モビルス(4370):IPO上場情報


モビルスは、コンタクトセンター向けSaaSプロダクトなどのCXソリューションの提供を行っています。

コンタクトセンターは、電話に加えてチャット、メール、SNS、Fax、ウェブページなど複数のチャネルで顧客対応。

コールセンターは基本的に電話での対応のみ。

消費者の不満、悩み

従来の電話を中心とした人の労力に依存したサポートにおける様々な課題を解決し、顧客サポートの現場に携わる人々の助けとなるソリューションを開発。

  • 自動応答(ボット)と有人対応(オペレータ)とのシームレスなハイブリッド連携による効率化。
  • 独自開発したオペレーション支援AI「ムーア(MooA)」によるオペレータや管理者の負荷軽減の実現。
  • チャットボット向けAIの精度を左右する教師データメンテナンスを可能とする独自機能の提供およびデータ作成やメンテナンスのプロフェッショナルサービスの提供。
  • 顧客のROIの最大化を追求するための、コンタクトセンターオペレーションに精通したコンサルタントによるROI改善コンサルティングサービス。

よくある質問や手続きの対応をAIチャットボットに任せ、オペレータが人ならではの丁寧なサポートに集中できる「ハイブリッドサポート」が強み。

未来のコンタクトセンター

金融、メーカー、運輸、情報通信、自治体など様々な業種、業態で導入され、3年連続でチャットボット市場シェア1位を獲得。(ITR「ITR Market View: ビジネスチャット市場2020」)

設立は2011年9月。
従業員数は2021年6月末で71名、平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は2.6年、平均年間給与は572.5万円。


モビルスのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、モビルスの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

モビルスの上場日

A
  • オファリングレシオ:やや低い
  • ベンチャーキャピタル:上位株主あり

上場日 2021/9/2(木) 証券コード 4370
市場 東証マザーズ 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス モビルス(4370)
時価総額
71.3億円(公開価格で計算)
101.9億円(初値で計算)

モビルスのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2021/8/18 (水) ~ 8/24 (火)

仮条件 1,060円~1,280円 (抽選資金:10.6万円 ~ 12.8万円)
当選口数 12,670口
発行済株式数 5,570,844株 オファリングレシオ 22.7%
公募株数 360,000株 売出株数 741,800株
吸収金額 16.2億円 O.A分 165,200株
仮条件決定日 8/16 (月) 公開価格決定日 8/25 (水)
購入期間 8/26 (木) ~ 8/31 (火)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

モビルスの公開価格と初値

仮条件 1,060円~1,280円
公開価格 1,280円 初値 1,830円
騰落率 42.97%  倍率  1.43倍
初値売り損益 55,000円(1,830円 - 1,280円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

モビルスの初値予想と予想利益

モビルスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,060円 ~ 1,280円 ※抽選資金:10.6万円 ~ 12.8万円
上限は20.8%上ブレ↑
初値予想 1,920円 ~ 2,300円※8/16 修正
(1.5倍~1.8倍)
予想利益 6.4万円~10.2万円

想定価格と初値予想

想定価格 1,060円あたり ※抽選資金:10.6万円あたり
初値予想 1,530円 ~ 1,800円 (1.4倍~1.7倍)
予想利益 4.7万円~7.4万円
送信中...

初値予想アンケート

モビルス(4370)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,280円)を基準価格に修正しています。

有効回答:368   投票期限:2021/9/1 (水) 23:59まで
3倍以上(3,840円以上)
191票  52%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,200円以上~3,840円未満)
49票  13%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,560円以上~3,200円未満)
64票  17%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(1,920円以上~2,560円未満)
40票  11%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,536円以上~1,920円未満)
12票  3%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,280円以上~1,536円未満)
4票  1%
投票済み

公募割れ(1,280円未満)
8票  2%
投票済み

モビルスの主幹事と幹事証券

モビルスのIPOを取り扱っている証券会社です。

モビルスの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
大和証券
91.33% 1,157,100株 1,157口
野村證券 3.91% 49,500株 49口
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 1.74% 22,000株 22口
SMBC日興証券 1.30% 16,500株 16口
SBI証券 0.87% 11,000株 66口
楽天証券 0.43% 5,500株 55口
極東証券 0.21% 2,700株 0口
静銀ティーエム証券 0.21% 2,700株 0口

大和コネクト証券のネット抽選分は、115口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。

楽天証券の抽選倍率は、923倍でした。

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


モビルスの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2020年8月 2019年8月 2018年8月
売上高 952,657 741,094 679,793
経常利益 54,645 -88,845 103,341
当期利益 74,504 -103,980 69,109
純資産 1,251,518 723,352 827,333
配当金
EPS 15.53 -22.17 317.02
BPS 240.18 154.25 -6.89
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)
業績

上位株主とロックアップ情報

モビルスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
ラン・ホアン 1,783,524
31.12%
178,400 90日/
1.5倍
阮 明徳 600,000
10.47%
198,000 180日
三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合 VC 533,556
9.31%
80,100 90日/
1.5倍
エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株) 521,400
9.10%
-
トランス・コスモス(株) 366,228
6.39%
- 90日/
1.5倍
グローバル・イノベーション・ファンドⅢ VC 366,228
6.39%
- 180日
石井 智宏 代表取締役社長 258,000
4.50%
(114,000)
- 180日
(株)オウケイウェイヴ 210,000
3.66%
210,000 90日/
1.5倍
KSP4号投資事業有限責任組合 VC 192,000
3.35%
28,800 90日/
1.5倍
SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 VC 97,668
1.70%
14,700 90日/
1.5倍
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。
公開価格は1,280円。
ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,920円です。

ラン・ホアン氏は前代表取締役社長。

詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

モビルスと同じホットワードのIPOの上場結果です。

SaaS」のIPOの直近の結果です。

  • 2021/06/30 プラスアルファ・コンサルティング
    初値売り損益:42,000円
    (騰落率:18.26%、倍率:1.18倍)
  • 2021/03/30 スパイダープラス
    初値売り損益:56,200円
    (騰落率:48.45%、倍率:1.48倍)
  • 2021/03/25 ジーネクスト
    初値売り損益:162,100円
    (騰落率:131.79%、倍率:2.32倍)
  • 2020/12/22 ヤプリ
    初値売り損益:208,000円
    (騰落率:65.82%、倍率:1.66倍)
  • 2020/12/18 ココペリ
    初値売り損益:201,000円
    (騰落率:125.63%、倍率:2.26倍)

モビルスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

モビルスのIPO分析

SaaSサービスでは解約率(チャーンレート)が重要視されます。
単純に低ければ低いほどよく、推移をみると改善しているように思われます。

主要KPIの推移

SaaSサービスは、売上高の成長率が大きく伸びている企業が人気です。

同社は、前年同期比の成長率がやや弱いですが、契約数やARRの推移をみると事業としては順調に成長しています。

前年同期比成長率 ARRの推移

サブスクリプション型のリカーリングレベニューに関わる契約数(OEM除く)および契約あたりの平均MRRの推移。

契約数の推移

カブスルが考えるチャットボットのメリット、デメリット。

  • メリット:返答が早い。電話で順番を待つ必要がない。
  • デメリット:かんたんな内容しか答えられない。

個人的には有人(オペレーター)に切り替えることのほうが多いです。(カンタンな疑問は自分で見つけられるため)

今年3月に上場したジーネクスト(4179)に近いサービスかな?と思っていたら、オートバックスセブンが、モビルスのチャットシステム「MOBI AGENT」とジーネクストの顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」を連携したサービスを導入したようです。

この2社の連携、もしかしたら増えるのかもしれません。

主要株主(VCも多い)がやや気になりますが、IPOの内容的にはそれほど悪くなさそうです。というか個人的には興味があります。

参考までに

評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。

人気が高い
  • IPOで非常に人気のある「SaaS」事業。(データ)
  • サービス導入で働き方改革が可能。
  • オファリングレシオが22.7%とやや低い。(オファリングレシオによる実績)
  • SaaSの重要指標であるARRは順調に推移。また、解約率も改善が進んでいる。
  • 購入単価が低いIPOが好調。(抽選資金による実績)
  • 上場による知名度アップで、業績への貢献期待。
  • 【8.16追記】仮条件が20.8%も上振れして決定。機関投資家から評価。
  • ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除(売り圧力)。
  • 業績はややブレがあるが、売上高は伸びている。
  • 同日に2社が上場。
  • 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)

8.16追記。仮条件が想定発行価格(1,060円)より20.8%の上振れ決定(1,060円 ~ 1,280円)したので、初値予想を1,920円 ~ 2,300円に修正しました。予想利益は6.4万円~10.2万円です。

目論見書の想定仮条件は1,060円。初値予想は1,530円 ~ 1,800円としました。
予想利益は4.7万円~7.4万円です。

公募割れリスクは低いと思われます。
積極的に幹事証券から参加して当選を狙いましょう。

1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるSMBC日興証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。

カブスルは上記の2社だけでIPOに45回当選しています。(全当選数の47.9%)

また、野村證券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選した後に購入資金を入金すればよいという、嬉しいシステムを採用。

追加の委託幹事として、CONNECTが決まりました。(委託幹事は気づかれないことが多い)
CONNECTは、IPOの取り扱いが2020年12月で認知度がまだ低く、狙い目です!(カブスルは1回当選)

抽選資金に余裕があれば、楽天証券やauカブコム証券でも参加しておきたいです。

モビルスのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、モビルスの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


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