リガク・ホールディングス(268A):IPO上場情報と初値予想


リガク・ホールディングスは、X線回折、蛍光X線 分析、X線透過(イメージング)分析など、X線技術を中心とした最先端の分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供している理科学機器の専門メーカーです。

応用分野は、半導体や電子部品、電池、環境、エネルギー、ライフサイエンスなど、幅広く及んでます。

公開規模により需給が重い上、投資資金が他(東京メトロ)に流れる可能性が高く、価格に割安感も見受けられず。総合的に考えると初値は弱くなりそうです。

※詳細は企業紹介IPOのポイントにて。


リガクHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、リガクHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

リガク・ホールディングスの上場日

C
  • オファリングレシオ:高い
  • 割安感:やや割高

上場日 2024/10/25(金) 証券コード 268A
市場 東証プライム 業種 精密機器
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス リガク・ホールディングス(268A)
時価総額
2,838.4億円(公開価格で計算)

リガク・ホールディングスのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2024/10/10 (木) ~ 10/16 (水)

仮条件 1,230円~1,260円 (抽選資金:12.3万円 ~ 12.6万円)
当選口数 1,024,972口
発行済株式数 225,268,600株 オファリングレシオ 45.4%
公募株数 0株 売出株数 89,128,000株
吸収金額 1,291.4億円 O.A分 13,369,200株
仮条件決定日 10/9 (水) 公開価格決定日 10/17 (木)
購入期間 10/18 (金) ~ 10/23 (水)
備考

【9.20追記】売出は、国内37,879,400株、海外51,248,600株(海外販売の割合 57.5%)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

リガク・ホールディングスの公開価格と初値

仮条件 1,230円~1,260円
公開価格 1,260円 初値 (初値予想)1,180円 ~ 1,290円※10/9 修正
騰落率 -  倍率  -
初値売り損益 (予想利益)-8,000円~3,000円※10/9 修正

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

リガク・ホールディングスの初値予想と予想利益

リガク・ホールディングスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 1,230円 ~ 1,260円 ※抽選資金:12.3万円 ~ 12.6万円
上限は2.4%上ブレ↑
初値予想 1,180円 ~ 1,290円※10/9 修正
(0.9倍~1.0倍)
予想利益 -8,000円~3,000円

想定価格と初値予想

想定価格 1,230円あたり ※抽選資金:12.3万円あたり
初値予想 1,170円 ~ 1,270円 (1.0倍~1.0倍)
予想利益 -6,000円~4,000円
送信中...

初値予想アンケート

リガク・ホールディングス(268A)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。

公開価格(1,260円)を基準価格に修正しています。

有効回答:1071   投票期限:2024/10/24 (木) 23:59まで
3倍以上(3,780円以上)
122票  11%
投票済み

2.5倍以上~3倍未満(3,150円以上~3,780円未満)
20票  2%
投票済み

2倍以上~2.5倍未満(2,520円以上~3,150円未満)
39票  4%
投票済み

1.5倍以上~2倍未満(1,890円以上~2,520円未満)
62票  6%
投票済み

1.2倍以上~1.5倍未満(1,512円以上~1,890円未満)
193票  18%
投票済み

1倍以上~1.2倍未満(1,260円以上~1,512円未満)
408票  38%
投票済み

公募割れ(1,260円未満)
227票  21%
投票済み

リガク・ホールディングスの主幹事と幹事証券

リガク・ホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。

リガク・ホールディングスの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
野村證券
53.72% 27,528,600株 27,528口
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 23.80% 12,197,200株 12,197口
大和証券 8.81% 4,515,200株 4,515口
SMBC日興証券 4.97% 2,545,500株 2,545口
みずほ証券 4.97% 2,545,500株 2,545口
SBI証券 1.42% 727,300株 4,363口
モルガンスタンレーMUFG証券 0.99% 507,500株 0口
BofA証券 0.67% 340,900株 0口
J.P.モルガン証券 0.67% 340,900株 0口

大和コネクト証券のネット抽選分は、451口あたりが想定されます。大和証券の約1%

委託幹事であるauカブコム証券は、委託数が公表されていません。

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リガク・ホールディングスの決算情報

単独 財務情報 (単位/百万円)

決算期 2023年12月 2022年12月 2021年12月
売上高 4,360 3,448 916
経常利益 1,971 -1,494 -4,424
当期利益 1,966 -4,789 -3,410
純資産 49,761 47,646 52,202
配当金
EPS 8.74 -21.35 -3,950.84
BPS 220.83 211.78 46,567.29
前期比(売上高) 26.5% 276.4%
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/百万円)

決算期 2023年12月 2022年12月
売上高 79,887 62,701
営業利益 15,256 6,331
営業利益率 19.1% 10.1%
経常利益 15,256 6,331
当期利益 10,904 911
純資産 65,349 53,049
EPS 48.44 4.06
BPS 290.09 235.87
前期比(営業利益) 141%
前期比(売上高) 27.4%
※EPS、BPSは(単位/円)
業績

リガク・ホールディングスのPERとPBR

公開価格(1,260円)で算出したPERとPBRです。

決算月 PER PBR EPS BPS
2022年12月
(実績/連結)
310.34倍 5.34倍 4.06 235.87
2023年12月
(実績/連結)
26.01倍 4.34倍 48.44 290.09
2024年12月
(予想/連結)
23.83倍 - 52.87 -

リガク・ホールディングスの配当金と配当利回り

公開価格(1,260円)と配当金で算出した配当利回りです。

決算月 1株あたり
の配当金
配当利回り 配当性向
2023年12月
(実績)
0円 - -

上位株主とロックアップ情報

リガク・ホールディングスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。

株主名 株数 売出数 ロック
アップ
Atom Investment, L.P. 投資ファンド 175,612,200
75.48%
70,284,100 180日
志村 晶 49,051,800
21.08%
(1,968,400)
18,843,900 180日
リガクグループ従業員持株会 1,662,400
0.71%
-
川上 潤 代表取締役社長 494,000
0.21%
(421,600)
- 180日
渡邉 好章 460,400
0.20%
(393,600)
- 180日
尾形 潔 409,200
0.18%
(354,200)
- 180日
池田 俊幸 314,600
0.14%
(236,000)
- 180日
大神田 等 266,200
0.11%
(236,200)
- 180日
真田 佳幸 256,800
0.11%
(196,800)
- 180日
Kent Heath 249,400
0.11%
(249,400)
- 180日
※()内の数値は、新株予約権による潜在株式数。

Atom Investment, L.P.はカーライルがその持分の全てを保有

  • 180日のロックアップ期間は、2025年4月22日まで
詳細は目論見書にてご確認ください。

直近の類似IPOの上場結果

リガク・ホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:プライムまたは東証一部」かつ「業種:精密機器」の直近のIPO結果です。

  • 2015/06/25 メニコン
    初値売り損益:125,000円
    騰落率:73.53%、倍率:1.74倍

上場日の初値決定前の気配運用

リガク・ホールディングス(268A)の初値決定前の気配運用です。

公開価格 上限価格 下限価格
1,260円
2,898円
(上場1日目)
945円
  • 上限価格:
    更新値幅 63円、更新時間 10分
  • 下限価格:
    通常の更新値幅、更新時間 3分
  • 初値の上限価格:2,948円

引受価額は1,203.30円。幹事証券の引受価額は、公募割れ時の目安に(誠意買いとは?

初値を基にした価格で制限値幅(ストップ高/ストップ安)が決まります。

(例)初値が1,200円の場合、制限値幅は300円に。上場日のストップ高は1,500円、ストップ安は900円

リガク・ホールディングスのIPO分析

経営環境として、X線回折装置と蛍光X線分析装置の2023年から2027年にかけての年間平均成長率は5%~5.9%と算定されています。
半導体X線計測装置については、同期間における年間平均成長率を11.3%と算出(下記、目論見書より抜粋)

半導体市場の動向と強い相関関係があるとされている半導体X線計測装置の需要につきましては、半導体市場の成長見通しを背景に、2023年で481百万米ドルとされている半導体前工程向けX線計測装置の市場規模が2026年には663百万米ドルに拡大すると予想されており、これらから同期間における年間平均成長率を11.3%と算出することができます。当社グループの半導体X線計測装置は、半導体前工程向けX線計測装置のグローバル市場において2022年で26.9%、2023年で29.5%の市場シェアを有しており、いずれの年についてもマーケット・リーダーとなっております。

グループでは、その強みとする卓越したX線要素技術の開発力と内製力、強固な顧客基盤とそれぞれの業界に関する深い理解、そして顧客とのパートナーシップに基づく共同開発を通じた顧客の顕在・潜在ニーズを解決するソリューション提供力などを活かして、大学や研究機関、また産業分野の研究開発部門(Lab)との協働から発展して、社会が必要とする新たな分析技術・手法を確立し、それらを生産プロセス(Fab)における標準技術として導入する「Lab to Fab戦略」を推進することで、事業領域を拡大。

成長戦略

2024年12月期の業績予想(連結)が発表されています。
仮条件の上限価格で算出したPERは23.8倍。前期実績で算出したPERは26.0倍、PBRは4.34倍(PERとPBR

業績予想

公募ゼロ、売出し100%のEXIT系IPO(企業に資金が入らず、既存株主に資金が入る)
EXIT系IPOはたまにありますが、人気がありません。

リガクHDの上場2日前の10月23日には東京メトロの上場が控えています。(東京メトロは注目度が高い)
さらに半導体関連株であればキオクシアの上場観測が11月にあります。

公開規模により需給が重い上、投資資金が他に流れる可能性が高く、価格に割安感も見受けられず。
総合的に考えると初値は弱くなりそうです。

仮条件の価格、相場環境を考慮して評価と初値予想は変更する可能性があります。(一段下に)

【10.9追記】公開価格が仮条件の上限価格の+20%(1,512円)で決まる可能性があります。
公開価格が仮条件の価格帯より上振れる理由は?

参考までに

評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。

公募割れのリスクあり
  • 業績は安定的(決算情報
  • 2024年12月期の業績予想(前期比)は、売上収益 88,500百万円(+10.8%)、営業利益 17,394百万円(+14%)
  • 知名度が高い
  • グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は57.5%
  • 需給が重く初値が上昇しづらい
  • 全株 売出株。公募株なし。EXIT感が強い
  • オファリングレシオが45.4%と高いIPOデータ
  • 2日前に東京メトロの上場あり。11月にはキオクシアの上場観測も
  • 配当実績なし
  • 仮条件の上限価格と2024年12月期の予想実績(連結)によるPERは23.8倍。前期実績で計算したPERは26.0倍、PBRは4.34倍(PERとPBR
  • 地政学リスクあり。海外売上高比率が69%
  • 半導体関連銘柄

目論見書の想定仮条件は1,230円。初値予想は1,170円 ~ 1,270円としました。
予想利益は-6,000円~4,000円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。

カブスルはパスする予定です。IPOの参加の判断は慎重にどうぞ。

ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。

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  • auカブコム証券
    全体の2~3割の委託幹事に
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  • 大和コネクト証券
    全体の4~5割の委託幹事に
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企業紹介

リガク・ホールディングスは、X線回折、蛍光X線 分析、X線透過(イメージング)分析など、X線技術を中心とした最先端の分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供している理科学機器の専門メーカーです。 グループは同社と連結子会社17社、非連結子会社1で構成。

日本国内においてグループのX線回折装置(XRD)は75%の高い市場シェアを有し、国外に向けては海外売上高比率が69%(2023年12月期)

応用分野は、半導体や電子部品、電池、環境、エネルギー、ライフサイエンスなど、幅広く及んでます。

事業内容

1951年の創業から70年を超えるグループの歴史を通して、国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、中東、中国、アジアを網羅する世界各地の拠点をベースに、90ヵ国を超える世界各国においてX線技術を中心とした分析機器の開発、製造、販売、サービスなどの事業を展開。

同社の従業員数は127名、平均年齢は46.2歳、平均勤続年数は8.9年、平均年間給与は927.8万円。連結の従業員数は1,811名(2024年8月末)

リガクHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、リガクHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
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