式会社博報堂 |
170,000株
3.57%
|
- | |
株式会社博報堂プロダクツ |
170,000株
3.57%
|
- |
直近の類似IPOの上場結果
True Dataと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。
- 2021/12/10 フレクト
… 初値売り損益:326,000円
騰落率:127.84%、倍率:2.28倍 - 2021/11/30 ボードルア
… 初値売り損益:75,000円
騰落率:37.50%、倍率:1.38倍 - 2021/11/24 サイエンスアーツ
… 初値売り損益:283,500円
騰落率:165.79%、倍率:2.66倍 - 2021/11/05 Photosynth
… 初値売り損益:-9,000円
騰落率:-6%、倍率:0.94倍 - 2021/10/26 CINC
… 初値売り損益:87,000円
騰落率:28.25%、倍率:1.28倍
True DataのIPO分析
消費者の購買データ(ビッグデータ)を持っているのはひとつの強みです。
成長領域という図で「広告市場」と「ビジネス アナリティクス」という言葉があったので、これからさらに積極的に活用されていくのかもしれません。
同社の目論見書で気になるのは、やはり売上高ですよね。
売上高はゆるやかにですが上昇している一方、経常損失に。
理由をみると、「オンプレミスからクラウドへの構造転換」の推進による新基幹システム開発のための1年内返済予定の長期借入金が増加したことなどによるようです。
個人的にはマザーズらしい成長企業であれば、この決算内容でも将来性をかわれイケると思いますが、同社のようにどちらかというと安定した企業の場合の経常損失は、投資家にとって非常に買いづらいんではないかと思いました。
またレシートをデータ化するサービスは、アプリなどでもよく見かけますので競合他社は多そうです。
株主の顔ぶれはいいんじゃないかと思っています。
上場タイミングは構造転換からの黒字化してからでも良かったのかも。
参考までに
【11.29追記】市況の悪化もあり、評価を一段階下げて「D」に変更しました。
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 売上高はやや右肩上がり。ただし経常利益は上下にブレている。(決算情報)
- オファリングレシオが30.7%とやや高い。(オファリングレシオによる実績)
- 市場からの吸収金額が31.4億円とやや大きい。(吸収金額による実績)
- 売出比率が86.2%と高い。
- 同業他社が多い。
- 12月はIPOが多く、選別される可能性あり。
- オンプレミスからクラウドへの構造転換がうまくいくのか見通せない。システム開発費に投資。
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
11.29追記。仮条件は2,000円 ~ 2,220円に決定。(想定価格の2,220円が上限でやや弱気)
初値予想を2,120円 ~ 2,240円に修正。予想利益は-1万円~2,000円です。
また、市況の悪化もあり、評価を一段階下げて「D」に変更しました。
目論見書の想定仮条件は2,220円。初値予想は2,130円 ~ 2,260円としました。
予想利益は-9,000円~4,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
上場日の相場環境により、利益にも損失にもなりそうなIPO。(やや損失寄りかも)
カブスルは相場の動向をみて、ブックビルディングに参加するか決めようと思います。