GVA TECH(ジーヴァテック)(298A):IPO上場情報と初値予想
GVA TECH(ジーヴァテック)は、リーガルテックサービスの開発・提供を行っている企業です。
主に法務部門や法律事務所向けに法務業務のDXを推進する「LegalTech SaaS事業」および、社内に法務機能が無いようなスタートアップ企業や中小企業でも簡単に登記手続きが行える「登記事業」の2つのサービスを提供しています。
IPO的には人気が高い事業内容になりますが、連続赤字で今期予想で赤字が拡大しているのがマイナス要因となります。
ロックアップかかっていないVCもあり。見る人によって評価が割れそうなIPO。
GVA TECHのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、GVA TECHの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
GVA TECH(ジーヴァテック)の上場日
上場日 | 2024/12/26(木) | 証券コード | 298A |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | GVA TECH(ジーヴァテック)(298A) | ||
時価総額 | 31.9億円(仮条件の上限で計算) |
GVA TECH(ジーヴァテック)のブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2024/12/10 (火) ~ 12/16 (月) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 590円~690円 (抽選資金:5.9万円 ~ 6.9万円) | ||
当選口数 | 13,053口 | ||
発行済株式数 | 4,620,498株 | オファリングレシオ | 28.2% |
公募株数 | 800,000株 | 売出株数 | 335,100株 |
吸収金額 | 7.7億円~9億円 | O.A分 | 170,200株 |
仮条件決定日 | 12/6 (金) | 公開価格決定日 | 12/17 (火) |
購入期間 | 12/18 (水) ~ 12/23 (月) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
GVA TECH(ジーヴァテック)の公開価格と初値
仮条件 | 590円~690円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 12/17 (火)に決定 | 初値 | (初値予想)660円 ~ 730円※12/9 修正 |
騰落率 | - | 倍率 | - |
初値売り損益 | (予想利益)-3,000円~4,000円※12/9 修正 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
GVA TECH(ジーヴァテック)の初値予想と予想利益
GVA TECH(ジーヴァテック)の初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
590円 ~ 690円
※抽選資金:5.9万円 ~ 6.9万円
上限は12.7%下ブレ↓ |
---|---|
初値予想 |
660円 ~ 730円※12/9 修正
(1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | -3,000円~4,000円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 790円あたり ※抽選資金:7.9万円あたり |
---|---|
初値予想 | 770円 ~ 860円 (1.0倍~1.1倍) |
予想利益 | -2,000円~7,000円 |
初値予想アンケート
GVA TECH(ジーヴァテック)(298A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
仮条件の上限(690円)を基準価格に修正しています。
有効回答:196票 投票期限:2024/12/25 (水) 23:59までGVA TECH(ジーヴァテック)の主幹事と幹事証券
GVA TECH(ジーヴァテック)のIPOを取り扱っている証券会社です。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
GVA TECH(ジーヴァテック)の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2023年12月 | 2022年12月 | 2021年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 728,243 | 418,620 | 282,919 |
営業利益 | -416,007 | -291,736 | ― |
営業利益率 | -57.12% | -69.69% | ― |
経常利益 | -430,188 | -296,894 | -251,532 |
当期利益 | -431,536 | -297,141 | -488,909 |
純資産 | 333,506 | -74,115 | 73,095 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -137.69 | -114.00 | -209.81 |
BPS※ | -438.66 | -405.00 | 28.83 |
前期比(営業利益) | 42.6% | ― | ― |
前期比(売上高) | 74% | 48% | ― |
GVA TECH(ジーヴァテック)のPERとPBR
仮条件の上限(690円)で算出したPERとPBRです。
決算月 | PER | PBR | EPS | BPS |
---|---|---|---|---|
2022年12月 (実績) |
- | - | -114 | -405 |
2023年12月 (実績) |
- | - | -137.69 | -438.66 |
2024年12月 (予想) |
- | - | -154.44 | - |
GVA TECH(ジーヴァテック)の配当金と配当利回り
仮条件の上限(690円)と配当金で算出した配当利回りです。
決算月 | 1株あたり の配当金 |
配当利回り | 配当性向 |
---|---|---|---|
2023年12月 (実績) |
0円 | - | - |
2024年12月 (予定) |
0円 | - | - |
上位株主とロックアップ情報
GVA TECH(ジーヴァテック)の上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
山本 俊 |
1,044,943株
23.90%
(150,000)
|
100株 | 180日 |
DBJキャピタル投資事業有限責任組合無限責任組合員 DBJキャピタル株式会社 VC |
573,987株
13.12%
|
- | 180日 |
SALESFORCE VENTURES LLC. |
257,400株
5.89%
|
- | 180日 |
MS・HAYATE1号投資事業有限責任組合無限責任組合員ハヤテインベストメント株式会社 VC |
202,842株
4.64%
|
- | 180日 |
株式会社シグマクシス・インベストメント VC |
193,610株
4.43%
|
- | |
INNOVATION HAYATE V Capital 投資事業有限責任組合 VC |
145,124株
3.32%
|
- | |
BREW株式会社 |
86,394株
1.98%
|
- | 180日 |
株式会社SBI新生銀行 |
77,220株
1.77%
(77,220)
|
- | 180日 |
鄭 炳吾 |
65,857株
1.51%
|
19,300株 | 180日 |
TIS株式会社 |
64,350株
1.47%
|
- | 180日 |
- 180日のロックアップ期間は、2025年6月23日まで
直近の類似IPOの上場結果
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GVA TECH(ジーヴァテック)と市場と業種が同じIPOの上場結果です。
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… 初値売り損益:31,100円
騰落率:20.33%、倍率:1.20倍
GVA TECH(ジーヴァテック)のIPO分析
法務業務のDXを推進しているLegalTech SaaS事業はスタートアップに良さそう。導入企業をみると大手企業もズラリ。
SaaS型で提供。月額料金は公式サイトにも目論見書にも掲載されていなかったので、導入企業により変わるのかも。
ARR(年間経常収益)が伸びており、解約率も1%を切る低い水準で推移しています。
登記事業の方も堅調に利用されており、リピートもされているようです。
リーガルテックは弁護士法がひとつのネックですよね。もちろん同社は遵守されてますが。
こっちのリスクは法律事務所の社名を変更すればいいのでは・・・
2024年12月期の業績予想が発表されています。
売上高は伸びているものの営業損失も拡大。LegalTech SaaS事業における新規顧客拡大及びサービス開発強化への先行投資を継続。
2024年6月時点の評価額44.7億円より時価総額が低いダウンラウンドとなっています(スピーダ参照)
想定価格で算出した時価総額は36.5億円で評価額は約18.3%のダウン。
個人的には好きなトップライン(売上)が伸びているSaaS事業。しかも解約率が低い。
ただし、最近は数年前よりIPO時に評価はされず。シッカリと営業利益(黒字化)をみられているように思います。
個人的にはSaaS事業がJカーブを描いて赤字から黒字になり、株価が上昇!・・・というパターン(チャットワークなど)が好きなんですが、経験上、数年間は我慢して保有する必要があります。
IPO的には人気が高い事業内容になりますが、連続赤字で今期予想で赤字が拡大しているのがマイナス要因となります。
ロックアップかかっていないVCもあり。見る人によって評価が割れそうなIPO。
参考までに
【12.9追記】仮条件の上限価格は想定価格より12.9%も下振れ・・。
赤字企業はやはり評価が厳しい市況のようです。評価を中立の「B」から公募割れリスクがややある「C」へ変更しました。
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- IPOで人気のあるリーガルテック事業
- 売上高は右肩上がりで高成長。だけど先行投資で経常損失が続く(決算情報)
- SaaS事業は解約率の推移が1%未満で低い
- 大手企業への導入実績あり
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- 【12.9追記】仮条件が12.7%も下振れして決定。ロードショーの反応悪いか?
- 配当実績なし
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、その一部はロックアップなし(売り圧力)
- 同日に3社が上場(投資家の資金枯渇)
- 上場前の資金調達の評価額より、低い評価額(時価総額)でIPOを行うダウンラウンドのIPO
- IPOラッシュ終盤
- 弁護士法の遵守
12.9追記。仮条件が想定価格の790円より上限価格で12.7%も下振れて、590円 ~ 690円に。
機関投資家の需要が低いことが予想されるので、初値予想を660円 ~ 730円に修正。予想利益は-3,000円~4,000円です。
目論見書の想定仮条件は790円。初値予想は770円 ~ 860円としました。
予想利益は-2,000円~7,000円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
大株主であるVCの動向によっては公募割れもありえますのでご注意を。
1人1票の平等抽選で、資金力に左右されない当選が期待できるマネックス証券や、落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
カブスルはこちらの2社だけでIPOに57回当選しています(全当選数の34.1%)
主幹事証券のみずほ証券、幹事証券の松井証券と岡三証券はブックビルディング時の抽選資金が不要です。
当選後に購入資金を入金すれば良いので気軽に参加できます。(口座開設タイアップ中)
特に松井証券はIPOの引受部門にチカラを入れており、幹事数が増えています(5割目標)
委託幹事として、岡三オンラインが決まりました。
委託幹事は気づかれないことも多いので可能なら参加しておきたいです。松井証券同様、抽選資金が不要です。
追加の委託幹事としてDMM.com証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ない上、口座開設すると株式新聞を無料で見られます。
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)
企業紹介
GVA TECH(ジーヴァテック)は、リーガルテックサービスの開発・提供を行っている企業です。
主に法務部門や法律事務所向けに法務業務のDXを推進する「LegalTech SaaS事業」および、社内に法務機能が無いようなスタートアップ企業や中小企業でも簡単に登記手続きが行える「登記事業」の2つのサービスを提供しています。
LegalTech SaaS事業
全社を支える法務OS「OLGA」を、SaaS型のクラウドサービスとして自社開発し、提供。OLGAは「AI法務アシスタント」「法務データ基盤」「AI契約レビュー」「契約管理」の4つのモジュールから構成。組織全体の工数削減と業務クオリティ向上を支援。
AI契約レビューモジュールは、大手企業等、法務部門がある程度成熟してくると、自社の業種やカルチャー、過去のトラブル事案等を参考に、独自のルールやマニュアルが形成されていることが多く、カスタマイズのニーズが非常に強いため、これらの要望に応えるための「自社の基準にカスタマイズした契約審査」の機能を強化。
登記事業
商業登記における変更申請の書類を簡単に作成することができる「GVA法人登記」、法人の履歴事項全部証明書等を簡単に請求できる「GVA登記簿取得」を提供。累計で約2万社の企業が利用。
設立は2017年1月
従業員数は68名、平均年齢は35.5歳、平均勤続年数は2.4年、平均年間給与は643.7万円(2024年10月末)