Fusic(5256):IPO上場情報
Fusic(フュージック)は、クラウド環境を活用したシステム開発、IoT・クラウド・AI を組み合わせてデータ活用を支援するDX事業を行っている企業です。
- クラウドインテグレーション
「インフラ資源」「計算資源」「ソフトウェア資源」に関する事業。
AWSによるサーバーインフラの構築・運用から、AWSのマネージドサービスを活かしたシステム開発を行うサービス。 - データインテグレーション
企業・組織が持つ「データ資源」を解析・活用する事業。
センサーデバイスから得られる音声や画像などのデータのINPUT(IoT)、STORE(クラウドインフラ)、OUTPUT(AI/ビッグデータ解析)まで、データにまつわる様々な技術・解決策を一貫して提供するサービス。
その他に、顧客の要望に合わせて開発したシステムから汎用性の高いものを「プロダクトサービス」化して提供するサービスも。
設立は2002年5月
従業員数は2023年1月末で84名、平均年齢は32.3歳、平均勤続年数は4.1年、平均年間給与は562.5万円
FusicのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、Fusicの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
Fusicの上場日
上場日 | 2023/3/31(金) | 証券コード | 5256 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | Fusic(5256) | ||
時価総額 | 24億円(公開価格で計算) 78.4億円(初値で計算) |
Fusicのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/3/15 (水) ~ 3/22 (水) |
||
---|---|---|---|
仮条件 | 1,830円~2,000円 (抽選資金:18.3万円 ~ 20万円) | ||
当選口数 | 3,450口 | ||
発行済株式数 | 1,200,000株 | オファリングレシオ | 28.7% |
公募株数 | 200,000株 | 売出株数 | 100,000株 |
吸収金額 | 6.9億円 | O.A分 | 45,000株 |
仮条件決定日 | 3/13 (月) | 公開価格決定日 | 3/23 (木) |
購入期間 | 3/24 (金) ~ 3/29 (水) | ||
備考 |
東京証券取引所グロース市場および福岡証券取引所Q-Boardへの上場 |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
Fusicの公開価格と初値
仮条件 | 1,830円~2,000円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 2,000円 | 初値 | 6,530円 |
騰落率 | 226.50% | 倍率 | 3.27倍 |
初値売り損益 | 453,000円(6,530円 - 2,000円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
Fusicの初値予想と予想利益
Fusicの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
1,830円 ~ 2,000円
※抽選資金:18.3万円 ~ 20万円
上限は9.3%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
3,000円 ~ 4,000円※3/14 修正
(1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 10万円~20万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 1,830円あたり ※抽選資金:18.3万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,740円 ~ 3,660円 (1.5倍~2.0倍) |
予想利益 | 9.1万円~18.3万円 |
初値予想アンケート
Fusic(5256)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(2,000円)を基準価格に修正しています。
有効回答:391票 投票期限:2023/3/30 (木) 23:59までFusicの主幹事と幹事証券
FusicのIPOを取り扱っている証券会社です。
Fusicの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 SBI証券 |
86.96% | 300,000株 | 1,800口 |
SMBC日興証券 | 1.74% | 6,000株 | 6口 |
みずほ証券 | 1.74% | 6,000株 | 6口 |
大和証券 | 1.74% | 6,000株 | 6口 |
岡三証券 | 1.30% | 4,500株 | 4口 |
松井証券 | 0.87% | 3,000株 | 21口 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 3,000株 | 3口 |
東海東京証券 | 0.87% | 3,000株 | 3口 |
東洋証券 | 0.87% | 3,000株 | 0口 |
丸三証券 | 0.87% | 3,000株 | 0口 |
FFG証券 | 0.87% | 3,000株 | 0口 |
極東証券 | 0.43% | 1,500株 | 0口 |
大和コネクト証券のネット抽選分は、1口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
委託幹事である岡三オンラインとSBIネオトレード証券は、委託数が公表されていません。
現金8,000円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。委託幹事で穴場のauカブコム証券。ポイントが貯まるSBI証券
Fusicの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2022年6月 | 2021年6月 | 2020年6月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,124,080 | 762,231 | 631,257 |
経常利益 | 70,788 | -42,888 | 33,307 |
当期利益 | 44,027 | -25,954 | 13,303 |
純資産 | 246,522 | 202,383 | 227,678 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 44.03 | -25.95 | 66,519.74 |
BPS※ | 245.75 | 201.72 | 1,138,390.45 |
前期比(売上高) | 47.5% | 20.7% | ― |
上位株主とロックアップ情報
Fusicの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
納富貞嘉 代表取締役社長 |
335,000株
31.48%
|
50,000株 | 180日 |
濱﨑陽一郎 代表取締役副社長 |
335,000株
31.48%
|
50,000株 | 180日 |
NSMC株式会社 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
140,000株
13.16%
|
- | 180日 |
HSMC株式会社 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社 |
140,000株
13.16%
|
- | 180日 |
株式会社フィックスターズ |
20,000株
1.88%
|
- | 180日 |
新田寛之 |
15,000株
1.41%
|
- | |
江上喜朗 |
15,000株
1.41%
|
- | |
小田晃司 従業員 |
5,000株
0.47%
(5,000)
|
- | 180日 |
櫻川幸三 従業員 |
3,600株
0.34%
(3,600)
|
- | 継続保有 |
杉本慎太郎 従業員 |
3,400株
0.32%
(3,400)
|
- | 継続保有 |
直近の類似IPOの上場結果
Fusicと同じホットワードのIPOの上場結果です。
「DX支援」のIPOの直近の結果です。
- 2023/03/28 モンスターラボHD…
初値売り損益:33,000円
(騰落率:45.83%、倍率:1.46倍) - 2022/04/12 サークレイス…
初値売り損益:160,000円
(騰落率:222.22%、倍率:3.22倍) - 2021/12/10 フレクト…
初値売り損益:326,000円
(騰落率:127.84%、倍率:2.28倍) - 2021/09/29 プロジェクトカンパニー…
初値売り損益:85,000円
(騰落率:32.08%、倍率:1.32倍) - 2021/09/22 コアコンセプト・テクノロジー…
初値売り損益:354,000円
(騰落率:101.14%、倍率:2.01倍)
Fusicと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
FusicのIPO分析
学術研究機関や企業の先端技術分野の研究開発に高い専門性と提案力を武器に伴走し、そこで得た先進技術の実績と知見を、全国の大学・自治体や九州・福岡の地域企業を中心に展開する流れを推進することで、社会全体のDX推進に貢献。
成長戦略として、AI/IoTを活用してデータを中心に捉えたビジネスへの変革を支援するデータインテグレーションサービスの拡大を図るよう。
DXレベルという用語が目論見書にありました。面白いですね。
- DXレベル0:容易に変更や拡張することが困難なレガシーシステムが基盤
- DXレベル1:「人が作業すること」を前提に設計され たりしているものであり、「IT技術に多くを任せること」を前提に業務を見直し、大幅な生産性向上や新たな価値創造に資するデータ蓄積が行われていない
- DXレベル2:それを乗り越えた一部の企業・組織においても、次のレベルとしてデータを活用した企業価値の向上という新たな課題に直面
売上高は順調に伸びています。
第18期(2021年6月期)に経常損失がでていますが、今後の事業拡大を意図した積極的な人材採用に伴う、人件費、人材採用費が増大したことによるもので、特に問題はなさそう。
SBI証券主幹事、DX支援(情報・通信業)、吸収金額を小さく抑える、この3つが揃っていると初値はほぼ例外なく上昇しています。
31日は3社同日上場ですが、他の2社はIPO的にはやや弱く、3月IPOラッシュのラストを奇麗に飾れるIPOとなるかも。
やや強気の評価としましたが、仮条件の設定価格が弱ければ評価もひとつ下げるかもしれません。
参考までに
評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。
- IPOで人気のある「DX支援」事業(データ)
- 業績が好調(決算情報)
- 上場による知名度アップで、業績への貢献期待
- 需給が絞られており初値が上昇しやすい
- 市場からの吸収金額が6.9億円と小さい(IPOデータ)
- 従業員の積極的採用で売上拡大を狙う
- 【3.14追記】仮条件が9.3%も上振れして決定でひと安心
- 同業他社が多い
- 想定価格と前期実績によるPERは41.6倍と高い
- オファリングレシオが28.7%とやや高い(IPOデータ)
- 同日に3社が上場。3月後半のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇
- 上位株主は役員関連。売り圧力が低い
- 上場市場のグロース市場が上場日に崩れないことを願う
3.14追記。仮条件が想定発行価格(1,830円)より9.3%の上振れ決定(1,830円 ~ 2,000円)したので、初値予想を3,000円 ~ 4,000円に修正。予想利益は10万円~20万円です。
目論見書の想定仮条件は1,830円。初値予想は2,740円 ~ 3,660円 としました。
予想利益は9.1万円~18.3万円です。
公募割れリスクは低いと思われるIPO。
カブスルは積極的に幹事証券から参加して当選を狙います!
ブックビルディングの参加スタンスは Twitterにて発信しています。
庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)