モンスターラボホールディングス(5255):IPO上場情報
モンスターラボホールディングスは、グループのメイン事業として主に大企業や自治体に対して、事業課題や新規事業のニーズに合わせてDXを支援する「デジタルコンサルティング事業」を展開している企業です。その他にRPAツール、音楽配信事業等のプロダクト事業も。
同社グループは、同社、国内子会社5社、海外子会社23社で構成され、20の国と地域に展開。
デジタルコンサルティング事業
クライアントのデジタル戦略立案から始まり、デザイン、システム開発、さらにデータ解析、プロセス最適化までワンストップでクライアントのDXの包括的なサポートを行っています。
世界20の国と地域、33都市で事業を展開。
売上高の約95%を占めるメイン事業。
その他事業
店舗向けBGMサービスの「モンスター・チャンネル」、中小企業・自治体向けRPAソフトウェアの「RAX」などを展開。SaaS型サービス。
設立は2006年2月
同社の従業員数は2023年1月末で40名、平均年齢は39歳、平均勤続年数は3.6年、平均年間給与は858.8万円
モンスターラボHDのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、モンスターラボHDの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ
モンスターラボホールディングスの上場日
上場日 | 2023/3/28(火) | 証券コード | 5255 |
---|---|---|---|
市場 | 東証グロース | 業種 | 情報・通信業 |
Webサイト | Webサイト | 単元株 | 100株 |
Yahoo!ファイナンス | モンスターラボホールディングス(5255) | ||
時価総額 | 241.2億円(公開価格で計算) 351.8億円(初値で計算) |
モンスターラボホールディングスのブックビルディング内容
ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。
ブックビルディング期間 |
2023/3/10 (金) ~ 3/16 (木) |
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仮条件 | 660円~720円 (抽選資金:6.6万円 ~ 7.2万円) | ||
当選口数 | 59,728口 | ||
発行済株式数 | 33,501,950株 | オファリングレシオ | 17.8% |
公募株数 | 1,800,000株 | 売出株数 | 3,393,800株 |
吸収金額 | 43億円 | O.A分 | 779,000株 |
仮条件決定日 | 3/9 (木) | 公開価格決定日 | 3/17 (金) |
購入期間 | 3/20 (月) ~ 3/24 (金) | ||
備考 |
【3.9追記】売出数は240万株 → 339万3,800株へ増加。OA株は63万株 → 77.9万株へ増加 【3.17追記】売出は、国内1,816,200株、海外1,577,600株(海外販売の割合 46.5%) |
※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選管理がカンタンに。 - IPOのメール通知システム
ブックビルディングの開始時にメールが届く。
モンスターラボホールディングスの公開価格と初値
仮条件 | 660円~720円 | ||
---|---|---|---|
公開価格 | 720円 | 初値 | 1,050円 |
騰落率 | 45.83% | 倍率 | 1.46倍 |
初値売り損益 | 33,000円(1,050円 - 720円)× 100株 |
※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
モンスターラボホールディングスの初値予想と予想利益
モンスターラボホールディングスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。
仮条件と初値予想
仮条件 |
660円 ~ 720円
※抽選資金:6.6万円 ~ 7.2万円
上限は16.1%上ブレ↑ |
---|---|
初値予想 |
710円 ~ 1,020円※3/9 修正
(1.0倍~1.4倍) |
予想利益 | -1,000円~3万円 |
想定価格と初値予想
想定価格 | 620円あたり ※抽選資金:6.2万円あたり |
---|---|
初値予想 | 605円 ~ 870円 (1.0倍~1.4倍) |
予想利益 | -1,500円~2.5万円 |
初値予想アンケート
モンスターラボホールディングス(5255)の初値予想アンケートに、ご協力をお願いします。
公開価格(720円)を基準価格に修正しています。
有効回答:287票 投票期限:2023/3/27 (月) 23:59までモンスターラボホールディングスの主幹事と幹事証券
モンスターラボホールディングスのIPOを取り扱っている証券会社です。
モンスターラボホールディングスの割当数とネット抽選の当選数
目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。
割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。
証券会社 | 割当率 | 割当数 | ネット 抽選分 |
---|---|---|---|
主幹事 大和証券 |
97.89% | 5,846,800株 | 5,846口※ |
楽天証券 | 0.70% | 42,000株 | 420口※ |
SBI証券 | 0.70% | 42,000株 | 252口※ |
アイザワ証券 | 0.70% | 42,000株 | 42口※ |
大和コネクト証券のネット抽選分は、584口あたりが想定されます。(大和証券の約1%)
※海外売出し1,577,600株分が含まれているので、実際のネット抽選分は数値より低いです。
楽天証券の抽選倍率は、147倍でした。
現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンラインと松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券。
モンスターラボホールディングスの決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年12月 | 2020年12月 | 2019年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 2,852,153 | 3,983,847 | 2,828,355 |
経常利益 | -849,979 | 216,550 | -632,632 |
当期利益 | -5,090,587 | -1,605,314 | -1,501,073 |
純資産 | 3,726,350 | 5,805,881 | 2,912,740 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | -188.71 | -70.41 | -3,846.15 |
BPS※ | 124.84 | 220.09 | 6,914.62 |
前期比(売上高) | -28.4% | 40.9% | ― |
連結 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2021年12月 | 2020年12月 |
---|---|---|
売上高 | 9,346,424 | 7,419,718 |
経常利益 | -3,089,871 | -1,549,117 |
当期利益 | -3,053,307 | -1,274,098 |
純資産 | 3,752,382 | 3,161,378 |
EPS※ | -113.18 | -55.88 |
BPS※ | 125.71 | 119.84 |
前期比(売上高) | 26% | ― |
上位株主とロックアップ情報
モンスターラボホールディングスの上位10名の株主構成、ロックアップの情報です。
株主名 | 株数 | 売出数 | ロック アップ |
---|---|---|---|
JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 VC |
6,849,300株
19.37%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
鮄川 宏樹 代表取締役社長 |
5,529,950株
15.64%
|
322,800株 | 180日 |
株式会社DGベンチャーズ VC |
2,187,850株
6.19%
|
1,064,600株 | 90日/ 1.5倍 |
日本郵政キャピタル株式会社 CVC |
1,713,000株
4.84%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
株式会社パソナ |
1,121,750株
3.17%
|
1,121,700株 | 90日/ 1.5倍 |
Nathanial Trienens |
815,400株
2.31%
(250,000)
|
- | 180日 |
株式会社山陰合同銀行 |
642,600株
1.82%
|
- | 90日/ 1.5倍 |
イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合 VC |
561,000株
1.59%
|
187,000株 | 90日/ 1.5倍 |
Calvin Rodney Sylvinus Hart |
559,800株
1.58%
|
- | 180日 |
鈴木 澄人 |
552,850株
1.56%
|
10,000株 | 180日 |
- 公開価格は720円。ロックアップ解除となる株価(1.5倍)は、1,080円
- 90日のロックアップ期間は、2023年6月25日まで
- 180日のロックアップ期間は、2023年9月23日まで
直近の類似IPOの上場結果
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「ダウンラウンド」のIPOの直近の結果です。
「DX支援」のIPOの直近の結果です。
- 2022/04/12 サークレイス…
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初値売り損益:354,000円
(騰落率:101.14%、倍率:2.01倍) - 2021/07/29 デリバリーコンサルティング…
初値売り損益:52,200円
(騰落率:54.95%、倍率:1.55倍)
モンスターラボホールディングスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。
モンスターラボホールディングスのIPO分析
M&Aをこなし、売上高の伸びは好調。
2022年第三四半期に調整後営業利益ベースで、黒字転換と書かれています。通期では674百万円の赤字の見込み。
通期での黒字化は、2023年12月期の業績予想で883百万円のプラスとありますが、まだ期間があるため何ともいえず。
プロジェクトに従事する人員に対して月額で請求するモデル。人員が増加する毎に売上が上がっていくため、売上が拡大するビジネス。
グローバルにDX事業を展開。
2022年12月期における海外売上高比率は48.88%。
IPOの評価はなかなか悩ましいです。
確かに売上高は伸びているんですが、赤字額が大きい。2023年12月期の業績予想通り、通期で黒字化転換していけるのか?
悩ましいせいか、前回調達時より時価総額(価格)が低いダウンラウンドとなっています。価格は約3割のダウン。
昨年末からダウンラウンドのIPOが増えましたが、初値の結果は悪くないんですよね。お買い得感があるのかも。
事業の将来性をとるのか、現状の業績をみるのかで評価が分かれそうなIPO。仮条件の決定価格も参考にしたいです。
【3.9追記】仮条件は想定価格より上限価格で16.1%上振れ。
価格が上昇したからか、上位株主のパソナの売出数は54万5,800株から112万1,700株とほぼ全て売出しへ。OA株も18%増加。
市場からの吸収金額が43億円と荷もたれ感が大きくなりました。(当初は29.9億円)
参考までに
評価は下記を考慮して、中立の「B」に設定しました。
- 売上高はM&Aをこなし右肩上がり。FY2022Q3で黒字化
- 2023年12月期の業績予想(前期比)は、売上高 17,441百万円(+22.2%)、親会社の所有者に帰属する当期純利益 883百万円
- IPOで人気のある「DX支援」事業(データ)
- 購入単価が低いIPOが好調(抽選資金による実績)
- オファリングレシオが14.4%と低い(オファリングレシオによる実績)
- グローバルオファリング(海外販売)あり。海外販売比率は46.5%
- 【3.9追記】仮条件が16.1%も上振れして決定
- 市場からの吸収金額が43億円と大きい(吸収金額による実績)
- 新株予約権に係る潜在株式数は3,658,750株で、発行済株式総数の11.5%に相当。
- 同日に3社が上場
- 前回の資金調達時よりも低い時価総額(価格)で株式を発行するダウンラウンドのIPO
- ベンチャーキャピタルの保有株が多く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除
- 想定価格と2023年12月の予想実績(連結)によるPERは23.2倍
3.9追記。仮条件が想定発行価格(620円)より16.1%の上振れ決定(660円 ~ 720円)したので、初値予想を710円 ~ 1,020円に修正。予想利益は-1,000円~3万円です。
目論見書の想定仮条件は620円。初値予想は605円 ~ 870円としました。
予想利益は-1,500円~2.5万円です。
カブスルは幹事証券にてIPOに参加します。
落選しても次回以降の当選チャンスに活かせるポイントが付与されるSBI証券がおすすめです。
追加の委託幹事として、CONNECTが決まりました。
委託幹事は目論見書に掲載されないので気づかれず、CONNECTの認知度もまだ低いので狙い目です!(カブスルは2回当選)
抽選資金に余裕があれば、楽天証券でも参加しておきたいです。
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庶民のIPO限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設がまだの方は お得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)